唯識とは瑜伽行派が唱える心の構造および存在論といったところか。識一元論で心を八識という8つの識で捉える。いわゆる5識と意識、さらに末那識、そして阿頼耶識というように。そして、奢摩他と毘鉢舎那という瑜伽行で修行に励めば、心の汚れが除去されていき、最後に、磨かれた鏡のように真如が完全な相として輝き現れるらしい。確か大乗起信論では熏習で香りが移るように心が変わるようだったが、唯識の場合は鏡が磨かれるような感じだろうか。難解な話で私はちゃんと理解できなかったが、察するによく整理されているのだろうと思う。
ダンディと言えば、ちょい悪オヤジのジローラモさんを思い出す。私自身はダンディになりたいとも思わないし、ダンディになれるとも思わない。そして、憧れるのはダンディではなく、どちらかと言えばジェントルマン(いわゆる英国紳士)に憧れる。本書ではダンディな人物たちが取り上げられており、オモシロ人物伝になっている。なかなか面白かった。
社会主義者としてのウィリアム・モリスに焦点を当てた著作。モリスの社会主義は国家社会主義ではなくて、共同体社会主義という主張らしい。英国にはフェビアン協会とか社会主義のいろいろな形態があって面白い。私がこの本を読もうと思ったのは、AIの進歩によって人間の労働がAIに奪われるという危惧があったからだ。労働の喜びを謳うモリスにその答えを見出だせないかと思ってのことだ。数学者や作曲家がAIに仕事を奪われそうな昨今、数学する喜びや作曲する喜びを人間から奪っていいのかと思っている。



















































