2022年11月30日水曜日

NEWS2022.11


10月31日(月)
とりあえず、ルラが勝って良かった。

過去最大っすか。

私、障害のある子に関してはアニメ『サウスパーク』を見ていろいろ勉強になったでござる。大変下品なアニメだけれど、大したものだと思う。

11月1日(火)
やっぱり、そうなるよなあ。

インクルーシブになるには程遠い。いや、インクルーシブになってないから、そういう発想になるんだろうと思う。

11月2日(水)
中国のテクノロジー、凄いっす。

東京都庁の件、日本の役人は立派にアイヒマンになれますなあ。「ヒトラーに逆らって虐殺をやらない」なんて発想は日本の役人には無理なんだろう。イサミの話の中で野間氏が軍隊や暴力の話をしていたが、シャーロッツビルの件を思い出した。しかし、武装化する話をあまり公に言うのは憚れるなあ。

11月5日(土)
円安で儲かる企業もあるんだなあ。なるほど連合などもそれに含まれる可能性が高い訳か。それにしても一人当たりのGDPで日本は台湾にも負けたんだなあ。先週か先々週だったかに、宮台さんが懸念してた通りじゃないか。野口先生のインターネットが組織と組織を繋ぐ技術という話は非常に分かりやすかった。それにしても、国が没落する時というのは何もかもがダメになっていくんだなあ。


11月9日(水)
フェイスブックの業績不振が続く。コロナ禍の所為だと言っているけど、メタバースの不振が原因ではないのだろうか?最近、インスタグラムもノイズが多くてあまり好ましくないと感じる。フェイスブック、かなり先細りする可能性が高い。

虎ノ門ニュースは見たことがないが、終わったのは良かった。『仮面ライダーブラックサン』なるものを知らなかったが、いろいろと込められた意味があるのを知ることができて参考になった。


11月10日(木)
エルピーダメモリ、ジャパンディスプレイなど国が支援(産業再生機構)が行ってきた産業再生は尽く失敗してきたと思う。事業が上手く行かず自ら命を絶ったりしたケースもあった。今回もかなりリスクが高いように思う。ただ、今までと少し事情が異なるのは米中摩擦が絡んでいることだ。米国は半導体は同盟国内で賄いたいと考えている。コンピュータは神経に相当するが、そこにスパイが紛れ込んだらどうしようもないからだ。もちろん、経済競争においても半導体は重要な製品だ。もし、私が米国なら、半導体の核は米国内でのみ生産する。あるいはアングロサクソン圏内だけか。日本などは情報が中国に筒抜けになるだろうからあまり信用がおけないし、日本からウィルスが紛れ込むかもしれない。とはいえ、経済的には、そう重要ではない付加価値の低い安価な部分は日本にやらせたいかもしれない。いずれにしても、今までのような杜撰なやり方では日本は世界に通用しないと思う。しかし、日本のそういう企業文化・政治文化・情報文化を変えるのは至難の業だと思える。

11月11日(金)
虎ノ門ニュースが終了したのはこれが原因だったのか。

11月12日(土)
米国の中間選挙、まだ結果は出ていないけど、とりあえずトランプ旋風が思ったほど巻き起こらなくて良かった。キャンセルカルチャーの意味を知れて勉強になった。

円安の件。この週末にかけてものすごく円高に振れた。これはよく分からないなあ。正直、驚いた。さすがに日銀の介入だけではここまで円高には振れないと思う。米の利上げが減速するとの予測が強いということか。なかなか予測するのは難しいし、それが面白いとも言える。とはいえ、日本の産業のことを考えると、日本経済が下降していくのはそう簡単に変わらないと思う。なので、日本が再生するためには、日本は産業構造を変えて、これまでの日本から変わらなければいけないと思う。


世界がとても複雑になってきているのを感じる。知識社会というのは社会が大脳化することなんだろうから、複雑になるのは当然なんだろうとは思う。一方で知識社会以前の社会、工業社会的な近代社会をベースに考えて、それに戻ろうとする人たちもいると思う。それは比較的単純な世界だ。単純なピラミッド構造でスッキリしている。しかし、知識社会では神経網が縦横無尽にあちこちのノードを横断・錯綜するような複雑なリゾーム構造を形成する。結局、炎上というのは古い頭に対して新しい神経網を横断させたときに新しい価値感が生じて、そのことに対して古い頭がショートを起こすようなものだと思える。古い考えを捨てるか、その新しくできた神経網を断ち切るかのどちらかを選択するしかなく、それが闘争を起こしている。SNSは人々の意識をそこへ集める。フェイスブックは内輪向けだし、ツイッターは軽快で軽薄な外向けだ。フェイスブックはひとをコントロールしやすくする。一方、ツイッターはあまり儲けにならないし、デマや悪意が野放しにされやすい。今後、SNSがどういう方向に向かうのか分からない。プラットホームが分散していく傾向にあるのかもしれない。世界が複雑になり多重多層になりSNSが分散すれば炎上も私たちが今思っているほど大きなものではなくなるかもしれない。マスメディアが炎上のサイズを決めるかもしれない。しかし、そのマスメディアそのものに対する人々のサイズ感も縮小していくのではなかろうか。ただし、中国のような社会では国家権力が絶対的な力を持つので逆方向に向かう。結局、自由主義圏では自治でそれぞれの地域コミュニティが決定するようになるのではなかろうか。しかも地域コミュニティに縛られない人が増えていくだろうから、コミュニティの結束力は以前ほどは強くならないと思う。世界は複雑で多重多層で玉虫色で人知では容易に計測できなくなるかもしれない。人と人との繋がりがその人を既定するのかもしれないが、すべてがそうなるとも言えない。

11月13日(日)
ドイツでもそうくるかあ。

11月15日(火)

大量解雇の話の後だから批判をかわすためかもしれないね。

11月16日(水)
世界人口だが、ハンス・ロスリングの『ファクトフルネス』によると、ずっと増え続けるわけではなくて、110億人くらいで頭打ちになるらしい。

だんだん子どもができなくなってくるのだろうか?映画『トゥモロー・ワールド』がそんな世界を描いていたが、そうなってくるのだろうか?そういえば『侍女の物語』も子どもができにくくなった世界だったはず。それにしても、原因は何だろう?ただ、地球上に人類が増えすぎるのも問題なんだろうけど。




11月18日(金)
Googleでも人員削減の話が出ているらしい。メタが業績不振なのはメタバースの所為だと思っていたが、AmazonやGoogleも業績が悪いのだろうか?あるいは、ITで技術革新できることに行き詰まりや翳りが出てきたのだろうか?


円安の件。先週末から円高に振れたままだった。少し円安になったけど140円ちょうどくらい。まだまだ、どうなるかは分からない。

ツイッターが揺れている。イーロン・マスクによって。SNS自体は善でも悪でもない。一方、よく知らないのだが、仮想通貨も揺れているらしい。仮想通貨もそれ自体は善でも悪でもない。ちゃんと使えば世の中が便利になる。しかし、運用する人間に悪意があると問題が生じる。ツイッターにヘイトが溢れるようになったら、ツイッターから退去するしかないんだろうなあ。別のSNSを探すしかない。トランプがツイッターを追い出されたら、自分のSNSを立ち上げたのと同じだ。正義が必ず勝つわけではない。そのとき強い方、多い方が勝つという感じ。そう考えると虚しい。

日本人の多数派ってヤバいんだろうなと思う。しかし、少数派であることを宣言すると凄まじん同調圧力で多数派が少数派を潰しにくると思う。少数派は連帯することが大事だと思うけど、その一方で正面から戦うよりも側面から戦う方が良いかもと思ったりもする。それは情けないことではあるけれど、圧倒的多数派の前で少数派はそうせざるをえないのかもしれないとも思う。とにかく、日本の外部と繋がっておくことが大事だと思う。日本の外部と繋がっていれば、日本の多数派とてそうおいそれと少数派を潰せないという気がする。

11月22日(火)
残念。宇宙開発に失敗はつきものなので仕方ないか。

マイクロソフトのメタバース事業が手堅いのかどうかはちょっと疑問があるけれど、全体としてマイクロソフトが強いのは確かだと思う。Googleが期待を裏切り続ける一方で、かつて批判の矢面に立つことが多かったマイクロソフトが逆にユーザの支持を集めるような施策をとることがここ何年か多かった。フェイスブックが失墜しつつある今、フェイスブックと入れ替わりにマイクロソフトが入ることで、GAFAからGAMAに変わるのではないかと思う。そもそもマイクロソフトがGAFAに入っていないことの方が本来おかしかったとも言える。GAMA。トランプのMAGAと綴りが似ているなあ。

11月23日(水)
HPも人員削減か。

トランスヘイトの勉強になった。滝本太郎弁護士といえば、私などはオウム真理教事件の弁護士というイメージなのだが。トランスジェンダー問題についてはエミコヤマさんのレクチャーを聴けたらいいのになあ。

11月26日(土)
昨今の中国の動静を考えると何で民進党が大敗するのか実は私にはよく分からないのだ。台湾政治に詳しい人に聴きたいでござる。

宮台さんのリベラルの話は大変勉強になった。ところで、アメリカのナショナル・アイデンティティはサミュエル・ハンチントンの『分断されるアメリカ』で指摘されているアングロ・プロテスタント文化のことだと思う。ヒスパニック人口が増えることでそれが脅かされるというのが一番大きいのではないかと思う。

サッカーのワールドカップが始まったらしい。元々、サッカーに興味は無かったが、今は以前以上にサッカーを見なくなった。なので、ドイツvs日本も見なかった。それに私はそもそもワールドカップだからといって日本を応援することも無かった。私が好きだったのはドイツだったり、アルゼンチンだったりだった。あるいは韓国。韓国のカウンターからの総出の駆け上がる速攻は見ていて面白かったし、ドイツのショットガンのようなヘディングや力強いシュートは気持ち良かった。アルゼンチンの中盤のパス回しは器用で美しく本当に芸術的だった。ところが日本のサッカーときたら、守備的で面白くなかった。ゲームは攻撃しないと勝てないのに、守備の時間の方が長い。サッカーというゲームは得点も少なく、観客は非常にストレスが溜まる。だから得点したときの興奮も大きくはなる。しかし、負けるとストレスが溜まったままだ。守備ばっかりでウジウジしたプレイをした挙げ句、最後まで全然得点できないとストレスが大変大きくなる。なので、私は日本のサッカーが好きではない。日本のサッカーは守備ばっかりで、相手が攻撃に寄りかかりすぎてポッカリ空いた隙を突くというサッカーに私には感じられた。そのため得点しても日本の攻撃の仕方がショボいと感じられるのだ。そんなわけで私は日本のサッカーを見なくなった。日本のサッカーは私の好みではないのだ。ちなみにアメリカのサッカーは面白いと思ったことがある。どこが面白いかというと粘り強いのだ。意外と最後まで諦めない。ブラジルのサッカーもあまり好きではない。彼らはサッカーに慣れているからなのだろうけど、私から見るとダラケているように見える。しかもファウル狙いの痛がる演技が酷い。大の男が大げさに痛さをアピールしていて嫌だ。もちろん、本当に痛い場合もあるだろう。選手生命に関わる怪我だって多いわけだから。それでもやっぱりアピールのための痛がりが多過ぎる。ああいうサッカー文化は私はあまり好きじゃない。そんなわけで最近はあまりサッカーを見なくなった。

円安の件。140円前後でほぼ止まっている。日銀が介入しているのか、米国の金利政策の所為か、おそらく、その両方だと思う。いずれにしても、日本の産業の競争力がどんどん落ちていることに変わりはない。競争力を高めるために産業構造の転換を進めるしかないのだが、日本の政治がそれを阻んでいるのだろう。政治が変われないのは民主主義国の場合は国民に責任がある。

米中経済戦争の件。半導体が米国と中国で分断されつつある。究極的にはCPUが米国製と中国製に分かれることになるのかもしれない。それがさらに推し進められれば、OSが米国製と中国製にさらに分かれるのかもしれない。中国経済の影響力が大きいので東アジアでは中国市場を無視できないかもしれない。日本や韓国はどちらを選ぶのか選択を迫られる日が来るかもしれない。21世紀はオープンソースで世界中のエンジニアがLinuxなどインターネットテクノロジーを構築してきたが、今後はそれが分断されるかもしれない。分断は非効率で不合理なことだし、人類の技術の進歩にとっても妨げ以外のなにものでもないのだが。

日本に関しては、最早、復活は無理だと思う。繰り返しになるが、個人としては日本の外部と繋がっていることが非常に大事になってくると思う。日本の中だけを見て育ち暮らしているといろいろ問題だと思う。

11月28日(月)
NHK日曜討論で議論していてほんの少しだが部分的に見た感じでは、ほとんどの与野党が防衛費の増額に賛成していたように思う。ただし、財源の問題も指摘しつつ。私はそもそも防衛費の増額には反対だ。適切なものに支出されていると思えないからだ。結局、米国の買って欲しいものを買ってきたため、本来の日本の防衛や防災に適したものに支出してきたと思えないのだ。増額ではなく、まず同額で内容の見直しを検討すべきだと思う。
 
日本の少子化は避けられない。

11月29日(火)
命に別条がなくて良かった。しかし怪我の程度や具合が分からないので心配。とにかく、早く回復して元気な姿を見られることを願う。それと犯人が早く捕まってほしい。それにしても、何度も切りつけられて本当に大変だったと思う。宮台さんも人間で不死身というわけではないから、心身に後遺症が残らなければいいが。

11月30日(水)
私のイメージでは創造的破壊という言葉を使った経営者で、この頃はまだ危機感を持っていたと思う。今となっては手遅れで日本の家電・電機業界は没落してしまった。

Colabo仁藤夢乃さんの件だけど、この暇空茜の件とは別に、米山隆一さんや室井佑月さんの件、セックスワークやAVの件で、ラディカルフェミニズムの立場(セックスワークやポルノに反対の立場)で彼らに対して誹謗しているので正直感心していない。本件では女性差別されている側だが、別件ではセックスワーカーやポルノ業界を差別する側に回っているのではないかと危惧している。フェミニストがトランス差別するのにちょっと似ている。なので、やや冷ややかに私は見ている。後半のサイバースペース独立宣言の話は勉強になった。

今週は宮台さんが暴漢に襲われた事件が衝撃だった。

週末は仕事のストレスでダウンしてしまった。インフルエンザ級に身体にこたえた。寝込んでしまった。結局、現場に矛盾が押し付けられて、現場がストレスに晒されるという話。その矛盾を現場レベルでどう解決するかに知恵を絞らねばならない。そもそもは管理側が上流で問題をこちらに回さずに別に置くべきなんだが、頑としてそうしない。そのため現場は矛盾に苦しめられる。

ストレスで頭が回らないけど、今月を振り返ってみる。テック産業が大量解雇をしている。一方、半導体産業が米中対立を軸に再編しようとしている。米国の中間選挙でトランプの人気に少し翳りが見え始めている。アジアではやや中国寄りに動いているのではないかと台湾の統一地方選の結果で感じた。日本は円安が迷走している。もっと円安に進むかと思ったら、意外にも円高に振れた。日本は産業構造の改革が少しは進むかと期待したが、このまま何も変わらずに没落するのかなあと思うようになった。政治も自民党の支持率は下がっているが、リベラルの支持が上がっているわけではない。むしろ、自民党よりももっと怪しい保守政党の支持率が上がる可能性が高い。有権者の政治の知識レベルが低いのが原因だ。今後も知識レベルが上がるとは期待できない。なので、日本は今後も雰囲気政治が続くと思う。「雰囲気的に良さそうだ」というイメージで政治の人気が決まる。そして、意思決定もロジカルでも無いし、意思決定プロセスも記録として残さないのだろう。雰囲気を見て決めていくといういい加減さを続けていくのだろう。もう、個人が頑張っていくしかない。