6月2日(火)
トランプ米大統領、反ファシスト「アンティファ」をテロ組織に指定すると発言
アンティファについては、以前、シャーロッツヴィルで車で突っ込んだ極右に対して、一斉に警棒みたいな棒で反撃したデモ参加者たちを見たことがある。このとき車に轢かれた女性が死亡したはず。今回のニュース、日本では「どっちもどっち」的な捉えられ方をするかもしれないが、明らかに極右が悪いと思う。極右が暴力を行使するために、対抗策としてアンティファも暴力で反撃するしかないのだと思う。それに、今回暴動を起こしているのは本当にアンティファだろうか?別の主義思想団体では?CNNを襲うなんて、トランプ支持者ではないのか?それにしても暴力を煽るトランプは酷い。このような人物が大統領とは・・・。また、日本の大手メディアと日本の大衆については言い出すと長くなるのでここでは言及しないが、浅はかな人ほどこういうニュースでネトウヨ化が進行する。
6月5日(金)
知らない間にYouTubeでまじめな性に関する動画が増えていることに気づいた。まじめと言っても学問的とかではなくて、当事者による啓蒙動画が増えていると思う。これはスゴイことだと私なんかには思える。もちろん、それはありえないことではない。日本は無意識の国だ。見えない縛りがあって、無意識に人々はその見えない縛りを超えないように生きている。ところが、YouTubeがお金になることもあって、無意識であるがゆえに無頓着にそういった縛りを簡単に超えてしまえる。これは日本人の性に関する意識を大きく変える可能性がある。日本の学校教育は性教育を疎かにしてきたが、これを大きく改善する力を秘めている。こういう性の啓蒙動画がどんどん増えて日本人の性意識を変えて欲しいと思う。そして、改めて思う。YouTube、スゴイ!
ところで、YouTuberの共通点は、みんな、歯がキレイ!歯が白い!たぶん、みんな、ホワイトニングしているんだろうなぁ。
6月7日(日)
マル激トーク・オン・ディマンド 第1000回『ようやく見えてきたコロナの正体』
児玉龍彦氏によるコロナの話は理路整然としていて大変勉強になった。さらに現在の日本の科学技術や行政に対する評価は必見の内容だった。同時にそれは恐るべき内容でもあった。そして、児玉氏によるビデオニュースの評価には涙がこみ上げるほど感動した。「自分の足で立つ。自分の頭で考える。これを次の世代に」という言葉、まさに「これだ!」と思った。
いろいろなキーワードが印象に残った。曝露量、フィードバック、分散型などなど。専門家会議で正解は最初は少数意見だがフィードバックでだんだんそれが正解だと分かってくるという話も面白かった。空気を読むような日本の会議で問題を解決する正解が生まれるはずがない。分散型システムが問題を解決しようと失敗を恐れずにいろいろ試行錯誤してやっと結果が得られるのだと思う。もちろん、試行錯誤の中では、ダメなものもたくさん出てくるが、その中から良いものが出てくる。これは市場原理にも合致すると思う。まさに市場経済の分散型システムの強みだと思う。失敗は山ほど出てくるだろうけれど、失敗なくして成功はない。クラウドファンディングの話が出てくるのも偶然ではないと思う。
先端研が最初に取り組んだものが、徐々に他の機関にも拡がっていくというのも面白かった。ビデオニュースのような取り組みも(大変失礼な言い方で申し訳ないが)小さな小石のような取り組みかもしれないが、それが波紋のように波及して大きな波を起こして相転移のようにして日本を大きく変える可能性だってある。
やっぱり、失敗を恐れてはいけないし、失敗をあげつらう文化も良くない。過程をしっかり残してそれを検証して、新たに問題解決に生かしてゆく、ま、PDCAなんだけど、そのためにも意思決定の過程をちゃんと公文書で残して検証できるようにしていくべきなんだと思う。フィードバックという言葉はそういう問題解決のルーチンを端的に言い当てていると思う。
結局、データ主義なんだろうなあ。ハラリの『ホモ・デウス』で言っているデータ教の範疇だと思う。この話を突き詰めてゆくとAIが人間の知性をいつか上回ると思う。でも、この流れは止められないと思うし、止める方向に向かうのも間違っていると思う。でも、ホーキング博士の懸念も払拭できない。あるいは恐竜が絶滅したように人類も絶滅する運命かもしれない。人間だけが永遠不滅なんて虫が良い考えかもしれないからだ。そして生命はAIにその役割をバトンタッチするのかもしれない。世界を経験するという役割、喜びと苦痛に満ちた生という経験・・・。宇宙の終焉、ビッグクランチへ向かう折り返し点くらいで交代するのかも。
日本、中国批判声明に参加拒否 香港安全法巡り、欧米は失望も
安倍政権の対応としては驚きはない。もちろん、私としては批判声明に日本も参加してほしかった。ところで、ネトウヨたちはもはや超大国・中国を批判するだけの気概はないのかもしれない。そして、いっそう韓国を攻撃するようになるかもしれない。しかし、一人当たりのGDPで日本は韓国に抜かれた。サムスンやLGの活躍、5Gの特許数や米国大学への留学数を見ても韓国が日本を上回っていると思う。YouTubeで韓国の人たちのチャンネルを見ても日本よりオシャレだったり先進的じゃないかと思うことが多い。近い将来、日本のネトウヨは歪んだ優越感を失うことになるかもしれない。
6月8日(月)
10兆円「白紙委任」変わらず 政府、予備費半額の大枠明示
この国、ヤバい・・・。なにもかも腐っている・・・。
6月14日(日)
検察を市民社会が絶えず監視しなければならない理由
ただ、気になるのは「市民社会が監視する」とあるが、具体的にその目になるのはジャーナリズムだ。第4の権力。そして、情報の真偽を常に気にしなくてはいけない今の時代、単純に白黒の判断を下せないもどかしさと不安。常に懐疑的にならざるをえないシンドさ。その上、忙しい日常生活の中で効率良く情報を摂取しなければならない時間の無さ。いっそ、自分がピックアップしたニュースをストックしておいて人工知能にアドバイスしてもらいたい(苦笑)。「あなたはこの間までニュース界隈でこんなことを考えていたんですよ」と。なんか良い方法はないものか・・・。
6月16日(火)
性的少数者だからと解雇するのは違法 米最高裁が初の判断
今の米国最高裁でこのような判決が出たことに驚く。嬉しい驚き。
れいわ・山本代表、都知事選出馬を表明 五輪中止、10万円給付を公約
山本太郎氏の支持層は低所得者層いわゆる下層だと思う。経済政策はMMT。私はMMTには懐疑的。10万円給付などは下層が喜びそうな政策。基本的には下層ターゲットのポピュリズムだと思う。それが悪いとは言わない。民主主義なのだから自分を支持してくれそうな層にフィットする政策を提示するのは当然ではある。ただ、私自身は日本のバーニー・サンダース的な草の根運動と堅実な政策を提示する宇都宮健児氏を支持する。反小池陣営からは山本太郎が立候補することで票が割れると非難する声があるが、そういう面も多少あるとは思うが同時に支持層は案外違う気もするが、いずれにしろ当人の自由で当人なりの考えに基づいて立候補するのだからそれは致し方ないと思う。ただ、私は都民ではないので投票できないのだが。
北朝鮮が南北連絡事務所を爆破か 韓国
なんとまあ・・・。いくらなんでもやりすぎだろう。
河井案里氏秘書に有罪判決 連座制適用対象の量刑判断
この事件、選挙資金の配分が10倍違うし、あからさまに買収しろという選挙資金としか読めないわけで・・・。
「技術的不備」イージス・アショア事実上撤回 安倍政権の求心力低下不可避
なんだろう?瓦解?
6月17日(水)
中印が係争地で衝突 インド兵20人死亡
核保有国同士の衝突って怖い。まあ、カシミール紛争ではパキスタンも加わって核保有国の3ヶ国での衝突でもう怖すぎるんだが・・・。
まもなく逮捕へ……河井克行・案里夫妻の“買収問題” 東京地検特捜部は全貌を解明できるか
東京高検検事長が黒川弘務から林眞琴に代わったので、さてどこまでやるのかに注目が集まる。
政府・与党、検察定年延長の特例削除へ 公務員法改正案は廃案
なんかもう、腐敗しているとしか・・・。
山尾氏、国民に入党届
立憲と国民の合併話もあるから、それも計算に入れてのことなのかもしれないが。それにしても、保守かリベラルかは大事な違いだと思うのだが、とはいえ、そもそも立憲自身が保守だとも言えるわけで、もう日本は総じて保守ばっかりなんだよなと。ま、日本国民が保守ばっかりだから仕方ないんだろうけど。やはり、日本ではリベラルは少数派なんだろうなあ。共産党も根っこは保守だからねぇ。やれやれ・・・。
立憲・須藤参院議員が離党届 都知事選で山本太郎氏応援
須藤元気の支持層は山本太郎の支持層と似たような層なんだと思う。だから、須藤氏の生き残り策としてはれいわ新選組に合流したいのだろうと思う。ただ、経済政策は彼らは財政出動型なんだと思うが、財源問題があるわけで、彼らはMMTを裏付けとするんだろうけど、私は甚だ危うい考えだと思っていて、むしろ日本の財政破綻を心配している。避けられないだろうけど・・・。それにしても、節操の無さを感じる。まあ、生き残るために必死なんだろうけど。ただ、昔からなんだと思う。幕末でも、みんな、節操がないもの。尊皇攘夷が一夜にして開国に変わっちゃう国だからね。みんな、命がけで「攘夷!、攘夷!」って言ってて、切った張ったしてたのにさ。もし、このときの意思決定過程を書いたら、もうムチャクチャだったと思う。複雑系的な意思決定過程だったりしてさ(笑)。それは哲学じゃなくて、大脳内の何らかの変化だよね。モヤモヤ~とした(笑)。
6月21日(日)
人種差別と収束しないコロナに対する怒りがトランプのアメリカを変え始めている
米国の最高裁については下記の本を読むと勉強になる。判事が随分入れ替わったので、ちょっと古くなってしまったけれど、それでもこれまでの経緯を掴むのに参考になると思う。長くて読むのが大変だけど、でも面白く読めると思う。
6月25日(木)
菅原前経産相を不起訴処分に 香典問題、起訴猶予か
結局、検事長が黒川弘務から林眞琴に代わっても同じか・・・。ガッカリだ。
6月28日(日)
ポストコロナが問う、日本は外国人と共生できる国なのか
今月のまとめ
国内政治では、河井夫妻逮捕が私にとって一番大きいニュースだった。黒川検事長定年延長問題で検察と安倍政権との軋轢がどのように進展するか注目していたが、その後、菅原一秀議員の香典問題が不起訴処分になったので検察に対して落胆した。
海外問題では、BLM運動(Black Lives Matter)が世界中に広まったことが大きなニュースだった。そして、いろんな物議を醸した。驚いたことは白人警官の中には白人至上主義者がいて、家に強盗が入ったと通報した黒人女性が駆けつけた警官に射殺されて、こういうことが起こるのはよくあるらしく、黒人が警官を呼ぶのはリスクがあるという話に驚いた。また、日本の在日コリアに対する差別に言及するツイートもあったりして、私自身、在日コリア差別について勉強不足で勉強せねばと反省した。
嬉しいニュースとしては、米国最高裁の判決で性的少数者を理由に解雇するのは違憲という判決が出たことだった。トランプ大統領になって保守派の判事が増えたので、せっかくオバマ大統領が進めたLGBTQ政策が後退するのを心配していたので、この判決は嬉しかった。
イージス・アショア停止の件も驚いた。走り出したら止まらない日本で、珍しくストップをかけた。すっかり忘れていた話だったので、寝耳に水のような不意打ち感があったが、この件は大きいと思う。
山尾志桜里女史や須藤元気氏の動きに落ち着かない感じでなにやらムズムズしたが、山本太郎の令和新選組が存在感を増しているのを感じる。民主党が立憲民主党と国民民主党に分裂して、しかも曖昧なまま、再び合流話が出たり引っ込んだりと落ち着かない中で、山本太郎の令和新選組はそれなりにある一定の層に訴えるものがあると思う。
都知事選が始まったが、まず立候補者が宣伝目的で立候補しているのが目につく。とはいえ、宇都宮健児氏も選挙が支持者を増やす運動と捉えるならば、彼らのような立候補も民主主義としては否定できないとも思う。でも、宣伝目的は邪な野心には違いないので無視したいところ。
北朝鮮問題。どうも北朝鮮国内で政権の交代があったのではないかと思う。金正恩の健康問題が取りざたされていたし、金与正に政権が渡ったのではないだろうか?金正日から金正恩に政権が移行したときも北朝鮮は軍事行動に出たし、おそらく、北朝鮮国内の反乱を恐れてのことだと思う。独裁者が怖いのは国外の敵ではなく、国内の反乱勢力だから。それにしても、ソ連の書記長が死んだときにクラシックが流れるのをちょっと思い出した。
香港の安全法問題。周庭さんが心配。カナダにでも移住してほしい。それにしても、世界が中国を止められなくなりつつある。中国の覇権が強大になりすぎて。
日本の国家財政が心配。10兆円も白紙委任するとか信じられない。経済指標は悪いのに株価だけは上がったりするが、世論調査の支持率低下と株価が連動しているのは明白。日本経済・日本の国家財政の将来を考えると背筋が寒い。
ビデオニュースの1000回がとにかく印象に残った、というか感動した。とにかく、「自分の足で立つ。自分の頭で考える。次世代にこれを伝える」、これがすべての答えだと強く思った。
コロナは東京では再び広がりつつあるようだ。私の住んでいる地方では今のところ収束しつつある。ただし、都市圏から再びもたらされるリスクはある。ただ、人々は外出が増えるなど日常を取り戻しつつある。それとマスクが手に入りやすくなった。ただし、まだコロナ以前ほど安くはない。ちなみに、個人的には月前半はコロナの影響で人員が減ったため、却って仕事が多忙を極めた。月後半になって人員が元に戻って落ち着いたが、先月の落ち込みに対する反動もあって仕事は例年よりは忙しかった。なので、過労でかなり体調を悪くした。来月は少し落ち着いてほしいものだ。
なにもかもが停滞している感じがしたが、YouTubeだけは賑やかな感じがした。もっともYouTuberたちもコロナでネタがないとこぼしていたりするのだが、見ている方はYouTubeに人が集まっていることに変わりはないと感じている。
安倍政権やトランプ政権が進歩を止めてしまっている感じる。一方、中国の経済力が世界を変えているが、共産党政権の全体主義も力を増しているので『1984』のようにならないか今後が心配だ。