市場の中でのネオアカの位置について考えてみたいと思います。そこで下図を作成してみました。しかし、この図ですが、実は自分でもちょっと満足していません。単純に分けられないからです。ですので、あくまでこれは1つの極端な目安であって、実際とはちょっと違うと思っています。ですが、まあ、市場をイメージするためにはこういう図は必要だと思います。
さて、ネオアカですが、図では分かりやすくするために大きく書きましたが、実際にはもっと小さいです。前回でも書きましたが、ネオアカはかなりの少数派です。別にニッチを狙ったわけではありません。自分たちの主義思想、ネオアカらしさを考えたら、結果的にニッチになってしまったというのが本当のところだと思います。
ネオアカは
ニューアカに近い位置にいる
と考えています。ネオアカはいわゆる未成熟を是とするオタクではなく、
成熟した大人
を志向しています。この点では
東浩紀系とは対照的
かもしれません。ネオアカは「動物でもよし」とする東浩紀系とは違って、「大人になろう」です。ただし、宇野常寛系ともちょっと違います。今の時代、大人は減少してオタクが増えてしまいましたので、当然、ネオアカは少数派になります。
ただ、まあ、自分たちの主義思想があるので、他に対しては批判的になるかもしれませんが、市場の中で
共存や住み分けは可能だ
と考えています。批判はしますが、存在の否定まではしません。例えば、オタクたちもいつかは大人に成熟する日が来るのではないかと粘り強く期待しています。あるいは、動物化した人間を管理するために、工学的な環境管理を用いたり、擬似宗教によってコントロールしたりといったことを是とはしません。いつかは人間として成長して、しっかりした理性を持つことができると思っています。
最後に但し書きを書いておきます。図ではジャンルによる指標になっていますが、ネオアカは基本的に
ジャンルに対するこだわりはありません!!!
良いと思うものは何でも取り入れます!!!
追記:ずいぶん、オタクを批判的に書いてしまいました。「売れる」ことを考えれば、本当は言ってはいけないことなのかもしれません。でも、ネオアカはあえて言います。そして、そういうことを言えるのがネオアカの強みのひとつです。