2026年6月29日月曜日

今月読んだ本2026.06

 
ナポレオン 上: 英雄の野望と苦悩』(エミール・ルートヴィヒ)
本書はナポレオンの伝記であり歴史書である。本書はその上巻。ナポレオンの出生から嫡子誕生までが描かれている。 ナポレオンの家族、ジョセフィーヌ、ナポレオンを取り巻く部下たち、ナポレオンの敵たちが登場する。ただ、軍事面でのナポレオンはそれほど詳しくは描かれていないように感じられる。とはいえ、ナポレオンの残した手紙が頻出しており、ナポレオンの人となりがよく分かる。楽しく読める本になっている。
 
 
ウパニシャッド』(佐保田鶴治)
とりあえず読んでみた。本全体はあまり統一感はないように思う。複数の著者が相異なる複数の見解を示しているとも思える。ともかく、概ねアートマンとブラフマンの話である。基本的にはヨーガは輪廻から解脱するのが目標だと思うが、具体的にそれはどういうことかはいまひとつ分からない。「梵我一如」というのもその中のひとつのように思える。ただし、この言葉にあまりこだわってはいけないように思う。思った以上にヨガは仏教に近しいように思う。仏教も解脱が目標だが、具体的にそれがどういうことかは明示されていないと思う。
 
 
ヨーガの宗教理念』(佐保田鶴治)
佐保田鶴治さんが各所で書いた論文を集めて一冊にしたもの。科学や宗教に対する見解、インドの有名なヨーギーの伝記、ヨーガの概論、般若心経の解説などが収められている。佐保田さんの思想が分かる本と言っていいかもしれない。なお、彼らの伝記を読むと有名なヨーギーたちは厳しい瞑想修行の結果というよりも天賦の才能で三昧の境地(忘我状態)に到達したように思われる。そして、その三昧の境地なるものがどういうものかはいまひとつ分からない。