5月31日(火)
まず、遠藤誉さんが健在だったことは嬉しい驚きだった。それとウクライナのもう1つの見方に考えさせられた。オリバー・ストーン監督のことも。ここでは米国とロシアの大国の思惑だけが取り上げられていたように思う。また、ウクライナのネオナチの危険性と。ただ、ウクライナの国民はどうなんだろう。おそらく、単純に割り切れないのだろうとは思うが。
良いニュースと悪いニュース。日本は経済大国では無くなった。そして、それを理解していない者たちによる陰湿ないじめが弱者に精神的な打撃を与える。一方で、日本の右傾化が進行している。もはや誰にもこの流れは止められないだろう。結局、日本人は戦前と変わっていない。それを踏まえた上で個々人は考え行動するしかない。
歴史の勉強になった。
6月2日(木)
う~ん、こういう結果になったか。
国税庁の職員が詐欺を行うまでになったか。
室井さんは偉いなあ。黙ってないでちゃんと言ってくれるから。
要は反ポルノ・反売買春の団体なのね。フェミニズムのことはよく知らないのだけれど、これらの支持者たちはラディカル・フェミニズムというカテゴリーでいいのかしら?
さて、参院選挙が近づいてきた。しかし、前回の衆院選で日本のリベラルは終わった。あれだけの条件でリベラルが勝てないのだから日本でリベラルが政権をとることは不可能だろう。そして、リベラル敗北の結果、日本にリベラル政党は残っていない。立憲は保守になってしまった。維新や国民は極右だし、れいわは山本太郎の個人政党でリベラルとは言い難い。したがって、リベラルな私としては投票先が無いのである。ちなみに岸田政権の支持率は高い。これは日本の有権者は保守の傾向が強いことを意味している。珍しいことだが日本人は大半が保守なのだ。ちなみに投票率が低いので投票しない有権者はおそらくリバタリアン層と政治にまったくの無関心層である可能性が高いと思っている。したがって日本ではリベラルはかなりのマイノリティなのだと思う。
さて、今後の日本経済は右肩下がりだ。まず世界で競争力のある産業が無い。競争力のある企業はどんどん減っていくだろう。日本はどんどん貧しくなる。それに対して政治は富裕層を保護する政策をするだろう。ますます格差が広がる。そして、日本に社会は存在しなくりつつある。日本人は自分の所属する集団に忠実になる。つまり、勤めている企業に対してだ。社会ではなく企業が彼らの生きる世界であり、そこでは損得で行動する。モラルは無いに等しい。所属する組織にとって損か得か、自分にとって損か得かが思考と行動の指針になる。あとは無意識の日本的規範がある。これはそのときの時流で変わる可能性がある。自分の頭で考えて選択するというよりは、みんながそうしているから自分もそうする、になる。こういう人たちばかりになる。それでは世界に勝てるはずがないし、善き自我が形成されることもない。ネットで世界とつながっていても、なぜか日本は島国根性を持った国民性になると思う。結論をいうと、日本は政治、経済、社会がダメだ。そして、個人としてのヒトがダメだ。というわけで、日本に未来はない。さらに悪いことに右傾化が進んでいる。偏狭で不合理な連中が幅を利かせる国になる。正直、こんな日本に関わりたくない。日本を建て直そうなどと時間と労力をかけるのは、人生の無駄遣いに思える。どちらかというと、外から眺めたい。人類学者的な視点で、日本人の生態について珍しい民族として観察したい。早く日本から脱出したい。
6月8日(水)
最初、会見で番組は削除されないと主張していたので「あれれ?」と思っていたが、その後の野間氏の解説で「番組を削除するか、謝罪文を掲載するかのどちらかを選べ」という条件を聴いてようやく判決を理解できた。
6月12日(日)
ちゃんと読んでないけど、SNSの功罪ってことかしら。かつて第5の権力といわれたSNSだが、「人々にじっくりと物事を考える」ということをSNSはさせなくしたということかもしれない。
歯痛などでいろいろと忙しかった。ニュースのチェックもできていない。テレビもほとんど見なかった。テレビはニュースか映画くらい(たまにドキュメンタリー)しか見なくなっていたのだが、最近は輪をかけて見なくなった。さすがにニュースをチェックできていないのはちとマズイ。
とにかく、日本は衰退するしかないと諦めている。そういった沈没の渦に個人が巻き込まれないようにするにはどうすればいいかをボンヤリと考えている。
ちなみに日本の衰退の原因を作ったのは政権与党であってリベラルではない。それなのにリベラルが悪いというのはバカげているとしか言えない。悪いのは保守やリバタリアンであり、そういった連中を支持した有権者だ。大多数の有権者が愚かだったのだ。まあ、沈没する船に乗っている連中は悪者探しをして、自分は悪くないと言いたいがためにリベラルを悪者に仕立てるのだろう。しかし、もう日本にはリベラルは存在しない。まあ、後世の歴史家から頭のおかしさを失笑されるがいい。
6月13日(月)
6月14日(火)
6月17日(金)
今週のニュースは、日本がヘイト国家だということが分かるニュースだった。日本人は外国人も同じ人間なのに人権に格差をつけるのを当然と思っているのだろう。推測だが、白人に対してはへりくだるが、非白人の外国人に対しては高飛車で人権を軽視するのだと思う。日本人が人権を理解するのは無理なんだろう。
この国は、日本は終わった国だと思う。文明が永久に繁栄し続けることは無い。日本は衰退期に入った。そして、おかしなことに、人類社会の歩む道とは少々異なる道を歩み始めた。おそらくそれはナチスに近い。似ているのは中国だ。中国も中国中心の全体主義的な中華文明を築きつつある。似ているが日本は中国を憎悪している。中国はもはや日本など歯牙にもかけていない。国力において大差をつけたからだ。こういう日本だからおそらくかなり変な国になる。正気な者はできるだけ日本から離脱することを考えておくべきだ。もし戦前の軍国主義の日本に生まれていたら同じように離脱を考えただろう。それと同じだ。
6月19日(日)
もんじゅがダメになったから、フランスにお願いしてプルトニウムを取り出してもらって、残りのさらに有害な放射性廃棄物は日本で引き取るという、いろいろダメダメな結果がもたらしたダメダメな顛末。もう何もいうことないわ。
6月20日(月)
残念な判決。
繰り返されるけど、注意しておかないといけない案件。
6月24日(金)
米国が一歩後退した。
笑ってしまった。異世界ファンタジーや歴史改変SFのような。日本のビジネス誌もファンタジーになってきたんだなあ。
6月25日(土)
ささやかだけど、超党派で銃規制が強化されたのは良いことだ。ただ、ヘイトクライムが増えているのが気になる。
NoHateTV Vol.172 - 銃乱射事件と西村博之
今週は残念なニュースが多かった。大阪地裁で同性婚訴訟が請求棄却されたり、米国で中絶の権利を認めた判決が覆されたりしたからだ。あきらかに世界は後退している。オバマ大統領のときに前進したのに、トランプが後退させた。バックラッシュというべきなのか。とにかく、前進と後退を繰り返す。だが、徐々にLGBTQに対する理解は世界に広がっていると思いたい。映画やリベラル系のメディアや活動家たちの啓蒙の賜物だと思う。一方で、保守たちはそういったものは見ないから変わらない人たちも一定数存在するだろう。それにしても、保守はなぜLGBTQのような他人のことに口出しするのか理解に苦しむ。彼らの好きにさせてやればいいのに。それで自分たちの権利が侵害されるわけでもないのに。
参院選が徐々に近づいてきた。公示もされた。しかし、日本にリベラル政党は存在しなくなったので、私には選挙の意味がほとんど無い。と思っていたら、要由紀子さんが比例区で立候補されたらしい。比例区で「かなめゆきこ」さんと投票すれば、全国どこからでも彼女に票が入るらしい。そんなわけで、少し希望が持てた。
それにしても、日本の政党は保守ばかりになってしまった。いや、保守というより極右政党と言った方がいい政党もある。公明党もだんだん自民党みたいな政策になってきたし。もうなんか、末期って感じ。東芝が半導体を売って原発を残すって言ったとき正気を疑ったが、いまや日本人全体の正気を疑う感じになってきた。というか、諦めました。日本は衰退して保守が実権を握るヘンテコな国になるのでしょう。日本人のメンタルは外から見れば変なメンタルになる。なので、リベラルな日本人はディアスポラするしかないと思う。日本沈没でリベラルな日本人は世界に四散するしかないと思う。そして、外部から日本を笑ってやればいい。
ただ、懸念材料が少しある。一つは米国も欧州も後退していること、もう一つは中国がますます強大になって全体主義的な中華文明を世界に広げることだ。しかし、米国や欧州はそういった課題を乗り越えられると信じている。人類社会の未来は米国や欧州が提示すると思う。なので、日本人がディアスポラになる場合、米国、EU、英連邦あたりが良いように思う。
6月29日(水)
日本の最高裁は信用できない。
まとめ
日本の衰退が明白になってきた。政治、経済、社会がダメになってきた。安倍政治が酷かったのも原因のひとつだ。だが、それを見過ごしてきた国民にも責任がある。結局、政治家と国民がともに日本をダメにしてしまったのだと思う。そして、さらに右傾化が進行している。ダメな国にふさわしい、ダメな思想が蔓延しつつある。
中国は中国文明が古来から続けてきた全体主義を再び復活させるだろう。いや、さらにITを加えたより高度な全体主義国家を実現すると思われる。一方、日本は日本独特の全体主義国家を構築すると思う。それは空虚な中心である天皇制を核とする、理屈ではない、無意識の感情に左右される、いわば土人国家のような特殊な全体主義を実現すると思われる。外国人から見れば、どのようなロジックで物事を進めるか分からない国に見えるだろう。当の日本人にも道理では分からないだろう。ただ、無意識的な感情、いわゆる空気によって物事を進める国になるだろう。それは滑稽でナンセンスな国になると思われる。21世紀の文明社会の中では日本はかなり特異な国になると思われる。
欧米でもトランプ現象のような右傾化と愚民化の波が押し寄せている。しかし、欧米はこれを克服すると思う。なぜなら、グローバル化とIT化は人々を知的にするからだ。より多くの人々が知性を持つようになり、知識社会化していく。それに乗り切れない人も出るが、そういった人々はメタバース、つまりゲーム世界に没入して取り込まれていくと思う。彼らにとってはその方が幸せじゃないかと思う。
グローバル化とIT化で世界が知識社会化に向かう。いや、リベラルな都市ではというべきか。そこには地球惑星的な教養が必要だと思う。人類社会共通の教養が。地球市民としての教養。リベラルな市民が目指すところはそういう地球型人類の知性だと思う。ただ、日本ではリベラルは当分は育たない。リベラルな日本人はディアスポラするしかない。日本の方舟とならなければならない。