2022年8月31日水曜日

NEWS2022.08


8月1日(月)
GAFAMの中からフェイスブックが脱落しそう。SNSでフェイスブックの存在は理解できるのだけど、個人情報を企業に利用されるとなればどこまでフェイスブックに依存していいかユーザとしては警戒するのは当然。クラウドに様々な個人のファイルを保存するだけであればGoogleやAppleの方が安全安心な気がする。また、メタバースについてはゲームとシンクロするだろうから、フェイスブックが支配的な立場になるのはちょっと違うと思う。メタバースはマルチバース化すると思うし、そこはカオスになるように思うのだが。個人的にはツイッターとメッセージアプリがメールサービスみたいに標準化されてプラットフォームに依存しないサービスになってくれたらいいのにと思う。ともかく、フェイスブックはGAFAMの中では最後尾になりそうな予感がする。

8月3日(水)
「ヘイトスピーチをした個人商店に対して、大挙して抗議デモを行うのはいかがなものか?」という日本人にありがちな誤った感覚に陥りやすい案件だと思う。(←ただし、実際には大挙というほどの大人数ではないと思う。数人程度のように見受けられる。)しかし、「個人商店であればヘイトスピーチを許容しても良いのか?」という問いに対して答えは否だと思う。「とはいえ、店主に対して大勢で押しかけて店頭で抗議して晒し者にするのはどうか?」と言い返してくるかもしれないが、「ヘイトスピーチは悪いことです。謝罪して訂正して下さい」と言っても店主がそれに応じないのであれば、「それなら抗議します」というのは当然の流れだと思う。こういうヘイトスピーチという悪を為しておきながらそれを悪と認識できず、あるいは居直って謝らないというのは日本人にありがちな誤った考え方だ。似ているものに「いじめ」がある。「いじめ」は許されない悪であるのに、日本人は「いじめ」を許容する誤った考え方をしている輩が多い。「いじめられる方も悪い」という誤った考え方をしている。相手がどうであろうが、「いじめ」という行為そのものが悪いのに彼らにはそれが理解できないのだ。彼らはいじめを許容するようにヘイトスピーチも許容してしまうのだろう。しかし悪は許されない。抗議している人に文句をいう人は、まず先に店主に対して「悪いのはあなただから、いい加減謝ったらどうですか?」と詰め寄るべきだと思う。ところで、日本人の心には「いじめ」という悪の心が巣食っていて、学校などで悪の心が醸成されやすい。社会人になってさえ「いじめ」をする輩がいる。そして「いじめ」と「差別」はとても似ている。日本人の心の醜さが「いじめ」にはある。日本人は心が醜くならないように、心に悪が巣食ってしまわないように、気をつけねばならない。

統一教会に関する様々なニュースが大手メディアでも徐々に取り上げられるようになった。特に名称変更問題では下村博文がだんだんコメントを変えてきた。霊感商法対策弁護士連絡会が事前に変えないように申し入れしていたのだから下村博文は言い逃れできないと思う。統一教会が事前に詐欺を働くなんて想像できなかったというようなことを言っているが連絡会が申し入れしているんだからそれは通用しないだろうし、ある一定の年齢以上で統一教会の悪行を知っている者たちの常識から考えても名称変更はありえないと思う。名称変更を許した罪は大きい。それから、山谷えり子が出てこないのはなぜだろう?以前の公安のトップであり、統一教会と関係が深いと言われているのに一向に表に出てこない。また、現在の公安委員長の二之湯智も統一教会と関係が深そうだ。そもそも霊感商法の被害総額が1千億円を超えており、おそらく実際にはもっと多くのお金(数千億円あるいは1兆円超)が韓国の統一教会本部に送金されているだろう。それらのお金は霊感商法や献金強要で集められたもので、そんなことは断じて許されるものではない。悪質な犯罪だ。それなのに日本の警察は動いていない。これをこのまま野放しにして良いはずがない。まず、諸悪の根源である統一教会を日本から一掃するように政府は警察に要請するべきだ。

8月9日(火)
彼女の『Soul Kiss』というアルバムが好きでよく聴いてた。合掌。

Netflixのゲーム業界への進出、どうなんかなあ。Netflixは映画やTVドラマの世界で十分じゃないかという気がしているんだが。ゲームはまた別だと思うんだけど、ただコンテンツを提供する立場ではある。だからいっそゲーム業界まで進出した方がメディアミックス的に良いんではという考えだと思うけど、そこは境界線を引いた方がいいと思うんだが。あくまでストーリーやドキュメンタリーのコンテンツにとどまるべきじゃないかと思う。ニュースを手掛ける方向もあるけど、これも難しい気がする。まあ、難しい判断だね。

Netflixの映画もそうなんだけど、オリジナルコンテンツは別として、流通している映画はずっと見られるわけじゃない。一定期間が過ぎると無くなるコンテンツもある。それじゃあ、いつでも見たいと思うユーザーは別途購入した方が良いと思う。そのときはAmazonやGoogleなんかになるんじゃないかな。まあ、実際はほとんどAmazonになっちゃいそうだけど。Googleで残念だったのは音楽をサブスクにしてしまったこと。単体での販売であったGoogleミュージックをやめちゃったこと。ただ、音楽の場合はサブスクに加入しとけば全部永久に聴けるけど。でも、やっぱり別途購入で自分のコレクションを持ちたいとも思うがなあ。なんかサブスクだと作品に対する愛着が沸かない気がするんだが。自分だけだろうか?

8月10日(水)
「エコロジーは実はナチスから始まった」という話。昔、『神々と獣たちーナチ・オカルティズムの謎』という本で似たような話を読んだような気がするが違っているかもしれない。話が逸れるけど優生運動と関連があって、日本ではハンセン病の対応で優生運動が関係していると聞かされたことがある。ところで、日本の漫画って主人公の正統性を重視する傾向が強いと私は感じていて、それって遺伝子をすごく重視していると感じている。で、それってどうかと思うことがある。日本人は遺伝子重視し過ぎって思うのだ。経験から形成されるものをもっと重視した方が良いんじゃないかと思うのだが。さらに話が逸れるけど『スターウォーズ』のレイの出自問題で『最後のジェダイ』と『スカイウォーカーの夜明け』の間で設定が変えられたんじゃないかと私は思っている。『最後のジェダイ』ではレイは何者でもない捨て子として描かれていたと思う。ところが『スカイウォーカーの夜明け』ではレイはパルパティーンの孫娘にされてしまったと思う。前者はフォースが目覚めるのは出自が特別な者ではない、むしろ、どこにでもいる捨て子のような者でもその力を秘める者がいるという設定だったと思う。ところが、後者では特別な出自を持つ者に変えられてしまった。これはとても残念なことだと思う。話を戻そう。自然に還れ運動は文明社会が進むとその反作用として出てくるものだと思う、いつの時代も。日本でも文明批判の答えとして自然に還れ運動がその都度起こっていると思う。宮崎駿なんかも中世の農村に還れみたいに受け取られかねない面がある。人類学なんかも文明批判の対照として未開社会を紹介したりしていたと思う。ここはとても難しい問題でどちらか一つを選択するというのはできない問題だと思っている。人類は自然の脅威で様々な困難や悲劇に直面してきて、その結果、現在の文明が築かれたともいえる。文明が無かったために壊滅した村々なんてのがザラにあったわけだし。文明に過剰適応してしまうのも問題だけど、単に文明を否定するのも問題だと思う。とにかく、今は参政党のような表面上はソフトな極右が出現してくるリスクがあることを知っておくことが大事だと思う。また、グローバリゼーションは間違いではない。今はグローバリゼーションの途上にある。人々の意識が地球規模に適応できるまで、意識が変化するまでの時間が必要なのだと思う。

8月11日(木)


8月12日(金)
トランプは一体何をやっているのかと思う。大統領にしてはいけない人物を大統領にしてしまった米国の悲劇。

8月13日(土)

昨今の内閣改造は論功行賞・派閥調整のためのものであって、行政改革的な意味はない。ただ、今回は統一教会と関係のある人物を閣僚から外すという表向きの意味はあったはずだった。しかし、蓋を開けてみるとそうはいかなかったようだ。理由は最大派閥の安倍派に考慮した結果、統一教会に関係した議員も入れざるを得なかったということだと思う。現在の日本の政治家は日本を良くしようとか困難な課題を乗り越えようという考えはない。単に権力を手中に収めたい、手中にした権力をできるだけ長く維持したいという考えだけで動いていると思う。だから、反社会的な犯罪組織である統一教会とも手を組めるのだと思う。国民を食いものにしようが知ったことではないということだと思う。自分たちにとって利益があるならかまわないということだろう。一方、有権者も政治に対するコストをもっと払うべきだと思う。権力をウォッチすること、また政治にもっと人材が集まるようにコストをかけることだと思う。結局、シチズンリテラシー、民度が低いことが問題だと思う。さて、個別な話にすると、山際大志郎は大臣就任前までは統一教会との関係をウヤムヤにしておきながら、大臣就任が決まったら関係があったと認める始末。このひとのモラルはどこにあるのか驚く。恥知らずにもほどがある。そして、加藤勝信がまた厚労大臣になっている。ご飯論法で有名な不誠実な人物なのにまた大臣とはため息がでる。そして、杉田水脈が総務大臣政務官に就いている。統一教会と関係していても「関係していない」と平気でウソをつく。ウソをついても全然平気で驚く。その他にも数々の問題発言をしていて、しかもかなり悪質な問題発言ばかりで、人間的にかなり問題がある人物だ。こういう人物を選ぶ有権者も悪いのだが。こういう人物に権力を持たせるのはかなり危険だと思うのだが。

安倍晋三氏が亡くなって一ヶ月が経った。自民党の最大派閥の安倍派の長が亡くなったことで自民党の権力バランスが大きく変わる可能性が出てきた。また、日本の保守勢力内でも一種の空白期間になっているのではないだろうか。特に安倍晋三が統一教会と深く関わっていたことが次第に明らかになってきて、保守勢力の深いところで動揺が生じているのではないかと思う。参院選で自民や保守政党が大勝して暗澹たる気持ちでいたが、安倍晋三氏が亡くなったことで、再び時代が動く可能性が出てきた。それが吉とでるか凶とでるかは今のところ分からない。しかし、5.15事件や2.26事件では軍が事件を起こしたが、軍部の力が削がれるどころか逆に軍部の力が増す方向に動いた。なので安倍晋三が亡くなったことで更なる右傾化が進むことだって十分にありうる。実際、参院選の結果を見れば保守が勢力を増大する方向に動いたわけだし。とにかく、この国の政治は筋道通りには進まない。無意識の雲に覆われていて、一部の権力志向者の権力欲と大衆の無意識が政治を動かす。日本を真っ当にしようとしても徒労に終わる可能性が高い。日本からはエクソダスするのが正気な日本人の真っ当な生き方ではないかという気がしている。


ウクライナ情勢




ウクライナがクリミアを攻撃しているらしい。遠方からの攻撃である可能性が高い。ドローンや破壊工作の可能性もあるだろうけど、地対地ミサイルであるATACMS(戦術ミサイルシステム)である可能性が高いようだ。ロシアとしてはクリミアをウクライナに奪還させることなど絶対に許容できないことだと思うし、ウクライナがクリミアを奪還できる軍事力も無いだろう。ということは、嫌がらせの攻撃としか言いようがない。もちろん、ロシアによるウクライナ侵攻を鈍らせるための戦力を削ぐための攻撃とはいえる。しかし、ロシアも黙ってはいまい。ロシアとしては空爆などさらなる攻撃を加えることになると思う。結局、戦争の泥沼化といえる。一方、ウクライナを支援する側の軍需産業としては、ウクライナが荒廃しようとも高額なミサイルを買ってもらえるので特需で喜んでいることだろう。人々はシリアの廃墟となった街並みを思い出すべきだ。こんなことを続けていては人も街もどんどん荒廃していくだけだ。これ以上、ウクライナ人もロシア人も死んで欲しくない。プーチンの悪口を言って溜飲を下げている場合でもない。早く手打ちをして戦争を止めるべきだ。仮に戦争が終わってもゲリラやテロなど死者は出るだろうけど、今はとにかく戦争を終わらせることが先決だ。

8月15日(月)
杉田水脈が平気で嘘をつくのに呆れる。彼女がこれまで差別発言を繰り返してきたことは明白だ。それなのに差別発言をしたことはないと平気で嘘を言う。杉田水脈には嘘をつくことに対する羞恥心や罪悪感もないし、モラルもないのだろう。そして差別発言を繰り返すことから人権を守ろうという意識も無いのだろう。ただ、杉田水脈が改心することは不可能だろう。いくら杉田水脈本人に言っても手遅れだと思う。とはいえ、今後も彼女は差別やヘイトを繰り出してくるだろうから、面倒でもその都度、批判せねばならない。とにかく、こういう人物を政治に関わらせてはいけない。こういう人物を議員にしてはならないし、内閣に入れてもいけない。彼女を支持した有権者は恥を知るべきだ。有権者は杉田水脈は政治に関わらせてはいけない問題ある人物だと周知せねばならない。

8月16日(火)
萩生田光一は統一教会とかなり深い関係にあったようだ。結局、広告塔として利用されて被害者が出ても彼はそんなことは知ったことかという考えなのだろう。安倍元首相が統一教会に恨みを持った山上容疑者に殺害されても、痛恨の思いではなくて、少し思いが足りなかっただけなのだろう。

8月17日(水)
時間が長過ぎるでござる。さすがに全部見れない。冒頭の安田さんがなんか痩せてたような疲れ気味のような印象。休ませてあげてと思った。

杉田水脈に関しては、ニヤつきながら差別やヘイト発言をする醜悪な心の持ち主であるのはこれまでの映像で十分に感じてきた。杉田水脈自身、自分の映像を見ても醜悪だとは感じないのか不思議ではある。それに気付かない時点で杉田水脈はダークサイドに落ちた、人として終わった人間なのだろうと思う。

8月20日(土)
山本朋広議員はスマホを持っていないのか?いや、以前のVTRでは確か持っていたはず。ならば、名前の読み方くらいググればすぐに分かるはず。花束を渡す相手の名前の読み方くらいすぐに調べられるはず(そのくらいググレカスと言われてしまいそうだが)。とにかく、必死に言い訳を考えた挙げ句にこのような回答を思いついたのだろう。しかし、本来は素直に謝ればいいのではないのか?もちろん、質問自体がややおちょくるような意味合いがないでもない。しかし、問題はそのような呼び方をするほど統一教会と深い関係なのではないかという疑惑があるからであって、山本議員は素直に謝って今後は一切関係を持たないと謝罪するのが筋だと思うのだが。

杉田水脈議員と雑誌『女性自身』とのやりとりの件
女性自身が杉田水脈に取材を申し込んだところ、「統一教会と無関係と証明してもらわないと取材受けられない」と回答して取材を拒んだらしい。どうやら杉田水脈の言い分としては、統一教会関係者が一人でも講演会に混じっているだけで統一教会と関係があると言われてしまうので、それならばメディアに対してそちらも統一教会と関係がないと証明できないなら取材を受けるわけにはいかないと強弁しようとするつもりらしい。なぜなら、仮にもし統一教会と関係があるメディアなら、また「統一教会と関係したと言われてしまうではないか」というつもりらしい。まったく呆れてしまう。まず、女性自身が統一教会と関係があるかどうかだが、統一教会の関連団体リストがあるから、そのリストに女性自身が入っていなければ関連団体ではないことになる。常識的に考えて、わざわざリストに照らし合わさなくとも女性自身が統一教会と関係ないことは自明なのだが。そもそも杉田水脈がツイッターで「統一教会に支援してもらうことは問題ない」と発言していることが発端だ。この発言は問題だ。言うまでもないことだが、反社会的組織である統一教会に政治家が支援してもらうことは問題なのだ。政治家は統一教会と関係を持つべきではない。それなのに杉田は問題ないと言っている。となると、杉田は実際に支援してもらっているのではないか、と疑念を持つのは当然だ。しかも杉田は「統一教会に支援してもらっている」と正直にいうと面倒になるから「関係ありません」と答えることにしているとまで言っている。ますます怪しいとなる。そもそも政治家はウソを言ってはいけない。もちろん、人間はウソをついてはいけないのだが、議会で国の意思決定に関わる政治家はなおのことウソを言ってはいけないのだ。実際、国会で虚偽答弁をすれば罪になる。だからこそ有権者の疑問に対して政治家は誠実に答えなければいけない。それなのに、杉田はこの調子だ。いまさら言うまでもないことだが、杉田水脈は政治家としても人間としても非常に問題のある人物だ。

8月22日(月)
岸田首相が統一教会に対する言い方をだんだんと変えてきた。自民党の最大派閥の清和会をあからさまに敵にするわけにはいかないから、世論から批判を受けて次第に清和会を締めつけていくという戦術かもしれない。まあ、次の選挙まで3年間もあるから支持率はあまり気にしなくていいだろうから。

茂木幹事長も変えてきた。まあ、世論の批判が激しくなってきたから火消ししないといけないだろうというところか。

8月24日(水)
東日本大震災の悲劇を忘れたのか。それに廃炉にかかる費用だってかなりの額になる。どう考えても割に合わないはずだ。古くなった原発を使い続けることは言うまでもなく危険だ。何より地震大国の日本に原発はあまりにリスクが高すぎる。事故が起こったときの損失も。いい加減に原発からは撤退すべきだ。

バカニュース特集、良かった。有田芳生さんが出演した回で「今日はバカニュース無いの?」って聞いてて、ちょっとクスッとしたんだけど、やっぱりバカニュースって大事だなと思う。ところで、日本のお笑い文化と差別意識はなんかリンクしていると思う。いじめを肯定するところなんかも一部の日本のお笑い文化にはある。BPOが頑張って変えようとしている部分があるけど、一部のお笑い好きのひとはそれに反発さえしている。彼らにはいじめ容認・差別容認は軽いものであるらしい。あるいはマジョリティ側だから痛くも痒くもないという意識があるのかもしれない。それで笑いの自由を奪われることに反発するらしい。私などはそれが笑っていいものかどうか選別する意識が働いているが、多くのひとは深く考えずに観客の笑い声に乗せられて一緒に笑っている。それとお笑い文化はテレビの知的レベルを低下させたと思う。フジテレビ全盛期に小学校低学年に設定されてしまった。それまではもっと多様だったと思う。昨今は業界不振で安上がりに作れるお笑いが蔓延するようになったのだろうと思う。テレビを久しく見なくなったからちょっと間違ってるかもしれないが。お笑い文化がこれほど浸透する前は日本人はもっと真面目だったと思う。政治や社会についてもっとコミットしていたと思う。ところが、東西冷戦が終わり論壇誌が無くなったりして日本人は加速度的にそういったジャンルの知的レベルが低下してしまった。日本人はそろそろお笑いから卒業して、真面目に生きたらどうかと思う。

ユーチューバーが儲かり、次はTiktokが流行っているらしいのだが、以前はブロガーが流行っていた。要は広告収入で儲かる職業であった。で、ブログは衰退したように思われて久しいけど、最近、思うのはブログが再び一定の地位を取り戻すのではないかという気がしている。これからは知識社会になる。そのとき、専門知も大事だが、昔でいう教養も大事だ。多少は浅くとも広い知だ。ただし、昔の教養とはちょっとニュアンスが違ってくると思う。というのはあまりにも知識の量が増えたからだ。おそらく、知識を吸収するための勉強は生涯続けなければならないだろう。それでも人によって知っている知識が異なってくると思う。なぜならあまりにも広範囲だからだ。さらに増えすぎた知識はすぐにはリロードしずらくなるだろう。思い出せなくなる。知識の補助ツールが必要になってくる。これにはクラウドと情報端末が活躍する。話を戻すと、そういった知識を吸収しつづける人は簡単に言えば、読書家ということになる。で、読書家にとって大事なのはブログだと思う。知識社会で生涯学び続ける人々、読書家はその媒体としてブログを尊ぶ。ダニエル・カーネマンが言うところのシステム2(スロー)で考える。逆に深く考えずに短絡的に考える人はシステム1(ファスト)で考えている。そういう人には短時間のユーチューブやTiktokが向いているかもしれない。いずれにしても、人々はそろそろ気づくはず。ブログやユーチューブやポッドキャストが出現してきたが、それぞれに長所短所、向き不向きがあることに。そして、知識社会で自分がどのような学びのスタイルをとるかでどれが適しているかに。(もちろん、動画にもすぐれた学習素材はあるから一概にシステム2に不向きとはいえない。細かくはケースバイケースだろう。)とにかく、知識社会で学びが大事であること。そして、学びは生涯続くこと。そして、学ぶためには時間が必要なこと。日本社会のような長時間労働でかつ同調圧力の強い社会では学びをおろそかにしやすい。しかし、それでは知識社会に対応できる人材には育たない。日本社会の空気に流されずに、個人の能力を伸ばすような生き方にそろそろ変えるべきだ。

8月27日(土)
古い音楽を聴く人が増えたから、音楽の進歩が停滞するのだろうか?むしろ、音楽自体が行き詰まっているという感じがする。音楽はこれまで様々なジャンルに展開して進化してきたが、それがそろそろ行き詰まりつつあるってことじゃないだろうか?サブスクサービスはむしろ古い音楽を聴きやすくしたことによって音楽の進化を加速させる力を持っていると思う。Jポップなんかをカバーする外国のミュージシャンが増えたのもそれがあると思う。ところが、音楽自体が展開し尽くして、これ以上進化しにくくなってきたんじゃなかろうか?いずれにしても、音楽の歴史を学ぶのにサブスクサービスは非常に便利だ。しかし、同時に音楽の数を多すぎて、全部をゆっくりじっくり聴くだけの時間がないかもしれない。聴ける数が少ない方が繰り返し聴いて音楽に対する愛着があったかもしれない。でも、音楽とは何かを考えるときに様々なジャンルをたくさん聴いて、音楽のイデアに思いを馳せるのも悪くはない。

島田雅彦さんの小説『パンとサーカス』が大変面白そうだった。それと米国の民主党が「トランプと闘う方が勝ちやすいという算段から、共和党の予備選でトランプ候補が勝ちやすいように隠れて宣伝していている」という話はかなり危うい話だと思った。そのままトランプ勢力が勝ったら目も当てられない状況になってしまう。宮台氏のネオリベの話は大変勉強になった。

知識社会になったらパラダイスが待っているわけではなくて、激しい競争に勝ち抜かねばならないという前提がある。当然、それからこぼれ落ちる人が出る。いや、たくさん出る。大半がこぼれ落ちる。解決策としては、ひとつは多様性だろうとは思う。都市が大脳化して多種多様な機能を持ち、そこで人々は様々な生きる術を持ち得る。でも、それも限界があるだろうけど。富裕層のゲーテッドコミュニティとそれを取り囲む都市のスラム。さらにその都市にも住めない、都市の外の住民。そういう階層になってしまうかもしれない。そこで自閉した精神はメタバースのゲームの世界に向かうかもしれない。それは少しやりきれない。私は文明と自然の往還を唱えていて、都市や都市外の住民でも中間層的なライフスタイル、要は生涯学習する人にはなれると思っていて、さらに人生の時期によっては文明の外の自然にも一時的に暮らす生き方ができるのではないかと思っている。昔の狩猟採集を生業とする先住民のような暮らしだ。かなり妄想めいているが、文明だけを是とする考えは人間として不十分だと思うのだ。文明だけに適応してしまうのも問題だと思うのだ。とにかく、インターネットの普及によって人類社会の活動が地球規模になって成熟しつつあると思う。宇宙に活動領域を広げるようになれば、またその形態は変わるかもしれないが、とりあえず、地球圏だけに限れば人類社会は成熟しつつあると思う。そして、そのとき国よりは個人が尊重され、全体主義ではなく、多様な社会で個人の自由が尊重されるという価値観が選ばれるべきだと思う。全体主義vs自由主義の戦いが待っているかもしれないが、自然に自由主義に移行してくれることを望む。

8月29日(月)
防衛大臣が勝手に一個人の家族葬に儀仗隊を派遣するとか驚く。自衛隊は安倍一族の私兵なのか。自衛隊としては防衛大臣の命令だから仕方ないのかもしれないが、防衛大臣がそんなことを勝手にするとか間違っている。

東芝のおかしな事例のひとつ。成長部門を売って低迷部門を残すというトンチンカンな経営、その事例の一つ。

8月30日(火)
稲盛和夫氏が亡くなった。『アメーバ経営』は読んだと思う。堅実な経営とか、簿記の大切さを学んだような記憶がある。

NoHateTVで言及されていた事件だったので、減刑されることなく求刑通りに出たので良かったと思う。ただし、裁判ではヘイトクライムと認定するような判決文になっていなかったのがやや不満が残った。もしかしたら、判例としてそういう文言を入れることに何らかの法的な問題があるのかもしれないと思った。そもそもヘイトクライムという判例が今まであるのかも知らないし、法的枠組みもあるのかも知らない。もしかしたら、法改正が必要なのかもしれない。

8月31日(水)
歴史的人物が亡くなった。ペレストロイカ、グラスノスチなどを思い出す。ロシアの中では西欧派だったと思う。開明的な人物、今風でいえばリベラル派な人物だったと思う。ソ連の社会主義の信奉者にとってはソ連を崩壊に導いた最悪な人物という評価もあるだろう。私自身は緩やかにソ連が改革されてゆくと当初は思っていたが、1991年にクーデターが起きてあれよあれよという間にソ連が崩壊してしまって、ただただ呆気にとられてしまっていた。エリツィンなんか大統領に選ばれないと思っていたら、彼が大統領になって、もう何がどうなるか全然分からなくなって、ソ連の経済が最悪になってどん底を見ていたら、プーチンが大統領になって、就任式で颯爽と歩く映像を見て、再び強いロシアになるんだろうかと見守っていたら、新興財閥が生まれたかと思うと、プーチンに粛清されたりとか、混迷を極めていたら、プーチンの変な強い男パフォーマンスのあたりからロシアがだんだん保守化するのが見えてきて、現在に至るという感じか。当時、ゴルバチョフはレーガンなんかより余っ程知的に見えたのだが、いかんせん、他のロシア人がどうしようもなかったように見える。

どうやら「賛同会員」というのが実際にあるらしい。私はてっきり口からでまかせで言ったのかと思っていた。いずれにしても、「退会しました。はい、おしまい」というのはどうかと思う。少なくとも、大いに反省している旨を言うべきではなかろうか。


関東大震災朝鮮人虐殺事件の現場をルポした話。残虐で衝撃的な内容だった。勉強になった。デマによる人種差別に基づく虐殺は世界で数多く見られる。白人女性が黒人にレイプされたというデマで黒人の集落が襲われて虐殺されたとか、同じくユダヤ人がロシア人をレイプしたというデマで数多くのユダヤ人が虐殺されたとか、似たような事例が世界には数多くある。なので、デマというのは大変危険なものであるということ、人間というのはこういう残虐な一面を持っているということを肝に銘じておくべきだと思う。つまり、歴史として記憶しておくべきだ。暗い過去だから忘れたいという気持ちに人はなりやすい。しかし、それでは再び同じ過ちを繰り返してしまう危険がある。だから、嫌でも覚えておかなければならないし、忘れないためにもその都度、思い出さなければならない。

まとめ
安倍晋三が死んで2ヶ月近くが経とうとしている。日本の歴史が動き始めた感じがする。暗殺によって歴史が動くなどということは認めたくないが、見ているとどうも歴史が動き始めたように感じられる。逆に言えば、今後、リベラル派の政治家が暗殺されれば歴史が動いてしまうことだって起こりうるということだ。ただ、歴史が動き始める理由としては、彼が独裁者だったからという理由や日本が法治主義ではなく後進的な人治主義だからという理由が挙げられるかもしれない。もしそれが本当ならそれはそれで嘆かわしいことではある。やはり、日本人にはシチズンシップ教育が必要だと思う。日本人にはあまりにもシチズンシップが欠けていると思う。ついでに性教育も不十分だと思っている。この二つ、シチズンシップ教育と性教育がこれからの日本人には必要な教育だと思う。学校教育でこれを教えるべきか、それとももっと別の機会を作って教えるべきか、思案が要る。

そして、1990年代からずっと課題になっている日本経済の問題、構造改革の課題がある。日本はもう後がない。これから構造改革してもバラ色の未来が待っているわけではない。成功する場合もあるが、失敗する場合も多々あるだろう。しかし、何もせずに既得権益層だけ優遇する今の経済政策を続けていたら、多くの日本人は不幸になる。今からでも構造改革をやるべきだ。

世界は米中経済戦争の様相を呈してきた。ウクライナがあるのでロシアも問題ではあるが、マクロな目で見れば、米中対立の方が重要だろう。一方、米国内でのトランプ勢力の台頭も目が離せない。東海岸や西海岸の知識社会に乗れなかった人々がトランプを支持しているのだろうと思う。それはそれで理解はできる。しかし、議事堂占拠事件など民主主義を揺るがすような後退は理解に苦しむ。工業社会から知識社会への移行の苦しみではなかろうか。とはいえ、知識社会というのもバラ色ではありえない。どんな米国社会が待っているのか、まだ先は見えない。一方、中国はデジタル全体主義へ進みつつある。元々、中国人は全体主義に親和性が高いのだろう。日本だってそうだ。日本の場合は天皇制で空気で全体主義に向かうが、中国はもっと理知的だと思う。そして、究極的には、国家権力、ゲバルトが幅を利かすのだと思う。ともかく、中国では自由な精神の持ち主は生きづらくなるように思う。米国と中国の対立が、東西冷戦のような世界を二分する体制にするかもしれない。可能ならば、自由主義の側にいたいものだ。ただし、自由主義の中とて自由とは限らない。第二次大戦時に日系アメリカ人は収容所に収容されてしまったわけだし、トランプ勢などを見ているとそういうことをやりかねない気がする。まあ、不安要素を上げればキリがない。この対立を乗り越えた先に人類社会の明るい未来が待っているのを期待したい。

2022年7月31日日曜日

NEWS2022.07


7月1日(金)
酷い。職業差別だ。

7月2日(土)
スマホが使えなくて難儀したでござるの巻。

7月6日(水)
真面目に、明日は我が身と思う。



7月8日(金)
安倍元首相死す。合掌。

7月11日(月)
自民が改選過半数。維新が野党第一党。福島瑞穂、辻元清美当選。有田芳生、要友紀子落選。森ゆうこ落選。投票前からリベラルは議席を減らし、保守は議席を増やすとは思っていたが案の定だった。


7月12日(火)-7月17日(日) 山上容疑者関連ニュース








次々と明らかになる統一教会の霊感商法による被害。

7月13日(水)

過去の動画も参考に貼っておこう。



安倍元首相暗殺事件について思うこと。一応断っておくと、現在、公になっている情報からの推測になる。私は山上容疑者の私怨による犯行だと考える。統一教会の霊感商法によって家族と人生を破壊された恨みから犯行に及んだと考える。ただし、犯行の対象が教祖ではなく、日本における最も影響力のあるであろう統一教会の広告塔である安倍元首相であったことが特殊である。断っておくと安倍元首相は信者ではないだろう。また、最も影響力のある広告塔となったのも結果としてそうなったとも言える。したがって、安倍元首相が統一教会とグルになって霊感商法に加担したと立証するのは難しいと思う。最大の問題は安倍元首相にあるのではないと思う。諸悪の根源は統一教会にあると私は考える。事件が解明されるにつれて明らかになってきたのは統一教会の悪質な霊感商法だ。これはもはや犯罪である。統一教会がカルト教団で社会問題だというのは30年以上前から明らかだったと私などは知っている。オウム真理教事件があってからマスコミで取り上げられることが少なくなったと思っていたので、みんな、カルト宗教には注意したので自然消滅したのかと思っていたが実際はそうではなかったらしい。弁護士連絡会の話によれば、30年以上前からの霊感商法による被害総額が累計1千億円を超えているというではないか!統一教会は危険だというのは誰しも分かっているものとばかり思っていたのにいまだに騙されるひとがいるのに大いに驚いた。いくらなんでもこれは酷い話だ。さすがに警察も把握していたはずだ。それなのに警察は統一教会を30年以上ずっと放置してきた。これは許しがたい怠慢だと思う。単にサボっていたというわけではなく、政治的な圧力があったとも確かに考えられる。しかし、統一教会が悪であるのは明白だ。今からでも遅くないので警察はすぐに統一教会を一斉に検挙して日本から統一教会を一掃するべきだ。そのことに政治が介入してくるようであれば、その政治家こそ統一教会のシンパであることが判明するだろう。そのときは、その政治家を白日の下にさらせば済むことだ。国民は統一教会シンパの政治家を決して許さないだろう。なので、警察は恐れずに統一教会を退治することだ。諸悪の根源は統一教会であり、リベラルも保守も関係なく、統一教会を一掃することに賛同すると思う。もし、リベラルや保守の中から統一教会を守ろうとする者があれば、その者もまた統一教会のシンパであるということだろう。それも同様に白日の下にさらして一掃すれば良い。安倍元首相暗殺事件が端緒になって明らかになったのは、諸悪の根源、倒すべき悪は統一教会だということだ。日本がこれ以上統一教会に蝕まれるのを決して許してはならない。

山上容疑者の手紙全文が無くなってたので、忘れないようにメモしておこう。

7月19日(火)
野口悠紀雄さんがずっと言い続けてきた警鐘。貧しい日本がついにやってくる。私たちが若い頃は「資源の無い国・日本は技術力で豊かになるしかないんだ」と言っていたのだがなあ。既得権益保護のために政治家が規制したことと「日本、凄い!」とか言って現実を見なかった日本人の慢心が招いた凋落だと思う。なりふり構わずもっと必死に努力すべきだったし、変わることを恐れてはいけなかった。まあ、既に90年代に言われ続けたことだけど。たぶん、もう手遅れだけど。他国に差をつけられ過ぎたし、財政がこれだけ悪いと経済的余力もない。もうどうしようもないよね。労働時間は最も長いのに少しも豊かにならない不思議な国になるんじゃないかな、日本は。でも、日本人自身は何が悪いのか自分たちでは気づかないんだよね。その上、自分たちを食いものにする政治家に投票したり、あるいは国会に全然出席しない政治家に投票したりするんだよね。要は阿呆だよね。

7月20日(水)
ウフフ。

名称変更に関わっていたのでしょうな。まあ、本人は認めないだろうけど。仮に官僚が勝手にやったのなら、政治家は「それはダメだ。すぐに戻せ」と言わないといけないはずなんだけど。

なんもかもムチャクチャやん。暴力団やん。


深沢潮さんという作家さんを知らなかったので大変勉強になった。韓国や在日の人たちのことをあまり知らないので深沢さんの作品を読んで勉強しようと思う。(一応断っておくと、中公新書や岩波新書などを読んだりしたけど、どうも分かった気にならないので。隣国のことなのに、また戦争でいろいろ関係があるのによく知らないというのは恥ずかしい話なんだけど。他にも、「日本の民俗学の柳田や折口は日本のルーツを探ろうとすれば朝鮮半島をやらなあかんのに全然やってないんとちゃうか」というような批判を歴史ブロガーの弓木さんがかつてしていて、そりゃあそうだと思ったことがあったけど、そのまま朝鮮半島の文化を知らないままで宿題になってた。まあでも今回は近代史やからちょっと違うけど。)

7月22日(金)
いずれ半導体は米国と中国に二分されるのかもしれないなあ。かつて日本は301条をチラつかせた米国の圧力でCPUは諦めてメモリの半導体を主軸にしたけど、中国は米国の圧力に屈せずに、米国とは別にコンピュータを独自で開発するようになるんだろうなあ。


統一教会と政治家との癒着が次々とあきらかになっていった一週間だった。とはいえ、大手メディアではかなり控えめだったと思う。記者が統一教会との繋がりを自民党の政治家に問うときも恐る恐る聞いていて記者の方が腰が引けている。普通、逆だろうに。救いなのは有田芳生さんや江川紹子さんだけど、二人はしっかりと発言しているのだが、他のメディアがどうも腰が引けていて、空白の30年の間に統一教会が政治に根深く浸透しているんだと感じさせられた。警察はいつまで統一教会を野放しにしているんだろう?また、ネトウヨも統一教会シンパの政治家をどう思ってるんだろう?日本はアダム国家たる韓国に貢ぐエバ国家だとか言われたら、ネトウヨなんか激怒する案件だろうに。いや、実際に日本から韓国の統一教会本部に累計で1千億円以上貢いでいるわけだし、一体どう思ってるんだろうか?


どう考えても下村博文が名称変更を指示したとしか思えない。


7月24日(日)
自民党の改憲案が酷いのは知っていたが、出どころが勝共連合とはなあ。恐ろしい話。

混乱。どうなっているのか。戦争とはそいうものかもしれないが。



7月25日(月)
なんでこういうことをするのか。残念過ぎる。

AIの最先端で何が起こっているのか。かつてはオープンで邪悪にならないマインドを持っていたグーグルだが、人工知能の倫理研究者を解雇した頃から何かおかしくなっていないか?

7月27日(水)
恐いなあ。

結局、クラブ活動から教員が手を引くしかないと思う。しかし、それを代わりに引き受ける地域社会が多くあるわけではない。残念だけどそこはある程度諦めるしかないと思う。

現在のアイヌヘイトの話。勉強になった。

7月28日(木)
安全保障上の措置としか思えない。米中が対立しているため仕方ないと言えば仕方ない。しかし、こういうことをすると技術の進歩は鈍化する。それに中国陣営と米国陣営に世界が割れる。

合掌・・・。


今週も統一教会と政治家の関わりが取り沙汰された一週間だった。統一教会は霊感商法で人々を引っ掛けるために政治家を広告塔として利用し、政治家はその見返りに選挙の手伝いを無償でしてもらうという関係。非常に酷い話だ。さらに政策にも統一教会の意向が少なからず反映されている。なんという恐ろしい話だ。政治家は国民が霊感商法で不幸になっても自分たちが権力の座に就ければそれで良いと思っているようだ。それだけでなく、より良い社会にしようなどとも思っていないのだろう。政策にも統一教会の意向を反映させるなんて、政治家には理想や志は無いのだろう。単に権力を手に入れたいだけ、権力の座に長くいたいだけなんだろう。なんとも酷い話だ。

日本経済がどんどん奈落に落ちているのに、日本は一体何をやっているんだろうと思う。

まあ、日本なんて、見限る方が得策なんだろう。

まとめ
7月を振り返ると、安倍元首相殺害事件が一番のニュースだった。そして、その背景に統一教会と日本政治との間に深い関係があったことに驚かされた。端的に言えば、統一教会は政治家を広告塔として利用し、政治家は統一教会信者を選挙スタッフとして利用するという持ちつ持たれつの関係だった。統一教会が霊感商法などの犯罪組織であると知りながら、それを利用する日本の政治家のモラルの無さに驚き呆れた。一方、安倍元首相が亡くなったことで日本の政治は大きく変わる可能性が出てきた。安倍派はトップを失ったのだから、求心力を失い分解さえするかもしれない。とりあえず、現職である岸田首相にとって有利な展開になる。

参院選は予想通りだった。保守の大勝、リベラルの敗北だった。いや、そもそも現在の日本にはリベラル政党が無くなった。有権者の政治に対する無関心や不勉強が問題だ。しかし、もう手遅れだろう。後の世代が苦労するし、そう遠くない未来で日本人は皆後悔するだろう。

安倍元首相殺害と統一教会の問題というのは、実はツマラナイ問題でもある。カルトが政治に影響するなんて、実に程度の低い話だからだ。今、日本が置かれている状況を考えれば、そんな問題にかかずらっている場合ではないはずなのだ。90年代からずっと残された日本の課題。産業構造改革の問題があるのだ。

世界は今、米国と中国に分かれて経済的に戦いつつある。しかし、そんな中で日本は取り残されている。かつては日本は技術大国だったが、今はどんどん遅れつつある。日本が大国の狭間で生き残っていくためには再び技術力で存在感を出すしかないと思う。そのためにも産業構造改革を成し遂げて知識社会に移行しなければならない。ただ、もう無理かもしれないとも思う。そもそも日本が技術力で敗北したのも日本人が知識社会に不向きだからだとも言える。物事の本質を捉えるのが日本人は苦手だ。しかし、知識社会では大量の情報を扱いながら、それでいて物事の本質を捉えて情報を捌いていかなければならない。しかし、日本人は物事の本質を捉えるのが根本的に苦手だ。無理ではないかという気がしている。とはいえ、グローバル化が進む中で個人が生き残るためにも、個人は知識を日々蓄えて知性を深化していかなければならない。深化はディープラーニングをイメージするといいかもしれない。SNSがあるために人々は浅薄になりやすいが、知識社会で重要なのは実は知性の深化だ。地味に思えるかもしれないが、人々は日々知識を吸収して深化していくべきだと思う。現在は情報ツールがあるので以前よりは深化しやすい環境になった。人間の脳は学習に時間がかかる。地味だけどコツコツと積み重ねていくしかない。派手で浅薄な連中に惑わされずに、地味で遅く見えようともコツコツと日々積み重ねていくしかない。






2022年6月30日木曜日

NEWS2022.06

5月31日(火)
まず、遠藤誉さんが健在だったことは嬉しい驚きだった。それとウクライナのもう1つの見方に考えさせられた。オリバー・ストーン監督のことも。ここでは米国とロシアの大国の思惑だけが取り上げられていたように思う。また、ウクライナのネオナチの危険性と。ただ、ウクライナの国民はどうなんだろう。おそらく、単純に割り切れないのだろうとは思うが。

良いニュースと悪いニュース。日本は経済大国では無くなった。そして、それを理解していない者たちによる陰湿ないじめが弱者に精神的な打撃を与える。一方で、日本の右傾化が進行している。もはや誰にもこの流れは止められないだろう。結局、日本人は戦前と変わっていない。それを踏まえた上で個々人は考え行動するしかない。

歴史の勉強になった。


6月2日(木)
う~ん、こういう結果になったか。

国税庁の職員が詐欺を行うまでになったか。

室井さんは偉いなあ。黙ってないでちゃんと言ってくれるから。

要は反ポルノ・反売買春の団体なのね。フェミニズムのことはよく知らないのだけれど、これらの支持者たちはラディカル・フェミニズムというカテゴリーでいいのかしら?

さて、参院選挙が近づいてきた。しかし、前回の衆院選で日本のリベラルは終わった。あれだけの条件でリベラルが勝てないのだから日本でリベラルが政権をとることは不可能だろう。そして、リベラル敗北の結果、日本にリベラル政党は残っていない。立憲は保守になってしまった。維新や国民は極右だし、れいわは山本太郎の個人政党でリベラルとは言い難い。したがって、リベラルな私としては投票先が無いのである。ちなみに岸田政権の支持率は高い。これは日本の有権者は保守の傾向が強いことを意味している。珍しいことだが日本人は大半が保守なのだ。ちなみに投票率が低いので投票しない有権者はおそらくリバタリアン層と政治にまったくの無関心層である可能性が高いと思っている。したがって日本ではリベラルはかなりのマイノリティなのだと思う。

さて、今後の日本経済は右肩下がりだ。まず世界で競争力のある産業が無い。競争力のある企業はどんどん減っていくだろう。日本はどんどん貧しくなる。それに対して政治は富裕層を保護する政策をするだろう。ますます格差が広がる。そして、日本に社会は存在しなくりつつある。日本人は自分の所属する集団に忠実になる。つまり、勤めている企業に対してだ。社会ではなく企業が彼らの生きる世界であり、そこでは損得で行動する。モラルは無いに等しい。所属する組織にとって損か得か、自分にとって損か得かが思考と行動の指針になる。あとは無意識の日本的規範がある。これはそのときの時流で変わる可能性がある。自分の頭で考えて選択するというよりは、みんながそうしているから自分もそうする、になる。こういう人たちばかりになる。それでは世界に勝てるはずがないし、善き自我が形成されることもない。ネットで世界とつながっていても、なぜか日本は島国根性を持った国民性になると思う。結論をいうと、日本は政治、経済、社会がダメだ。そして、個人としてのヒトがダメだ。というわけで、日本に未来はない。さらに悪いことに右傾化が進んでいる。偏狭で不合理な連中が幅を利かせる国になる。正直、こんな日本に関わりたくない。日本を建て直そうなどと時間と労力をかけるのは、人生の無駄遣いに思える。どちらかというと、外から眺めたい。人類学者的な視点で、日本人の生態について珍しい民族として観察したい。早く日本から脱出したい。

6月8日(水)
最初、会見で番組は削除されないと主張していたので「あれれ?」と思っていたが、その後の野間氏の解説で「番組を削除するか、謝罪文を掲載するかのどちらかを選べ」という条件を聴いてようやく判決を理解できた。

6月12日(日)
ちゃんと読んでないけど、SNSの功罪ってことかしら。かつて第5の権力といわれたSNSだが、「人々にじっくりと物事を考える」ということをSNSはさせなくしたということかもしれない。

歯痛などでいろいろと忙しかった。ニュースのチェックもできていない。テレビもほとんど見なかった。テレビはニュースか映画くらい(たまにドキュメンタリー)しか見なくなっていたのだが、最近は輪をかけて見なくなった。さすがにニュースをチェックできていないのはちとマズイ。

とにかく、日本は衰退するしかないと諦めている。そういった沈没の渦に個人が巻き込まれないようにするにはどうすればいいかをボンヤリと考えている。

ちなみに日本の衰退の原因を作ったのは政権与党であってリベラルではない。それなのにリベラルが悪いというのはバカげているとしか言えない。悪いのは保守やリバタリアンであり、そういった連中を支持した有権者だ。大多数の有権者が愚かだったのだ。まあ、沈没する船に乗っている連中は悪者探しをして、自分は悪くないと言いたいがためにリベラルを悪者に仕立てるのだろう。しかし、もう日本にはリベラルは存在しない。まあ、後世の歴史家から頭のおかしさを失笑されるがいい。


6月13日(月)


6月14日(火)


6月17日(金)


今週のニュースは、日本がヘイト国家だということが分かるニュースだった。日本人は外国人も同じ人間なのに人権に格差をつけるのを当然と思っているのだろう。推測だが、白人に対してはへりくだるが、非白人の外国人に対しては高飛車で人権を軽視するのだと思う。日本人が人権を理解するのは無理なんだろう。

この国は、日本は終わった国だと思う。文明が永久に繁栄し続けることは無い。日本は衰退期に入った。そして、おかしなことに、人類社会の歩む道とは少々異なる道を歩み始めた。おそらくそれはナチスに近い。似ているのは中国だ。中国も中国中心の全体主義的な中華文明を築きつつある。似ているが日本は中国を憎悪している。中国はもはや日本など歯牙にもかけていない。国力において大差をつけたからだ。こういう日本だからおそらくかなり変な国になる。正気な者はできるだけ日本から離脱することを考えておくべきだ。もし戦前の軍国主義の日本に生まれていたら同じように離脱を考えただろう。それと同じだ。

6月19日(日)
もんじゅがダメになったから、フランスにお願いしてプルトニウムを取り出してもらって、残りのさらに有害な放射性廃棄物は日本で引き取るという、いろいろダメダメな結果がもたらしたダメダメな顛末。もう何もいうことないわ。

6月20日(月)
残念な判決。

繰り返されるけど、注意しておかないといけない案件。

6月24日(金)
米国が一歩後退した。

笑ってしまった。異世界ファンタジーや歴史改変SFのような。日本のビジネス誌もファンタジーになってきたんだなあ。

6月25日(土)
ささやかだけど、超党派で銃規制が強化されたのは良いことだ。ただ、ヘイトクライムが増えているのが気になる。

日本は本当に周回遅れの国になってしまったんだなあ。

NoHateTV Vol.172 - 銃乱射事件と西村博之


今週は残念なニュースが多かった。大阪地裁で同性婚訴訟が請求棄却されたり、米国で中絶の権利を認めた判決が覆されたりしたからだ。あきらかに世界は後退している。オバマ大統領のときに前進したのに、トランプが後退させた。バックラッシュというべきなのか。とにかく、前進と後退を繰り返す。だが、徐々にLGBTQに対する理解は世界に広がっていると思いたい。映画やリベラル系のメディアや活動家たちの啓蒙の賜物だと思う。一方で、保守たちはそういったものは見ないから変わらない人たちも一定数存在するだろう。それにしても、保守はなぜLGBTQのような他人のことに口出しするのか理解に苦しむ。彼らの好きにさせてやればいいのに。それで自分たちの権利が侵害されるわけでもないのに。

参院選が徐々に近づいてきた。公示もされた。しかし、日本にリベラル政党は存在しなくなったので、私には選挙の意味がほとんど無い。と思っていたら、要由紀子さんが比例区で立候補されたらしい。比例区で「かなめゆきこ」さんと投票すれば、全国どこからでも彼女に票が入るらしい。そんなわけで、少し希望が持てた。


それにしても、日本の政党は保守ばかりになってしまった。いや、保守というより極右政党と言った方がいい政党もある。公明党もだんだん自民党みたいな政策になってきたし。もうなんか、末期って感じ。東芝が半導体を売って原発を残すって言ったとき正気を疑ったが、いまや日本人全体の正気を疑う感じになってきた。というか、諦めました。日本は衰退して保守が実権を握るヘンテコな国になるのでしょう。日本人のメンタルは外から見れば変なメンタルになる。なので、リベラルな日本人はディアスポラするしかないと思う。日本沈没でリベラルな日本人は世界に四散するしかないと思う。そして、外部から日本を笑ってやればいい。

ただ、懸念材料が少しある。一つは米国も欧州も後退していること、もう一つは中国がますます強大になって全体主義的な中華文明を世界に広げることだ。しかし、米国や欧州はそういった課題を乗り越えられると信じている。人類社会の未来は米国や欧州が提示すると思う。なので、日本人がディアスポラになる場合、米国、EU、英連邦あたりが良いように思う。

6月29日(水)
日本の最高裁は信用できない。

まとめ
日本の衰退が明白になってきた。政治、経済、社会がダメになってきた。安倍政治が酷かったのも原因のひとつだ。だが、それを見過ごしてきた国民にも責任がある。結局、政治家と国民がともに日本をダメにしてしまったのだと思う。そして、さらに右傾化が進行している。ダメな国にふさわしい、ダメな思想が蔓延しつつある。

中国は中国文明が古来から続けてきた全体主義を再び復活させるだろう。いや、さらにITを加えたより高度な全体主義国家を実現すると思われる。一方、日本は日本独特の全体主義国家を構築すると思う。それは空虚な中心である天皇制を核とする、理屈ではない、無意識の感情に左右される、いわば土人国家のような特殊な全体主義を実現すると思われる。外国人から見れば、どのようなロジックで物事を進めるか分からない国に見えるだろう。当の日本人にも道理では分からないだろう。ただ、無意識的な感情、いわゆる空気によって物事を進める国になるだろう。それは滑稽でナンセンスな国になると思われる。21世紀の文明社会の中では日本はかなり特異な国になると思われる。

欧米でもトランプ現象のような右傾化と愚民化の波が押し寄せている。しかし、欧米はこれを克服すると思う。なぜなら、グローバル化とIT化は人々を知的にするからだ。より多くの人々が知性を持つようになり、知識社会化していく。それに乗り切れない人も出るが、そういった人々はメタバース、つまりゲーム世界に没入して取り込まれていくと思う。彼らにとってはその方が幸せじゃないかと思う。

グローバル化とIT化で世界が知識社会化に向かう。いや、リベラルな都市ではというべきか。そこには地球惑星的な教養が必要だと思う。人類社会共通の教養が。地球市民としての教養。リベラルな市民が目指すところはそういう地球型人類の知性だと思う。ただ、日本ではリベラルは当分は育たない。リベラルな日本人はディアスポラするしかない。日本の方舟とならなければならない。


















2022年5月29日日曜日

NEWS2022.05


5月1日(日)
こういう不正が行わるように社会が変わってきたんだと思う。嘆いているというわけではなくて、知識社会への移行がこのような不正を生じさせるようになったのだと思う。

5月4日(水)


5月7日(土)
見田宗介教授の追悼番組。ゲストは大澤真幸氏。見田宗介教授のことはあまりよく知らないので勉強になった。ただ、私の本棚にはちくま文庫版の『気流の鳴る音』が一応あるでござる。

5月11日(水)

5月13日(金)




5月14日(土)
沖縄返還の際に日本政府が沖縄の基地を自由に使用して良いと容認した密約を米国と結んでいた話。そして、当時の政治的事情や日本のジャーナリズムの話。

私が印象に残ったのは、トークの最後の方で宮台氏が語った日本は差別的な国であるという話。差別に無自覚であること、沖縄を差別をしていることの話。

私は日本人についてはほぼ諦めの気持ちでいる。かつて経済的に繁栄したけれど、そこから立派な市民になれるかと期待したけれど、残念ながらそうはならず、物事の本質や意味が捉えられない、道理ではなく空気で意思決定してしまう烏合の衆から日本人は抜け出せなかった。ただし、そこに巣食う日本型権力者たちがいて、彼らは彼らの利権を守るシステムを構築しており、その利権システムを守るために陰湿に人々を囲い込んで反抗できないようにする圧力を持っている。彼らは反抗的な異端者は徹底して叩く。だから、日本を内側から変えるのはほぼ不可能に近い。日本人のオカシさに気づいた人は脱日本人化するに限る。立脚点を外に持つこと。外から日本のオカシさを言うしかないと思う。

5月18日(水)
凄くね?でも、一方で民業圧迫になりそう。




5月19日(木)
この力を技術的に可能にすれば、みんな、モテモテになれるんじゃ?いつかバオーなれるかもしれんなあ。

うむむ。高いなあ。これって正しいんだろうか?どうなんだろう?

5月21日(土)
戦争研究所の話は大変勉強になった。ネオコンが生き続けていることも分かって良かった。いや、ネオコンは嫌いだが、脅威が過去のものでないことが分かったのが良かったという意味で。それにしても、世界が後退しているように感じるのは私だけだろうか?

ところで、私のツイッターの界隈ではAV新法でいろいろともめているようなのだが、このニュースはちゃんとトレースできていないので、よく分からないでいる。私自身はポルノは必要だと思うし、一方でポルノに出演することで傷つくひとがいることも理解できる。どこかで線引する必要があるんだろうとは思う。ただし、ポルノを悪と決めつけるのは間違っていると思う。ポルノはセックスライフを豊かにするものでもあるからだ。基本的に性教育が最も重要なのだと思っている。それと私たちの性に関する知識がまだまだ貧しいのだと思う。性に関する知識が貧しいから、ポルノの製作者が間違いを犯したり、法律を作って取り締まろうとするフェミニストが間違った認識で取り締まろうとするのだと思う。

5月25日(水)
特集は2022年バッファロー銃乱射事件について。様々な言葉や数字の意味など野間さんの解説がとても勉強になった。西村博之氏の日本社会の扱い方がおかしいのじゃないかという野間さんの指摘も確かにその通りだと思った。


まとめ
マリウポリが陥落した。しかし戦争が終結する兆しが見えない。私はマリウポリが陥落すれば戦闘は終わるのではないかと希望的観測をしていたが、予想は外れたようだ。どうもロシアはドンバス地方の領土をもっと拡大したいようだし、ウクライナとその支援国はそれを阻止しようとしているようだ。戦闘が長引くほど憎悪が増大する。そうなればますます流れる血は増える。そうならないように、どこかの国が早期停戦(手打ち)のために間に入らないものかと思う。(戦いを長引かせること、ウクライナの軍事支援をすることで、兵器産業が儲かってるんじゃないかと思ったりもする。)

イーロン・マスクによるツイッター買収の件、どうなっているのか分からなくなってきた。トランプのような人物を勢いづかせるSNSでもあるのでウォッチしておかなければいけないと思っているのだが。

今月は『教育と愛国』が印象的だった。愛国教育はボディーブローのように効いてくるので看過できないのだが、おそらく、数年後には日本の若者のネトウヨ化を増進していることだろうと憂鬱に思う。

それとAV新法が今月は目立ったトピックだった。しかし、私自身はどういった経緯になっているか、よく分かっていない。私はポルノはセックスライフの充実に必要なものだと思うし、一方でポルノに出演したことで傷つくひとがいることも理解できる。ただし、ポルノ産業を悪であるとして一方的に叩くやり方は問題だと思っている。ポルノは必要だし、ポルノに出演したことで傷つくひとが一定数出てくることも自然だと思う。「自分は出演しても大丈夫だと思っていたら、実際に出演してみたら大丈夫ではなかった」ということは人間だからありうることだ。人間は間違える生き物だからだ。そういった場合のケアの体制を整えることだと思う。

セックスワーカーについても、当人たちが自由意思で決定したのなら、問題ないと思う。人間には性欲があって、必ずしもセックスと愛がセットでなければならないと決めてしまうのは間違っていると思う。セックスと愛を切り離して、単にセックスだけを楽しむための関係があってもいいと思う。むしろ、買春の側に人権感覚が欠如していることが問題だと思う。サービスを買っているのであって人間を買っているのではないのに、あたかも人間の尊厳を傷つけるような感覚を持っている場合がある。プレイとしてそういう遊びは許容されるけど、それは事前に双方が同意した上で決めるプレイであって、あたかも現実がそうだと勘違いしてはいけない。日本人に勘違いしている人が多いのは日本社会で権力が上下関係として幅を利かせていることが多いからではないかと推測する。上に媚びへつらう輩は逆に下に対して頭を下げろと要求することが多いと感じる。日本人は権力に飼い慣らされている家畜のような人間が多いのだと思う。彼らは自己と相手の互いの尊厳を尊重する対等な人間関係を持てないのだと思う。

沖縄本土復帰50年も印象に残ったトピックだった。そして、日米地位協定を思い知らされた。かつての枢軸国ですら米国と対等になっているし、かつて日本だった韓国すら、米国と対等なのではないかと思う。それなのに日本と米国の関係を比較した場合、日本は米国の下に位置づけられる。米国から見れば、韓国の方が日本よりも地位が高いことになるんじゃなかろうか。保守はこの事実をどう考えるのだろう?日本国憲法前文には「われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる」とあるが、日本は自国の主権を維持してるのかと疑問に思ってしまう。保守はこの前文も変えたいのだろうなあ。もちろん、皮肉だが。









2022年4月30日土曜日

NEWS2022.04


3月28日(月)
原油高と円安。日本の崩壊が間近に迫っているのかもしれない。

3月29日(火)
果たしてうまく行くのかどうか。

YouTubeには、こういう使い方もあるんだなあ。

3月30日(水)
自衛隊のネトウヨ化が進んでいるのかなあ?抑圧する軍隊と解放する軍隊。この場合、抑圧する軍隊に相当するのかなあ。

3月31日(木)
TechCrunchJapanとEngadget日本版が終了した。とても残念だ。日本の衰退と関係があるのかなあ。

4月2日(土)
良かったと思う。グーグルも労組を作ったし、スターバックスも作ってたんだね。

4月3日(日)
最初はあまり期待していなかったが、見始めたら段々と別の視点で世界を見ることができたので良かった。

ウクライナの件。どうやらロシアは軍をキエフ方面から東部地域へ移動するらしい。戦略の変更だと思う。最初、東ウクライナを短期間で獲るつもりが、予想外に苦戦して無理だと覚って、当初のクリミアとドンバス地方の奪取に集中するつもりなんだと思う。もちろん、事態は流動的なので獲れるならもっと領土を増やそうとするだろうけど。となると、やはり、マリウポリの陥落が大きなポイントになるんだろう。今回、ロシア軍が苦戦した理由はおそらく補給がしっかりしてなかったこと。短期間で奪取できると考えていたため、長期の補給を想定していなかった。それとウクライナの対戦車ミサイルが予想以上に多くの成果を上げたことだと思う。ロシア軍としては解放軍であらねばならないので、あまりウクライナを破壊せずに奪取したかったはずだが、反ロシアのウクライナ人が多数潜んでいてドローンを使って偵察して対戦車ミサイルでロシア軍をかっこうの標的にしてしまったのだと思う。ロシア軍は対抗してウクライナ軍が潜んでいる街を破壊することもできたが、それではウクライナ人の恨みを買い、占領後の統治からはどんどん遠ざかってしまう。結局、無理を悟って軍を引かざるを得なかったのだと思う。シリアやイラクでの戦闘との違いはその辺りにあると思う。ただ、ロシア軍も仲間を殺された恨みが積もっているだろう。その怒りがマリウポリに叩きつけられるかもしれない。マリウポリが惨劇にならなければ良いのだが。誰か止められる者はいないものか・・・。

日本の件。日本の財政がここまで悪化しているにも関わらず誰も止めようとしなかった。「今ここで緊縮財政にしたら大変なことになる」と言いながら、ダラダラと積極財政を続けてきた。財政が破綻する危険性があるにも関わらず、多くの専門家が口をつぐんできた。アキレスと亀の論理と同じで、アキレスが追いつく頃には亀は前に進んでいるからアキレスに追いつかれることはないと言い続けてきた。しかし、現実はいつかは亀はアキレスに追い抜かれる。日本の財政もいつかは破綻するだろう。ソ連が崩壊した後、ロシアをハイパーインフレが襲い、年金生活の老人たちは卵を買う金も無いと嘆いていた。その後、その老人たちは生き残れたかどうかは不明だ。日本を財政破綻が襲えば、同じようにかなりのインフレになるだろう。そのとき、どれだけの悲劇が起こるか、背筋が凍る思いだ。日本人は日本人だけで群れていると、自分たちがいかに愚かであるかに気づかない。後の時代のひとが見れば、今の日本人がいかに愚かだったかが分かるんだろう。

この間、本を読んでいたら、黒人女性がシングルマザーを選択するのは、けっこう手厚い生活保護を受けられて暮らしていけるからだという。また、白人からしてみれば、生活保護の支給を止めてしまえば、黒人は暴動を起こして街を破壊してしまうし刑務所も増えるしで、かえってコストが高くなるだろうから、手厚い生活保護の方が良いんだと考えるらしい。そう考えると、日本は生活保護の捕捉率は20%と非常に低い。十年くらい前は毎年3万人の自殺者を出していた。実際は検死体制の上限があるためにもっと多いかもしれないとのことだった。昨今は巻き込み自殺に変わっている。一方、欧州はもともと福祉が手厚いので生活保護受給者の捕捉率も高い。結局、日本の生活保護の政策に問題があるから巻き込み自殺が起こるんじゃないか?日本人は巻き込み自殺に対して当人を責めるばかりだが、マクロな目で見れば、それは政策が悪いからではないか?日本の衰退が著しいので、ますますこの問題は大きくなっていくだろう。日本は現実を見て現実に即した政策を施行しないと、どんどん酷いことになっていくと思う。恥とか言っている場合ではない。

4月5日(火)

4月6日(水)

ブチャの虐殺は野間易通氏の分析がおおむね正しいのだろうと思う。プーチンのロシアには、チェチェンやシリアでの残虐さの実績がある。それにしても、悲しいことだ。ロバート・マクナマラが映画『フォッグ・オブ・ウォー』の中で「人間の野蛮さは変わらない」と危惧していたことを思い出さされた。人間にはこのような残虐な行為を為せる残虐さが具わっている。そういった人間がより強力な武器を持ち、さらに核兵器まで持っている。冷戦時代は終末時計といって人類滅亡をもたらす最終戦争に警鐘を鳴らす指標がしばしば取り上げられることがあった。グローバル経済とインターネットでそれらは過去のものになったかのように錯覚していたが、そうではないことを思い知らされた。

このような残虐な戦争を仕掛けるロシアに屈することは危険だという評論家もいる。たしかに一理ある。人々を恐怖で支配して全体主義国家にするのはそういった輩の常套手段だろう。しかし、それに抵抗するためにさらなる犠牲が生まれるのも、なんとも惜しい気が私はしている。ジレンマだ。なんとか早い停戦を願う。

ロシアは、当初、東ウクライナを建設するつもりだったのだろうが、予想に反して攻略に難航してしまい、予定を変更してドンバス地方に目標を修正したのだと思う。結局、この戦争はプーチンの思惑に反して、ウクライナに反ロシアのクサビを打ち込むことになってしまった。もはやウクライナは今後は強力な反ロシア国になるだろう。また、欧米もロシアに対して経済制裁を加えることで、ロシアはかつての大国のような力を持つことは困難になり、その核戦力に見合わないほど経済力は低下してしまうと思う。結果、ロシアは中国にすり寄るしかなくなると思う。ユーラシアでは中国が大国になる。冷戦時代は米ソ対立だったが、21世紀は米中対立の時代になる。ロシアは中国に加勢するしかないだろう。また、EUの中でドイツが軍事的に目覚めてしまう可能性が高くなった。EUから英国が離脱した今、NATOから完全に独立した欧州大陸だけの軍事同盟ができるかもしれない。フランスとドイツが互いに牽制し合いながら。ところで、日本はアングロサクソンにも入れてもらえないから、宙ぶらりんになると思う。日本や韓国は米国と中国の間の緩衝国になるかもしれない。長い目で見れば、中国は米国よりも強くなる可能性が高いから、太平洋を米中で2つに分けるという中国の安全保障の理想からすれば、日本はいずれ中国に呑み込まれるかもしれない。そもそも日本は中国なしでは経済が経ち行かなくなる可能性が高くなり、中国経済圏になるしかなくなるのではなかろうか。できれば、日本は自由主義諸国と同じ価値観であり続けて欲しいが、いかんせん、日本人自身が全体主義と相性が良い。リベラルな日本人は日本を去らねばならないかもしれないし、その方が幸せかもしれない。

4月8日(金)
どのような人となりの人物なのかは分からないが、とりあえず、黒人で女性の最高裁判事が誕生することになったのは良いことだと思う。

4月13日(水)


4月16日(土)
実はウクライナの極右勢力はヤバいという話。清義明氏の指摘が正しいのだろうと思う。野間易通氏や安田浩一氏はウクライナの極右勢力を軽いものと見誤っていたということだろう。実際はかなりヤバい連中ということだろう。ただ、注意しないといけないのは、プーチンやロシアの極右はもっとヤバそうだということ。

それから、戦争を終わらせるのは、ロシア軍がウクライナから撤退することであり、それはプーチンの決断にかかっていること。ただ、プーチンを批判しているだけでは停戦には至らないので、停戦交渉にはプーチンとの取引きが要るんだろう。しかし、戦闘が長引けば長引くほど失われる人命も増えていく。

4月17日(日)

ブチャの虐殺は、恐怖による支配が目的だと私は考えている。住民の一部を残虐に殺害することでその他の住民を恐怖で従順にさせて支配統治しやすくするという効果を狙ってのことだと思う。というのも、住民が自由に好き勝手動いて、ひいてはそれが占領軍に対するゲリラ活動につながることを恐れてのことだと思う。見せしめに殺害して住民に恐怖を植えつけ、怯えさせて管理しやすくする。押し入った強盗が人質を従順にさせる手法と同じだと思う。なので、ジェノサイドとは少し違う。

国連や国際法を無力に感じるというのは、その成り立ちを歴史を追って知っておく必要があると思う。端折っていえば、第一次世界大戦が欧州各国の互いに牽制し合う複雑な軍事同盟によって勃発してしまったこと。(←ビスマルクはそんなことになるとは思っていなかっただろうが。)その第一次世界大戦の反省から世界平和は軍事力ではなく話し合いで解決すべきだとウッドロー・ウィルソンが奔走して国際連盟を設立したこと。ところが、バランス感覚に欠けた運営によって国際連盟から脱退が相次ぎ、第二次世界大戦を招いたこと。米国が連合国側を勝利に導き、ルーズベルト大統領が先導して戦後の世界秩序を構想し、再び国連を創設したこと。(ただし、ルーズベルトが倒れて、トルーマンとチャーチルが後を継いで冷戦構造が鮮明になっていった。いや、スターリンが粛清して2千万人も殺して独裁体制を敷いていたことがそもそも問題。)そういった経緯(努力と犠牲)があるから、現在の世界秩序のおおもとが形成できた。ルーズベルト大統領が米国の内政を近代化したが、内政だけでなく、世界も近代化させたと思う。非常に偉大な功績を残した人物だと私は考えている。日本国憲法もおそらくルーズベルト大統領の意向が反映されたものだと思っている。元々、フィリピンの軍隊を持たない憲法をルーズベルトが書いたんじゃないかと思う。それを日本にも適用したんだと思う。”世界の警察”という考えはルーズベルトのものだ。さらに世界人権宣言も、元はH.G.ウェルズの第二次大戦中の活動によってサンキー権利章典が原案で、それをルーズベルト大統領夫人が採択させた。人類社会の未来をルーズベルト、H.G.ウェルズ、ルーズベルト夫人は見ていた。そこにケインズを加えてもいい。ケインズもグローバル経済を見据えて、現在のものとは違うIMFを構想していた。しかし、ルーズベルトもウェルズもケインズもすぐに亡くなってしまった。世界は冷戦構造になって二分されて、彼らの見ていた未来構想は停滞してしまった・・・。そして、冷戦構造が終焉して、国を率いる政治家は自国の利益を優先して、世界全体を見ることを忘れてしまった。人類社会全体を見る政治家とその政治家を支える人々も人類社会全体を見る努力が要る。何の話だったか忘れてしまった(苦笑)。あ、そうそう、国連とか国際法の無力感の話だった。それらを支えるには無限に等しい根気と努力が要る。多分、歴史学者のポール・ケネディも『人類の議会』の中で同じようなことを言っていたような気がする。

4月18日(月)
なんぞ???

4月20日(水)
選挙の前にバラマキするのが当たり前になってきた日本政治。終わるな、この国は。

今週はワクチン接種3回目だったのだが、全然熱が下がらない。だんだん疲れてきた。

4月25日(月)
ScanSnapが富士通からリコーへ変わっちゃうのね。

4月27日(水)
日本人の歴史認識が安倍政権の頃からおかしくなってしまったが、その帰結的な話だと思う。欧米では「ホロコーストは無かった」という歴史修正主義は敗れたと思うが、日本では「南京大虐殺は無かった」という歴史修正主義者たちのウソがウヤムヤにされてしまっていると思うし、従軍慰安婦も歴史修正主義者たちがウソをいまだにばら撒いていると思う。つまり、日本では歴史修正主義者たちのウソがまかり通りそうになっていると思う。日本人は真実を見ない恥ずかしい人たちになりつつある。ただ、全体主義の国の人たちとは日本人はちょっと違って、全体主義よりももっと原始的な感情に動かされている人たちだと思う。やはり、天皇という巨大な空虚を中心に据えた国だけのことはある。愚痴になってしまった。動画の最後のトピックでイーロン・マスクによるツイッター社の買収の話が触れられていて、そこで野間氏のツイッターに対する考えが聞かれて良かった。

4月30日(土)
今回はムラブリ族という、久しぶりに人類学的な話で興味深かった。

まとめ
今月もウクライナ侵攻が最大の話題だった。ロシアが作戦を変更したことが大きなニュースだった。ドンパス地方とクリミアに兵力を集中した。早く停戦して欲しい。

日本では、円安によって物価が上昇して人々の暮らしに打撃を与えつつある。もっと政権批判につながっても良いと思うのだが、あまりそうなっていない。メディアがあまり批判的に報じてないのだろうか?苦しむ人々の声があまり報道されていないように思う。

参院選に向けて少しずつ動きがあるようだが、政治家も国民も劣化が激しい。日本人の政治、経済、社会に対する知識・知性が著しく劣化しているからだと思う。ここまで酷くなると手の打ちようがない。結局、普段から地道に啓蒙を続けるしかないと思う。でも、それだと微力すぎて無力と等しいかもしれなくて、結局、意味ないかもしれない。もう、どうしようもないね・・・。だからといって、なんとかしようと一発逆転とか足掻くのは良くないと思う。そういうのは悪い方向に歯車を余計に回す結果になると思う。もう諦めて、マイペースで地道に地味に積み上げてゆくしかないと思う。