2022年4月30日土曜日

NEWS2022.04


3月28日(月)
原油高と円安。日本の崩壊が間近に迫っているのかもしれない。

3月29日(火)
果たしてうまく行くのかどうか。

YouTubeには、こういう使い方もあるんだなあ。

3月30日(水)
自衛隊のネトウヨ化が進んでいるのかなあ?抑圧する軍隊と解放する軍隊。この場合、抑圧する軍隊に相当するのかなあ。

3月31日(木)
TechCrunchJapanとEngadget日本版が終了した。とても残念だ。日本の衰退と関係があるのかなあ。

4月2日(土)
良かったと思う。グーグルも労組を作ったし、スターバックスも作ってたんだね。

4月3日(日)
最初はあまり期待していなかったが、見始めたら段々と別の視点で世界を見ることができたので良かった。

ウクライナの件。どうやらロシアは軍をキエフ方面から東部地域へ移動するらしい。戦略の変更だと思う。最初、東ウクライナを短期間で獲るつもりが、予想外に苦戦して無理だと覚って、当初のクリミアとドンバス地方の奪取に集中するつもりなんだと思う。もちろん、事態は流動的なので獲れるならもっと領土を増やそうとするだろうけど。となると、やはり、マリウポリの陥落が大きなポイントになるんだろう。今回、ロシア軍が苦戦した理由はおそらく補給がしっかりしてなかったこと。短期間で奪取できると考えていたため、長期の補給を想定していなかった。それとウクライナの対戦車ミサイルが予想以上に多くの成果を上げたことだと思う。ロシア軍としては解放軍であらねばならないので、あまりウクライナを破壊せずに奪取したかったはずだが、反ロシアのウクライナ人が多数潜んでいてドローンを使って偵察して対戦車ミサイルでロシア軍をかっこうの標的にしてしまったのだと思う。ロシア軍は対抗してウクライナ軍が潜んでいる街を破壊することもできたが、それではウクライナ人の恨みを買い、占領後の統治からはどんどん遠ざかってしまう。結局、無理を悟って軍を引かざるを得なかったのだと思う。シリアやイラクでの戦闘との違いはその辺りにあると思う。ただ、ロシア軍も仲間を殺された恨みが積もっているだろう。その怒りがマリウポリに叩きつけられるかもしれない。マリウポリが惨劇にならなければ良いのだが。誰か止められる者はいないものか・・・。

日本の件。日本の財政がここまで悪化しているにも関わらず誰も止めようとしなかった。「今ここで緊縮財政にしたら大変なことになる」と言いながら、ダラダラと積極財政を続けてきた。財政が破綻する危険性があるにも関わらず、多くの専門家が口をつぐんできた。アキレスと亀の論理と同じで、アキレスが追いつく頃には亀は前に進んでいるからアキレスに追いつかれることはないと言い続けてきた。しかし、現実はいつかは亀はアキレスに追い抜かれる。日本の財政もいつかは破綻するだろう。ソ連が崩壊した後、ロシアをハイパーインフレが襲い、年金生活の老人たちは卵を買う金も無いと嘆いていた。その後、その老人たちは生き残れたかどうかは不明だ。日本を財政破綻が襲えば、同じようにかなりのインフレになるだろう。そのとき、どれだけの悲劇が起こるか、背筋が凍る思いだ。日本人は日本人だけで群れていると、自分たちがいかに愚かであるかに気づかない。後の時代のひとが見れば、今の日本人がいかに愚かだったかが分かるんだろう。

この間、本を読んでいたら、黒人女性がシングルマザーを選択するのは、けっこう手厚い生活保護を受けられて暮らしていけるからだという。また、白人からしてみれば、生活保護の支給を止めてしまえば、黒人は暴動を起こして街を破壊してしまうし刑務所も増えるしで、かえってコストが高くなるだろうから、手厚い生活保護の方が良いんだと考えるらしい。そう考えると、日本は生活保護の捕捉率は20%と非常に低い。十年くらい前は毎年3万人の自殺者を出していた。実際は検死体制の上限があるためにもっと多いかもしれないとのことだった。昨今は巻き込み自殺に変わっている。一方、欧州はもともと福祉が手厚いので生活保護受給者の捕捉率も高い。結局、日本の生活保護の政策に問題があるから巻き込み自殺が起こるんじゃないか?日本人は巻き込み自殺に対して当人を責めるばかりだが、マクロな目で見れば、それは政策が悪いからではないか?日本の衰退が著しいので、ますますこの問題は大きくなっていくだろう。日本は現実を見て現実に即した政策を施行しないと、どんどん酷いことになっていくと思う。恥とか言っている場合ではない。

4月5日(火)

4月6日(水)

ブチャの虐殺は野間易通氏の分析がおおむね正しいのだろうと思う。プーチンのロシアには、チェチェンやシリアでの残虐さの実績がある。それにしても、悲しいことだ。ロバート・マクナマラが映画『フォッグ・オブ・ウォー』の中で「人間の野蛮さは変わらない」と危惧していたことを思い出さされた。人間にはこのような残虐な行為を為せる残虐さが具わっている。そういった人間がより強力な武器を持ち、さらに核兵器まで持っている。冷戦時代は終末時計といって人類滅亡をもたらす最終戦争に警鐘を鳴らす指標がしばしば取り上げられることがあった。グローバル経済とインターネットでそれらは過去のものになったかのように錯覚していたが、そうではないことを思い知らされた。

このような残虐な戦争を仕掛けるロシアに屈することは危険だという評論家もいる。たしかに一理ある。人々を恐怖で支配して全体主義国家にするのはそういった輩の常套手段だろう。しかし、それに抵抗するためにさらなる犠牲が生まれるのも、なんとも惜しい気が私はしている。ジレンマだ。なんとか早い停戦を願う。

ロシアは、当初、東ウクライナを建設するつもりだったのだろうが、予想に反して攻略に難航してしまい、予定を変更してドンバス地方に目標を修正したのだと思う。結局、この戦争はプーチンの思惑に反して、ウクライナに反ロシアのクサビを打ち込むことになってしまった。もはやウクライナは今後は強力な反ロシア国になるだろう。また、欧米もロシアに対して経済制裁を加えることで、ロシアはかつての大国のような力を持つことは困難になり、その核戦力に見合わないほど経済力は低下してしまうと思う。結果、ロシアは中国にすり寄るしかなくなると思う。ユーラシアでは中国が大国になる。冷戦時代は米ソ対立だったが、21世紀は米中対立の時代になる。ロシアは中国に加勢するしかないだろう。また、EUの中でドイツが軍事的に目覚めてしまう可能性が高くなった。EUから英国が離脱した今、NATOから完全に独立した欧州大陸だけの軍事同盟ができるかもしれない。フランスとドイツが互いに牽制し合いながら。ところで、日本はアングロサクソンにも入れてもらえないから、宙ぶらりんになると思う。日本や韓国は米国と中国の間の緩衝国になるかもしれない。長い目で見れば、中国は米国よりも強くなる可能性が高いから、太平洋を米中で2つに分けるという中国の安全保障の理想からすれば、日本はいずれ中国に呑み込まれるかもしれない。そもそも日本は中国なしでは経済が経ち行かなくなる可能性が高くなり、中国経済圏になるしかなくなるのではなかろうか。できれば、日本は自由主義諸国と同じ価値観であり続けて欲しいが、いかんせん、日本人自身が全体主義と相性が良い。リベラルな日本人は日本を去らねばならないかもしれないし、その方が幸せかもしれない。

4月8日(金)
どのような人となりの人物なのかは分からないが、とりあえず、黒人で女性の最高裁判事が誕生することになったのは良いことだと思う。

4月13日(水)


4月16日(土)
実はウクライナの極右勢力はヤバいという話。清義明氏の指摘が正しいのだろうと思う。野間易通氏や安田浩一氏はウクライナの極右勢力を軽いものと見誤っていたということだろう。実際はかなりヤバい連中ということだろう。ただ、注意しないといけないのは、プーチンやロシアの極右はもっとヤバそうだということ。

それから、戦争を終わらせるのは、ロシア軍がウクライナから撤退することであり、それはプーチンの決断にかかっていること。ただ、プーチンを批判しているだけでは停戦には至らないので、停戦交渉にはプーチンとの取引きが要るんだろう。しかし、戦闘が長引けば長引くほど失われる人命も増えていく。

4月17日(日)

ブチャの虐殺は、恐怖による支配が目的だと私は考えている。住民の一部を残虐に殺害することでその他の住民を恐怖で従順にさせて支配統治しやすくするという効果を狙ってのことだと思う。というのも、住民が自由に好き勝手動いて、ひいてはそれが占領軍に対するゲリラ活動につながることを恐れてのことだと思う。見せしめに殺害して住民に恐怖を植えつけ、怯えさせて管理しやすくする。押し入った強盗が人質を従順にさせる手法と同じだと思う。なので、ジェノサイドとは少し違う。

国連や国際法を無力に感じるというのは、その成り立ちを歴史を追って知っておく必要があると思う。端折っていえば、第一次世界大戦が欧州各国の互いに牽制し合う複雑な軍事同盟によって勃発してしまったこと。(←ビスマルクはそんなことになるとは思っていなかっただろうが。)その第一次世界大戦の反省から世界平和は軍事力ではなく話し合いで解決すべきだとウッドロー・ウィルソンが奔走して国際連盟を設立したこと。ところが、バランス感覚に欠けた運営によって国際連盟から脱退が相次ぎ、第二次世界大戦を招いたこと。米国が連合国側を勝利に導き、ルーズベルト大統領が先導して戦後の世界秩序を構想し、再び国連を創設したこと。(ただし、ルーズベルトが倒れて、トルーマンとチャーチルが後を継いで冷戦構造が鮮明になっていった。いや、スターリンが粛清して2千万人も殺して独裁体制を敷いていたことがそもそも問題。)そういった経緯(努力と犠牲)があるから、現在の世界秩序のおおもとが形成できた。ルーズベルト大統領が米国の内政を近代化したが、内政だけでなく、世界も近代化させたと思う。非常に偉大な功績を残した人物だと私は考えている。日本国憲法もおそらくルーズベルト大統領の意向が反映されたものだと思っている。元々、フィリピンの軍隊を持たない憲法をルーズベルトが書いたんじゃないかと思う。それを日本にも適用したんだと思う。”世界の警察”という考えはルーズベルトのものだ。さらに世界人権宣言も、元はH.G.ウェルズの第二次大戦中の活動によってサンキー権利章典が原案で、それをルーズベルト大統領夫人が採択させた。人類社会の未来をルーズベルト、H.G.ウェルズ、ルーズベルト夫人は見ていた。そこにケインズを加えてもいい。ケインズもグローバル経済を見据えて、現在のものとは違うIMFを構想していた。しかし、ルーズベルトもウェルズもケインズもすぐに亡くなってしまった。世界は冷戦構造になって二分されて、彼らの見ていた未来構想は停滞してしまった・・・。そして、冷戦構造が終焉して、国を率いる政治家は自国の利益を優先して、世界全体を見ることを忘れてしまった。人類社会全体を見る政治家とその政治家を支える人々も人類社会全体を見る努力が要る。何の話だったか忘れてしまった(苦笑)。あ、そうそう、国連とか国際法の無力感の話だった。それらを支えるには無限に等しい根気と努力が要る。多分、歴史学者のポール・ケネディも『人類の議会』の中で同じようなことを言っていたような気がする。

4月18日(月)
なんぞ???

4月20日(水)
選挙の前にバラマキするのが当たり前になってきた日本政治。終わるな、この国は。

今週はワクチン接種3回目だったのだが、全然熱が下がらない。だんだん疲れてきた。

4月25日(月)
ScanSnapが富士通からリコーへ変わっちゃうのね。

4月27日(水)
日本人の歴史認識が安倍政権の頃からおかしくなってしまったが、その帰結的な話だと思う。欧米では「ホロコーストは無かった」という歴史修正主義は敗れたと思うが、日本では「南京大虐殺は無かった」という歴史修正主義者たちのウソがウヤムヤにされてしまっていると思うし、従軍慰安婦も歴史修正主義者たちがウソをいまだにばら撒いていると思う。つまり、日本では歴史修正主義者たちのウソがまかり通りそうになっていると思う。日本人は真実を見ない恥ずかしい人たちになりつつある。ただ、全体主義の国の人たちとは日本人はちょっと違って、全体主義よりももっと原始的な感情に動かされている人たちだと思う。やはり、天皇という巨大な空虚を中心に据えた国だけのことはある。愚痴になってしまった。動画の最後のトピックでイーロン・マスクによるツイッター社の買収の話が触れられていて、そこで野間氏のツイッターに対する考えが聞かれて良かった。

4月30日(土)
今回はムラブリ族という、久しぶりに人類学的な話で興味深かった。

まとめ
今月もウクライナ侵攻が最大の話題だった。ロシアが作戦を変更したことが大きなニュースだった。ドンパス地方とクリミアに兵力を集中した。早く停戦して欲しい。

日本では、円安によって物価が上昇して人々の暮らしに打撃を与えつつある。もっと政権批判につながっても良いと思うのだが、あまりそうなっていない。メディアがあまり批判的に報じてないのだろうか?苦しむ人々の声があまり報道されていないように思う。

参院選に向けて少しずつ動きがあるようだが、政治家も国民も劣化が激しい。日本人の政治、経済、社会に対する知識・知性が著しく劣化しているからだと思う。ここまで酷くなると手の打ちようがない。結局、普段から地道に啓蒙を続けるしかないと思う。でも、それだと微力すぎて無力と等しいかもしれなくて、結局、意味ないかもしれない。もう、どうしようもないね・・・。だからといって、なんとかしようと一発逆転とか足掻くのは良くないと思う。そういうのは悪い方向に歯車を余計に回す結果になると思う。もう諦めて、マイペースで地道に地味に積み上げてゆくしかないと思う。















2022年3月26日土曜日

NEWS2022.03


2月27日(日)
ドイツが軍備増強するなんて思わぬことになってしまった。

再び沖縄で自民党の勢力が盛り返しつつある。沖縄っていつも振り子のようだ。

2月28日(月)
クラッカーによるサイバー攻撃。企業も大変な時代になってきた。

3月1日(火)
終戦の条件として、ウクライナの非軍事化と非ナチ化とのこと。

3月2日(水)
プーチンの地政学的なメンターみたいなのが知ることができて参考になった。ただ、「スピってる」と批判していたが、ロシアがスピっている歴史はかなり長い。というか、はるか昔からスピっている。むしろロシアがスピってない方が珍しいという気がしている。

3月5日(土)
「やっぱり頂戴」って変わったらしい。

3月6日(日)
ずいぶん無茶な理屈じゃないかい。

停戦協議の仲介役にはイスラエルを選んだってことか。

今回のウクライナ侵攻についてはツイッターでいろいろ意見を述べたので、とりあえず現時点での私の見解はツイッターにある。戦争が停戦すればまた考えをまとめたいと思う。

外国では地方議会は夕方から開催で議員は本業があることが普通というのは勉強になった。専門家を呼んでやればいいというのもなるほどと思った。前からではあるが、地方議会のクオリティを上げるのが大事だと思った。

3月8日(火)
大丈夫なんだろうか。ちと心配。

3月9日(水)
強かろう。

3月10日(木)
有料記事で読めてないが、学費はどうやって支払っているんだろう?

3月12日(土)
印パは核保有国ながらカシミール紛争で戦争やってるし、あな恐ろしや。

今週は過労でフラフラになってしまった。

3月13日(日)


3月16日(水)
ちょっと思い出したのが、下品なアニメ『サウスパーク』で男女の分断が描かれていた回。似たような現象が米国から他の国にも広がっていく感じだろうか?課題先進国の日本の現象も他国に類似の現象として起こっているみたいだし。少し斜めな感想だけど、トランスやクィアを差別するフェミニズムもあると思うのだが、それって異なるセクシャリティに対して嫌悪感を抱きやすいってことなんだろうか?「変態に対する嫌悪感」というのは一昔前には存在したけど、今は変態は存在しなくって、多様な性のあり方のひとつだと捉えるべきではないかと思う。植物に喩えると、顕花植物だけじゃなくて、キノコやシダのような隠花植物的な形態(生き方)も当然アリなわけで。女の子にモテたいために、本来の自分を偽って女の子が理想とする男性に扮する、というのは果たしてどうなのか?ありのままの自分でそれを受け入れる相手を探す方が良いのでは?単純なXYだけの組み合わせではない、ジョン・ケージのキノコの相性の話とか思い出すのだが。ただ、ヴァギナの本とか読むと、貯精嚢とか精子を殺す準生殖器とか、そういった進化の可能性もあるので、今後、どうなるか分からないけど。しかし、雌雄は一体何と戦っているのかと思ったりもする。でも、人間はそうなってほしくないと思う。ただ、人間の大脳自体が森のような爆発的な展開をしているので、人間の有り様も多様であるべきだと思う。そうなってくると、全体主義vsダイバーシティの対決に思えてくる。みんな、「人それぞれなんだ」というのを受け入れられればいいのになあ。

ウクライナの件。傷ついた人を見て痛ましく思う。見るだけで辛いが、現地の人たちは本当に大変だと思う。とにかく、早く停戦して欲しい。

ロシアの戦車がビルに砲撃している映像があるが、あれは対戦車ミサイルに対する攻撃だろうか?以前、シリアやイラクでビルの屋上や小高い丘から対戦車ミサイルで戦車を破壊する映像をいくつか見たことがある。攻撃された戦車が爆発したり、中の兵士が這い出してきたりする映像を見たことがある。這い出してき兵士は狙撃で殺されてしまったが。当時は人が肩に担ぐようなミサイルで戦車を破壊できるので驚いたが、今はもっと小型化されているように感じる。たしか当時はTOWとかいう対戦車ミサイルでイラン・コントラ事件で供与されたり自衛隊も使っていたりしたように思う。今は西側がウクライナに武器を提供しているようだが、ウクライナ人とロシア人との殺し合いだ。私には武器の提供が良いとは思えない。殺し合いは本当に酷いものだ。一刻も早い停戦が望ましい。

3月19日(土)
コロナに対する日本の医療業界の問題がどこにあるか分かって良かった。普段は日本人は周囲の空気を読んで物事を進めていくのに、コロナに関しては外国とは違う独自路線を進むという不思議。その理由は利権にあったという、いつものパターン。日本は外国のシステムを導入しても換骨奪胎して自分たちに都合の良いものに、利権を守るものに変えてしまう。日本人は理念ではなく損得を重視する。

3月23日(水)
リアルタイムでは聴いてなかったので週末に急いで聴いた。

逃げるべきか、戦うべきか。私自身はこの侵攻に対して戦って死ぬことも相手を殺すこともほとんど意味がないと感じる。だから、生命を大事にして逃げればいいと思う。もちろん、戦いたければ戦えばいい。正義の大半はウクライナ側にあるだろう。だから戦うことに正当性はある。

しかし、この戦争の決着は領土の区分をどこに引くかだと思う。ロシアがウクライナ全土を支配・統治できるとは思えない。なぜなら戦車で攻め込んでおいてロシアがウクライナ人に支持されるわけがない。ロシア軍は解放軍にはなりえない。となると、親ロ派のロシア系住民の多い地域を親ロの独立国とするような線引きをするしかない。それだって反ロシアのゲリラ活動を内部にたくさん抱え込むことになるだろう。それにロシア軍が強硬に攻めれば攻めるほどウクライナの反ロシアの人々は増えるから、親ロの独立国を作ることさえ困難になってしまうだろう。だから逃げても帰る場所はあるだろうし、親ロの傀儡政権の地域はかなり小さいものになると思う。それに傀儡政権下の市民に旨味を与えるだけの経済力がロシアにはない。権力者は旨味を得られるかもしれないが、それを支える下部組織が構築できるかというと難しいと思う。だから、ロシアは押し返される可能性が高い。なので、ここで死ぬのはあまりにもったいない。もちろん、抵抗してロシアを苦戦させているからこそ、こういうことも言えるとは思う。それにこの見通しだって戦況によって変わる可能性も大いにありうる。確かなことだとはいえない。しかし、公算としては上記のようになる可能性が高いと思う。だから、繰り返しになるが、この戦いで死ぬことはあまり意味がない。それに戦えば戦うほどお互いに憎しみの連鎖を高めてしまう。ウクライナ人に憎悪が今後残るだろうし、ロシア人にも憎悪が残るだろう。この戦いは様々な点であまりにも意味がない。一刻も早く停戦(手打ち)をするのが一番良い選択だと思う。こっちはあれを獲った、あっちにあれを獲られたなどと計算しても、それだってかなり流動性が高いものになるだろうから、そんなもののために死ぬのはバカげている。

3月26日(土)


どこかがロシアとウクライナの仲介に入らねばならない。実は中国が仲介に入れば、中国の国際的な地位が高まる可能性がある。ただし、米国はそれを嫌がるだろうから、中国を貶めるキャンペーンを張るだろうが。


まとめ
今月のトップニュースは先月に引き続き、ロシアのウクライナ侵攻だ。津田大介さんのポリタスTVで戦況をできる限り確認している。私はマリウポリが陥落すれば停戦が成立するかと思っていたが、なかなかマリウポリは一筋縄では行かないようだ。そして多くの犠牲者を出しているし、人道回廊も戦時の混乱で実際のところ怪しいものになってしまったようだ。

日本だけでなく世界でもロシアを非難・制裁する動きが大勢を占めている。私自身はウクライナ内部のうち、ロシア系住民の親ロ派による独立がその根源にはあるのではないかと思っている。ただし、ロシア系住民のすべてがプーチン支持ではなく、むしろロシア系住民のうちでも親ロ派は多数ではないのではないか、むしろ少数ではないかと思える。とはいえ、公用語をウクライナ語と限定してロシア系住民を締め出すのでは一部地域で親ロ派ロシア系住民が独立を考えるのも尤もだと思う。しかし、それとは別に大国の思惑がある。まずロシアはウクライナを緩衝国として残しておきたい。これまでロシアはウクライナに親ロ派政権を樹立しようと画策してきた。しかし、いずれも失敗に終わっている。一方、ウクライナでデモクラシーが育っているのかというと、これまでの政権を見ると新興財閥が権力を握っていることが多いのでまだまだ民主化は程遠いのではないかとも思える。そうした状況にうんざりしたウクライナ国民が政治的アウトサイダーのゼレンスキーを大統領に選んだのだと思う。しかし、ゼレンスキーはポピュリズムを支持基盤としている可能性が高い。どの国でもそうだがポピュリズムのベースにあるのは保守思想であることが多い。それが米国の思惑と合致してドンバス地方の紛争に繋がっていったのではないか?米国の思惑とはNATOの東方拡大だ。結局、独立したい少数の親ロ派ロシア系住民を助けるという大義名分でロシアがウクライナへの侵略戦争を始めたというのがおおざっぱな見立てではないかと思う。いざ戦争が始まるとウクライナに武器供与をして、できるだけロシア軍の足を引っ張る。流される血はウクライナ人の血だ。ウクライナとロシアが戦えば戦うほど両者の憎悪は深まり、ウクライナとロシアの間に大きなクサビを打ち込むことになる。これは米国の思惑にとっては喜ばしいことだろう。ウクライナとロシアはこれまで親戚のようなものだった。それが互いに敵として憎しみ合うようになる。そうなれば、ウクライナまで軍事同盟を拡大して裸のロシアに対峙できる。しかし、本当はウクライナとロシアは憎しみ合うような間柄でなかったはずなのだ。プーチンのウクライナ侵攻という愚行が招いたことだとはいえ、マクロな視点でみればこれは残念なことに他ならない。しかし、もう戦争が始まってしまった以上仕方がない。

NATOは、本来、ソ連が解体した時点で解散すべき存在だった。その大義名分はソ連崩壊で無くなったからだ。しかし、過去の米英のアングロサクソン系の世界戦略から対ロの盾としてNATOを残しておきたかったのだと思う。はっきりとは対ロとはいえないので、冷戦崩壊後はNATOの存在意義を模索してきたのだと思う。問題はEUだ。EUがNATOに依存することがそもそもおかしいのだと私は思う。EUこそNATOから脱退して欧州独自の軍事同盟を作るべきだった。フランスなどはNATOに不満だったわけだし。英国がEUから脱退したいま、今度はEUがNATOから独立して独自の軍事同盟を形成すべきだった。

日本については、日々、日本の政治、経済、社会、技術が劣化していくのを感じる。よくあることだが、過去の成功体験に縛られて、変わることができなかった。さらに既得権益層がレントシーキングで権益を守る構造が出来上がってしまった。日本人はもはやメンタル面で変えることができない固定観念に縛られてしまった。特に日本人は内部から変わろうとしても同調圧力でそれを一斉に潰しにかかる。日本人の日本人自身に対する同調圧力は凄まじいものがある。また、見下した相手に対する蔑視も凄まじいものがある。これほど差別が内在化した国はないと思う。おそらく、儒教の影響だろう。ただし、本来の儒教というよりは日本型儒教だ。日本人は儒教も輸入したときに換骨奪胎して儒教の本質を歪めてしまっている。そんなわけで、日本人ではこの状況を変えられない。日本は再び世界史に登場する以前の姿に戻るのだろう。

世界的には、知識社会への移行が進んでいる。社会や世界はより複雑化している。一方で知識社会に適応できない人々はポピュリズム的な保守になる。簡単にいえば、ネトウヨになる。ネトウヨがどのような帰結をむかえるか、現時点では分からない。メタバースが彼らの受け皿になる可能性もある。あるいは、トランプ政権のようなものが樹立して社会に混乱を招くというようなことが頻繁に、あるいは、間欠的に起こるようになるのかもしれない。あるいはその反動といえるかどうか、中国のような全体主義国家がユーラシアや南米で樹立して、権力の腐敗と個人の自由が奪われる社会が数多くできるのかもしれない。しかし、自由で多様な社会こそが知識社会の本来あるべき姿だと思う。それはジャングルで多様な生物が生存競争を繰り返すような世界だと思う。それが幸せかどうかは分からないが、人間の大脳と相似してそのような世界が展開するのが望ましいと思う。


2022年2月13日日曜日

NEWS2022.02


2月1日(火)
言動・施策に問題が多かった右翼政治家が亡くなった。

2月2日(水)
ところで世界の宇宙開発は今後どういう見通しなんだろう???

日本がいよいよ狂ってきたなという内容だった。石原慎太郎の人種差別発言を石原節で片付けてしまう新聞、歴史を「政権の歴史認識に基づいて広める」(つまり、歴史的真実を政権の都合の良いように歪める)ことを堂々と肯定するNHK、自分たちの酷い発言を映画『主戦場』に使われて上映を邪魔するために裁判を起こすネトウヨたちなど、日本のネトウヨ化がいよいよ深刻になってきた。以前から続いてきた外国で従軍慰安婦像に反対する政府・外務省のネトウヨぶりがいよいよ完成してきた感がある。もう、この国は滅んだ方が良いのではないかとさえ思えてきた。日本がどんどん劣化していく。経済、政治、社会が劣化してゆき、とうとう歴史まで劣化し始めたように思う。(もちろん、歴史修正主義との戦いはずっと続いてきたけど、日本ではネトウヨが勝ちそうで残念だ。)

山本作兵衛コレクションの炭鉱で拷問があった話は知らなかったので大変勉強になった。逆さ吊りで思い出したのが、マーティン・スコセッシ監督の『沈黙』でキリシタンをやはり逆さ吊りで拷問するシーンがあったことだ。逆さ吊りは日本の拷問の定番なのだろうか?(もちろん、外国でもあったのだろうと推測はするが。)

2月3日(木)
きな臭くなってきた。

2月4日(金)
イスラム国の指導者が死亡したらしい。家族13人を巻き込んで自爆したとのこと。イスラム国の指導者に家族がいるのか。今のイスラム国は一体どういった組織になっているんだろう?そもそも彼らの世界観や主義は今はどうなっているんだろう?専門家の解説を聴きたい。


立憲民主党は迷走するしかなさそうだ。そして、その結果は先細り。結局、日本ではリベラルが少数派過ぎるのが問題だ。もっとリベラルが多ければ立憲民主党も舵取りが容易だったかもしれない。しかし、これだけリベラルが少なければそれも仕方ない。昔、H.G.ウェルズが労働党の支持層である労働者階級が貧しくて愚かであるのを嘆いていたが(かつ軽蔑もしていた)、それと同じことだと思う。貧しくて余裕がないから学ぶ機会も費用もない。そうなるとどちらかというと右翼になる。本来ならリベラルの支持層になるはずの日本の低所得層は経済的・教育的境遇から、リベラルとは真逆のネトウヨになりやすい。今後、リベラルを増やすにはそこをどう変えていくかにかかっている。しかし、目先にニンジンの方法ではダメだと思う。地道に啓蒙して地道に増やしていくしかないと思う。

2月9日(水)
大石あきこ議員についての話が面白かった。DHCニュース女子裁判では辛淑玉女史の話が珍しく感情的で驚いた。同時に日本の暗い差別の歴史を思い出さされた。そして、麻布中学校の入試問題にさらに驚かされた。日本でもちゃんと考えている人はいるんだと思った。

2月10日(木)
よく分からないが、カッコいい(笑)。トカマク型核融合炉の可能性か。

ウクライナ情勢のニュースが飛び交っているが、静観するしかない。個人的には、この件はややこしく、いろいろと微妙だと思っている。いずれにしても戦争にならないことを願う。

2月14日(月)
そして応札なし。

NHKはいい加減にスクランブルをかけて有料化したらどうかと思う。こんな無茶苦茶なやり方はいくらなんでも横暴だ。もはや公共放送ではなく国営放送だ。

感慨深いものがある。COBOLはどうなるんだろう?いや、そもそもこれはクラウドへの移行なのか、それとも本当の撤退なのか?こういった業界に疎いのでよく分からないのだが。それにしても、メインフレームはよく保ったと思う。凄いよ。

2月16日(水)


2月17日(木)
よく分からないが、とにかくカッコいい。


いろいろと忙しくて、ニュースがチェックできていない。ちゃんと視聴できていない。とりあえず、ブログに貼っとこう。


2月22日(火)
なんてこったい・・・。

2月23日(水)


2月25日(金)
彼女が最高裁判事になると、男女比は5:4になるんだなあ。また、黒人としてはトーマス判事に続いて二人目。非白人としては、トーマス(黒人)、ソトマイヨール(ヒスパニック)に続いて3人目ということかしら。果たして上院で承認されるかどうか。

2月26日(土)
田岡俊次さんの解説がとても分かりやすかった。

2月27日(日)
米国はともかく、ドイツがこのような決定をするとはなあ。

いろいろ勉強になった。個人が意思決定するとき、医者以外の専門家からもアドバイスを受けるべきではないかと思った。特に今の日本の医者は金儲けしか頭にないから、都合の悪いことは言わないし、言える範囲も限られている。一方、日本の女性はなにかと不安に負けやすい。不安や恐怖に負けて意思決定をしやすいと思う。不安や恐怖を抱えつつ不安や恐怖に立ち向かうような意思決定をした方が良いと個人的には思うが、世の中、そういう人ばかりではないというのも分かる。また、困難を前にした個人に対して、周囲の人々、社会が支援すべきだと思うが、日本では地域社会や家族が破壊されて久しい。それこそ、出産育児包括支援センターみたいな、ネウボラみたいなものが、妊活段階でも支援すべきな気もする。直接関係ないけど、いろんな人生の局面でカウンセラーみたいな人が個人にアドバイスするのが必要なのではないかという気がしている。ただ、日本では医者(医療業界)がどんどん利権を目指してそういう分野に進出していくような気がする。個人的にはそれはマズいと思っている。宗教に失礼な言い方だが、それは一種の疑似宗教に感じる。それと日本の遺伝子信仰も不思議だ。漫画に顕著に現れていてどうにかしてほしいといつも思うのだが。ところで、障害に関してはアイスランドでは出生前診断でダウン症を撲滅したと言っていたり、米国ではダウン症でも中絶は許されないし、すべての生命に意義があるんだと思っている。ダイバーシティを考えるとき、障害者について考えるのはとても重要だと思っていて、コロンブスの卵的な思考の転換をしないといけないと思っている。しかし、日本のような差別が内在化している国では思考の転換をするには百万年くらいかかると思う。

まとめ
石原慎太郎が亡くなった。非常に問題の多い人物だった。彼の所為で辛い目にあった人も大勢いただろう。日本では死ねば免罪されて、生前の罪を断罪されることはない。しかし、歴史はそうはいかない。歴史家のペンで彼は断罪されねばならない。

先月はメタバースや中国の脅威、日本の技術と経済と社会の劣化が目立った。今月はロシアによるウクライナ侵攻が大きなニュースだった。しかも過去形ではなく現在進行中だ。





2022年1月30日日曜日

NEWS2022.01


1月1日(土)

とても示唆に富んだ大事な話だった。日本は政治、経済、社会が劣化している。家族も空洞化しつつある。そして今後の問題は権威主義とメタバース。私風に言い換えると中国の全体主義とゲームワールド(←リアルワールドと対照的な)だ。対処法は政治ユニットを小さくすること。確かにそうだと思う。


惑星キラーの彗星が地球を襲うとき、トランプのような愚かな大統領やピーターのような超金持ちが金に目がくらんだ政策をとった結果、地球が滅んでしまうというブラックユーモアな話。彼らだけが悪いのではなく人々も愚かになっている。SNSでバズれば広告収入が入るので人々は浅い考えで行動する。主人公の科学者も精神安定剤で薬漬けになっている。祈りもゲームに看過されたものだったり、こともあろうに人間や生き物に対してではなく、物のために祈ろうとさえする始末だ。主人公が最後に自分たちは十分に満ち足りていたと述べる。決してラグジュアリーな富裕ではない。中流のささやかな暮らしだ。(もちろん、貧困層からすれば羨ましい暮らしではある。)「もっと、もっと」と欲張るから地球の危機すら金儲けの機会にしてしまい、その結果がこれだ。非常に現代の問題を鮮明にした映画だった。

マトリックスの番外編のような作品。ネオは生きていたという設定。さらにゲームクリエイターとして、マトリックスの世界に囚われていた。ここでもネオは青いピルを大量に飲んで偽りの世界に自分を縛りつけてしまう。まさにメタバースの脅威を描いた作品だと言える。ウォシャウスキーもこの危険を肌で感じているのだと思う。

1月6日(木)
ChooseLifeProjectは私的には良い番組だったので、このような隠し事があったのは非常に残念に思う。資金提供を受けずにジャーナリズムを実践するのはなかなか難しいのだろうと思う。ただ、寄付だけで内容に関与しないのであれば別に良いもする。まあ、公共って謳っているのがマズいといえばマズいが。地道な積み上げだけしか道がないとなれば、それはそれで軌道に乗るまで時間もかかるだろうし、そうなれば選択肢も狭まると思う。隠し事をせずにオープンにしとけば良かったなと思う。まあ、色メガネで見られないようにするために隠しておきたかったっていう気持ちもあるのだろうと思う。たぶん、問題の根っこに日本には変な中立信仰があるんだと思う。ともかく、今後は隠し事をせずにオープンにしてけばいいと思う。それだけのことじゃないのかなあ。

1月8日(土)
神野直彦氏はとても温かい人柄でお話を聴いていて嬉しくなる。コロナが子どもに及ぼす影響を懸念している点は本当にそうだと思った。また、この先、見えない何かの話はちょっと不安になった。もしかしたら、それはジャパンクライシスかもしれない。『ドント・ルック・アップ』でも思ったが、私たちは人間性をなんとか次の世代に引き継いでいかねばと思う。私自身はそれは科学と人文だと思うが、だからといってそれらを学ばせればちゃんと引き継がれるかというと自信はない。若い人たちにはちゃんと引き継がれない可能性がある。自然に触れさせれば少しはいいのかもしれない。しかし、それも確証が持てないように感じる。他に良い方法があるのかもしれないが、私には分からない。とりあえず、自分にできることから始めるしかない。

社会が変わったのだと思う。工業社会から知識社会へと。それがポストモダン病をもたらしたのだと思う。トランプ現象がポストモダン病の一例だ。そして、新たな脅威として、中国とゲームがある。中国は全体主義的監視国家となるだろう。一方、自由主義諸国でもゲームが人々に蔓延してしまう。私たちは意識してヒューマニティを保つ努力をしなければならない。リアルワールドの住人であるための努力を怠れば、ゲームワールドに人々は囚われてしまう。また、SNSと広告が人々を浅薄にしてしまった。広告が幻想を見せて人々の欲望を掻き立てて誘惑する。ラグジュアリー幻想だ。SNSでも幻想を盛る。一方、科学技術が複雑高度化してしまい、科学思考から乖離しやすくなってしまった。また、人文に対する理解も恐ろしく低下してしまった。人々が浅薄になってしまったのだ。そうならないようにするために科学的思考と人文をを取り戻さねばならないが、それは私のような古い世代の方法に過ぎないので、上手く行く確証はない。

世界がポストモダン病なら、日本はずっと日本病だ。物事を本質で考えない。だから、科学も哲学も日本の中からは発生しなかった。それらを古くは東洋から、近代では西洋から学んだ。しかも、日本はそれらを換骨奪胎してしまう悪い癖がある。うわべだけ真似て中身を自分たちの都合の良いものにすり替えてしまうのだ。中空構造の日本はこの日本病を克服できるだろうか?

知識社会は複雑なジャングルを形成すると思う。単純なピラミッド構造にはなりにくいと思う。中国はそれを目指しているだろうけど。複雑なジャングルで生きていくには、個人はずっと学び続けるしかないと思う。知識のフローとストックを個人がいかに形成していくかが鍵になると思う。それと自己の内なる深奥へのダイブが人間性を保つには必要になってくると思う。それは詩人のような試みだ。

それと複雑なジャングルは小さなツリーの群体だけではない。それらのツリーを横断する蔓が張り巡らされると思う。そういったツリーを横断する組織が数多く必要になってくると思う。そこで大事なのは贈与や利他の精神になってくる。(日本人は特に苦手なことだ。)

1月9日(日)
NHKがデマを流したらしい。

1月12日(水)
河瀨直美監督の件、なるほどニュース女子と同じようだ。NHKがこういうことをするとは驚く。くにもりの件、元総務相の官僚らしいことに驚く。そういうエリートな人でもネトウヨになるんだなあといつもの如く不思議に思う。

1月15日(土)
いつもながらに神保さんの指摘はジャーナリズムについてとても勉強になる話だった。それと、ネットメディアを軌道に乗せるまで大変だったろうなあと思う。神保さんと宮台さんのような極めて稀なコンビでなければ独立系のジャーナリズムが作れないというようでは、あまりに狭き門になってしまう。層を厚くする意味でも、新しい世代の視点も汲み上げるという意味でも、もっとジャーナリズムが増えるのが好ましい。個人的にはChooseLifeProjectには今後もがんばって欲しいと思うのだが。それと、やっぱり、ジャーナリズムを教える学校が日本にもあれば良いのになあと思う。コロンビア大学がどんなことを教えているのか知らないけれど、とにかく日本は内輪で換骨奪胎しちゃうから最初からダメになっちゃう気がする。

1月16日(日)
トンガ大規模噴火 日本の津波注意報はすべて解除
ものすごく大きな爆発で驚いた。先日観た『ドント・ルック・アップ』みたいだった。

実はよく分からないのだ、犯人の心理が。もちろん、犯行は憎むべきものだが、随分、極端過ぎて、「なぜ?どうして?」という気持ちの方が強い。

この事件に関連する江川紹子さんのツイート


現代の日本社会が進行している状況をどう捉えているかの違いがこういうツイートの根拠になっているのかもしれない。

有料記事なので読めていない。「他人を巻き込んだ間接的な自殺」にみえる事件が目立つ、とのこと。なるほど。

個人の孤立ってことなのかなあ・・・。以前はコミュニティは会社だったり学校だったりした。もっと昔は地域社会にコミュニティ機能があった。それが今はあって無きが如くになっているということかもしれない。それらの組織に愛とか優しさは無いから。最後の砦である家族もそこに愛が無くなりつつあるし。日本人が自分たちが人間として異常じゃないかということに気づいてないのかもしれない。

1月18日(火)
サウジvsイランか。しかし、イエメンの悲惨さ・・・。

1月19日(水)
少し前までMicrosoftは迷走していた感じがあったけど、今は目指していることが明確になってきたなあと感じる。GAFAって言われてたけどMが復活する感じ。

逆にGoogleが迷走している。私はそもそもGoogleMusicが閉鎖されたのが不満だ。YouTubeMusicはミュージックビデオへの対応でありだとは思うのだけれど、音楽コンテンツをサブスクだけにしたのは間違いだと思う。音楽の単品販売は残しておいて欲しかった。この辺りがGoogleのビジネスのやり方が下手だし粘り強さがないところで、将来的な不安を感じるところだ。コンテンツビジネスは粘り強く継続することが大事だと思う。GoogleはかつてSNSで下手を打ったが、あれだってGoogle+は残しておくべきだったと思う。Googleリーダーも残しておくべきだった。かつての「企業じゃないGoogle」に戻って欲しい。YouTubeオリジナルも完全閉鎖はマズいと思う。細々とでも残しておくべきだと思う。そうでないとGoogleは広告屋さんだけになってしまう。

日本人って、人間としてオカシイと思わないのかなあ。最近は日常でもよく感じる。日本人って、人としてオカシいんとちゃうって。ただ、自分の場合、問題はどこに自分の足場を置くかなんだけど。怒りも大事だけど、多分、怒りでは解決が難しいような気がしている。問題をちゃんと分解して見えるようにしないと人々は気づかないように思う。

1月23日(日)
良かったと思う。

残念に思う。

1月25日(火)
日本のGDPが約500兆円だから4兆円の過大計上はGDPの約0.8%に相当すると思う。日本のGDPの成長が約1%だから、実はほとんど成長してないということかもしれない。成長していないのに債務は膨らんでいる。日本は借金を返せる目処もないのに放漫財政を続けている。破綻するしかない。

この件はもちろん酷いけど、悪事を働いた会社名が公にされない日本という国も酷いと思う。被害者に配慮してなんだろうけど、なぜそうなるかというと日本が酷いから。


1月26日(水)
勝ち組がフェアな競争が無くならないように工夫している。日本の半導体産業は負け組だから、まあ指を加えて眺めているしかない。

良かったと思う。それにしても刑事事件として山口氏が罰せられないのはオカシイと思う。

吉村知事と松井市長のちょび髭には笑った(笑)。山口敬之氏の捏造・歪曲に驚いた。TBSにいたのに。

1月30日(日)
日本も地に落ちたものだとつくづく思う。

久しぶりに辻元清美氏の声が聞けて嬉しかった。落選のときよりも少し元気を取り戻しているようで安心した。とはいえ、リベラルが日本で一大勢力になるのは無理だと思うので、とりあえず、リベラルが絶滅しないように頑張ってほしいと思う。立憲もどんどん保守色が強くなるだろうし、政党ではなく政治家個人を応援するしかないかなと思っている。例えば、維新のヒトラー批判に対して、理路整然と正論を返した米山隆一氏などは大いに応援したいと思うようになった。とにかく、昨年の選挙以来、私自身、気分が落ち込んでいたので、辻元氏の声を聞いて元気を貰えて良かった。労働組合を企業別から産業別に変える話は興味深いしそうだとも思うが、現実的には困難なのではないかと漠然と思う。案外、可能なのだろうか?(最後のインコとテフロンの話には驚いた。)

まとめ
2022年が始まった。年末恒例マル激ライブは今後の世界と日本の動向を考える上で大変参考になる話だった。『ドント・ルック・アップ』や『マトリックス レザレクションズ』も同様に参考になる映画だった。

日本が坂道を転げ落ちるように劣化している。経済、政治、社会、家族が劣化している。そのために日本人のメンタリティがどんどんおかしくなっている。日本社会全体がおかしくなっているので、その中で暮らしていると正気を失いかねない。彼らに同調することは危険だということを心の片隅に置いておかねばならない。同時に同調圧力もあるので正面から衝突すると厄介だ。受け流す術を身につけねばならない。

日本だけでなく、世界もおかしくなりつつある。保守化・右傾化が進行している。代表が米国のトランプだ。ただし、欧州だって右翼が増加している。中国も集団指導体制だったのが独裁に移行しているように感じられる。中国の権威主義・全体主義が世界に悪影響を及ぼしつつある。東西冷戦が終わり、インターネット革命とグローバリゼーションで世界が一つになる喜びがあったのが、今度は様々な分断を生じつつある。ただ、世界はそこまで愚かではないともどこかでは思っている。どこかで妥協すると信じたいし、人々が愚かさに陥らないためにも啓蒙は今後益々必要とされると思う。

ただし、日本は無理な気がする。愚かさの穴に落ち込むような気がする。日本人は本質や理念を理解できない。日本は無意識の島国だ。中心に空虚なブラックホールが空いている。日本のエッセンスを積み込んだ箱舟を作ってスイングバイで日本から脱出するしかないように思う。日本ではアナーキストでやり過ごした方がいいように思う。

2021年12月2日木曜日

NEWS2021.12

 
12月1日(水)
21世紀の日本が戦前の日本のようになりつつあるという恐ろしい話。笑いながら話されていたが、内容はかなり深刻な話だった。その原因は日本人の国民性にあるというかなり悲惨な話だ。事例として連合が戦前の産業報国会と質的には同じで自発的にそうなったということを挙げていた。私たちは日本というディストピアを生きている。日本人はその国民性において全体主義に向かう志向があるのだろうと思う。今、雪崩をうってそういう方向に向いつつある。しかも経済は下降しており、そのシワ寄せは弱者に向けられる。日本の経済的な繁栄の時代は終わったし、こういった国では文化的にも良質なものは生まれないと思う。リベラルという言葉がずっとカタカナであるように、自分たちの内側からリベラルが立ち上がってくることがないのだろうと思う。以前、フランスでオバマ元大統領をフランスの大統領にという声があったが、日本ではオバマは理解されないだろうし、オバマが出馬しても日本では落選するだろう。日本にリベラルは根付かないのだと思う。日本のリベラルは外部に可能性を見出すしかないのだと思う。今度は満州ではなく米国に期待すべきだと思う。今はネットがあるので、何か方法があるような気がする。


12月6日(月)
「自民党長岡支部というのはなんと恥知らずか」と思うニュースであった。

12月7日(火)
「外交はボイコットするけど選手団は派遣する」という何だかなあというボイコットではあるが、ウイグル問題は真実は定かではないが、その疑いは濃厚ではあるので、看過できない案件ではある。

12月8日(水)
クリミア問題は微妙で、ロシアとウクライナの反目は難しい。

維新についての床屋政談。正直、あまり感心しなかった。歴史を歪めてしまうかもしれない。とはいえ、歴史を歪めてしまうのを恐れて歴史を語ることを止めてしまうのも、またよろしくないことではある。

確かに私も坂本龍馬や坂の上の雲を持ち上げるのはどうかと思う気持ちはある。坂本龍馬好きに走るのはカンパニー志向、昔でいう青年実業家になりたい起業家志望の若者に多いのだと思う。また、坂の上の雲に関しては司馬遼太郎が第二次大戦で敗戦した日本人が誇りを取り戻すために「日本、凄い!」を描いた小説だと思う。しかし、主人公の秋山真之は日露戦争で参謀として活躍したようだけど、実際はメディアへの広報もやってたので自画自賛してた可能性が高い。なので、英雄に憧れる目で彼らを見ているのであって、歴史を冷静に見ているとは考えにくい。

大阪維新が党勢を増すのは面白くないが、しかし、果たして大阪維新がどこまで排外主義的かは分からない。そもそも大阪維新のおおもとは二重行政を無くすなどの既得権益との闘いだったと思う。彼らは民間は苦労して稼いでいるのに公務員は楽して高い給料を貰っているというイメージを持っている。確かにそういう一面が無いではないと思う。しかし、だからといって教職員や生活保護を敵視するのも間違っている。なのに、自分たちに都合良く権力を集中するためにそういった人たちまで批判するという有様だった。結局、彼らは建前は既得権益の打破でありながら、本音は権力の簒奪であり下剋上なのだと思う。ただ、彼らは地域政党だったはずだが、それが今回全国的に躍進している。大阪という地域から全国に拡大する中でナショナリズムに傾いた感がある。しかし、おおもとはやはり地域政党だとは思う。大阪の在日韓国朝鮮人に対して維新がどの程度排外主義的なのかが私にはよく分からない。あまりそういった声は聞こえてこない気がするのだが。

さて、維新というのが王政復古という意味なのは勉強になった。しかし、多くの人たちが維新と聞いてイメージするのは革新だと思う。

アジア蔑視のルーツがどこにあるのかはよく分からない。西郷隆盛の征韓論は違うと思う。そもそも廃藩置県があって武士の不満が高まっており、そのはけ口として朝鮮と戦争をするという考えだったと思う。西郷に蔑視の感情は無かったと思う。西郷は朝鮮との交渉で死に場所を探していた節もある。結局、戦争なんかしている場合ではないと大久保や岩倉らの反対にあって断念している。その結果、明治6年の政変で板垣らとともに下野している。ちなみに不平武士の反乱で西郷や江藤新平らは殺される。板垣は司法・立法・行政の三権分立の一つである立法に食い込むために自由民権運動を始める。確かに建前は民主主義だが、結局、権力闘争の一貫だったと思う。ちなみに伊藤博文はシュタインに学んで行政に力を入れる。能力主義で大学を作ったり官僚制を整えたりする。立憲政友会も官僚から政治に向かう道筋を作るためだった。一方、山県有朋は三権ではなく軍を掌握して王国を作る。軍部大臣現役武官制と統帥権で国家の中に国家を作ってしまう。軍部の予算が気に入らければ軍部大臣を出さないことで内閣を解散に追い込んだりしている。これが後に昭和の軍部の暴走を許す元になる。一方、昭和維新の2.26事件の背景には日本の農家が取り残された悲惨な状況があった。日本の近代化の中で農家は若い男性は徴兵に取られたり女性は女工や女郎で売られたりして、残された農家は近代化されていない昔ながらの遅れた農業技術で過酷に働くしかなかった。時代はややズレるが、福沢諭吉などは自分は苦学して経済的にも苦しかったがその努力があったればこそ今の自分があるわけで、そういった努力を全然していない農家などは自業自得だと思ったことだろう。軍が暴走する原因の一つにはそういった不満があった。皇道派や統制派などが生まれた背景もそういった苦しい状況があったからだと思う。戦後、自民党が農家を票田にしたのも戦前の反省があったからだし、地方への分配を重視したのも同じ理由からだ。しかし、そこに矛盾やムダが生まれる。人がほとんどいない地方に立派な道路を作って誰が走るのか?単に地方を潤すためだけのバラマキではないかと。そこで維新や道州制のようなもっと合理化しようという動きが出てきた。そのこと自体は間違いではないと思う。英国を見れば地方自治が進んでいる。現在では独立さえ叫び出している。話が随分脱線してしまった。アジア蔑視のルーツだったな。江戸時代にアジア蔑視は無かったと思う。一方、戦後の高度成長時にはすでにアジア蔑視はあったと思う。日清戦争のときにすでにアジア蔑視らしいものはあったように思う。それは民衆の中に。氷川清話なんかはそれに対する反対声明に感じる。福沢諭吉なんかはあったかもしれないが、彼の場合はちょっと特殊だと思う。ただ、民衆は脱亜入欧の中で次第にアジア蔑視になっていったように思う。ただ、戦前の日本の産業で輸出で大きなウェイトを占めたのは紡績業だと思うけれど、その輸出先で最大だったのは中国だったはず。すごく矛盾している。

ところで、倒幕するまでは尊皇攘夷だったが、倒幕した後は開国に180度転回したので、決してずっと尊皇攘夷だったわけではない。むしろ、「江戸幕府は勝手に開国してけしからん」と言って戦争を始めておきながら、倒幕したら「やっぱり、開国します」って、あまりにも大義名分が立たないだろということを日本人は平気でやっている。ただし、鳥羽の戦いでも分かるのだが、薩長軍と幕府軍に日本が二分していたわけではなくて、どちらが優勢になるか見守っていたその他多数の藩が第三勢力としてあった。このその他多数は、結局、どっちにつくのが得になるか見定めていただけだった。単なる損得勘定だ。だから、攘夷から開国に変わっても別にどうでも良かったのだろう。似たような話に板垣退助が会津藩を攻めているときに会津の農民が弁当を広げて会津城に大砲が撃ち込まれているのを見物しているのを見て、板垣はなんと愛国心のない奴らだと嘆いたらしい。もっとも会津の農民は会津の武士が重税を課すので憎んでいたという背景もある。だが、昔から日本人というのは真の愛国心とか情というものはあまり持ち合わせていないのだと思う。小栗忠順が米国へ行く船の中で米国人船長が死んだ船員の水葬で涙を流しているのを見て、米国人は情が深いと驚く話があった。自分などは部下が死んでも家畜が死んだ程度にしか思わないとまで言っている。外国映画を見ても友人が国に追われて亡命しようとして逃げるときにかくまったりする場面があるが、日本人の多くは友人に関わりたくないと逆に戸を閉ざすように思う。

どうも取りとめのない話になってしまった。日本は哲学や道理のない国だと思う。日本は特殊な神権政治の国のように思う。天皇が国の中心にいる。ただし、それは中空だ。中空構造になっている権力。天皇を祭り上げて実権は別の誰かが担う。ただし、その誰かがまっさきに天皇に平伏して、その下の者たちがそれにならって平伏する。西郷が天皇を玉(ぎょく)と表したように天皇をとれば天下を従えられる。道理ではなく、天皇を掌中に収めれば日本を治められるという、実に原始的な社会だ。歴史を振り返れば、日本をダメにしているのは天皇制だ。天皇制を廃止すれば、責任を他人に押し付けられなくなり、自分の頭で考えて行動するようになる。ならざるをえなくなる。しかし、悲しいかな。日本人は自分たちで天皇制を廃止することはできない。まあ、日本人は特殊な民族として珍重されるかもしれない。

取りとめがなくなったので、いったんここで止めておこう。


12月10日(金)
新しい流れだなあ。ところでシモーン・バイルス選手ってキレイだなあ。

12月12日(日)
今回のマル激は個人的に大変良かった。以前に私の近辺でゼロ日死亡の事件があって大変ショックを受けていたのだが、その問題解決の方法が私には全然分からなかった。しかし、今回のマル激を見てフィンランドのネウボラや子育て世代包括支援センターなるものを知ることができて、そこに希望の光を見出すことができたからだ。それにしても私は知らないことばかりで自分の無知を思い知らされることしきりだった。ともかく、日本社会は変わらなければいけないと思う。このままの状態を放置していたら悲劇がどんどん繰り返されるばかりだ。ただし、厄介なのはそこに利権も絡んでくることだと思う。日本は換骨奪胎の恐るべき伝統芸を持っている。外国のどんなに素晴らしいシステムも日本に導入された途端、本来の意義は失われて利権を貪るための仕組みにすり替えられてしまう。そして、ジャーナリズムという監視チェック機能が機能しないから、どんどん本末転倒なものに変わっていく。そうならないことを切に願う。それと同時に、日本経済はこれからどんどん悪くなるだろう。そういった中で福祉を充実させていけるかどうか、困難を極めるのではないかという不安がある。しかし、何が大事かということをよく考えて、ヒトこそが最も重要なんだということをよく考えてもらいたい。

最近、人にはカウンセリングが必要なんじゃないかという気がする。生き方のアドバイスをするカウンセラーが要るような気がする。人はそれぞれ個性や性分があって、その人に合った生き方は一つではない。その人の性分を見極めてその人に合いそうな生き方をアドバイスするカウンセラーが要るような気がする。かつては親や友人がそれらの役割を担っていたかもしれないが、それにはどうしても限界がある気がする。客観的立場からアドバイスするカウンセラーが要る気がする。カウンセラーと話すことによって本人も自分を別の視点から、ある意味の客観視ができる、気付きがあるような気がする。子育て支援もそれに近い面があるのではないだろうか。

日本は変わる努力を怠った。小泉政権前後の頃、「変わらなきゃ」が盛んに言われたが、結局、変われなかった。その結果がこれ。

12月14日(火)
トヨタであろうとなりふり構わずにやるべきだと思う。

12月15日(水)
かつてGDPの粉飾は難しいのではないかと言われていた。しかし、明石弁護士が国会でその他項目の詳細を尋ねたところ不明との回答だった。そして、今回、基幹統計を書き換えていたことが分かった。もはや日本がGDPを粉飾しているのは間違いないだろう。ほとんど経済成長していないどころか、マイナス成長の可能性さえある。しかも、その間に債務は増えている。企業なら成長していないのに投資だけ続けているようなものだ。借金を返すあてもないのにずっと借金を続けている。日本はそれを30年間ずっと続けてきた。もう借金は止めるべきだ。日本の経済危機が目前に迫っている。


日本という国が腐っているのが分かる。政治家も腐っているし、そういう政治家を選んだ有権者も腐っている。

これって本当なの?

日本のヘイトクライムについて勉強になった。ホームレスや外国人、在日韓国朝鮮人、被差別部落など日本のヘイトクライムの歴史の勉強になった。ヘイトは日本人のメンタリティに深く根づいていると感じた。連綿と続いてきたのだと。そして『カムイ伝』を思い出した。日本はインドのような階級社会ではないと思うけど、日本は日本独特の階級意識があるように思う。それと島国根性と言われたような閉鎖的なメンタリティがあると思う。その典型的な症状に「イジメ」があると思う。そう考えると日本人は人間性という面において問題のある国民性なんじゃないかと思えてくる。全員がそうではないが、実は日本人のけっこうな多数が人間性に問題があるように思う。暴論に聞こえるかもしれない。しかし、いじめが起こったときの対処を見ているといまだに大多数に問題があると思うからだ。いじめが起こったとき、正しく対処できている大人が日本には意外に少ないのだ。そして、それは日本社会に対する不信につながっている。

12月20日(月)
財務省の財政規律が無くなって久しいが、ついに政治家と国民の経済観念が吹っ飛んでしまったのだろう。日本人がオカシイと思わなくなった。しかし、非常に危険な狂気じみたことをやっている。

12月21日(火)
残念だ。

未知のウィルスに対処するため、ある程度の失敗は仕方ないと思うけれど、やっぱり、もったいないとは思う。それにこれのお金関係、非常に怪しくないかと不審に思う。

12月22日(水)
これも利権が絡んでいるんだろうなあ、医療業界の。



12月23日(木)
中国は黙ってないよなあ。世界は欧米と中露に二分されるのかなあ。でも、企業は中国市場があまりに魅力があるから捨てられないだろうし。しかし、いずれ中国はCPUも独自で作るだろうけど、そうなったら情報を支配するかもしれない。

12月29日(水)



2021年の振り返り
私にとって2021年の最大のニュースは10月31日に行われた衆院選だ。安倍政権の数多くの腐敗政治、緊急事態宣言下での東京五輪強行によって菅政権の不支持率が高まりで、リベラル政党は何もしなくても勝って当然だと思っていた。ところが、選挙結果は自民党はほとんど議席を減らすことなく、維新が躍進して、リベラルは議席を伸ばすことができなかった。この状況で勝てないのは敗北に等しい。しかも維新はかなり問題の多い政党なのに、そこが議席を伸ばすという有権者の無知無能ぶりが際立った。その後の展開は野党共闘を脅威に捉えた保守派が共産党をスケープゴートにして野党共闘を叩くというお決まりのパターンだ。立憲もかつて希望の党に鞍替えしようとした内部の保守派が勢力を盛り返して徐々に右傾化していく傾向を強めている。確かに選挙に勝てなかったのだからリベラルが不人気だという理由から保守へ鞍替えするというロジックは成り立つ。結局、日本はリベラルが少数派でしかないのだ。選挙前は鼻をつまんで野党に投票したが、選挙後は野党は変質して保守化してしまった。現在の野党を支持しても次第に保守化してしまうので、リベラル派としては支持しても意味がない。人物個人を見て個々のリベラルな政治家を応援するしかないと思う。

次に東京五輪についてだが、私はまったく見なかったので特に感想はない。

日本の産業については、半導体がほぼ壊滅してしまった。東芝も解体される。経産省が手を突っ込もうとしているが、モスピーダやジャパンディスプレイのようにダメになる可能性の方が高いだろう。かつて電子立国と言っていたが、それは過去の話になってしまった。日本の家電や半導体などの電機産業は終焉するだろう。さらにトヨタやアニメ産業も衰退のリスクが高まっている。

日本の財政もコロナの影響でさらに悪化している。愚かなバラマキが拍車をかけている。それにGDPなど政府の統計も虚偽で粉飾されているようだ。ジャパンクライシスが忍び寄っている。

日本は政治や経済だけでなく、社会も劣化している。地域社会が新住民で崩れてしまったが、さらに家族が空洞化してしまっているようだ。元々、日本人は愛ではなく金だった。そして経済が低迷することで、金も乏しくなって、家族が空洞化してしまったのだろう。そして、その連鎖が再生産されていく。これに歯止めをかけるのはかなり困難だ。

というわけで、日本は政治、経済、社会が劣化してしまった。日本人は西側の政治体制を採用してはいるものの、日本独特の全体主義国家へと変貌するように思う。いや、元々、そうだったのだろう。誰も物事の意味をちゃんと考えられない。無意識でそのときの空気で意思決定してしまう。意思決定のプロセスをロジカルに言語化できていないから公文書も残せない。その象徴が天皇制で、為政者が解釈によって憲法まで変えてしまう。日本がどこに着地するのかは誰にも分からない。無意識の雲に覆われているので、その雲がどのような挙動をしめすのか誰も予測できないと思う。

中国について。香港の民主化は終わった。ウイグルもチベットと同様の道を歩むだろう。次は台湾だ。中国の力が強大化しているので、おそらく台湾有事が起こるか台湾自身が内部崩壊を起こすだろう。米国も世界もそれを止められないと思う。中国の強大化は人類社会にとっては退行現象だが、残念ながら誰にも止められないのだと思う。中国が内部分裂すれば再び前進する可能性はあるが、それにはまだまだ時間を要するだろう。しかし、そうなる前に周辺国は中国に養分を吸い取られてしまうと思う。今後、数世紀はアジアは中国で苦しむことになると思う。

入管や外国人就労の問題について。日本の人権感覚が異常なのだ。ただ、日本が貧しくなって、外国人にとって就労の魅力が無くなれば、誰も来なくなる。日本人自身は同胞との格差社会を形成して同胞だけのピラミッド構造を作るようになるのではと思う。日本に来る外国人は観光客だけになる気がする。

GAFAMについて。FacebookがMetaに変わった。GAFAMからGAMAMに変わるのだろうか?さて、仮想通貨によってGAFAMの支配力がさらに強化されるような気がしていたが、やや停滞しているのかもしれない。しかし、Amazonの経済に対する支配力はかなり増大していると思う。逆にFacebookは将来は消えるかもしれない。ただし、Metaとして生き残るかもしれない。おそらく、メタバース、仮想現実、セカンドライフなど、それらはゲームの世界として大きな領域を占めると思う。人々は現実世界と同じくらいの量にゲーム世界を構築すると思う。経済圏が生じるとすればゲーム世界だと思う。ノンポリの人たちはゲーム世界に生涯没入して生きるのだと思う。もちろん、ゲームの世界は一つではない。複数の世界を形成する。現実世界に目を背けた人たちはゲームの世界を生きることで満足するだろう。いや、むしろ、ゲームの世界の方にこそ生きがいを見出すかもしれない。現実の世界に魅力を見いだせなくなる。そういう人たちがかなり多くなっていくと思う。

中東情勢について。アフガンは以前から懸念されていたようにタリバンの手に落ちた。イランは超保守派が大統領になってしまった。イスラエルはネタニヤフが退陣してベネットなる人物が首相に就任したらしい。ネタニヤフよりマシかどうか分からない。

そういえば、ドイツのメルケル首相が引退した。EUから英国が脱退し、フランスも中は火の車ではなかろうか。EUが理想を貫けるかどうか。

世界はポストモダンに移行したのだろう。トランプが大統領になったときは驚いたが、今はそれがポストモダンであったことが分かった。これからはポストモダンでの世界の生き方を人々は模索しなけれならない。

それと日本は泥舟だ。泥舟に固執していては船とともに沈んでしまう。日本に囚われない生き方をしなければいけない。