2022年2月13日日曜日

NEWS2022.02


2月1日(火)
言動・施策に問題が多かった右翼政治家が亡くなった。

2月2日(水)
ところで世界の宇宙開発は今後どういう見通しなんだろう???

日本がいよいよ狂ってきたなという内容だった。石原慎太郎の人種差別発言を石原節で片付けてしまう新聞、歴史を「政権の歴史認識に基づいて広める」(つまり、歴史的真実を政権の都合の良いように歪める)ことを堂々と肯定するNHK、自分たちの酷い発言を映画『主戦場』に使われて上映を邪魔するために裁判を起こすネトウヨたちなど、日本のネトウヨ化がいよいよ深刻になってきた。以前から続いてきた外国で従軍慰安婦像に反対する政府・外務省のネトウヨぶりがいよいよ完成してきた感がある。もう、この国は滅んだ方が良いのではないかとさえ思えてきた。日本がどんどん劣化していく。経済、政治、社会が劣化してゆき、とうとう歴史まで劣化し始めたように思う。(もちろん、歴史修正主義との戦いはずっと続いてきたけど、日本ではネトウヨが勝ちそうで残念だ。)

山本作兵衛コレクションの炭鉱で拷問があった話は知らなかったので大変勉強になった。逆さ吊りで思い出したのが、マーティン・スコセッシ監督の『沈黙』でキリシタンをやはり逆さ吊りで拷問するシーンがあったことだ。逆さ吊りは日本の拷問の定番なのだろうか?(もちろん、外国でもあったのだろうと推測はするが。)

2月3日(木)
きな臭くなってきた。

2月4日(金)
イスラム国の指導者が死亡したらしい。家族13人を巻き込んで自爆したとのこと。イスラム国の指導者に家族がいるのか。今のイスラム国は一体どういった組織になっているんだろう?そもそも彼らの世界観や主義は今はどうなっているんだろう?専門家の解説を聴きたい。


立憲民主党は迷走するしかなさそうだ。そして、その結果は先細り。結局、日本ではリベラルが少数派過ぎるのが問題だ。もっとリベラルが多ければ立憲民主党も舵取りが容易だったかもしれない。しかし、これだけリベラルが少なければそれも仕方ない。昔、H.G.ウェルズが労働党の支持層である労働者階級が貧しくて愚かであるのを嘆いていたが(かつ軽蔑もしていた)、それと同じことだと思う。貧しくて余裕がないから学ぶ機会も費用もない。そうなるとどちらかというと右翼になる。本来ならリベラルの支持層になるはずの日本の低所得層は経済的・教育的境遇から、リベラルとは真逆のネトウヨになりやすい。今後、リベラルを増やすにはそこをどう変えていくかにかかっている。しかし、目先にニンジンの方法ではダメだと思う。地道に啓蒙して地道に増やしていくしかないと思う。

2月9日(水)
大石あきこ議員についての話が面白かった。DHCニュース女子裁判では辛淑玉女史の話が珍しく感情的で驚いた。同時に日本の暗い差別の歴史を思い出さされた。そして、麻布中学校の入試問題にさらに驚かされた。日本でもちゃんと考えている人はいるんだと思った。

2月10日(木)
よく分からないが、カッコいい(笑)。トカマク型核融合炉の可能性か。

ウクライナ情勢のニュースが飛び交っているが、静観するしかない。個人的には、この件はややこしく、いろいろと微妙だと思っている。いずれにしても戦争にならないことを願う。

2月14日(月)
そして応札なし。

NHKはいい加減にスクランブルをかけて有料化したらどうかと思う。こんな無茶苦茶なやり方はいくらなんでも横暴だ。もはや公共放送ではなく国営放送だ。

感慨深いものがある。COBOLはどうなるんだろう?いや、そもそもこれはクラウドへの移行なのか、それとも本当の撤退なのか?こういった業界に疎いのでよく分からないのだが。それにしても、メインフレームはよく保ったと思う。凄いよ。

2月16日(水)


2月17日(木)
よく分からないが、とにかくカッコいい。


いろいろと忙しくて、ニュースがチェックできていない。ちゃんと視聴できていない。とりあえず、ブログに貼っとこう。


2月22日(火)
なんてこったい・・・。

2月23日(水)


2月25日(金)
彼女が最高裁判事になると、男女比は5:4になるんだなあ。また、黒人としてはトーマス判事に続いて二人目。非白人としては、トーマス(黒人)、ソトマイヨール(ヒスパニック)に続いて3人目ということかしら。果たして上院で承認されるかどうか。

2月26日(土)
田岡俊次さんの解説がとても分かりやすかった。

2月27日(日)
米国はともかく、ドイツがこのような決定をするとはなあ。

いろいろ勉強になった。個人が意思決定するとき、医者以外の専門家からもアドバイスを受けるべきではないかと思った。特に今の日本の医者は金儲けしか頭にないから、都合の悪いことは言わないし、言える範囲も限られている。一方、日本の女性はなにかと不安に負けやすい。不安や恐怖に負けて意思決定をしやすいと思う。不安や恐怖を抱えつつ不安や恐怖に立ち向かうような意思決定をした方が良いと個人的には思うが、世の中、そういう人ばかりではないというのも分かる。また、困難を前にした個人に対して、周囲の人々、社会が支援すべきだと思うが、日本では地域社会や家族が破壊されて久しい。それこそ、出産育児包括支援センターみたいな、ネウボラみたいなものが、妊活段階でも支援すべきな気もする。直接関係ないけど、いろんな人生の局面でカウンセラーみたいな人が個人にアドバイスするのが必要なのではないかという気がしている。ただ、日本では医者(医療業界)がどんどん利権を目指してそういう分野に進出していくような気がする。個人的にはそれはマズいと思っている。宗教に失礼な言い方だが、それは一種の疑似宗教に感じる。それと日本の遺伝子信仰も不思議だ。漫画に顕著に現れていてどうにかしてほしいといつも思うのだが。ところで、障害に関してはアイスランドでは出生前診断でダウン症を撲滅したと言っていたり、米国ではダウン症でも中絶は許されないし、すべての生命に意義があるんだと思っている。ダイバーシティを考えるとき、障害者について考えるのはとても重要だと思っていて、コロンブスの卵的な思考の転換をしないといけないと思っている。しかし、日本のような差別が内在化している国では思考の転換をするには百万年くらいかかると思う。

まとめ
石原慎太郎が亡くなった。非常に問題の多い人物だった。彼の所為で辛い目にあった人も大勢いただろう。日本では死ねば免罪されて、生前の罪を断罪されることはない。しかし、歴史はそうはいかない。歴史家のペンで彼は断罪されねばならない。

先月はメタバースや中国の脅威、日本の技術と経済と社会の劣化が目立った。今月はロシアによるウクライナ侵攻が大きなニュースだった。しかも過去形ではなく現在進行中だ。





2022年1月30日日曜日

NEWS2022.01


1月1日(土)

とても示唆に富んだ大事な話だった。日本は政治、経済、社会が劣化している。家族も空洞化しつつある。そして今後の問題は権威主義とメタバース。私風に言い換えると中国の全体主義とゲームワールド(←リアルワールドと対照的な)だ。対処法は政治ユニットを小さくすること。確かにそうだと思う。


惑星キラーの彗星が地球を襲うとき、トランプのような愚かな大統領やピーターのような超金持ちが金に目がくらんだ政策をとった結果、地球が滅んでしまうというブラックユーモアな話。彼らだけが悪いのではなく人々も愚かになっている。SNSでバズれば広告収入が入るので人々は浅い考えで行動する。主人公の科学者も精神安定剤で薬漬けになっている。祈りもゲームに看過されたものだったり、こともあろうに人間や生き物に対してではなく、物のために祈ろうとさえする始末だ。主人公が最後に自分たちは十分に満ち足りていたと述べる。決してラグジュアリーな富裕ではない。中流のささやかな暮らしだ。(もちろん、貧困層からすれば羨ましい暮らしではある。)「もっと、もっと」と欲張るから地球の危機すら金儲けの機会にしてしまい、その結果がこれだ。非常に現代の問題を鮮明にした映画だった。

マトリックスの番外編のような作品。ネオは生きていたという設定。さらにゲームクリエイターとして、マトリックスの世界に囚われていた。ここでもネオは青いピルを大量に飲んで偽りの世界に自分を縛りつけてしまう。まさにメタバースの脅威を描いた作品だと言える。ウォシャウスキーもこの危険を肌で感じているのだと思う。

1月6日(木)
ChooseLifeProjectは私的には良い番組だったので、このような隠し事があったのは非常に残念に思う。資金提供を受けずにジャーナリズムを実践するのはなかなか難しいのだろうと思う。ただ、寄付だけで内容に関与しないのであれば別に良いもする。まあ、公共って謳っているのがマズいといえばマズいが。地道な積み上げだけしか道がないとなれば、それはそれで軌道に乗るまで時間もかかるだろうし、そうなれば選択肢も狭まると思う。隠し事をせずにオープンにしとけば良かったなと思う。まあ、色メガネで見られないようにするために隠しておきたかったっていう気持ちもあるのだろうと思う。たぶん、問題の根っこに日本には変な中立信仰があるんだと思う。ともかく、今後は隠し事をせずにオープンにしてけばいいと思う。それだけのことじゃないのかなあ。

1月8日(土)
神野直彦氏はとても温かい人柄でお話を聴いていて嬉しくなる。コロナが子どもに及ぼす影響を懸念している点は本当にそうだと思った。また、この先、見えない何かの話はちょっと不安になった。もしかしたら、それはジャパンクライシスかもしれない。『ドント・ルック・アップ』でも思ったが、私たちは人間性をなんとか次の世代に引き継いでいかねばと思う。私自身はそれは科学と人文だと思うが、だからといってそれらを学ばせればちゃんと引き継がれるかというと自信はない。若い人たちにはちゃんと引き継がれない可能性がある。自然に触れさせれば少しはいいのかもしれない。しかし、それも確証が持てないように感じる。他に良い方法があるのかもしれないが、私には分からない。とりあえず、自分にできることから始めるしかない。

社会が変わったのだと思う。工業社会から知識社会へと。それがポストモダン病をもたらしたのだと思う。トランプ現象がポストモダン病の一例だ。そして、新たな脅威として、中国とゲームがある。中国は全体主義的監視国家となるだろう。一方、自由主義諸国でもゲームが人々に蔓延してしまう。私たちは意識してヒューマニティを保つ努力をしなければならない。リアルワールドの住人であるための努力を怠れば、ゲームワールドに人々は囚われてしまう。また、SNSと広告が人々を浅薄にしてしまった。広告が幻想を見せて人々の欲望を掻き立てて誘惑する。ラグジュアリー幻想だ。SNSでも幻想を盛る。一方、科学技術が複雑高度化してしまい、科学思考から乖離しやすくなってしまった。また、人文に対する理解も恐ろしく低下してしまった。人々が浅薄になってしまったのだ。そうならないようにするために科学的思考と人文をを取り戻さねばならないが、それは私のような古い世代の方法に過ぎないので、上手く行く確証はない。

世界がポストモダン病なら、日本はずっと日本病だ。物事を本質で考えない。だから、科学も哲学も日本の中からは発生しなかった。それらを古くは東洋から、近代では西洋から学んだ。しかも、日本はそれらを換骨奪胎してしまう悪い癖がある。うわべだけ真似て中身を自分たちの都合の良いものにすり替えてしまうのだ。中空構造の日本はこの日本病を克服できるだろうか?

知識社会は複雑なジャングルを形成すると思う。単純なピラミッド構造にはなりにくいと思う。中国はそれを目指しているだろうけど。複雑なジャングルで生きていくには、個人はずっと学び続けるしかないと思う。知識のフローとストックを個人がいかに形成していくかが鍵になると思う。それと自己の内なる深奥へのダイブが人間性を保つには必要になってくると思う。それは詩人のような試みだ。

それと複雑なジャングルは小さなツリーの群体だけではない。それらのツリーを横断する蔓が張り巡らされると思う。そういったツリーを横断する組織が数多く必要になってくると思う。そこで大事なのは贈与や利他の精神になってくる。(日本人は特に苦手なことだ。)

1月9日(日)
NHKがデマを流したらしい。

1月12日(水)
河瀨直美監督の件、なるほどニュース女子と同じようだ。NHKがこういうことをするとは驚く。くにもりの件、元総務相の官僚らしいことに驚く。そういうエリートな人でもネトウヨになるんだなあといつもの如く不思議に思う。

1月15日(土)
いつもながらに神保さんの指摘はジャーナリズムについてとても勉強になる話だった。それと、ネットメディアを軌道に乗せるまで大変だったろうなあと思う。神保さんと宮台さんのような極めて稀なコンビでなければ独立系のジャーナリズムが作れないというようでは、あまりに狭き門になってしまう。層を厚くする意味でも、新しい世代の視点も汲み上げるという意味でも、もっとジャーナリズムが増えるのが好ましい。個人的にはChooseLifeProjectには今後もがんばって欲しいと思うのだが。それと、やっぱり、ジャーナリズムを教える学校が日本にもあれば良いのになあと思う。コロンビア大学がどんなことを教えているのか知らないけれど、とにかく日本は内輪で換骨奪胎しちゃうから最初からダメになっちゃう気がする。

1月16日(日)
トンガ大規模噴火 日本の津波注意報はすべて解除
ものすごく大きな爆発で驚いた。先日観た『ドント・ルック・アップ』みたいだった。

実はよく分からないのだ、犯人の心理が。もちろん、犯行は憎むべきものだが、随分、極端過ぎて、「なぜ?どうして?」という気持ちの方が強い。

この事件に関連する江川紹子さんのツイート


現代の日本社会が進行している状況をどう捉えているかの違いがこういうツイートの根拠になっているのかもしれない。

有料記事なので読めていない。「他人を巻き込んだ間接的な自殺」にみえる事件が目立つ、とのこと。なるほど。

個人の孤立ってことなのかなあ・・・。以前はコミュニティは会社だったり学校だったりした。もっと昔は地域社会にコミュニティ機能があった。それが今はあって無きが如くになっているということかもしれない。それらの組織に愛とか優しさは無いから。最後の砦である家族もそこに愛が無くなりつつあるし。日本人が自分たちが人間として異常じゃないかということに気づいてないのかもしれない。

1月18日(火)
サウジvsイランか。しかし、イエメンの悲惨さ・・・。

1月19日(水)
少し前までMicrosoftは迷走していた感じがあったけど、今は目指していることが明確になってきたなあと感じる。GAFAって言われてたけどMが復活する感じ。

逆にGoogleが迷走している。私はそもそもGoogleMusicが閉鎖されたのが不満だ。YouTubeMusicはミュージックビデオへの対応でありだとは思うのだけれど、音楽コンテンツをサブスクだけにしたのは間違いだと思う。音楽の単品販売は残しておいて欲しかった。この辺りがGoogleのビジネスのやり方が下手だし粘り強さがないところで、将来的な不安を感じるところだ。コンテンツビジネスは粘り強く継続することが大事だと思う。GoogleはかつてSNSで下手を打ったが、あれだってGoogle+は残しておくべきだったと思う。Googleリーダーも残しておくべきだった。かつての「企業じゃないGoogle」に戻って欲しい。YouTubeオリジナルも完全閉鎖はマズいと思う。細々とでも残しておくべきだと思う。そうでないとGoogleは広告屋さんだけになってしまう。

日本人って、人間としてオカシイと思わないのかなあ。最近は日常でもよく感じる。日本人って、人としてオカシいんとちゃうって。ただ、自分の場合、問題はどこに自分の足場を置くかなんだけど。怒りも大事だけど、多分、怒りでは解決が難しいような気がしている。問題をちゃんと分解して見えるようにしないと人々は気づかないように思う。

1月23日(日)
良かったと思う。

残念に思う。

1月25日(火)
日本のGDPが約500兆円だから4兆円の過大計上はGDPの約0.8%に相当すると思う。日本のGDPの成長が約1%だから、実はほとんど成長してないということかもしれない。成長していないのに債務は膨らんでいる。日本は借金を返せる目処もないのに放漫財政を続けている。破綻するしかない。

この件はもちろん酷いけど、悪事を働いた会社名が公にされない日本という国も酷いと思う。被害者に配慮してなんだろうけど、なぜそうなるかというと日本が酷いから。


1月26日(水)
勝ち組がフェアな競争が無くならないように工夫している。日本の半導体産業は負け組だから、まあ指を加えて眺めているしかない。

良かったと思う。それにしても刑事事件として山口氏が罰せられないのはオカシイと思う。

吉村知事と松井市長のちょび髭には笑った(笑)。山口敬之氏の捏造・歪曲に驚いた。TBSにいたのに。

1月30日(日)
日本も地に落ちたものだとつくづく思う。

久しぶりに辻元清美氏の声が聞けて嬉しかった。落選のときよりも少し元気を取り戻しているようで安心した。とはいえ、リベラルが日本で一大勢力になるのは無理だと思うので、とりあえず、リベラルが絶滅しないように頑張ってほしいと思う。立憲もどんどん保守色が強くなるだろうし、政党ではなく政治家個人を応援するしかないかなと思っている。例えば、維新のヒトラー批判に対して、理路整然と正論を返した米山隆一氏などは大いに応援したいと思うようになった。とにかく、昨年の選挙以来、私自身、気分が落ち込んでいたので、辻元氏の声を聞いて元気を貰えて良かった。労働組合を企業別から産業別に変える話は興味深いしそうだとも思うが、現実的には困難なのではないかと漠然と思う。案外、可能なのだろうか?(最後のインコとテフロンの話には驚いた。)

まとめ
2022年が始まった。年末恒例マル激ライブは今後の世界と日本の動向を考える上で大変参考になる話だった。『ドント・ルック・アップ』や『マトリックス レザレクションズ』も同様に参考になる映画だった。

日本が坂道を転げ落ちるように劣化している。経済、政治、社会、家族が劣化している。そのために日本人のメンタリティがどんどんおかしくなっている。日本社会全体がおかしくなっているので、その中で暮らしていると正気を失いかねない。彼らに同調することは危険だということを心の片隅に置いておかねばならない。同時に同調圧力もあるので正面から衝突すると厄介だ。受け流す術を身につけねばならない。

日本だけでなく、世界もおかしくなりつつある。保守化・右傾化が進行している。代表が米国のトランプだ。ただし、欧州だって右翼が増加している。中国も集団指導体制だったのが独裁に移行しているように感じられる。中国の権威主義・全体主義が世界に悪影響を及ぼしつつある。東西冷戦が終わり、インターネット革命とグローバリゼーションで世界が一つになる喜びがあったのが、今度は様々な分断を生じつつある。ただ、世界はそこまで愚かではないともどこかでは思っている。どこかで妥協すると信じたいし、人々が愚かさに陥らないためにも啓蒙は今後益々必要とされると思う。

ただし、日本は無理な気がする。愚かさの穴に落ち込むような気がする。日本人は本質や理念を理解できない。日本は無意識の島国だ。中心に空虚なブラックホールが空いている。日本のエッセンスを積み込んだ箱舟を作ってスイングバイで日本から脱出するしかないように思う。日本ではアナーキストでやり過ごした方がいいように思う。

2021年12月2日木曜日

NEWS2021.12

 
12月1日(水)
21世紀の日本が戦前の日本のようになりつつあるという恐ろしい話。笑いながら話されていたが、内容はかなり深刻な話だった。その原因は日本人の国民性にあるというかなり悲惨な話だ。事例として連合が戦前の産業報国会と質的には同じで自発的にそうなったということを挙げていた。私たちは日本というディストピアを生きている。日本人はその国民性において全体主義に向かう志向があるのだろうと思う。今、雪崩をうってそういう方向に向いつつある。しかも経済は下降しており、そのシワ寄せは弱者に向けられる。日本の経済的な繁栄の時代は終わったし、こういった国では文化的にも良質なものは生まれないと思う。リベラルという言葉がずっとカタカナであるように、自分たちの内側からリベラルが立ち上がってくることがないのだろうと思う。以前、フランスでオバマ元大統領をフランスの大統領にという声があったが、日本ではオバマは理解されないだろうし、オバマが出馬しても日本では落選するだろう。日本にリベラルは根付かないのだと思う。日本のリベラルは外部に可能性を見出すしかないのだと思う。今度は満州ではなく米国に期待すべきだと思う。今はネットがあるので、何か方法があるような気がする。


12月6日(月)
「自民党長岡支部というのはなんと恥知らずか」と思うニュースであった。

12月7日(火)
「外交はボイコットするけど選手団は派遣する」という何だかなあというボイコットではあるが、ウイグル問題は真実は定かではないが、その疑いは濃厚ではあるので、看過できない案件ではある。

12月8日(水)
クリミア問題は微妙で、ロシアとウクライナの反目は難しい。

維新についての床屋政談。正直、あまり感心しなかった。歴史を歪めてしまうかもしれない。とはいえ、歴史を歪めてしまうのを恐れて歴史を語ることを止めてしまうのも、またよろしくないことではある。

確かに私も坂本龍馬や坂の上の雲を持ち上げるのはどうかと思う気持ちはある。坂本龍馬好きに走るのはカンパニー志向、昔でいう青年実業家になりたい起業家志望の若者に多いのだと思う。また、坂の上の雲に関しては司馬遼太郎が第二次大戦で敗戦した日本人が誇りを取り戻すために「日本、凄い!」を描いた小説だと思う。しかし、主人公の秋山真之は日露戦争で参謀として活躍したようだけど、実際はメディアへの広報もやってたので自画自賛してた可能性が高い。なので、英雄に憧れる目で彼らを見ているのであって、歴史を冷静に見ているとは考えにくい。

大阪維新が党勢を増すのは面白くないが、しかし、果たして大阪維新がどこまで排外主義的かは分からない。そもそも大阪維新のおおもとは二重行政を無くすなどの既得権益との闘いだったと思う。彼らは民間は苦労して稼いでいるのに公務員は楽して高い給料を貰っているというイメージを持っている。確かにそういう一面が無いではないと思う。しかし、だからといって教職員や生活保護を敵視するのも間違っている。なのに、自分たちに都合良く権力を集中するためにそういった人たちまで批判するという有様だった。結局、彼らは建前は既得権益の打破でありながら、本音は権力の簒奪であり下剋上なのだと思う。ただ、彼らは地域政党だったはずだが、それが今回全国的に躍進している。大阪という地域から全国に拡大する中でナショナリズムに傾いた感がある。しかし、おおもとはやはり地域政党だとは思う。大阪の在日韓国朝鮮人に対して維新がどの程度排外主義的なのかが私にはよく分からない。あまりそういった声は聞こえてこない気がするのだが。

さて、維新というのが王政復古という意味なのは勉強になった。しかし、多くの人たちが維新と聞いてイメージするのは革新だと思う。

アジア蔑視のルーツがどこにあるのかはよく分からない。西郷隆盛の征韓論は違うと思う。そもそも廃藩置県があって武士の不満が高まっており、そのはけ口として朝鮮と戦争をするという考えだったと思う。西郷に蔑視の感情は無かったと思う。西郷は朝鮮との交渉で死に場所を探していた節もある。結局、戦争なんかしている場合ではないと大久保や岩倉らの反対にあって断念している。その結果、明治6年の政変で板垣らとともに下野している。ちなみに不平武士の反乱で西郷や江藤新平らは殺される。板垣は司法・立法・行政の三権分立の一つである立法に食い込むために自由民権運動を始める。確かに建前は民主主義だが、結局、権力闘争の一貫だったと思う。ちなみに伊藤博文はシュタインに学んで行政に力を入れる。能力主義で大学を作ったり官僚制を整えたりする。立憲政友会も官僚から政治に向かう道筋を作るためだった。一方、山県有朋は三権ではなく軍を掌握して王国を作る。軍部大臣現役武官制と統帥権で国家の中に国家を作ってしまう。軍部の予算が気に入らければ軍部大臣を出さないことで内閣を解散に追い込んだりしている。これが後に昭和の軍部の暴走を許す元になる。一方、昭和維新の2.26事件の背景には日本の農家が取り残された悲惨な状況があった。日本の近代化の中で農家は若い男性は徴兵に取られたり女性は女工や女郎で売られたりして、残された農家は近代化されていない昔ながらの遅れた農業技術で過酷に働くしかなかった。時代はややズレるが、福沢諭吉などは自分は苦学して経済的にも苦しかったがその努力があったればこそ今の自分があるわけで、そういった努力を全然していない農家などは自業自得だと思ったことだろう。軍が暴走する原因の一つにはそういった不満があった。皇道派や統制派などが生まれた背景もそういった苦しい状況があったからだと思う。戦後、自民党が農家を票田にしたのも戦前の反省があったからだし、地方への分配を重視したのも同じ理由からだ。しかし、そこに矛盾やムダが生まれる。人がほとんどいない地方に立派な道路を作って誰が走るのか?単に地方を潤すためだけのバラマキではないかと。そこで維新や道州制のようなもっと合理化しようという動きが出てきた。そのこと自体は間違いではないと思う。英国を見れば地方自治が進んでいる。現在では独立さえ叫び出している。話が随分脱線してしまった。アジア蔑視のルーツだったな。江戸時代にアジア蔑視は無かったと思う。一方、戦後の高度成長時にはすでにアジア蔑視はあったと思う。日清戦争のときにすでにアジア蔑視らしいものはあったように思う。それは民衆の中に。氷川清話なんかはそれに対する反対声明に感じる。福沢諭吉なんかはあったかもしれないが、彼の場合はちょっと特殊だと思う。ただ、民衆は脱亜入欧の中で次第にアジア蔑視になっていったように思う。ただ、戦前の日本の産業で輸出で大きなウェイトを占めたのは紡績業だと思うけれど、その輸出先で最大だったのは中国だったはず。すごく矛盾している。

ところで、倒幕するまでは尊皇攘夷だったが、倒幕した後は開国に180度転回したので、決してずっと尊皇攘夷だったわけではない。むしろ、「江戸幕府は勝手に開国してけしからん」と言って戦争を始めておきながら、倒幕したら「やっぱり、開国します」って、あまりにも大義名分が立たないだろということを日本人は平気でやっている。ただし、鳥羽の戦いでも分かるのだが、薩長軍と幕府軍に日本が二分していたわけではなくて、どちらが優勢になるか見守っていたその他多数の藩が第三勢力としてあった。このその他多数は、結局、どっちにつくのが得になるか見定めていただけだった。単なる損得勘定だ。だから、攘夷から開国に変わっても別にどうでも良かったのだろう。似たような話に板垣退助が会津藩を攻めているときに会津の農民が弁当を広げて会津城に大砲が撃ち込まれているのを見物しているのを見て、板垣はなんと愛国心のない奴らだと嘆いたらしい。もっとも会津の農民は会津の武士が重税を課すので憎んでいたという背景もある。だが、昔から日本人というのは真の愛国心とか情というものはあまり持ち合わせていないのだと思う。小栗忠順が米国へ行く船の中で米国人船長が死んだ船員の水葬で涙を流しているのを見て、米国人は情が深いと驚く話があった。自分などは部下が死んでも家畜が死んだ程度にしか思わないとまで言っている。外国映画を見ても友人が国に追われて亡命しようとして逃げるときにかくまったりする場面があるが、日本人の多くは友人に関わりたくないと逆に戸を閉ざすように思う。

どうも取りとめのない話になってしまった。日本は哲学や道理のない国だと思う。日本は特殊な神権政治の国のように思う。天皇が国の中心にいる。ただし、それは中空だ。中空構造になっている権力。天皇を祭り上げて実権は別の誰かが担う。ただし、その誰かがまっさきに天皇に平伏して、その下の者たちがそれにならって平伏する。西郷が天皇を玉(ぎょく)と表したように天皇をとれば天下を従えられる。道理ではなく、天皇を掌中に収めれば日本を治められるという、実に原始的な社会だ。歴史を振り返れば、日本をダメにしているのは天皇制だ。天皇制を廃止すれば、責任を他人に押し付けられなくなり、自分の頭で考えて行動するようになる。ならざるをえなくなる。しかし、悲しいかな。日本人は自分たちで天皇制を廃止することはできない。まあ、日本人は特殊な民族として珍重されるかもしれない。

取りとめがなくなったので、いったんここで止めておこう。


12月10日(金)
新しい流れだなあ。ところでシモーン・バイルス選手ってキレイだなあ。

12月12日(日)
今回のマル激は個人的に大変良かった。以前に私の近辺でゼロ日死亡の事件があって大変ショックを受けていたのだが、その問題解決の方法が私には全然分からなかった。しかし、今回のマル激を見てフィンランドのネウボラや子育て世代包括支援センターなるものを知ることができて、そこに希望の光を見出すことができたからだ。それにしても私は知らないことばかりで自分の無知を思い知らされることしきりだった。ともかく、日本社会は変わらなければいけないと思う。このままの状態を放置していたら悲劇がどんどん繰り返されるばかりだ。ただし、厄介なのはそこに利権も絡んでくることだと思う。日本は換骨奪胎の恐るべき伝統芸を持っている。外国のどんなに素晴らしいシステムも日本に導入された途端、本来の意義は失われて利権を貪るための仕組みにすり替えられてしまう。そして、ジャーナリズムという監視チェック機能が機能しないから、どんどん本末転倒なものに変わっていく。そうならないことを切に願う。それと同時に、日本経済はこれからどんどん悪くなるだろう。そういった中で福祉を充実させていけるかどうか、困難を極めるのではないかという不安がある。しかし、何が大事かということをよく考えて、ヒトこそが最も重要なんだということをよく考えてもらいたい。

最近、人にはカウンセリングが必要なんじゃないかという気がする。生き方のアドバイスをするカウンセラーが要るような気がする。人はそれぞれ個性や性分があって、その人に合った生き方は一つではない。その人の性分を見極めてその人に合いそうな生き方をアドバイスするカウンセラーが要るような気がする。かつては親や友人がそれらの役割を担っていたかもしれないが、それにはどうしても限界がある気がする。客観的立場からアドバイスするカウンセラーが要る気がする。カウンセラーと話すことによって本人も自分を別の視点から、ある意味の客観視ができる、気付きがあるような気がする。子育て支援もそれに近い面があるのではないだろうか。

日本は変わる努力を怠った。小泉政権前後の頃、「変わらなきゃ」が盛んに言われたが、結局、変われなかった。その結果がこれ。

12月14日(火)
トヨタであろうとなりふり構わずにやるべきだと思う。

12月15日(水)
かつてGDPの粉飾は難しいのではないかと言われていた。しかし、明石弁護士が国会でその他項目の詳細を尋ねたところ不明との回答だった。そして、今回、基幹統計を書き換えていたことが分かった。もはや日本がGDPを粉飾しているのは間違いないだろう。ほとんど経済成長していないどころか、マイナス成長の可能性さえある。しかも、その間に債務は増えている。企業なら成長していないのに投資だけ続けているようなものだ。借金を返すあてもないのにずっと借金を続けている。日本はそれを30年間ずっと続けてきた。もう借金は止めるべきだ。日本の経済危機が目前に迫っている。


日本という国が腐っているのが分かる。政治家も腐っているし、そういう政治家を選んだ有権者も腐っている。

これって本当なの?

日本のヘイトクライムについて勉強になった。ホームレスや外国人、在日韓国朝鮮人、被差別部落など日本のヘイトクライムの歴史の勉強になった。ヘイトは日本人のメンタリティに深く根づいていると感じた。連綿と続いてきたのだと。そして『カムイ伝』を思い出した。日本はインドのような階級社会ではないと思うけど、日本は日本独特の階級意識があるように思う。それと島国根性と言われたような閉鎖的なメンタリティがあると思う。その典型的な症状に「イジメ」があると思う。そう考えると日本人は人間性という面において問題のある国民性なんじゃないかと思えてくる。全員がそうではないが、実は日本人のけっこうな多数が人間性に問題があるように思う。暴論に聞こえるかもしれない。しかし、いじめが起こったときの対処を見ているといまだに大多数に問題があると思うからだ。いじめが起こったとき、正しく対処できている大人が日本には意外に少ないのだ。そして、それは日本社会に対する不信につながっている。

12月20日(月)
財務省の財政規律が無くなって久しいが、ついに政治家と国民の経済観念が吹っ飛んでしまったのだろう。日本人がオカシイと思わなくなった。しかし、非常に危険な狂気じみたことをやっている。

12月21日(火)
残念だ。

未知のウィルスに対処するため、ある程度の失敗は仕方ないと思うけれど、やっぱり、もったいないとは思う。それにこれのお金関係、非常に怪しくないかと不審に思う。

12月22日(水)
これも利権が絡んでいるんだろうなあ、医療業界の。



12月23日(木)
中国は黙ってないよなあ。世界は欧米と中露に二分されるのかなあ。でも、企業は中国市場があまりに魅力があるから捨てられないだろうし。しかし、いずれ中国はCPUも独自で作るだろうけど、そうなったら情報を支配するかもしれない。

12月29日(水)



2021年の振り返り
私にとって2021年の最大のニュースは10月31日に行われた衆院選だ。安倍政権の数多くの腐敗政治、緊急事態宣言下での東京五輪強行によって菅政権の不支持率が高まりで、リベラル政党は何もしなくても勝って当然だと思っていた。ところが、選挙結果は自民党はほとんど議席を減らすことなく、維新が躍進して、リベラルは議席を伸ばすことができなかった。この状況で勝てないのは敗北に等しい。しかも維新はかなり問題の多い政党なのに、そこが議席を伸ばすという有権者の無知無能ぶりが際立った。その後の展開は野党共闘を脅威に捉えた保守派が共産党をスケープゴートにして野党共闘を叩くというお決まりのパターンだ。立憲もかつて希望の党に鞍替えしようとした内部の保守派が勢力を盛り返して徐々に右傾化していく傾向を強めている。確かに選挙に勝てなかったのだからリベラルが不人気だという理由から保守へ鞍替えするというロジックは成り立つ。結局、日本はリベラルが少数派でしかないのだ。選挙前は鼻をつまんで野党に投票したが、選挙後は野党は変質して保守化してしまった。現在の野党を支持しても次第に保守化してしまうので、リベラル派としては支持しても意味がない。人物個人を見て個々のリベラルな政治家を応援するしかないと思う。

次に東京五輪についてだが、私はまったく見なかったので特に感想はない。

日本の産業については、半導体がほぼ壊滅してしまった。東芝も解体される。経産省が手を突っ込もうとしているが、モスピーダやジャパンディスプレイのようにダメになる可能性の方が高いだろう。かつて電子立国と言っていたが、それは過去の話になってしまった。日本の家電や半導体などの電機産業は終焉するだろう。さらにトヨタやアニメ産業も衰退のリスクが高まっている。

日本の財政もコロナの影響でさらに悪化している。愚かなバラマキが拍車をかけている。それにGDPなど政府の統計も虚偽で粉飾されているようだ。ジャパンクライシスが忍び寄っている。

日本は政治や経済だけでなく、社会も劣化している。地域社会が新住民で崩れてしまったが、さらに家族が空洞化してしまっているようだ。元々、日本人は愛ではなく金だった。そして経済が低迷することで、金も乏しくなって、家族が空洞化してしまったのだろう。そして、その連鎖が再生産されていく。これに歯止めをかけるのはかなり困難だ。

というわけで、日本は政治、経済、社会が劣化してしまった。日本人は西側の政治体制を採用してはいるものの、日本独特の全体主義国家へと変貌するように思う。いや、元々、そうだったのだろう。誰も物事の意味をちゃんと考えられない。無意識でそのときの空気で意思決定してしまう。意思決定のプロセスをロジカルに言語化できていないから公文書も残せない。その象徴が天皇制で、為政者が解釈によって憲法まで変えてしまう。日本がどこに着地するのかは誰にも分からない。無意識の雲に覆われているので、その雲がどのような挙動をしめすのか誰も予測できないと思う。

中国について。香港の民主化は終わった。ウイグルもチベットと同様の道を歩むだろう。次は台湾だ。中国の力が強大化しているので、おそらく台湾有事が起こるか台湾自身が内部崩壊を起こすだろう。米国も世界もそれを止められないと思う。中国の強大化は人類社会にとっては退行現象だが、残念ながら誰にも止められないのだと思う。中国が内部分裂すれば再び前進する可能性はあるが、それにはまだまだ時間を要するだろう。しかし、そうなる前に周辺国は中国に養分を吸い取られてしまうと思う。今後、数世紀はアジアは中国で苦しむことになると思う。

入管や外国人就労の問題について。日本の人権感覚が異常なのだ。ただ、日本が貧しくなって、外国人にとって就労の魅力が無くなれば、誰も来なくなる。日本人自身は同胞との格差社会を形成して同胞だけのピラミッド構造を作るようになるのではと思う。日本に来る外国人は観光客だけになる気がする。

GAFAMについて。FacebookがMetaに変わった。GAFAMからGAMAMに変わるのだろうか?さて、仮想通貨によってGAFAMの支配力がさらに強化されるような気がしていたが、やや停滞しているのかもしれない。しかし、Amazonの経済に対する支配力はかなり増大していると思う。逆にFacebookは将来は消えるかもしれない。ただし、Metaとして生き残るかもしれない。おそらく、メタバース、仮想現実、セカンドライフなど、それらはゲームの世界として大きな領域を占めると思う。人々は現実世界と同じくらいの量にゲーム世界を構築すると思う。経済圏が生じるとすればゲーム世界だと思う。ノンポリの人たちはゲーム世界に生涯没入して生きるのだと思う。もちろん、ゲームの世界は一つではない。複数の世界を形成する。現実世界に目を背けた人たちはゲームの世界を生きることで満足するだろう。いや、むしろ、ゲームの世界の方にこそ生きがいを見出すかもしれない。現実の世界に魅力を見いだせなくなる。そういう人たちがかなり多くなっていくと思う。

中東情勢について。アフガンは以前から懸念されていたようにタリバンの手に落ちた。イランは超保守派が大統領になってしまった。イスラエルはネタニヤフが退陣してベネットなる人物が首相に就任したらしい。ネタニヤフよりマシかどうか分からない。

そういえば、ドイツのメルケル首相が引退した。EUから英国が脱退し、フランスも中は火の車ではなかろうか。EUが理想を貫けるかどうか。

世界はポストモダンに移行したのだろう。トランプが大統領になったときは驚いたが、今はそれがポストモダンであったことが分かった。これからはポストモダンでの世界の生き方を人々は模索しなけれならない。

それと日本は泥舟だ。泥舟に固執していては船とともに沈んでしまう。日本に囚われない生き方をしなければいけない。



2021年11月30日火曜日

NEWS2021.11

 
11月1日(月)
リベラルの敗北に気分が沈んだ。ツイッターに書いた通りで有権者が愚かだったのが主な原因だと思う。そして、日本ではリベラルは第三政党的な少数派としてしか存在を示せないと思った。やはり、日本では保守>リバタリアン>リベラルの順なのだと思う。今後は政策を特化した政治家個人を応援することで政策に光が当たることを期待しようと思う。政権交代は期待しない。もちろん、諦めずに頑張って欲しいと思うが、個人的にはそちらに労力を注ぐよりは、リベラルのコミュニティやネットワークに力を注いで助け合っていく方に力を入れた方が良いように思う。幸いにもネットの時代なので外と繋がれるのが唯一の救いだと感じている。

11月10日(水)
ふむ。

さて、どうなるか。

希望の党は保守やリバタリアンだろうからなあ。リベラルを目指すなら分裂した方が良いんだろうけど、二大政党制からは離れてしまうだろうなあ。

11月12日(金)
インフラ、半導体、デバイスの3つに分社化するらしい。


野党第一党病か。連立政権か。やはり、この条件で負けるというのは、リベラルは日本では人気が無いんだなあ。社会が変わったのかもという発言もあったが、そうかもしれない。辻元さん落選、実に惜しいなあ。

11月13日(土)
決着がついたらしい。良かった。

落選運動の勉強になった。韓国でも落選運動は盛んだったはず。


今週も衆院選のショックが抜けなかった。以前、日本では、保守>リバタリアン>リベラルの順だと言ったけど、保守とリバタリアンの区別はかなりあやふやだと思う。保守>>リベラルくらいで正しいかもしれない。3:1くらいの割合かなあ。400議席中、保守300議席、リベラル100議席がせいぜいかもしれない。いや、リベラルはもっと減る可能性がある。残念だけどそれが現実だと思う。ポリタスTVで辻元さんが社会が変わったかもしれないと言っていたが、たしかに格差が広がって中間層が目減りしたら、リベラルは減っていく傾向にあると思う。考えれば考えるほどため息が出る。社会に余裕が無くなれば無くなるほどリベラルは減っていくように思う。以前の南米がそうだったんじゃなかろうか。その場合、南米は社会主義に走っていくのだけれど、日本の場合、それは難しいと思う。公安が仕事が増えて喜ぶだけだろうなあ。それにそもそも日本人に社会主義は広まらないと思う。あっても超少数派になる。戦前がそう。また、中東ならば社会主義がダメならイスラム原理主義に走ったりするけど、日本にはそういうのも無い。すごく嫌なことだけど、日本は弱者は自殺に追い込まれていくんじゃないかなあ。日本人には愛が無いから、誰も救いの手を差し伸べることなく、自殺に追い詰めていくと思う。

日本の財政がかなり悪いのだが、日本人は誰も危ないと思わないのだろうか?他国は債務をGDPの100%で抑えようとしているが、日本だけ260%にまで膨らんでいる。根拠もなく大丈夫と言い切っているが、他国はリスクが高いからそんな債務を残さないようにしているわけで。MMTとかでも亀とアキレスの話に似ていて、先にスタートしている亀はアキレスが追いつこうとしても亀はその分先に進んでいるから大丈夫と言っているに等しい。現実はいつか亀はアキレスに抜かれる。それと同じでいつか破裂する。アイルランドやギリシャは日本よりも財政は悪くなかったのに経済危機を向かえた。日本には最早頼れる産業も無くなりつつある。そうなったら恐ろしいことになる。日本の資産を叩き売ることになる。一等地だけでなく、皇居も京都も富士山も売ることになるかもしれない。沖縄なんかも琉球共和国として独立した方が得かもしれない。まさかと思うかもしれないが餓死者が多くでることになると思う。愚かなバラマキなんかやっている場合ではない。

11月15日(月)
やれやれ。

11月16日(火)
東芝は消滅してサザエさんもいつか中国資本の下に置かれるんだろうなあ。

11月17日(水)
中国ほどの大きな規模なら当然そうするだろう。当たり前。

岸田首相のいう新しい資本主義がこれなんだろう。格差社会の推進。低所得層と外国人労働者はいずれ同等になると思う。そこは平等かもしれない。

国内産業はボロボロだから成長は難しいだろうなあ。観光くらいは伸びるんじゃないかな。

キャンセルカルチャーについて勉強になった。言論の自由を守りつつ抗議する姿勢とか批判の矛先などについて理解が明瞭になる助けになった。

温泉の萌え絵についてだが、私も萌え絵は嫌いだ。随分前に真面目な書籍なのに萌え絵を使ったりするものもあってゲンナリしたりした覚えがある。(結局、そういう本の表紙の場合は中身が真面目で興味としてちょっと魅力的でも買わなかった。)最近は何でも擬人化して萌え絵キャラに置き換える風潮がある。嘆かわしいと思っている。今から20年くらい前に書店の漫画コーナーに行くと萌え絵が増えて女性の描き方が胸やお尻をかなりデフォルメして描いていてすごく病的に感じた。その頃くらいから漫画をほとんど読まなくなった。日本の若者が萌え絵に魅力を感じるのは性的に未熟だからだと思うし、性的に未熟なまま大人になってしまっていると思う。性教育が不十分だからそうなってしまうと私は考えている。性的に未熟な大人が増えてしまい、そのまま放置した結果が、萌え絵の氾濫になったと思っている。なので、私としては性教育をもっと充実させるように変えるべきだと思っている。幸い、YouTubeなどで性の啓蒙番組が増えてきているので少し希望があると思っている。

それから、日本の温泉文化についてだが、自分は全然詳しくないのだが、温泉には家族と楽しむものと大人が楽しむものと2つあるように感じている。前者はスーパー銭湯が典型だと思っている。後者は地方の温泉でコンパニオンと称する地方のセックスワーカーが出入りしているイメージがある。今でもあるのかどうかは知らない。私の昔のイメージでは団体の男性客たちが地方の温泉で買春している印象がある。売春する側としても団体の方が収入が多くなるので喜ばれるような気がする。なので乱交パーティ好きが集まる場というイメージがある。古くは川端康成の『雪国』なんかもそれに類するような気がする。主人公自身は単身だけど、宴会などでは団体客が描かれていたように思う。さて、私はそういうのは嫌いだ。しかし、乱交パーティ好きという嗜好の持ち主も世の中にはいる。まあ、悪趣味だとは思うけど。ともかく、そういうのは若衆宿的な伝統といえるかもしれない。(欧州でも南欧あたりでは似たような風習があったんじゃかったかな?)で、今回の萌え絵の件である。正直、萌え絵も悪趣味だと思う。しかし、一方で古い温泉売春も悪趣味だと思う。悪趣味のニュアンスが違うものの、どちらも悪趣味ではある。私がイメージしている地方の温泉が今もあるのだとしたら、当事者たちはどう思っているのか?売る側と買う側双方がどう思っているのか?ちょっと気になる。それと大人が楽しむ温泉と家族が楽しむ温泉を分ければいいとも思うが、分けるだけの経済力が無いかもしれない。もし、そういう大人の温泉がもはや無いのであれば、萌え絵キャラなんか止めてしまえばいいと思う。しかし、大人の温泉が残っていてそういった客を呼び込むための萌え絵キャラだった場合、それは有りなのか無しなのかちょっと微妙な気はする。なので、ちょっとモヤモヤしている。個人的には悪趣味だから萌え絵は無くした方がいいとは思う。しかし、私は利用しない大人の温泉が残っていた場合は当事者の話を聞かないと一方的に無くせとは言いづらい気もしている。

11月18日(木)
日本は貧しくなったし、格差も広がった。技術力は低下の一方で未来はかなり暗い。

11月21日(日)
先週は疲れていて視聴できず、一週間遅れで視聴した。まず、日本人の人権意識の低さが根底にある。それと統計的に日本だけオカシイ。一つは利権が絡んでいる可能性が高い。原発にしろ医療にしろ、日本は業界の村社会になっていてチェック(批判)を受け付けない構造になっている。業界をチェックするジャーナリズムが機能していない。

以前、メタボ健診で専門家と話したとき、私は相手に「科学的根拠はないですよね」と否定的に言ったら、相手は「でも、日本ではそうなっているんです」と返事された。科学教育を受けている専門家なのに科学を否定するような返答が返ってきた。まあ、詰まるところ彼らの働き口の問題なんだろう。統計的にも効果が疑わしいと出ているのに、逆に基準値を厳しくしてより範囲を広げるという。それってお金の無駄遣いなんだけど、自分たちさえ儲かればいいという考えで、医療業界だから好き勝手しても誰からも批判されないと思っているのだろう。他にも検査をやたら薦めるようになってきた。とにかく、医療業界の金儲け主義が甚だしくなってきていると思う。

それから、精神障害者が入院する原因のひとつに日本社会の多様性に対する不寛容、多様性に対する狭量さがあると思う。精神障害者は日本社会では生きづらいのではないかと感じる。数十年前の入社式の写真と昨今の入社式の写真を見たら、昨今の入社式はみんな同じ服装でどこの全体主義国家と思うような風景だった。出る杭は打たれる。できるだけ目立たないように同じ格好をする。それが今の日本社会だ。多様性が大事と口では言うが、実際は真逆に進んでいる。精神障害者も健常者と同じように見られるように努力を促される。そうではあるまい。精神障害者はありのままの自分の感性で生きて、例えば奇抜な服装や髪型をした場合、それに文句を言う奴を批判するのが多様性な社会であるはずだ。ところが、そうはなっていない。精神障害者自身、健常者と同じになりたがっている。すでに差別が当事者にも内在化されている。ひとと違っていいんだと思える社会になっていない。ところが、無理に健常者と同じ枠にはめようとするから精神障害者は生きづらくなる。なので、入院も増えるんじゃないかと思う。

「キモい」という表現についてちょっと悩む。それがルッキズムを含む場合もあれば、含まない場合もある。萌え絵に対して私がキモいと感じるのはそこに性的未熟さを感じ取るからだ。他者の性的嗜好に対してキモいと感じるのとは少し違う。キモいと感じる性的嗜好もあればキモくないと感じる性的嗜好もある。性的未熟さをキモく感じるのは、極端化すれば、私の場合、そこに幼児性愛を感じるからだと思う。とにかく、日本はロリコン趣味の人たちが多い。その場合、当人たちも性的にかなり未熟な感性をしていると思う。性的に未熟なまま大人になった人たちが性的に未熟な未成年たちを性指向の対象にしてしまい、その結果、未成年たちを心身ともに傷つけるという道が見えるからだ。当人たちは自分たちが性的に未熟だという自覚がなく、ロリコン趣味であることが自然で当たり前だと思っている場合、成人同士がセックスを楽しむように未成年に手を出すのではないかと心配されるからだと思う。その感覚が「キモい」に私には繋がっている。一方で同性愛やトランスジェンダーやクィアに対して「キモい」と使われる場合がある。これは慣れの問題な気がしている。子供が大人のセックスを見た場合、「キモい」と感じるかもしれない。しかし、大人になれば「キモい」と感じなくなる。それと似ていて同性愛やトランスのポルノを見続けると慣れてきて「キモい」とは感じなくなった。←私の場合だが。子供はセックスに慣れていない。それと同じように異性愛者は異性愛以外のセックスに慣れていない。そのため、子供がセックスをキモいと感じるように異性愛以外のセックスをキモいと感じるのかもしれない。(それに異性愛のセックスでもキモいと感じるセックスもあるだろう。ポルノはセックスをキモく無いように工夫してキレイに撮っている。)逆に同性愛者が異性愛者たちのセックスを見れば「キモい」と感じるかもしれない。いや、例えば、自分が女性に生まれ変わった場合、男性の知り合いに抱かれるのを想像した場合、死んだ方がマシだと思ったりもする(笑)。いや、もちろん、その逆もあって、私に抱かれるくらいなら死んだ方がマシだと思う女性は世の中に数多くいるだろう。要は「キモい」は主観なのではないか?統計的には「キモい」に偏りが生じるだろう。しかし、それは客観ではない。あくまで主観の統計をとったらたまたまそういう結果になったというだけだ。ところで、何気ない一言で人生を狂わしてしまう場合がある。ルッキズムに基づく一言が。言葉としてはその一言は軽い。しかし、狂わされる人にとっては大変な事態を招いてしまう。そう思うとその一言は飲み込んだ方が無難な気がする。もちろん、表現の自由があるから、時と場合によっては使えばいいと思う。しかし、その破壊力を考えると実はあまり気軽に使うのは危険な気がしている。

11月24日(水)
野間さんが「アメリカのケツ舐め」って言っていて吹いた(笑)。なんか浸透している。

11月27日(土)
このまま行けば日本の財政破綻は避けられない
たぶん、GDPの3倍、債務1500兆円で財政破綻するんじゃないかと思う。その場合、価値は単純計算で3分の1になる。しかも弱味があるから資産を叩き売りすることになるし、生きられない人が多数生じる。地獄であるし、再起も百年は無いと思う。ソ連が崩壊したとき、あまり表沙汰になってないかもしれないけれど、餓死や自殺した老人が多数いたんじゃないかなあ。バラマキなんかやってる場合ではない。

11月28日(日)
現場に基づいた話だったので大変勉強になった。ただ、私自身はリベラルが負けたのは有権者が愚かだったからだと今でも思っている。日本人はリベラルが嫌いなのだ。理由はあとづけに過ぎない。なので、聴く耳を持たない彼らにいくら言っても意味が無いと思っている。番組の最後の方ではかなり悲惨な末路が待っていそうな話になった。実際、私の周囲ではそうなりつつあるのを感じている。

まとめ
今月はリベラルの衆院選の敗北が大きなショックだった。体調も悪かったこともあるが、今月はそのショックで憂鬱な日々を過ごすことが多かった。

最近、日本人の無意識に刷り込まれている差別の内在化に気づくことが多くなった。しかし、憎悪主義や差別主義が今後ますます表面化するかもしれない。差別の対象は人種、性的マイノリティ、障害者だ。日本人がダメだと外から気付かされたとき、日本の差別の内在化に気づくかもしれない。だが、どちらかというと、日本は再び階級社会、世襲社会に向かう可能性の方が高い気がする。ピケティが指摘したように労働者階級はいくら働いても資産家階級のように豊かにはなれないのだから、低所得層は富裕層により一層媚びるようになると思う。弱者は正義よりも自己防衛的になる。哀しき弱者の末路。身も心も奴隷になる。

日本人の多くが経済や政治に疎すぎたと思う。また、社会のコミュニティ機能がほとんど失われてしまったことも大きい。つまり、日本は政治、経済、社会が本当に劣化にしてしまった。そして、とうとう日本は坂道を転がり始めた。すべてが悪い方向に動き始めた。もう、この崩壊に何を言っても無力でしかない。今は黙って根を張るしかないと思う。崩壊後の瓦礫の中で再生するために。



最近、日本の医療に対する不信感が募っている。やたらと検査を奨められる。しかも不安を煽って。医者と患者との間には情報の非対称がある。簡単に言ってしまえば、医者は専門知識があるが、患者は素人なのでまるで分からない。リスクがあると医者に言われれば、そのまま不安に受け取ってしまう。しかし、私の場合はメタボ健診などで鍛えられたおかげで、どうも医者の持ち出している基準値が去年と今年では異なっているのではないかという気がしている。つまり、去年はこの数値なら安全だったが、今年は基準値が厳しく設定されたために危険とされるようになったという具合に。検査を推奨するために参考にする数値も去年なら問題にされなかった値なのに、今年は急に問題視されて検査を推奨されるようになったように思う。その背景にはコロナの影響で検査を忌避するひとが増えたため、検査の売上が減少したためではないかと思われる。そして、最近になってコロナが落ち着いてきたので、ここぞとばかりに検査に患者を送り込んで検査費を稼ごうとしているように思えるのだ。患者としては医者からリスクがあると言われればつい心配になって検査を受けようかと思いがちだ。しかし、生きている限りリスクはゼロではない。医者はウソはついていないが、しかしその推奨は果たして妥当なものかどうか非常に怪しいように思う。メタボ健診に限っていえば、そもそも生活習慣病になってからでは治療費がかかるし、治療そのものも困難になるので予防しておけば治療費も安くなるし治療そのものも容易なものになるという考えから、メタボ検診を始めたはずだ。ところが、いざ始めてみたら、どんどんそこにお金をかける体制になってしまった。統計的には効果が疑わしいと指摘する声まである。にもかかわらず、今度は基準値をもっと厳しくするという。効果が無いなら、コストの観点から基準値を下げて対象を減らすことでコストを下げるのが当たり前だ。ところが、それと真逆のことをやって対象を増やしてお金だけを稼ごうという魂胆が見える。医療業界というのはジャーナリズムが機能していないのだろう。とにかく、走り出したら止められないし、どれだけお金をむしりとれるかという金儲け主義に染まってしまっている。ジャーナリズムが無いから誰も批判しない。やりたい放題だ。今回、コロナで先進国ではどこもPCR検査の全数調査を行った。しかし、日本だけは実施しなかった。どうも利権が絡んでいるらしい。医療業界の利権を守るためにPCR検査の全数調査を拒んだらしい。つまり、日本の医療業界は国民の生命より業界の利権を優先したということだ。政府すらそれを変えさせることはできなった。医療業界は政府すら手を出せないし、ジャーナリズムも機能しない。専門知識に疎い一般人は医療業界のいいなりだ。もうやりたい放題だ。その一方で、健康保険に加入していない低所得層は病院も受診できず、仕事も休めず、コミュニティに信頼できるひとがおらず、出産しても子供を死なせてしまう。特異な事例だろうか?全国ニュースにならないだけで、私の近辺でも似たような事件が起こっている。こんなことが起こるなんておかしいだろう。国や社会保障はお金の使い方を間違えている。本当に困っているひとを助けないで、お金が儲かるかどうかだけで決めている。こんなことをしていてはダメだ。悲惨な現実から目をそらさずにちゃんと批判していかないとダメだ。日本が豊かだったころに作られた医療制度を儲かるからという理由だけで維持している。しかし、日本はもはやそんな豊かな国ではなくなった。また、社会も日本ではコミュニティとしてほとんど機能しなくなった。自分たちの置かれた悲惨な現状をちゃんと認識して、手を打たないと悲劇はどんどん増えてしまう。恥や外聞など上っ面なことを言っている場合ではない。憤り、怒りをおぼえる。



2021年10月31日日曜日

NEWS2021.10

 
10月3日(日)
「アベノミクスの本質は労働者を貧しくして株価上昇」したとのこと。

ふむ。

彼女の成年後見制度が終わって良かったでござる。





10月4日(月)
Googleでも難しかったらしい。となると、Google自身が銀行業を始めるしかないかもしれないなあ。

10月5日(火)
ウィル・スミスとジェイダ・ピンケット・スミスがなあ。まあ、いろいろな夫婦の形があるからなあ。人それぞれ、夫婦それぞれでござる也。

有名人がSNSに欲しいものリストを上げているけど、ファンが彼らにギフトを贈れるようになるのは便利かもしれない。しかし、プライバシーの問題があるからなあ。諸手を挙げて喜べないサービスじゃないかなあ。



10月6日(水)
自民党の内閣は本当に法律を蔑ろにするよね。政府が率先して法律を守らない国、ニッポン。

本当だったら良いなあ。

眞鍋淑郎さんの話が面白かったです。


10月8日(金)
パナマ文書の件、風化させてはいけない。あれ?パンドラ文書?名前、変わったの?

10月9日(土)
う~む、中国、いよいよ監視国家になってきた。ヤバい、ヤバいよ・・・。


後藤健二さんの件や潜水艦の件、テレビ朝日の件など知らない事情を知ることができて大変参考になった。それにしても中国による台湾有事の可能性が高まってきたのかもしれない。中国は巨龍だからなあ。仕掛けてくるかもしれない。

10月12日(火)
いろいろと考えさせられる・・・。

10月13日(水)
教育方法の多様化、つまり、少人数や個人で学べるなどの選択肢を作ることができればいいのに。教室に集めて一律に教えるという今の単一の学校教育のあり方は多様な人材育成に向いていない。今の教育になじめずに劣等感を抱いてしまう子供が可哀想だ。



10月15日(金)
台湾の下請けになってしまった日本。それでも工場を誘致できて雇用が生まれたのは良いのかもしれない。

10月17日(日)
今回は非常に重要な話だった。必見。日本の自動車産業がついに凋落する話だった。日本の半導体産業、家電産業がここまで凋落して崖っぷちに立たされた日本が、今度はEVの出現でとうとう自動車産業まで凋落する可能性が出てきた。いや、以前からずっと懸念されていたことだ。「変わらなきゃ、産業構造を転換しなくちゃ」とずっと言い続けながら、結局、変われなかった日本。ただただ時間を費やして手をこまねいていたツケがとうとうやってきた。電機と自動車が日本の産業から失われれば、日本はもはやガラクタだ。いや、電機はすでに失われている。自動車産業までダメになれば日本がものすごく貧しくなる。しかも日本の財政赤字は半端ではない。GDPの2倍もある。こんな国は他にない。仮にジャパンクライシスが起こったら、インフレになるし、日本の資産は買い叩かれる。例えば日本の有力な土地はすべて外国が買ってしまうかもしれない。日本の土地なのに所有者は外国人で日本人は借家住まいになるなんてことになる。そしてインフレかつ高い家賃で喘ぎながら暮らすことになるし、日本でやっていけない人々は海外に出稼ぎに行くことにもなる。凄まじい惨めな未来が待っている。ただし、そうなった責任は日本人自身にある。「このままではダメだ」と言われても変えてこなかったからだ。(今の日本の若者は変わりたくないので与党を支持している者が多い。そこは自業自得だなと思う。もっともそういった若者は政治や社会に無関心になるように大人たちから教育されてきたから可哀想かもしれないが。)

最近のトヨタ労組の動きがEVの脅威が目前に迫っていることと関連しているのだろう。それと日本の労働者が正規と非正規で分かれて、もはやトヨタ労組は労働貴族側なんだと明確に打ち出したということなんだろう。非正規は無知な連中ばかりだから奴隷のように働かせればいいと思っているのだろうし、日本社会はそういった連中で使えなくなった者は自殺してくれればいいと思っているんだろう。口には出さなくても、実際にそういう追い詰め方をしている。本当に日本ってクソじゃないかと思える。地獄に堕ちるのは自業自得なんだが、しかし、真っ先に悲劇にあうのは弱者だ。本当に嫌なシステムだ。

10月18日(月)
残念な訃報。いろいろと思うところあり。

10月20日(水)
すでにオンデマンドがあるとはいえ、大きなサービスが追加されたでござる。ニュースの扱いが地味だけど、セルフパブリッシングにとっては大きな一歩じゃないだろうか?

残念なニュース。研究に失敗はつきものとはいえ・・・。

野党であっても問題のある議員の多さを見て、日本は根本的にリベラルが少数なんだなあと改めて実感した。


10月21日(木)
着々とテスラが市場に広がっている。

当然だと思うものの、もっと上、つまり自民党執行部まだ検察が踏み込まないのは大いに不満だ。トカゲの尻尾切り。

香港の民主化運動のその後の話。香港の民主化は中国によって潰されてしまった。かつてチベットも蹂躙されたし、近年はウイグルが酷い目にあっている。そして、昨今は台湾有事が囁かれている。日本の未来はどうか?日本は経済危機になったとき、経済面から中国の支配を受けるのではないかと危惧している。中国は米国と太平洋を二分割して世界を統治したがっている。中国にとって日本と韓国は喉仏に刺さった魚の骨だ。しかし、超大国・中国の経済力はいずれ日本や韓国も支配下に置く可能性が極めて高い。米国はアジアの軍事拠点を豪州にシフトしていくようだし。日本の未来を考えると暗澹たる気分になる。

10月22日(金)
ささやかニュースだが、テレ朝に対する政府の締め付けの臭いを感じる。たとえささいなことであっても、政府はテレ朝を締め付けて、他局への見せしめにするかもしれない。

マル激のゲストがそのままデモクラシータイムスに出てたので、個人的には大変分かりやすい話だった。津田大介さんのポリタスTVや荻上チキさんのセッションもチェックしたいが、なかなか時間が無いのが悩ましい。でも、若いひとにはどんどんそういうのを見てほしい。ChooseLifeProjectもね。あとマガジン9も。

10月24日(日)
最高裁裁判官の国民審査を考えるための資料として大変参考になった。

バーで知らぬ間に注射される「ニードル・スパイキング」の被害相次ぐ。女子大学生ら標的に イギリス
犯罪も進化している・・・。

YouTubeMusicの場合、プレミアムに加入しているだけで音楽サブスクに積極的に加入しているかはちょっと疑問があるなあ。

Apple vs EpicGames訴訟の影響かなあ。

10月26日(火)
あれ?そもそもキオクシアって売りに出されるんじゃなかったっけ?

テスラ、凄いなあ。

残念な訃報。とはいえ年齢を考えれば大往生ではあるのだろう。カムイ伝は完結しなかったのが残念。第2部は完結してなかったと思ったが、よく分からない。忍者の話は想像力を刺激したし、それ以外にも様々な刺激を受けた。感謝。

10月27日(水)
YouTubeの広告効果は凄いなあ。AppleやAmazonやMicrosoftとともにネットの覇者だ。しかし、Facebookは今後は分からない。



10月29日(金)
社名を変えてもFacebookは厳しいんじゃないかなあ。仮想空間なあ。セカンドライフのようにならなければいいけど、厳しいんじゃないかなあ。仮想空間よりも拡張現実の方が可能性はあるような気がする。

10月30日(土)
現状を総括する話で日本を俯瞰して見れて大変見通しが良くなる話だった。


まとめ
今月の印象に残ったニュースはなんと言っても、電気自動車の普及の話だった。とうとう日本経済の最後の牙城であるトヨタが崩壊する音が聞こえてきた。同時にトヨタ労組が自民党支持に回ったことも印象に残った。年収一千万円以上の労働貴族は自民党支持に回った方が確実に得だということが如実になった。日本はかつて一億総中流だったが、21世紀は富裕層(資産家階級)と準富裕層(大企業正社員=労働貴族)と低所得層(非正規)に分化したということだろう。テレビは一億総中流を人々の意識に刷り込んできたが、そろそろそれは終わりにすべきだろう。人々は意識を明確に変えなければいけないし、様々な規範やモラルも、今までは一様だったが、これからは各階級によって変わるべきだと思う。

話を日本経済に戻すと、本来なら既得権益を崩してより合理的な経営に変えるべきで、それは産業構造の転換、知識社会に対応するものに変えるべきなんだが、おそらく、日本はそれは外部から力が働かない限り無理だと思う。では、どうなるかというと、より規制を強化して既得権益をより守る方向に向かう。その結果、より明確に富裕層と低所得層の分化が進むと思う。日本人は市民という感覚が無いに等しいので、階級に順応してゆくと思われる。江戸時代のように、武士階級と農民・町民階級のような感じで分化すると思う。支配者と奴隷の関係に近づくと思う。(おそらく、歪んだ形での天皇主義者が増えるだろうなあ。)

今日は衆院選だが、おそらく自公政権は続くのだろうなあ。しかも、維新がそこに加わる可能性が高い。なんとも気分が暗くなってしまう・・・。