2023年7月16日日曜日

NEWS2023.07


7月1日(土)

7月2日(日)
是枝裕和監督の『怪物』について感想を書いておく。映画は3つの視点で語られる。母親の視点、保利先生の視点、湊君の視点で順番に描かれていく。視点が進むにつれて物語の真相が次第に解明されていく。例えば、母親の視点では保利先生は悪い先生ではないかという印象を受ける。ところが保利先生の視点になるとそうではないことが分かってくる、という次第だ。物語の核心にあるのは、湊君と依里君の淡い同性愛関係だ。この二人の同性愛関係が秘められている、あるいは、隠されているがゆえに、それを覆う周囲の人たちとの関係に問題を生じるという構造になっている。周囲の人たちによる、同性愛に対する無理解や嫌悪感がある。主人公の一人である湊君自身も同性愛に対する戸惑いや葛藤がある。また、もうひとりの主人公の依里君は同性愛っぽいという理由で同級生の男子からいじめられている。さらに依里君は父親からも同性愛を理由に虐待を受けている。(ちなみに父親はアルコール依存症かもしれない。)母親も保利先生も同性愛については嫌悪感を抱いている風には見えないが、同性愛というものを考慮しておらず、無意識に同性愛を疎外している。(本来なら、性的マイノリティも含めた包括的な性教育が必要なんだと思う。それが無いために性的マイノリティを傷つけてしまう。)だが、この物語をさらにややこしくしている問題がある。それは学校の姿勢だ。モンスターペアレンツが学校を変な方向に変えてしまったという現状がある。いや、モンスターペアレンツという保護者の側だけでなく、学校側にも体罰教師という、保護者の信頼を失わせる問題のある教師の存在がある。結局、保護者と教師の間の信頼関係が揺らいでしまったのだと思う。そこで学校がとった対応が、事の真相を明らかにすることではなく、謝罪して保護者の怒りをやり過ごそうという、事なかれ主義的な対応だ。問題に対して真摯に向き合うのではなく、モンスターペアレンツや問題からの逃避だ。本来なら、根拠のない言いがかりなら言いがかりだとモンスターペアレンツをはねつけるべきだし、問題があるならその問題の真相を究明すべきだ。ところが、校長は学校を守るため、ひいては自身の保身のために「真実なんてどうでもいいんです」と言い切って、問題から逃げてしまう。そして、最後には保利先生をスケープゴートにして学校を守る。保利先生は何も悪いことはしていないのにだ。校長は孫との写真をわざわざ母親に見えるように置いて、自分に同情が向くようにと孫の死まで利用している。校長は卑劣だし、そうやって守る学校に何の意味があるのかと思う。問題に対しては立ち向かうべきだと私は思う。問題とは闘うべきだと思う。確かにモンスターペアレンツなる輩と闘うのは大変なエネルギーが要ると思う。しかし、間違ったことを通してしまってはダメだと思う。真実を追求すべきだと思う。確かに真実が解明されるまでには時間を要するかもしれない。すんなり事が進むものではないかもしれない。しかし、だからといって悪や恐怖に折れてしまってはいけないと思う。大変だとは思うが、その大事な一点だけは決して曲げていはいけないと思う。物語の大枠は以上のような感じだと思う。付け加えると、児童虐待の問題がある。依里君は父親から虐待を受けていた。最後の浴室のシーンで身体のアザの理由が判明する。そして、放火の理由もそこから分かる。家族は閉じがちで、社会の私たちが虐待には常に注意していないといけない。

7月5日(水)
NoHateTV Vol.227 - 差別是正措置(アファーマティヴ・アクション)の行方

7月8日(土)

アファーマティブ・アクション(積極的是正措置)は、普通に考えれば特定の人種だけ優遇するというのは不公平だけど、今まで不利になっていた人種を底上げするという意図のために、不公平ではあるがあえて優遇するという施策。ある程度、格差が解消したら、これは終了する施策というのは了解されていたことと思う。問題はいつ、どのくらいを目処に終了を決定するかということ。今回はアジア系から不公平を指摘されて検討した結果、終了するというのが建前らしい。これは難しい問題だと思う。どのような指標に基づいて決めれば良いかという・・・。ただ、米国をはじめ世界で分断が生じつつある今、アファーマティブ・アクションを違憲として終了するのは、さらなる分断を煽るのではないかという危惧がある。人類社会はグローバル化の波をいくつも経てようやく格差を解消できるのかもしれない。これはまだ初期段階で、これから何度もアファーマティブ・アクションが施行されて終了しの繰り返しをやるのかもしれない。

7月12日(水)
日本人は変わらないのだと思う。テクノロジーで外側は変わっても中身が何も変わらないのだと思う。中身が変わるには物事の本質を考えなければならないのだが、日本人はそれが大変苦手なのだ。日本人の限界だ。日本の繁栄は90年代までだった。

残念な知らせ。合掌。日本社会の狭量さ、生きづらさがある。

7月19日(水)
野間さんがコロナに感染したとのこと。お大事に。

7月22日(土)
公共放送などという名称は止めて国営放送にすればいい。本来ならばスクランブル放送にして有料化すべきだが、国営放送にするならば税金から徴収すればいい。そもそも日本の今後は経済が縮小してゆくのだから、NHKも縮小すべきだ。豊かだった頃と同じ体制で続けていこうという考えが間違っている。日本は貧しい国になるのだから内容もそれに見合った質素なものにしていけばいいのさ。

7月26日(水)


7月29日(土)
日本が材料や装置については優位であることに驚き、勉強になった。でも、それって化学工業じゃないのかしらとも思う。また、80年代のスーパー301条やムーアの法則の限界の話が無かったことは残念だった。インテルの人員削減の話や熊本のTSMCの工場が前工程だけというのも勉強になった。米中摩擦で台湾がどうなるかについてもっと言及してほしかった。ラピダスが無茶な願望で動いていることもハッキリ言ってもらって良かった。エルピーダもジャパンディスプレイも撃沈したが、ラピダスも撃沈するのだろう。そして血税がドブに捨てられていく。ただ、ラピダスの場合は最初から補助金狙いじゃないかと言う気もする。最初から勝つ気はなくて、補助金で高額の退職金をもらうことを狙っているような気がする。ところで、「材料や装置で優位だから日本は大丈夫」というのは私は疑っていて、中国が必ず追いつくと思う。日本と違って中国は戦略を持っているからだ。中国は必ずコンピュータ産業全体を席巻することを狙ってくると思う。コンピュータは世界の覇権を担う核心的テクノロジーだからだ。日本に話を戻すと日本人には戦略が無い。日本人は戦略も無しに日中戦争や太平洋戦争を始めた。半導体競争でも戦略が無かった。イケイケドンドンでも運が良い間は良かったが、そうでなくなれば途端にダメになってしまう。日本は運を使い果たしてしまった。結果、日本は貧しい国にならざるをえない。自業自得。

日本というのは特殊な国だと思う。政治状況を見ても、日本は保守しかいない。自民党は保守だし、野党も大半は保守だ。リベラルはほとんど無くなってしまった。一方、西欧や米国は保守とリベラルが拮抗している。それは正しい状態だと思う。強大な国家権力に対して社会が足枷をはめようとしているからだ。工業社会のときはツリー構造の上下階層構造だった。ところが、知識社会に移行したことによって、ツリー構造を横断するネットワークが張り巡らされ始めた。上下のツリーに対して横断するネットワークだ。その結果、社会は複雑なマトリックスへと変質していった。多様な社会、ジャングルや大脳のような複雑なシステムが構築されていったのだ。単純なツリーだけでなく、縦横無尽に横断するネットワークがツリーを繋げていき、その結果、複雑な複合体のシステムになっていった。国家体制に対して社会がNPOやNGOなど様々なネットワークを介入させて複雑化させたのだ。ところが、日本には、そういった社会が無い。むしろ、人々はツリー構造を強化するように忖度して、多様性や弱者を排除していった。その結果、政治は保守ばかりになってしまった。中国などは国家権力が反対分子を叩くために全体主義を押し付けてくるが、日本の場合は末端の人々までが一緒になって全体主義へ向かっていった。草の根全体主義だ。結局、日本はツリー構造の排他的全体主義国家になってしまった。当の日本人は自由だと思っているかもしれないが、視野はかなり狭い。欧米は多様な展開をしつつあるが、日本にはそのような多様性はないからだ。日本人は世界の人々が多様な展開を見せることを不思議に眺めている。しかし、多様な展開をせずに均一的な視野の狭い思考しかしない日本人の方こそ本当は変なのだ。自然は多様性に満ちているのに、日本人だけは柵の中の家畜の羊たちのように、皆、同じ均質の日本人なのだ。不自然なのは日本人なのだが、日本人自身はそのことに気付かないのだ。しかも、経済が成長していた頃と同じやり方で経済政策を施行するものだから、縮小する日本経済にマッチせずにどんどん墓穴を掘る始末だ。気づいたときにはスッカラカンになっているだろう。日本の経済敗戦は目に見えているから、それに見合った政策に転換すべきなのに、それができない。第二次世界大戦の時と同じだ。失われた10年のときは焦燥感があった。もはや30年が過ぎている。経済敗戦を自覚すべきだ。敗戦を自覚した上で、取り戻すのではなくて、着地することを考えるべきだ。でなければ、ますます墓穴を掘って弱者ばかりがそのしわ寄せを食らうことになる。日本は失敗したのだ。先進国からは脱落した。だから、いろんなものを縮小してゆくしかない。だが、おそらく、他人を踏みつけにしてでも自分だけは裕福になろうという輩が続出してくるだろう。甘言を弄して人々を騙して、結果、格差社会に変えようとするだろう。今の日本人の程度では、騙されるひとが多いだろう。三流国の悲劇はさけられないということだ。残念だが、個々人で対応していくしかない。非効率で煩わしいことが増えるだろうけど、それが三流国の宿命だ。

2023年6月30日金曜日

NEWS2023.06


6月5日(月)
日本は呆れるほど補助金依存になっていると思う。補助金に依存するようになると市場競争で生き残ろうと努力しなくなる。そんな努力など止めて補助金に依存していれば楽に儲かるからだ。そして、日本がここまで落ちたのは技術力で負けたからだ。IT革命に対して日本は適応できなかった。大企業が幅を利かす垂直統合型で、新興企業が自由に競争・活動する水平分散型になれなかったからだ。日本の歪んだ血統主義が背景にあると思う。この問題はずっと指摘されつづけてきた。にもかかわらず、それでも変われなかった。だから、今後も変わらないだろう。したがって、日本がかつてのような繁栄を取り戻すことはない。

6月7日(水)
仲岡しゅんさんという方を初めて知った。なんとも凛々しい会見で見入ってしまった。また、野間氏がターフをようやくヘイターとして扱うようになった。さて、ではコラボはどうなんだろう?ちなみに私は松沢呉一さんと同じでコラボに対して懐疑的である。

6月14日(水)
先週に引き続き、野間氏がLGBTQを差別するフェミニストも敵認識した回だった。さらに差別がすべて同じだというのも納得だった。人種差別・ジェンダー差別・障害者差別の3つ。それにしても、日本はいかにマイノリティを差別する国であるかだ。「日本人はみんな同じ」という感覚が強い。多様性を認められない。植物に例えれば、日本人はみんな「稲」だと思っているフシがある。ところが、自然はジャングルで、樹木があれば、シダやコケやキノコもある。ところが、みんな、「稲」のように生きろと押しつける。他者がシダやコケやキノコのようなライフスタイルをとることを容認できないのだ。しかし、それは自然に反する。だから、みんな、窮屈になる。「稲」であることが合っている者と「稲」を利用する者だけに都合の良い社会になる。だが、そのようなモノカルチャーでは社会は痩せ細っていく。江戸時代の人々が身体が小型だったように、いずれ日本社会も豊かさのない貧しい社会になっていく。しかし、残念ながら、日本人にはそれが分からないのだ。文明が衰退するとき、愚かなことをやっているなと外からは分かったりする。外の人々は中の人はなぜそんな愚かな行為をしたのか、愚かさに気づかないのが不思議に思ったりするものだ。今、日本に起こっているのはそういう内部の衰退現象だ。

6月16日(金)
「LGBT理解増進法」は、実際はマジョリティが不快にならないようにLGBTが配慮するように促すという「LGBT差別増進法」になってしまった。そもそもG7から日本のLGBT差別を解消するように促されて、岸田首相は今回の法案を急いで成立させたわけだが、真逆の法案を作ってしまっている。名称だけ「理解増進」と謳っていれば、岸田首相はG7を騙せると思っているのだろうか?日本人は本当に物事の本質を理解する能力が欠けているとつくづく思う。これでは日本人とはまともに話し合いができないではないか。それにしても、もはや日本は先進国では無いのだと思う。むしろ中国やロシアと同じだ。LGBTに対して差別的な法律を定めてしまったわけだから。結局、日本は先進国には成れなかったのだと思う。明治の頃から脱亜入欧などと言って日本は文明国に成りたがっていたが、結局、理解できなかったのだ。

日本の経済が衰退するのはもはや免れない。技術力も低下する一方だろう。おそらく、日本は企業が支配する社会になる。企業も世襲が大半になっていく。日本には社会というものが存在しなくなっていく。いや、元々、日本には世間はあっても社会は希薄だったのだが、それがさらに加速する。江戸時代は能力がなくても家柄だけで貧富が決まったが、それに近くなるだろう。人々から活力が失われ、暮らしは窮屈になっていく。金持ちの横暴が当たり前になって、人権が軽視されて、ある種の身分社会が形成されていくと思う。幕末の頃はそういった風潮に嫌気がさして、下級武士は剣術に走ったり洋学で実力をつけようとしたりした。そして幕府を打倒して明治政府を樹立したが、今度はそうはならないだろう。嫌気がさしてチャンスと能力がある者は海外へ脱出するだろうからだ。だが、チャンスも能力もない者はこの日本ですり潰されていくのだろう。虐げられた者は精神を悪しき固定観念に縛られて生涯をすり減らしていくしかないのだろう。今は高度経済成長期の遺産があるから豊かに見えるが、もうじきそういった遺産も寂れていくだろう。残念だけど仕方がないと思う。明治維新で日本が東アジアの中で先駆けて繁栄したことや戦後も日本が高度経済成長を成し遂げたことは本当に奇跡的だったのだと思う。日本の時代は終わったのだ。日本は再び東アジアの貧しい国に戻る。それが本来の姿なのだろう。ただ、高度成長期を経験した日本人は幸運に恵まれていたといえる。当時の貧しい国々を押しのけて、高い位置から多くを見ることができたのだから。そういった日本人は日本から飛び出して活躍する道を模索すべきだ。日本は国としてはもはや繁栄することはないが、個人としてはまだ世界に飛び出していける者もいるはずだ。このまま不自由な日本で人生を棒に振ることはない。日本を飛び出して人類社会の本流と合流すべきだ。

6月18日(日)
雑談できないひとが増えたのは感じる。でも、私の周囲の環境はちょっと特殊だからなあ。

6月19日(月)
ちょっと前のニュースだけど、最近、石川温さんのポッドキャストで知った。半導体に力を入れても国内に半導体を使うメーカーがいなくなればダメじゃないかという話だった。確かにそうだと思う。ちなみに記事内でも指摘されているが、シャープは親会社がフォックスコンだから日本の企業ではない。いつまでシャープを国内企業だと言うつもりだろう。

6月21日(水)
ツイッターでちらほら見かけた森奈津子を初めて映像で見た。また、維新の高石康なる人物を初めて知った。

6月24日(土)



今週は日本がとても差別的な国だというのが分かるニュースが多かった。海外の白人至上主義者が日本を理想というのも分かる。日本人の差別意識は無意識に刷り込まれているので、「日本人が差別的だ」と言われると心外だと怒り出す。ところが、実際はとても差別的な国民だ。例えば白人と黒人のトイレを分けるのは差別だと分かるかもしれないが、シス女性とトランス女性のトイレを分けるのは差別だとは気が付かないのだ。在日韓国朝鮮人が公職に就くことが無いのも日本人は差別だとは考えない。それで当然だと思っている。だからナイキのコマーシャルで差別を指摘されると憤慨したりする。障害者の強制赴任も同様だ。障害者には生殖の権利がないと思っている。日本人は自分たちが気付かないだけで、実際はとても差別的な人たちなのだ。

維新が支持を広げている。今の日本に相応しい。日本の劣化が著しいが、それに相応しい政党だ。戦前、多くの国民が軍国主義を後押ししたが、結局、日本人は戦前と同じで変わらない。

繰り返しになるが、心ある者は日本から脱却することだ。劣化する日本に固執しても時間と労力のムダになる。それよりは外部に足場を作ることだ。もう1つはコミュニティを作ることだ。このコミュニティは外部に脱却のための集合知を形成するのにも役立つだろうし、内部に対しては日本の劣化に少しでもブレーキをかけるのに役立つだろう。ただ、劣化を推める保守たちもコミュニティで対抗するだろうから、この内部への闘争は無意味になることも多いだろう。そして、何より大多数の日本人自身が無思想で損得勘定で動くから、変わり身が早い。それはプラスに作用する場合もあれば、マイナスに作用する場合もある。だが、根本は物事の本質を見極める能力が欠如しており、信念に欠け、目先の損得勘定で行動するから所詮は利己的な烏合の衆に過ぎない。この国民性はどうやったって変わらないだろう。日本人は人類の文明社会の歩む道から外れた島国の特殊な独特の人たちになるだろう。したがって、冒頭に戻るが、心ある者は日本から脱却することが一番の処方箋になる。

6月28日(水)




2023年5月31日水曜日

NEWS2023.05


5月1日(月)
未知の技術開発に投資するかどうかの決断は難しいと思う。しかし、理由が既存の利益団体の利益を損なうからというのはなんともトホホな話だ。

障がい者を笑いものにする行為は今までもよくあったし、これからも出てくると思う。特に知識や経験の少ない子どもはそういった行為をしてしまう可能性が高い。その度にそれは悪いことだと教えていかなければならない。マツダも非を認めてちゃんと謝罪した方が良かったのに。間違いを認めない態度は物事の本質を見誤ると思う。

海野さんの著書には大変楽しませてもらった。もう読めなくなると思うと悲しい。合掌。

5月3日(水)


5月6日(土)
金子勇さんが無罪だったことを知らなかった(汗)。それだけでもこの番組を見て良かった。そして日本が変わらないことも壇弁護士の話から伝わってきた。黒船しか変えられないと。そして神保さんが黒船が来て変える場合、非常にブルータルになるというのも頷ける指摘だった。そして、それでも木を植え続けるしかないと宮台さん。変えられる可能性として、メディアを上げる神保さん、教育や家庭や様々なコミュニティを上げる宮台さん。尤もな指摘だと思う。

日本は地域コミュニティがダメになってしまって、個々人がバラバラになってしまった。その代わりにネットの普及で、今後はネットを介したコミュニティが発展してくるのではないかと思う。いや、既に発展していっていると思う。そういったコミュニティが政治に関心をもって社会総体としての下支えする力になって横暴な国家権力を変えていければと思う。しかし、現状を見ると保守化が進んで、日本的全体主義化していくのが日本かもしれない。

5月7日(日)
ふむ。

5月9日(火)
有料記事なので読めないが、だいたいは予想できるような。選別の基本はまずお金だと思う。その次が相性なんじゃなかろうか。

サムスン、マジで凄いなあ!

5月10日(水)


5月11日(木)
凄いなあ!

5月13日(土)


5月14日(日)
意見陳述で拍手喝采、でも実際の政策にはまったく活かされないというのが日本の政治。

5月15日(月)
個人向けから撤退して法人向けに注力するとのこと。端的にいえば病院とかかな。市場競争では勝てないから、補助金ビジネス分野で頑張るということか。

5月17日(水)
「ネトウヨが訪ねてくると記事のネタになるのでお金の音がする」という安田さんの話が面白かった(笑)。梅村議員をはじめ維新の政治家がのさばるような日本はもう手遅れとしか思えない。デタラメだろうがゴリ押しして何でも通してしまうような、がめつい人間が政治をやる国になってしまった日本。みんな、自分たちの損得勘定だけでしか考えない。モラルも何もない。横暴な経営者が幅を利かす国。それが日本。そういう経営者のもとで、やはり自分たちの損得勘定だけでかしずく従業員たち。日本人の大半がそうなってしまった。正義もモラルも無いから、筋が立てようがない。筋が無いかわりに損得だけはある。あとは筋が見えないから、疑心暗鬼で周囲をキョロキョロ見回して波風たてないようにしてるだけ。日本人は本当にダメになってしまった。

5月18日(木)
工場を日本国内で作って雇用してくれというお願い。立場がかつてと逆転してしまったなあ。しかし、もうそれも仕方ない。日本は技術力が低いからなあ。日本人の人件費を安くして工場を日本国内に作ってもらうようにお願いするしかあるまい。

日本人はダメになってしまったと思うが、むしろそれが日本人の平均かもしれない。戦後の高度経済成長期がむしろ日本の黄金時代だったのだと思う。豊かだった時代に精神も豊かになれたのだろう。経済が衰退してしまって、単に元に戻っただけだろう。日本人の精神構造はやはり欧米先進国とは異なっている。欧米先進国の精神構造はグローバル化と近代化でだんだん世界標準になっていくと思う。しかし、日本人はそこから外れていっている。日本人はかなり珍奇なタイプになる。標準的な精神構造では心に奥行きがあるのだが、日本人の精神構造の場合、奥行きとはちょっと異なってくる。闇という方が近い。無意識の暗い闇を抱える。日本文化が珍しい独特なものを持っている点はそこに起因すると思う。中国人のような明解な精神構造を持ってしまうと逆に政治は不安定になるから、権力者は強権的に抑えるしかなくなるのだろう。一方、日本人は低レベルで安定してしまう。トランプ支持者も日本人に似ているが、日本人のような不可解な闇は持っていない。日本人の不可解な闇はお化けや妖怪を生んできた。まあ、そんなわけで日本はどんどんダメになっていく。そんな日本に付き合うのはもったいない。世界に目を向けよう。

5月24日(水)


5月27日(土)

最近、肌で感じるのは、日本は補助金ビジネスに侵食されつつあるんじゃないかということ。かつては日本は市場経済の自由競争で熾烈な合理化を競っていたように思う。海外でいかに競争に勝つかということを真剣に考えていたと思う。ところが、競争に勝てないとなった今、今度はいかに国内で補助金を引き出して自分たちを潤すかを考えるようになったのではないかと思う。そうなると当然、政治は腐敗してくる。政治家が便宜を図ろうとするからだ。日本人は自己への損得勘定から所属する組織への忠誠心があるから、組織も腐敗してくる。合理化ではなく、いかに補助金を引き出せるような仕組みに変えていくかが主眼になってくる。もうそうなると、海外の企業との競争ではなくなる。かつての共産圏の国有企業のような腐敗化が進んでくる。日本は経済が衰退していく一方で、そういう腐敗化が今後は進行していくと思う。貧すれば鈍する的な有様で、なんともガッカリな展開だ。

政治に関しては、維新が躍進するような民度だから、もうどうしようもない。声の大きな愚か者が幅を利かす社会になってしまった。根拠もないのに愚かなイメージだけで立法したりしようとする。物事の本質を考えられない日本人ならではの愚かさだ。世界でもフェイクニュースが問題になっているが、日本ではフェイクニュースがファクトを凌駕する世界になりそうな勢いだ。閉じた島国ならではの愚かさだ。日本人の頭はまだちょんまげをしてるんじゃないかと思える。もうどうしようもないと思う。

5月29日(月)
ベンチャーには多くの失敗が伴うのは仕方ないと思うが、その中から破壊的な成功事例が出てくる場合もある。しかし、いまのところメタバースはセカンドライフと同じ道を歩んでいるように見える。

5月31日(水)
とりあえず良かったと思う。



5月が終わった。日本がどんどんダメになっていく。その原因は日本人自身にある。日本の政治・経済・社会がそれぞれダメなのだが、それらがダメになっていくのは他国の所為ではなくて、日本人自身に原因がある。このまま行くと、日本は明治維新以前の江戸時代のような体制になるかもしれない。中国は中国的な全体主義に向かうのだが、日本の場合、特異な社会体制になるかもしれない。日本はいわゆる全体主義にもなりきれないのだ。ただし、戦前のような、あるいは、かつてのアジアのような軍部が力を持ってクーデターを起こして軍部独裁政権を確立するリスクはある。ただ、案外、そうならずに、江戸時代の家主義になる可能性の方が高いように思う。その社会の閉塞感のはけ口はサブカルチャーに向かうのかもしれない。だから、能力のある者は日本を捨てて、どんどん海外に向かうべきだと思う。


2023年4月30日日曜日

NEWS2023.04


4月8日(土)


4月12日(水)


4月に入ってから仕事しかしていない。毎日の勉強もすべて棚上げにして仕事ばかりしていた。そんなわけでニュースもまったく追えていない。

首相の演説近くで爆発があって男が取り押さえられたらしい。安倍元首相暗殺事件の模倣だろうか?安倍元首相殺害には統一教会への恨みという根拠があったが、今回の事件はどうだろう?単なる上っ面だけの模倣ではなかろうか?推測の域を出ないが。

統一地方選挙で維新が躍進したらしい。衰退していく日本に相応しい政党が躍進した。日本人の民度の低さがよく表れている。日本なんかを真面目に相手にしたらアカン。時間や労力のムダになる。もっと大切なことにリソースを使おう。

4月19日(水)

4月22日(土)


今週も仕事で忙しくてニュースがチェックできていない。ただ、ずいぶん落ち着いてきてはいる。日常生活がそろそろ通常ルーチンに戻りつつある。

4月26日(水)


4月28日(金)
残念。日本は狂い始めた。いや、元々、狂っていたのだが、それが表面化してきた。

4月29日(土)



今月は職場環境が変わって仕事に明け暮れた1ヶ月だった。ニュースがまったく追えなかった。(いつの間にか日銀総裁も交代してしまったようだ。)

統一地方選挙が行われたが、維新が躍進したようだ。結局、日本は保守に、右に揺れている。自民党では満足できないほど右に揺れているわけだ。リベラルである私からすれば、自民党政治にうんざりすれば、リベラルに揺れるものかと思っていたが、多数の日本人は真逆で保守に揺れたわけだ。それは枝野の立憲が衆院選で負けたあの時から始まっていた。参政党なる新しい保守政党ができたり、維新が世代交代したりでその流れが顕著になってきた。日本が劣化しはじめて久しいが、日本が二流、三流に低落してゆくのに合わせて、政治も劣化してゆくのだろう。国が衰退するというのはそういうものなんだと思う。誰が悪いのかといえば、日本国民が悪いのだと思う。個人としては、愚かな国民に付き合って墜落するのは馬鹿げているので、離脱することを勧める。


2023年3月31日金曜日

NEWS2023.03


3月1日(水)
日本の高齢化問題はずっと言われてきたことで、成田悠輔のような発言は以前からあったのはあった。ただ、彼のような社会的なステイタスのある人物があのような過激な発言をするのは珍しいと思う。とはいえ、トランプ時代を経た今となってはあのような発言をする輩も出てきてもおかしくはないと感じてしまう。で、日本の高齢化問題は介護費や医療費、そして年金などの社会保障費をどう賄うかだと思っている。日本の年金制度が積立方式ではなく賦課方式なのがそもそも問題だと私は思っている。どこかで積立方式に変えるべきだと思っている。ただ、現実問題として目の前の社会保障費をどうするかは難題だ。ちなみに賦課方式の年金を運用していくために少子化を止めるというのは私は違うと思っている。私自身は少子化そのものは悪いことではないと思っている。ただし、子どもを産みたいのに産めないというのは問題だとは思う。そして、生む費用、育てる費用、教育費が不足している。費用だけでなく、子育てを支援する組織や社会がそもそも日本は貧弱になっている。それに日本の家族のあり方がそもそもオカシイ家族が増えていると思う。昔もオカシカッたが、社会が変化したことでさらにオカシクなった。愛とエゴが分かっていない親が多いと思う。子育ても専門職化してプロが指導した方が良いように思う。子育てを終えて子どもが一人前になったら、自分の子育ては正しかったと勘違いしてしまう親が多いのではなかろうか?実際は欠点だらけでその欠点を改善するようにノウハウを集約した方が良いんじゃないかと思う。そんなわけで、子育ても専門職化した方が良い気がする。話がエイジズムから逸れてしまった。で、私自身はエイジズムと差別を結びつけるのはちょっと懐疑的だ。問題はそこじゃない気がするからだ。ただ、あまりに過激な意見はさすがにいただけないが、高齢社会問題はもっと現実的に冷静に取り組まねばならないと思う。

3月2日(木)
大川隆法が亡くなったらしい。幸福の科学といえば、私などは作家の景山民夫さんや女優の小川知子さんを思い出す。最近では女優の清水富美加(改名して千眼美子)さんとかを思い出す。実際の宗教の中身というか実体はよく知らない。霊言とかいうのはYouTubeで少し見たことがある。口寄せというものだろうか?霊言のポスターとか見るとまるで写真のような絵で写真と見紛うような感じでちょっと法的にヤバいんじゃないかと思ったものだった。昔は教祖が本をたくさん書いて、会員がそれをたくさん買って勉強して、法人で試験してステージを上がっていくというイメージがあったが、実際のところはよく知らない。その後、映画とかアニメとかを作っていたり、幸福実現党とかの政党を作ったりとか展開していたように感じていた。最近は無いが以前は郵便受けに政党の広告が入っていて、かなり保守的右翼的内容で驚いた記憶がある。宗教法人ベースの政党だと平和で穏健かと思っていたら、中身は随分攻撃的だったからだ。なんとなく、以前と今とでは宗教法人の中身がゆるやかに変化しているような気がする。カリスマ的な教祖が亡くなると残された宗教法人がどう変わっていくのか不透明に思う。ただ、大きくなっているので消えることは無いのかなと思う。いずれにしろ、あまり興味が無い。

3月3日(金)
これに関してはお腹が痛くなる若者が増えたように思う。お腹といっても胃ではなく大腸だ。そんなわけでこの記事は思い当たるフシがある。私が睨んでいるのは食品添加物やジャンクフードではなかろうかと思っている。古くて腐ったものを食べたというよりも、もっと別の何かだと思うのだ。ただ、日本以外でも増えているとなると原因は別かもしれない。欧米は日本ほど食品添加物は酷くないはずだから。

3月7日(火)
有罪なのかどうなのか、まだよく分からない。なんか不自然な話な気もする。余罪でもあるんだろうか?

3月8日(水)
最近、テレビを見てないので、この事件、よく知らないんだが、なんとなく「今更」って感じがしなくもない。でも、まあ、放置しておくわけにもいかないから、追及はしてほしい。

いろいろと興味深い話が聞けた回だった。

3月9日(木)
どうかなあ。そもそもレイプ率の増減に関わらず、売春は合法化すべきだと思う。ちゃんとルールさえ守れば、セックスをサービスとして提供しても良いと思う。

なんか、酷い奴だよなあ。でもイーロン自体が障がいが少しあるって話だったと思うのだが。

3月10日(金)
へえ。知らなかった。ところで、最近の日本のアニメはダークファンタジーが多い気がする。で、そういうのが流行るのって、どこか社会が病んでいるんじゃないかと思ってしまう。

日本について最近考えているのは、もう無理だろうなということ。かつてのような繁栄を取り戻すことは無理だと思う。かつては技術力があったし経済力もあった。しかし、もはやそれらは失われつつある。日本が欧米のような先進国になる軌道には残念ながら乗れなかった。そのため、そういった軌道からは外れてゆくことになる。技術力も経済力もないために、かなり貧しい国になる。同時に、今までの日本もそうだったが、外部からの文化や文明を換骨奪胎して日本風にまったく別のものに変えてしまうという現象が起こると思う。資本主義も民主主義も先進国のものとは異なったものに変えてしまうだろう。日本独特のものに変えてしまう。かなりユニークな日本文明を築くのではないかと思う。例えば、幕末の頃の日本社会は腐っていたと思う。もし黒船が来なければ江戸幕府が続き、変な社会がより加速し存続していただろう。おそらく、今後の日本はそういう退化現象を起こすと思う。外からそういうのを観察するのは興味深いかもしれないが、内側でそういった歪んだ社会に暮らすのはたまったものではないと思う。そんなわけで、個人としては、日本から脱出するのが一番良いと思う。日本の政治や社会と真面目に付き合っても仕方ないと思う。時間や労力のムダになる。早くそのことに気づいて脱出する方に力を注ぐべきだ。

3月13日(月)
IT不況ってことなんかなあ。

MBS(不動産担保証券)の暴落が直接の原因?ホンマかいな?

3月15日(水)
メタなあ。フェイスブックは好きじゃないけど、IT業界を牽引していく巨人であることに変わりはないから頑張ってほしいと思っている。フェイスブックのようなSNSは一定数の需要があるはずだから存在すべきだと思うし、インスタグラムも強いファンが多いと思う。TikTok化するのは間違ってると思うけど。TikTokは一時的な現象じゃないかなあ。ショート動画はコマーシャルみたいなもので、やはりYouTubeのような総合的な動画サイトは強いと思う。メタバースも一定の需要があるとは思う。ただし、あくまでゲームと絡んだり、特殊な業界に限られるような気がするので、一般化するとは思えないが。




3月16日(木)
私の日本の飲酒強要的な飲酒文化が嫌いで、信田さよ子さんの『家族と国家は共謀する』を読んで、復員兵のPTSDを誤魔化すために飲酒を奨励したんじゃないかと疑っている。それが元で日本の戦後の飲酒文化は築かれていった面があるんじゃないかと。まあ、すべてがその所為ではないだろうけど。

広告がテレビからネットに流れて、テレビの広告収入が半減したんじゃなかったかな?そうなると番組制作にかける予算も減額せざるをえないだろうし、テレビ局自体が番組制作を外注してるから番組制作のノウハウも持ってないんじゃないかなあ。そうなると、より劣化した番組しか流せなくなると思う。そのため、より一層視聴者は離れていくことになる。ただ、それはメディアの中心がテレビからネットに流れてゆくという、進化の流れだと私は思う。そもそもテレビで情報が画一化される方がマズかったのだと思う。ネットで多様になればいいと思う。残る問題は日本のお笑い文化で、あの空気を読むという日本の悪しき因習が日本のお笑い文化にはあると思う。しかも日本には差別の内在化があって、お笑いはその温床になっている。知識社会ではもっと人々は学ぶことに時間を費やす必要が出てくるのでテレビをダラダラ見る時間は無くなるように思う。ただ、お茶の間で家族でテレビを見て、子供には分かりづらい内容を親が子供に解説するという機会はあった方が良い気がする。私はベトナム戦争のドキュメンタリーを見ていて、父に解説してもらった記憶がある。父とかはリアルタイムで知っていたので、その当時の日本の雰囲気とかも分かりやすかったと思う。ちなみに映像がかなりショッキングな内容でとても強烈だった。

3月19日(日)
大変驚いた!まさか、あのイランとサウジが握手するとは!しかも中国が仲介したとは!でも、どうやって中国は仲介したんだろう?イランやサウジは脱炭素化の流れに危機感を抱いていたということだろうか?いずれにしても、大いに驚いた。やはり、21世紀になって中東の人々も利害を最優先に重視するようになったということかもしれない。そして、中国の覇権がどこまで広がるのか心配でもある。中国が民主的な国になるのであれば良いが、習近平独裁体制を敷いているのだから、ますます全体主義に傾くはず。その中国が覇権を広げるのはやはり心配だ。

日本については、もう諦めている。ただし、日本に普遍を求めるのは無理だが、特殊性で部分的に面白いものがあるとは思っている。それはガラパゴス化なんだけど、ガラパゴス化したおかげで面白いものが生まれることがある。ただし、ヒトとしての日本人には期待していない。善や正義がなくて、損得だけで動くエコノミックアニマルだと思っている。しかも、人間的にかなり問題を持っていて、同胞に対して人権感覚の欠如を遺憾なく発揮する。外国人ポジション、アメリカ人ポジションをとった方が楽かもしれない。ちなみにアジア人ポジションをとると差別されかねない。日本人とはそういう連中だ。

3月21日(火)
ううむ。アマゾンもさらに削減とは。

3月22日(水)


3月25日(土)
インテルの三人、ロバート・ノイス、ゴードン・ムーア、アンディ・グローブの三人がこれで全員亡くなってしまった。ムーアはハワイに住んでたんだなあ。CPUの開発に携わった嶋正利さんはご存命みたい。

これは微妙な決定。電気自動車の実用化が困難というわけではなくて、ガソリン自動車が強いドイツ自動車業界から圧力がかかったと見るべきか?旧来のガソリン自動車会社が電気自動車に転換するのが上手く行かずに、その延命としてこの政策決定に反映されたと見るべきか。

統一地方選挙が近い。しかし、投票したい候補がいないでござる。オシマイ。

3月29日(水)


4月1日(土)



TBSラジオのたまむすびが終わったのは寂しい。ただ、町山智浩さんの映画コーナーは残るらしい。

新年度で私も仕事が少し変わるので忙しくなるかもしれない。

日本については、もう諦めている。あとは個々人で頑張ってゆくしかない。