2021年12月2日木曜日

NEWS2021.12

 
12月1日(水)
21世紀の日本が戦前の日本のようになりつつあるという恐ろしい話。笑いながら話されていたが、内容はかなり深刻な話だった。その原因は日本人の国民性にあるというかなり悲惨な話だ。事例として連合が戦前の産業報国会と質的には同じで自発的にそうなったということを挙げていた。私たちは日本というディストピアを生きている。日本人はその国民性において全体主義に向かう志向があるのだろうと思う。今、雪崩をうってそういう方向に向いつつある。しかも経済は下降しており、そのシワ寄せは弱者に向けられる。日本の経済的な繁栄の時代は終わったし、こういった国では文化的にも良質なものは生まれないと思う。リベラルという言葉がずっとカタカナであるように、自分たちの内側からリベラルが立ち上がってくることがないのだろうと思う。以前、フランスでオバマ元大統領をフランスの大統領にという声があったが、日本ではオバマは理解されないだろうし、オバマが出馬しても日本では落選するだろう。日本にリベラルは根付かないのだと思う。日本のリベラルは外部に可能性を見出すしかないのだと思う。今度は満州ではなく米国に期待すべきだと思う。今はネットがあるので、何か方法があるような気がする。


12月6日(月)
「自民党長岡支部というのはなんと恥知らずか」と思うニュースであった。

12月7日(火)
「外交はボイコットするけど選手団は派遣する」という何だかなあというボイコットではあるが、ウイグル問題は真実は定かではないが、その疑いは濃厚ではあるので、看過できない案件ではある。

12月8日(水)
クリミア問題は微妙で、ロシアとウクライナの反目は難しい。

維新についての床屋政談。正直、あまり感心しなかった。歴史を歪めてしまうかもしれない。とはいえ、歴史を歪めてしまうのを恐れて歴史を語ることを止めてしまうのも、またよろしくないことではある。

確かに私も坂本龍馬や坂の上の雲を持ち上げるのはどうかと思う気持ちはある。坂本龍馬好きに走るのはカンパニー志向、昔でいう青年実業家になりたい起業家志望の若者に多いのだと思う。また、坂の上の雲に関しては司馬遼太郎が第二次大戦で敗戦した日本人が誇りを取り戻すために「日本、凄い!」を描いた小説だと思う。しかし、主人公の秋山真之は日露戦争で参謀として活躍したようだけど、実際はメディアへの広報もやってたので自画自賛してた可能性が高い。なので、英雄に憧れる目で彼らを見ているのであって、歴史を冷静に見ているとは考えにくい。

大阪維新が党勢を増すのは面白くないが、しかし、果たして大阪維新がどこまで排外主義的かは分からない。そもそも大阪維新のおおもとは二重行政を無くすなどの既得権益との闘いだったと思う。彼らは民間は苦労して稼いでいるのに公務員は楽して高い給料を貰っているというイメージを持っている。確かにそういう一面が無いではないと思う。しかし、だからといって教職員や生活保護を敵視するのも間違っている。なのに、自分たちに都合良く権力を集中するためにそういった人たちまで批判するという有様だった。結局、彼らは建前は既得権益の打破でありながら、本音は権力の簒奪であり下剋上なのだと思う。ただ、彼らは地域政党だったはずだが、それが今回全国的に躍進している。大阪という地域から全国に拡大する中でナショナリズムに傾いた感がある。しかし、おおもとはやはり地域政党だとは思う。大阪の在日韓国朝鮮人に対して維新がどの程度排外主義的なのかが私にはよく分からない。あまりそういった声は聞こえてこない気がするのだが。

さて、維新というのが王政復古という意味なのは勉強になった。しかし、多くの人たちが維新と聞いてイメージするのは革新だと思う。

アジア蔑視のルーツがどこにあるのかはよく分からない。西郷隆盛の征韓論は違うと思う。そもそも廃藩置県があって武士の不満が高まっており、そのはけ口として朝鮮と戦争をするという考えだったと思う。西郷に蔑視の感情は無かったと思う。西郷は朝鮮との交渉で死に場所を探していた節もある。結局、戦争なんかしている場合ではないと大久保や岩倉らの反対にあって断念している。その結果、明治6年の政変で板垣らとともに下野している。ちなみに不平武士の反乱で西郷や江藤新平らは殺される。板垣は司法・立法・行政の三権分立の一つである立法に食い込むために自由民権運動を始める。確かに建前は民主主義だが、結局、権力闘争の一貫だったと思う。ちなみに伊藤博文はシュタインに学んで行政に力を入れる。能力主義で大学を作ったり官僚制を整えたりする。立憲政友会も官僚から政治に向かう道筋を作るためだった。一方、山県有朋は三権ではなく軍を掌握して王国を作る。軍部大臣現役武官制と統帥権で国家の中に国家を作ってしまう。軍部の予算が気に入らければ軍部大臣を出さないことで内閣を解散に追い込んだりしている。これが後に昭和の軍部の暴走を許す元になる。一方、昭和維新の2.26事件の背景には日本の農家が取り残された悲惨な状況があった。日本の近代化の中で農家は若い男性は徴兵に取られたり女性は女工や女郎で売られたりして、残された農家は近代化されていない昔ながらの遅れた農業技術で過酷に働くしかなかった。時代はややズレるが、福沢諭吉などは自分は苦学して経済的にも苦しかったがその努力があったればこそ今の自分があるわけで、そういった努力を全然していない農家などは自業自得だと思ったことだろう。軍が暴走する原因の一つにはそういった不満があった。皇道派や統制派などが生まれた背景もそういった苦しい状況があったからだと思う。戦後、自民党が農家を票田にしたのも戦前の反省があったからだし、地方への分配を重視したのも同じ理由からだ。しかし、そこに矛盾やムダが生まれる。人がほとんどいない地方に立派な道路を作って誰が走るのか?単に地方を潤すためだけのバラマキではないかと。そこで維新や道州制のようなもっと合理化しようという動きが出てきた。そのこと自体は間違いではないと思う。英国を見れば地方自治が進んでいる。現在では独立さえ叫び出している。話が随分脱線してしまった。アジア蔑視のルーツだったな。江戸時代にアジア蔑視は無かったと思う。一方、戦後の高度成長時にはすでにアジア蔑視はあったと思う。日清戦争のときにすでにアジア蔑視らしいものはあったように思う。それは民衆の中に。氷川清話なんかはそれに対する反対声明に感じる。福沢諭吉なんかはあったかもしれないが、彼の場合はちょっと特殊だと思う。ただ、民衆は脱亜入欧の中で次第にアジア蔑視になっていったように思う。ただ、戦前の日本の産業で輸出で大きなウェイトを占めたのは紡績業だと思うけれど、その輸出先で最大だったのは中国だったはず。すごく矛盾している。

ところで、倒幕するまでは尊皇攘夷だったが、倒幕した後は開国に180度転回したので、決してずっと尊皇攘夷だったわけではない。むしろ、「江戸幕府は勝手に開国してけしからん」と言って戦争を始めておきながら、倒幕したら「やっぱり、開国します」って、あまりにも大義名分が立たないだろということを日本人は平気でやっている。ただし、鳥羽の戦いでも分かるのだが、薩長軍と幕府軍に日本が二分していたわけではなくて、どちらが優勢になるか見守っていたその他多数の藩が第三勢力としてあった。このその他多数は、結局、どっちにつくのが得になるか見定めていただけだった。単なる損得勘定だ。だから、攘夷から開国に変わっても別にどうでも良かったのだろう。似たような話に板垣退助が会津藩を攻めているときに会津の農民が弁当を広げて会津城に大砲が撃ち込まれているのを見物しているのを見て、板垣はなんと愛国心のない奴らだと嘆いたらしい。もっとも会津の農民は会津の武士が重税を課すので憎んでいたという背景もある。だが、昔から日本人というのは真の愛国心とか情というものはあまり持ち合わせていないのだと思う。小栗忠順が米国へ行く船の中で米国人船長が死んだ船員の水葬で涙を流しているのを見て、米国人は情が深いと驚く話があった。自分などは部下が死んでも家畜が死んだ程度にしか思わないとまで言っている。外国映画を見ても友人が国に追われて亡命しようとして逃げるときにかくまったりする場面があるが、日本人の多くは友人に関わりたくないと逆に戸を閉ざすように思う。

どうも取りとめのない話になってしまった。日本は哲学や道理のない国だと思う。日本は特殊な神権政治の国のように思う。天皇が国の中心にいる。ただし、それは中空だ。中空構造になっている権力。天皇を祭り上げて実権は別の誰かが担う。ただし、その誰かがまっさきに天皇に平伏して、その下の者たちがそれにならって平伏する。西郷が天皇を玉(ぎょく)と表したように天皇をとれば天下を従えられる。道理ではなく、天皇を掌中に収めれば日本を治められるという、実に原始的な社会だ。歴史を振り返れば、日本をダメにしているのは天皇制だ。天皇制を廃止すれば、責任を他人に押し付けられなくなり、自分の頭で考えて行動するようになる。ならざるをえなくなる。しかし、悲しいかな。日本人は自分たちで天皇制を廃止することはできない。まあ、日本人は特殊な民族として珍重されるかもしれない。

取りとめがなくなったので、いったんここで止めておこう。


12月10日(金)
新しい流れだなあ。ところでシモーン・バイルス選手ってキレイだなあ。

12月12日(日)
今回のマル激は個人的に大変良かった。以前に私の近辺でゼロ日死亡の事件があって大変ショックを受けていたのだが、その問題解決の方法が私には全然分からなかった。しかし、今回のマル激を見てフィンランドのネウボラや子育て世代包括支援センターなるものを知ることができて、そこに希望の光を見出すことができたからだ。それにしても私は知らないことばかりで自分の無知を思い知らされることしきりだった。ともかく、日本社会は変わらなければいけないと思う。このままの状態を放置していたら悲劇がどんどん繰り返されるばかりだ。ただし、厄介なのはそこに利権も絡んでくることだと思う。日本は換骨奪胎の恐るべき伝統芸を持っている。外国のどんなに素晴らしいシステムも日本に導入された途端、本来の意義は失われて利権を貪るための仕組みにすり替えられてしまう。そして、ジャーナリズムという監視チェック機能が機能しないから、どんどん本末転倒なものに変わっていく。そうならないことを切に願う。それと同時に、日本経済はこれからどんどん悪くなるだろう。そういった中で福祉を充実させていけるかどうか、困難を極めるのではないかという不安がある。しかし、何が大事かということをよく考えて、ヒトこそが最も重要なんだということをよく考えてもらいたい。

最近、人にはカウンセリングが必要なんじゃないかという気がする。生き方のアドバイスをするカウンセラーが要るような気がする。人はそれぞれ個性や性分があって、その人に合った生き方は一つではない。その人の性分を見極めてその人に合いそうな生き方をアドバイスするカウンセラーが要るような気がする。かつては親や友人がそれらの役割を担っていたかもしれないが、それにはどうしても限界がある気がする。客観的立場からアドバイスするカウンセラーが要る気がする。カウンセラーと話すことによって本人も自分を別の視点から、ある意味の客観視ができる、気付きがあるような気がする。子育て支援もそれに近い面があるのではないだろうか。

日本は変わる努力を怠った。小泉政権前後の頃、「変わらなきゃ」が盛んに言われたが、結局、変われなかった。その結果がこれ。

12月14日(火)
トヨタであろうとなりふり構わずにやるべきだと思う。

12月15日(水)
かつてGDPの粉飾は難しいのではないかと言われていた。しかし、明石弁護士が国会でその他項目の詳細を尋ねたところ不明との回答だった。そして、今回、基幹統計を書き換えていたことが分かった。もはや日本がGDPを粉飾しているのは間違いないだろう。ほとんど経済成長していないどころか、マイナス成長の可能性さえある。しかも、その間に債務は増えている。企業なら成長していないのに投資だけ続けているようなものだ。借金を返すあてもないのにずっと借金を続けている。日本はそれを30年間ずっと続けてきた。もう借金は止めるべきだ。日本の経済危機が目前に迫っている。


日本という国が腐っているのが分かる。政治家も腐っているし、そういう政治家を選んだ有権者も腐っている。

これって本当なの?

日本のヘイトクライムについて勉強になった。ホームレスや外国人、在日韓国朝鮮人、被差別部落など日本のヘイトクライムの歴史の勉強になった。ヘイトは日本人のメンタリティに深く根づいていると感じた。連綿と続いてきたのだと。そして『カムイ伝』を思い出した。日本はインドのような階級社会ではないと思うけど、日本は日本独特の階級意識があるように思う。それと島国根性と言われたような閉鎖的なメンタリティがあると思う。その典型的な症状に「イジメ」があると思う。そう考えると日本人は人間性という面において問題のある国民性なんじゃないかと思えてくる。全員がそうではないが、実は日本人のけっこうな多数が人間性に問題があるように思う。暴論に聞こえるかもしれない。しかし、いじめが起こったときの対処を見ているといまだに大多数に問題があると思うからだ。いじめが起こったとき、正しく対処できている大人が日本には意外に少ないのだ。そして、それは日本社会に対する不信につながっている。

12月20日(月)
財務省の財政規律が無くなって久しいが、ついに政治家と国民の経済観念が吹っ飛んでしまったのだろう。日本人がオカシイと思わなくなった。しかし、非常に危険な狂気じみたことをやっている。

12月21日(火)
残念だ。

未知のウィルスに対処するため、ある程度の失敗は仕方ないと思うけれど、やっぱり、もったいないとは思う。それにこれのお金関係、非常に怪しくないかと不審に思う。

12月22日(水)
これも利権が絡んでいるんだろうなあ、医療業界の。



12月23日(木)
中国は黙ってないよなあ。世界は欧米と中露に二分されるのかなあ。でも、企業は中国市場があまりに魅力があるから捨てられないだろうし。しかし、いずれ中国はCPUも独自で作るだろうけど、そうなったら情報を支配するかもしれない。

12月29日(水)



2021年の振り返り
私にとって2021年の最大のニュースは10月31日に行われた衆院選だ。安倍政権の数多くの腐敗政治、緊急事態宣言下での東京五輪強行によって菅政権の不支持率が高まりで、リベラル政党は何もしなくても勝って当然だと思っていた。ところが、選挙結果は自民党はほとんど議席を減らすことなく、維新が躍進して、リベラルは議席を伸ばすことができなかった。この状況で勝てないのは敗北に等しい。しかも維新はかなり問題の多い政党なのに、そこが議席を伸ばすという有権者の無知無能ぶりが際立った。その後の展開は野党共闘を脅威に捉えた保守派が共産党をスケープゴートにして野党共闘を叩くというお決まりのパターンだ。立憲もかつて希望の党に鞍替えしようとした内部の保守派が勢力を盛り返して徐々に右傾化していく傾向を強めている。確かに選挙に勝てなかったのだからリベラルが不人気だという理由から保守へ鞍替えするというロジックは成り立つ。結局、日本はリベラルが少数派でしかないのだ。選挙前は鼻をつまんで野党に投票したが、選挙後は野党は変質して保守化してしまった。現在の野党を支持しても次第に保守化してしまうので、リベラル派としては支持しても意味がない。人物個人を見て個々のリベラルな政治家を応援するしかないと思う。

次に東京五輪についてだが、私はまったく見なかったので特に感想はない。

日本の産業については、半導体がほぼ壊滅してしまった。東芝も解体される。経産省が手を突っ込もうとしているが、モスピーダやジャパンディスプレイのようにダメになる可能性の方が高いだろう。かつて電子立国と言っていたが、それは過去の話になってしまった。日本の家電や半導体などの電機産業は終焉するだろう。さらにトヨタやアニメ産業も衰退のリスクが高まっている。

日本の財政もコロナの影響でさらに悪化している。愚かなバラマキが拍車をかけている。それにGDPなど政府の統計も虚偽で粉飾されているようだ。ジャパンクライシスが忍び寄っている。

日本は政治や経済だけでなく、社会も劣化している。地域社会が新住民で崩れてしまったが、さらに家族が空洞化してしまっているようだ。元々、日本人は愛ではなく金だった。そして経済が低迷することで、金も乏しくなって、家族が空洞化してしまったのだろう。そして、その連鎖が再生産されていく。これに歯止めをかけるのはかなり困難だ。

というわけで、日本は政治、経済、社会が劣化してしまった。日本人は西側の政治体制を採用してはいるものの、日本独特の全体主義国家へと変貌するように思う。いや、元々、そうだったのだろう。誰も物事の意味をちゃんと考えられない。無意識でそのときの空気で意思決定してしまう。意思決定のプロセスをロジカルに言語化できていないから公文書も残せない。その象徴が天皇制で、為政者が解釈によって憲法まで変えてしまう。日本がどこに着地するのかは誰にも分からない。無意識の雲に覆われているので、その雲がどのような挙動をしめすのか誰も予測できないと思う。

中国について。香港の民主化は終わった。ウイグルもチベットと同様の道を歩むだろう。次は台湾だ。中国の力が強大化しているので、おそらく台湾有事が起こるか台湾自身が内部崩壊を起こすだろう。米国も世界もそれを止められないと思う。中国の強大化は人類社会にとっては退行現象だが、残念ながら誰にも止められないのだと思う。中国が内部分裂すれば再び前進する可能性はあるが、それにはまだまだ時間を要するだろう。しかし、そうなる前に周辺国は中国に養分を吸い取られてしまうと思う。今後、数世紀はアジアは中国で苦しむことになると思う。

入管や外国人就労の問題について。日本の人権感覚が異常なのだ。ただ、日本が貧しくなって、外国人にとって就労の魅力が無くなれば、誰も来なくなる。日本人自身は同胞との格差社会を形成して同胞だけのピラミッド構造を作るようになるのではと思う。日本に来る外国人は観光客だけになる気がする。

GAFAMについて。FacebookがMetaに変わった。GAFAMからGAMAMに変わるのだろうか?さて、仮想通貨によってGAFAMの支配力がさらに強化されるような気がしていたが、やや停滞しているのかもしれない。しかし、Amazonの経済に対する支配力はかなり増大していると思う。逆にFacebookは将来は消えるかもしれない。ただし、Metaとして生き残るかもしれない。おそらく、メタバース、仮想現実、セカンドライフなど、それらはゲームの世界として大きな領域を占めると思う。人々は現実世界と同じくらいの量にゲーム世界を構築すると思う。経済圏が生じるとすればゲーム世界だと思う。ノンポリの人たちはゲーム世界に生涯没入して生きるのだと思う。もちろん、ゲームの世界は一つではない。複数の世界を形成する。現実世界に目を背けた人たちはゲームの世界を生きることで満足するだろう。いや、むしろ、ゲームの世界の方にこそ生きがいを見出すかもしれない。現実の世界に魅力を見いだせなくなる。そういう人たちがかなり多くなっていくと思う。

中東情勢について。アフガンは以前から懸念されていたようにタリバンの手に落ちた。イランは超保守派が大統領になってしまった。イスラエルはネタニヤフが退陣してベネットなる人物が首相に就任したらしい。ネタニヤフよりマシかどうか分からない。

そういえば、ドイツのメルケル首相が引退した。EUから英国が脱退し、フランスも中は火の車ではなかろうか。EUが理想を貫けるかどうか。

世界はポストモダンに移行したのだろう。トランプが大統領になったときは驚いたが、今はそれがポストモダンであったことが分かった。これからはポストモダンでの世界の生き方を人々は模索しなけれならない。

それと日本は泥舟だ。泥舟に固執していては船とともに沈んでしまう。日本に囚われない生き方をしなければいけない。



2021年11月30日火曜日

NEWS2021.11

 
11月1日(月)
リベラルの敗北に気分が沈んだ。ツイッターに書いた通りで有権者が愚かだったのが主な原因だと思う。そして、日本ではリベラルは第三政党的な少数派としてしか存在を示せないと思った。やはり、日本では保守>リバタリアン>リベラルの順なのだと思う。今後は政策を特化した政治家個人を応援することで政策に光が当たることを期待しようと思う。政権交代は期待しない。もちろん、諦めずに頑張って欲しいと思うが、個人的にはそちらに労力を注ぐよりは、リベラルのコミュニティやネットワークに力を注いで助け合っていく方に力を入れた方が良いように思う。幸いにもネットの時代なので外と繋がれるのが唯一の救いだと感じている。

11月10日(水)
ふむ。

さて、どうなるか。

希望の党は保守やリバタリアンだろうからなあ。リベラルを目指すなら分裂した方が良いんだろうけど、二大政党制からは離れてしまうだろうなあ。

11月12日(金)
インフラ、半導体、デバイスの3つに分社化するらしい。


野党第一党病か。連立政権か。やはり、この条件で負けるというのは、リベラルは日本では人気が無いんだなあ。社会が変わったのかもという発言もあったが、そうかもしれない。辻元さん落選、実に惜しいなあ。

11月13日(土)
決着がついたらしい。良かった。

落選運動の勉強になった。韓国でも落選運動は盛んだったはず。


今週も衆院選のショックが抜けなかった。以前、日本では、保守>リバタリアン>リベラルの順だと言ったけど、保守とリバタリアンの区別はかなりあやふやだと思う。保守>>リベラルくらいで正しいかもしれない。3:1くらいの割合かなあ。400議席中、保守300議席、リベラル100議席がせいぜいかもしれない。いや、リベラルはもっと減る可能性がある。残念だけどそれが現実だと思う。ポリタスTVで辻元さんが社会が変わったかもしれないと言っていたが、たしかに格差が広がって中間層が目減りしたら、リベラルは減っていく傾向にあると思う。考えれば考えるほどため息が出る。社会に余裕が無くなれば無くなるほどリベラルは減っていくように思う。以前の南米がそうだったんじゃなかろうか。その場合、南米は社会主義に走っていくのだけれど、日本の場合、それは難しいと思う。公安が仕事が増えて喜ぶだけだろうなあ。それにそもそも日本人に社会主義は広まらないと思う。あっても超少数派になる。戦前がそう。また、中東ならば社会主義がダメならイスラム原理主義に走ったりするけど、日本にはそういうのも無い。すごく嫌なことだけど、日本は弱者は自殺に追い込まれていくんじゃないかなあ。日本人には愛が無いから、誰も救いの手を差し伸べることなく、自殺に追い詰めていくと思う。

日本の財政がかなり悪いのだが、日本人は誰も危ないと思わないのだろうか?他国は債務をGDPの100%で抑えようとしているが、日本だけ260%にまで膨らんでいる。根拠もなく大丈夫と言い切っているが、他国はリスクが高いからそんな債務を残さないようにしているわけで。MMTとかでも亀とアキレスの話に似ていて、先にスタートしている亀はアキレスが追いつこうとしても亀はその分先に進んでいるから大丈夫と言っているに等しい。現実はいつか亀はアキレスに抜かれる。それと同じでいつか破裂する。アイルランドやギリシャは日本よりも財政は悪くなかったのに経済危機を向かえた。日本には最早頼れる産業も無くなりつつある。そうなったら恐ろしいことになる。日本の資産を叩き売ることになる。一等地だけでなく、皇居も京都も富士山も売ることになるかもしれない。沖縄なんかも琉球共和国として独立した方が得かもしれない。まさかと思うかもしれないが餓死者が多くでることになると思う。愚かなバラマキなんかやっている場合ではない。

11月15日(月)
やれやれ。

11月16日(火)
東芝は消滅してサザエさんもいつか中国資本の下に置かれるんだろうなあ。

11月17日(水)
中国ほどの大きな規模なら当然そうするだろう。当たり前。

岸田首相のいう新しい資本主義がこれなんだろう。格差社会の推進。低所得層と外国人労働者はいずれ同等になると思う。そこは平等かもしれない。

国内産業はボロボロだから成長は難しいだろうなあ。観光くらいは伸びるんじゃないかな。

キャンセルカルチャーについて勉強になった。言論の自由を守りつつ抗議する姿勢とか批判の矛先などについて理解が明瞭になる助けになった。

温泉の萌え絵についてだが、私も萌え絵は嫌いだ。随分前に真面目な書籍なのに萌え絵を使ったりするものもあってゲンナリしたりした覚えがある。(結局、そういう本の表紙の場合は中身が真面目で興味としてちょっと魅力的でも買わなかった。)最近は何でも擬人化して萌え絵キャラに置き換える風潮がある。嘆かわしいと思っている。今から20年くらい前に書店の漫画コーナーに行くと萌え絵が増えて女性の描き方が胸やお尻をかなりデフォルメして描いていてすごく病的に感じた。その頃くらいから漫画をほとんど読まなくなった。日本の若者が萌え絵に魅力を感じるのは性的に未熟だからだと思うし、性的に未熟なまま大人になってしまっていると思う。性教育が不十分だからそうなってしまうと私は考えている。性的に未熟な大人が増えてしまい、そのまま放置した結果が、萌え絵の氾濫になったと思っている。なので、私としては性教育をもっと充実させるように変えるべきだと思っている。幸い、YouTubeなどで性の啓蒙番組が増えてきているので少し希望があると思っている。

それから、日本の温泉文化についてだが、自分は全然詳しくないのだが、温泉には家族と楽しむものと大人が楽しむものと2つあるように感じている。前者はスーパー銭湯が典型だと思っている。後者は地方の温泉でコンパニオンと称する地方のセックスワーカーが出入りしているイメージがある。今でもあるのかどうかは知らない。私の昔のイメージでは団体の男性客たちが地方の温泉で買春している印象がある。売春する側としても団体の方が収入が多くなるので喜ばれるような気がする。なので乱交パーティ好きが集まる場というイメージがある。古くは川端康成の『雪国』なんかもそれに類するような気がする。主人公自身は単身だけど、宴会などでは団体客が描かれていたように思う。さて、私はそういうのは嫌いだ。しかし、乱交パーティ好きという嗜好の持ち主も世の中にはいる。まあ、悪趣味だとは思うけど。ともかく、そういうのは若衆宿的な伝統といえるかもしれない。(欧州でも南欧あたりでは似たような風習があったんじゃかったかな?)で、今回の萌え絵の件である。正直、萌え絵も悪趣味だと思う。しかし、一方で古い温泉売春も悪趣味だと思う。悪趣味のニュアンスが違うものの、どちらも悪趣味ではある。私がイメージしている地方の温泉が今もあるのだとしたら、当事者たちはどう思っているのか?売る側と買う側双方がどう思っているのか?ちょっと気になる。それと大人が楽しむ温泉と家族が楽しむ温泉を分ければいいとも思うが、分けるだけの経済力が無いかもしれない。もし、そういう大人の温泉がもはや無いのであれば、萌え絵キャラなんか止めてしまえばいいと思う。しかし、大人の温泉が残っていてそういった客を呼び込むための萌え絵キャラだった場合、それは有りなのか無しなのかちょっと微妙な気はする。なので、ちょっとモヤモヤしている。個人的には悪趣味だから萌え絵は無くした方がいいとは思う。しかし、私は利用しない大人の温泉が残っていた場合は当事者の話を聞かないと一方的に無くせとは言いづらい気もしている。

11月18日(木)
日本は貧しくなったし、格差も広がった。技術力は低下の一方で未来はかなり暗い。

11月21日(日)
先週は疲れていて視聴できず、一週間遅れで視聴した。まず、日本人の人権意識の低さが根底にある。それと統計的に日本だけオカシイ。一つは利権が絡んでいる可能性が高い。原発にしろ医療にしろ、日本は業界の村社会になっていてチェック(批判)を受け付けない構造になっている。業界をチェックするジャーナリズムが機能していない。

以前、メタボ健診で専門家と話したとき、私は相手に「科学的根拠はないですよね」と否定的に言ったら、相手は「でも、日本ではそうなっているんです」と返事された。科学教育を受けている専門家なのに科学を否定するような返答が返ってきた。まあ、詰まるところ彼らの働き口の問題なんだろう。統計的にも効果が疑わしいと出ているのに、逆に基準値を厳しくしてより範囲を広げるという。それってお金の無駄遣いなんだけど、自分たちさえ儲かればいいという考えで、医療業界だから好き勝手しても誰からも批判されないと思っているのだろう。他にも検査をやたら薦めるようになってきた。とにかく、医療業界の金儲け主義が甚だしくなってきていると思う。

それから、精神障害者が入院する原因のひとつに日本社会の多様性に対する不寛容、多様性に対する狭量さがあると思う。精神障害者は日本社会では生きづらいのではないかと感じる。数十年前の入社式の写真と昨今の入社式の写真を見たら、昨今の入社式はみんな同じ服装でどこの全体主義国家と思うような風景だった。出る杭は打たれる。できるだけ目立たないように同じ格好をする。それが今の日本社会だ。多様性が大事と口では言うが、実際は真逆に進んでいる。精神障害者も健常者と同じように見られるように努力を促される。そうではあるまい。精神障害者はありのままの自分の感性で生きて、例えば奇抜な服装や髪型をした場合、それに文句を言う奴を批判するのが多様性な社会であるはずだ。ところが、そうはなっていない。精神障害者自身、健常者と同じになりたがっている。すでに差別が当事者にも内在化されている。ひとと違っていいんだと思える社会になっていない。ところが、無理に健常者と同じ枠にはめようとするから精神障害者は生きづらくなる。なので、入院も増えるんじゃないかと思う。

「キモい」という表現についてちょっと悩む。それがルッキズムを含む場合もあれば、含まない場合もある。萌え絵に対して私がキモいと感じるのはそこに性的未熟さを感じ取るからだ。他者の性的嗜好に対してキモいと感じるのとは少し違う。キモいと感じる性的嗜好もあればキモくないと感じる性的嗜好もある。性的未熟さをキモく感じるのは、極端化すれば、私の場合、そこに幼児性愛を感じるからだと思う。とにかく、日本はロリコン趣味の人たちが多い。その場合、当人たちも性的にかなり未熟な感性をしていると思う。性的に未熟なまま大人になった人たちが性的に未熟な未成年たちを性指向の対象にしてしまい、その結果、未成年たちを心身ともに傷つけるという道が見えるからだ。当人たちは自分たちが性的に未熟だという自覚がなく、ロリコン趣味であることが自然で当たり前だと思っている場合、成人同士がセックスを楽しむように未成年に手を出すのではないかと心配されるからだと思う。その感覚が「キモい」に私には繋がっている。一方で同性愛やトランスジェンダーやクィアに対して「キモい」と使われる場合がある。これは慣れの問題な気がしている。子供が大人のセックスを見た場合、「キモい」と感じるかもしれない。しかし、大人になれば「キモい」と感じなくなる。それと似ていて同性愛やトランスのポルノを見続けると慣れてきて「キモい」とは感じなくなった。←私の場合だが。子供はセックスに慣れていない。それと同じように異性愛者は異性愛以外のセックスに慣れていない。そのため、子供がセックスをキモいと感じるように異性愛以外のセックスをキモいと感じるのかもしれない。(それに異性愛のセックスでもキモいと感じるセックスもあるだろう。ポルノはセックスをキモく無いように工夫してキレイに撮っている。)逆に同性愛者が異性愛者たちのセックスを見れば「キモい」と感じるかもしれない。いや、例えば、自分が女性に生まれ変わった場合、男性の知り合いに抱かれるのを想像した場合、死んだ方がマシだと思ったりもする(笑)。いや、もちろん、その逆もあって、私に抱かれるくらいなら死んだ方がマシだと思う女性は世の中に数多くいるだろう。要は「キモい」は主観なのではないか?統計的には「キモい」に偏りが生じるだろう。しかし、それは客観ではない。あくまで主観の統計をとったらたまたまそういう結果になったというだけだ。ところで、何気ない一言で人生を狂わしてしまう場合がある。ルッキズムに基づく一言が。言葉としてはその一言は軽い。しかし、狂わされる人にとっては大変な事態を招いてしまう。そう思うとその一言は飲み込んだ方が無難な気がする。もちろん、表現の自由があるから、時と場合によっては使えばいいと思う。しかし、その破壊力を考えると実はあまり気軽に使うのは危険な気がしている。

11月24日(水)
野間さんが「アメリカのケツ舐め」って言っていて吹いた(笑)。なんか浸透している。

11月27日(土)
このまま行けば日本の財政破綻は避けられない
たぶん、GDPの3倍、債務1500兆円で財政破綻するんじゃないかと思う。その場合、価値は単純計算で3分の1になる。しかも弱味があるから資産を叩き売りすることになるし、生きられない人が多数生じる。地獄であるし、再起も百年は無いと思う。ソ連が崩壊したとき、あまり表沙汰になってないかもしれないけれど、餓死や自殺した老人が多数いたんじゃないかなあ。バラマキなんかやってる場合ではない。

11月28日(日)
現場に基づいた話だったので大変勉強になった。ただ、私自身はリベラルが負けたのは有権者が愚かだったからだと今でも思っている。日本人はリベラルが嫌いなのだ。理由はあとづけに過ぎない。なので、聴く耳を持たない彼らにいくら言っても意味が無いと思っている。番組の最後の方ではかなり悲惨な末路が待っていそうな話になった。実際、私の周囲ではそうなりつつあるのを感じている。

まとめ
今月はリベラルの衆院選の敗北が大きなショックだった。体調も悪かったこともあるが、今月はそのショックで憂鬱な日々を過ごすことが多かった。

最近、日本人の無意識に刷り込まれている差別の内在化に気づくことが多くなった。しかし、憎悪主義や差別主義が今後ますます表面化するかもしれない。差別の対象は人種、性的マイノリティ、障害者だ。日本人がダメだと外から気付かされたとき、日本の差別の内在化に気づくかもしれない。だが、どちらかというと、日本は再び階級社会、世襲社会に向かう可能性の方が高い気がする。ピケティが指摘したように労働者階級はいくら働いても資産家階級のように豊かにはなれないのだから、低所得層は富裕層により一層媚びるようになると思う。弱者は正義よりも自己防衛的になる。哀しき弱者の末路。身も心も奴隷になる。

日本人の多くが経済や政治に疎すぎたと思う。また、社会のコミュニティ機能がほとんど失われてしまったことも大きい。つまり、日本は政治、経済、社会が本当に劣化にしてしまった。そして、とうとう日本は坂道を転がり始めた。すべてが悪い方向に動き始めた。もう、この崩壊に何を言っても無力でしかない。今は黙って根を張るしかないと思う。崩壊後の瓦礫の中で再生するために。



最近、日本の医療に対する不信感が募っている。やたらと検査を奨められる。しかも不安を煽って。医者と患者との間には情報の非対称がある。簡単に言ってしまえば、医者は専門知識があるが、患者は素人なのでまるで分からない。リスクがあると医者に言われれば、そのまま不安に受け取ってしまう。しかし、私の場合はメタボ健診などで鍛えられたおかげで、どうも医者の持ち出している基準値が去年と今年では異なっているのではないかという気がしている。つまり、去年はこの数値なら安全だったが、今年は基準値が厳しく設定されたために危険とされるようになったという具合に。検査を推奨するために参考にする数値も去年なら問題にされなかった値なのに、今年は急に問題視されて検査を推奨されるようになったように思う。その背景にはコロナの影響で検査を忌避するひとが増えたため、検査の売上が減少したためではないかと思われる。そして、最近になってコロナが落ち着いてきたので、ここぞとばかりに検査に患者を送り込んで検査費を稼ごうとしているように思えるのだ。患者としては医者からリスクがあると言われればつい心配になって検査を受けようかと思いがちだ。しかし、生きている限りリスクはゼロではない。医者はウソはついていないが、しかしその推奨は果たして妥当なものかどうか非常に怪しいように思う。メタボ健診に限っていえば、そもそも生活習慣病になってからでは治療費がかかるし、治療そのものも困難になるので予防しておけば治療費も安くなるし治療そのものも容易なものになるという考えから、メタボ検診を始めたはずだ。ところが、いざ始めてみたら、どんどんそこにお金をかける体制になってしまった。統計的には効果が疑わしいと指摘する声まである。にもかかわらず、今度は基準値をもっと厳しくするという。効果が無いなら、コストの観点から基準値を下げて対象を減らすことでコストを下げるのが当たり前だ。ところが、それと真逆のことをやって対象を増やしてお金だけを稼ごうという魂胆が見える。医療業界というのはジャーナリズムが機能していないのだろう。とにかく、走り出したら止められないし、どれだけお金をむしりとれるかという金儲け主義に染まってしまっている。ジャーナリズムが無いから誰も批判しない。やりたい放題だ。今回、コロナで先進国ではどこもPCR検査の全数調査を行った。しかし、日本だけは実施しなかった。どうも利権が絡んでいるらしい。医療業界の利権を守るためにPCR検査の全数調査を拒んだらしい。つまり、日本の医療業界は国民の生命より業界の利権を優先したということだ。政府すらそれを変えさせることはできなった。医療業界は政府すら手を出せないし、ジャーナリズムも機能しない。専門知識に疎い一般人は医療業界のいいなりだ。もうやりたい放題だ。その一方で、健康保険に加入していない低所得層は病院も受診できず、仕事も休めず、コミュニティに信頼できるひとがおらず、出産しても子供を死なせてしまう。特異な事例だろうか?全国ニュースにならないだけで、私の近辺でも似たような事件が起こっている。こんなことが起こるなんておかしいだろう。国や社会保障はお金の使い方を間違えている。本当に困っているひとを助けないで、お金が儲かるかどうかだけで決めている。こんなことをしていてはダメだ。悲惨な現実から目をそらさずにちゃんと批判していかないとダメだ。日本が豊かだったころに作られた医療制度を儲かるからという理由だけで維持している。しかし、日本はもはやそんな豊かな国ではなくなった。また、社会も日本ではコミュニティとしてほとんど機能しなくなった。自分たちの置かれた悲惨な現状をちゃんと認識して、手を打たないと悲劇はどんどん増えてしまう。恥や外聞など上っ面なことを言っている場合ではない。憤り、怒りをおぼえる。



2021年10月31日日曜日

NEWS2021.10

 
10月3日(日)
「アベノミクスの本質は労働者を貧しくして株価上昇」したとのこと。

ふむ。

彼女の成年後見制度が終わって良かったでござる。





10月4日(月)
Googleでも難しかったらしい。となると、Google自身が銀行業を始めるしかないかもしれないなあ。

10月5日(火)
ウィル・スミスとジェイダ・ピンケット・スミスがなあ。まあ、いろいろな夫婦の形があるからなあ。人それぞれ、夫婦それぞれでござる也。

有名人がSNSに欲しいものリストを上げているけど、ファンが彼らにギフトを贈れるようになるのは便利かもしれない。しかし、プライバシーの問題があるからなあ。諸手を挙げて喜べないサービスじゃないかなあ。



10月6日(水)
自民党の内閣は本当に法律を蔑ろにするよね。政府が率先して法律を守らない国、ニッポン。

本当だったら良いなあ。

眞鍋淑郎さんの話が面白かったです。


10月8日(金)
パナマ文書の件、風化させてはいけない。あれ?パンドラ文書?名前、変わったの?

10月9日(土)
う~む、中国、いよいよ監視国家になってきた。ヤバい、ヤバいよ・・・。


後藤健二さんの件や潜水艦の件、テレビ朝日の件など知らない事情を知ることができて大変参考になった。それにしても中国による台湾有事の可能性が高まってきたのかもしれない。中国は巨龍だからなあ。仕掛けてくるかもしれない。

10月12日(火)
いろいろと考えさせられる・・・。

10月13日(水)
教育方法の多様化、つまり、少人数や個人で学べるなどの選択肢を作ることができればいいのに。教室に集めて一律に教えるという今の単一の学校教育のあり方は多様な人材育成に向いていない。今の教育になじめずに劣等感を抱いてしまう子供が可哀想だ。



10月15日(金)
台湾の下請けになってしまった日本。それでも工場を誘致できて雇用が生まれたのは良いのかもしれない。

10月17日(日)
今回は非常に重要な話だった。必見。日本の自動車産業がついに凋落する話だった。日本の半導体産業、家電産業がここまで凋落して崖っぷちに立たされた日本が、今度はEVの出現でとうとう自動車産業まで凋落する可能性が出てきた。いや、以前からずっと懸念されていたことだ。「変わらなきゃ、産業構造を転換しなくちゃ」とずっと言い続けながら、結局、変われなかった日本。ただただ時間を費やして手をこまねいていたツケがとうとうやってきた。電機と自動車が日本の産業から失われれば、日本はもはやガラクタだ。いや、電機はすでに失われている。自動車産業までダメになれば日本がものすごく貧しくなる。しかも日本の財政赤字は半端ではない。GDPの2倍もある。こんな国は他にない。仮にジャパンクライシスが起こったら、インフレになるし、日本の資産は買い叩かれる。例えば日本の有力な土地はすべて外国が買ってしまうかもしれない。日本の土地なのに所有者は外国人で日本人は借家住まいになるなんてことになる。そしてインフレかつ高い家賃で喘ぎながら暮らすことになるし、日本でやっていけない人々は海外に出稼ぎに行くことにもなる。凄まじい惨めな未来が待っている。ただし、そうなった責任は日本人自身にある。「このままではダメだ」と言われても変えてこなかったからだ。(今の日本の若者は変わりたくないので与党を支持している者が多い。そこは自業自得だなと思う。もっともそういった若者は政治や社会に無関心になるように大人たちから教育されてきたから可哀想かもしれないが。)

最近のトヨタ労組の動きがEVの脅威が目前に迫っていることと関連しているのだろう。それと日本の労働者が正規と非正規で分かれて、もはやトヨタ労組は労働貴族側なんだと明確に打ち出したということなんだろう。非正規は無知な連中ばかりだから奴隷のように働かせればいいと思っているのだろうし、日本社会はそういった連中で使えなくなった者は自殺してくれればいいと思っているんだろう。口には出さなくても、実際にそういう追い詰め方をしている。本当に日本ってクソじゃないかと思える。地獄に堕ちるのは自業自得なんだが、しかし、真っ先に悲劇にあうのは弱者だ。本当に嫌なシステムだ。

10月18日(月)
残念な訃報。いろいろと思うところあり。

10月20日(水)
すでにオンデマンドがあるとはいえ、大きなサービスが追加されたでござる。ニュースの扱いが地味だけど、セルフパブリッシングにとっては大きな一歩じゃないだろうか?

残念なニュース。研究に失敗はつきものとはいえ・・・。

野党であっても問題のある議員の多さを見て、日本は根本的にリベラルが少数なんだなあと改めて実感した。


10月21日(木)
着々とテスラが市場に広がっている。

当然だと思うものの、もっと上、つまり自民党執行部まだ検察が踏み込まないのは大いに不満だ。トカゲの尻尾切り。

香港の民主化運動のその後の話。香港の民主化は中国によって潰されてしまった。かつてチベットも蹂躙されたし、近年はウイグルが酷い目にあっている。そして、昨今は台湾有事が囁かれている。日本の未来はどうか?日本は経済危機になったとき、経済面から中国の支配を受けるのではないかと危惧している。中国は米国と太平洋を二分割して世界を統治したがっている。中国にとって日本と韓国は喉仏に刺さった魚の骨だ。しかし、超大国・中国の経済力はいずれ日本や韓国も支配下に置く可能性が極めて高い。米国はアジアの軍事拠点を豪州にシフトしていくようだし。日本の未来を考えると暗澹たる気分になる。

10月22日(金)
ささやかニュースだが、テレ朝に対する政府の締め付けの臭いを感じる。たとえささいなことであっても、政府はテレ朝を締め付けて、他局への見せしめにするかもしれない。

マル激のゲストがそのままデモクラシータイムスに出てたので、個人的には大変分かりやすい話だった。津田大介さんのポリタスTVや荻上チキさんのセッションもチェックしたいが、なかなか時間が無いのが悩ましい。でも、若いひとにはどんどんそういうのを見てほしい。ChooseLifeProjectもね。あとマガジン9も。

10月24日(日)
最高裁裁判官の国民審査を考えるための資料として大変参考になった。

バーで知らぬ間に注射される「ニードル・スパイキング」の被害相次ぐ。女子大学生ら標的に イギリス
犯罪も進化している・・・。

YouTubeMusicの場合、プレミアムに加入しているだけで音楽サブスクに積極的に加入しているかはちょっと疑問があるなあ。

Apple vs EpicGames訴訟の影響かなあ。

10月26日(火)
あれ?そもそもキオクシアって売りに出されるんじゃなかったっけ?

テスラ、凄いなあ。

残念な訃報。とはいえ年齢を考えれば大往生ではあるのだろう。カムイ伝は完結しなかったのが残念。第2部は完結してなかったと思ったが、よく分からない。忍者の話は想像力を刺激したし、それ以外にも様々な刺激を受けた。感謝。

10月27日(水)
YouTubeの広告効果は凄いなあ。AppleやAmazonやMicrosoftとともにネットの覇者だ。しかし、Facebookは今後は分からない。



10月29日(金)
社名を変えてもFacebookは厳しいんじゃないかなあ。仮想空間なあ。セカンドライフのようにならなければいいけど、厳しいんじゃないかなあ。仮想空間よりも拡張現実の方が可能性はあるような気がする。

10月30日(土)
現状を総括する話で日本を俯瞰して見れて大変見通しが良くなる話だった。


まとめ
今月の印象に残ったニュースはなんと言っても、電気自動車の普及の話だった。とうとう日本経済の最後の牙城であるトヨタが崩壊する音が聞こえてきた。同時にトヨタ労組が自民党支持に回ったことも印象に残った。年収一千万円以上の労働貴族は自民党支持に回った方が確実に得だということが如実になった。日本はかつて一億総中流だったが、21世紀は富裕層(資産家階級)と準富裕層(大企業正社員=労働貴族)と低所得層(非正規)に分化したということだろう。テレビは一億総中流を人々の意識に刷り込んできたが、そろそろそれは終わりにすべきだろう。人々は意識を明確に変えなければいけないし、様々な規範やモラルも、今までは一様だったが、これからは各階級によって変わるべきだと思う。

話を日本経済に戻すと、本来なら既得権益を崩してより合理的な経営に変えるべきで、それは産業構造の転換、知識社会に対応するものに変えるべきなんだが、おそらく、日本はそれは外部から力が働かない限り無理だと思う。では、どうなるかというと、より規制を強化して既得権益をより守る方向に向かう。その結果、より明確に富裕層と低所得層の分化が進むと思う。日本人は市民という感覚が無いに等しいので、階級に順応してゆくと思われる。江戸時代のように、武士階級と農民・町民階級のような感じで分化すると思う。支配者と奴隷の関係に近づくと思う。(おそらく、歪んだ形での天皇主義者が増えるだろうなあ。)

今日は衆院選だが、おそらく自公政権は続くのだろうなあ。しかも、維新がそこに加わる可能性が高い。なんとも気分が暗くなってしまう・・・。









2021年9月30日木曜日

NEWS2021.09

 
8月29日(日)
もう日本の落日は避けられない。「日本、スゴイ」と威張るのは止めよう。恥ずかしいだけだ。

8月31日(火
中国は日本のようにおとなしくない。したたかである。かつて日本の半導体が米国にスーパー301条をちらつかされて屈したような弱さはない。しかし、中国の全体主義を考えると、中国がITを牛耳ることは人類社会にとって脅威になるのは必定。とはいえ、英米がCPUを独占することも本来は危険なことではある。この業界がなんとか個人の自由が守られるような道に進むことを願う。

NHKの大河ドラマ『八重の桜』で好きになった綾瀬はるかさんがコロナで入院とのこと。心配である。会津弁で「さすけねぇか?」と声をかけたいものだ。


9月1日(水)
ミュー株はワクチン耐性を持つかもしれないとのこと。心配である。せめて弱毒化や感染力低下をしてくれたらなあ。

関東大震災に伴った朝鮮人虐殺の話。これは特殊なことではないと思う。デマや陰謀説による虐殺は歴史上たびたび起こっている。ロシアにおけるユダヤ人虐殺のポグロムや奇妙な果実という名の黒人虐殺、水晶の夜などのナチスによるユダヤ人虐殺などだ。それらはデマや陰謀説が原因になっている。黒人にレイプされたとか、ユダヤ人が仕組んだなどとというデマや陰謀を信じた暴徒が群れをなして虐殺を行った。だから、デマや陰謀説の流布は非常に危険だ。これは口を酸っぱくして繰り返し何度も言い続けなければいけない。これは本当によく起こる悲劇だから、絶対に忘れないようにしなければいけない。日本人は嫌なことを忘れたがるけど、これは絶対に忘れてはいけないことだ。(弓木さんがいたらなあ。私は弓木さんのブログでそのことを教えられた。弓木さんは忽然と姿を消した歴史ブロガー。ハラリの著書で書いてあったようなことをすでに十年以上前にブログに書いてた。凄い人だった。本当に残念だ。)


9月2日(木)
研究にはお金がかかる。そのためには、よりお金を出してくれるスポンサーにつくしかない。研究者も自分の生き残りがかかっているから。こうなるのは仕方ないと思う。

9月3日(金)
菅首相が総裁選不出馬とのこと。なんでもコロナ対応と総裁選出馬の両立は困難とのことらしい。

9月5日(日)
とても分かりやすい話だった。人畜共通の感染症という指摘にハッとさせられた。どうやらワクチンによるコロナの撲滅は困難のようだ。となると長期戦は必至のようだ。希望としては治療薬が開発されることだが、神保さんも言っていたが治療薬がゲームチェンジャーになりえるかまだまだ分からない。考えてみれば、インフルエンザだって治療薬があるわけじゃないと思うし。しかしHIVに比べればワクチンがあるだけマシかもしれない。コロナを完全に克服することは困難でも、重篤化を防げれば御の字なのかもしれない。それに感染拡大を防ぐためには社会による一種の総力戦が要るようだし。やはり、どこか第二次世界大戦の潜水艦との戦いを想起させる。

なお、冒頭の菅首相辞任の真相の話は大変分かりやすかった。結局、安倍前首相の傀儡政権だったわけで。それにしても、人材がいなくなった。いや、自民党に限らず、野党にも人材が乏しくなりつつあるのを感じる。日本の落日は確定しているが、政治家だけでなく、国民も人材の質が低下しているのではないかと思うようになった。NO HATE TVで気付かされたが、日本人の差別意識は潜在化して定着している。白人至上主義者から日本が理想だと思われているらしいが、実際、私の周りにいる人たちも潜在的な差別意識が強くて、それが当たり前だと思っている。当人たちは差別しているつもりは毛頭ないらしい。しかし、私から見れば、彼らの意識はしっかり差別している。これは日本人の一側面に過ぎないけど、その他にもいろいろと悪い意味で日本人は偏っている。たぶん、数世代、ひとが入れ替わらないと日本人の意識は変わらない。しかも、閉じた環境にいるからそういった日本人は再生産されてしまう。この泥沼から抜けるのは容易ではない。なので、日本の未来は暗い。国民の劣化、政治家の劣化は止められない。このまま行くと日本もブラジルみたいになってしまうのだろう。いや、ブラジルはまだ日本よりマシかもしれない。ルラ元大統領やルセフ元大統領の末裔が生き残っているだろうからだ。日本はそういった系譜は途絶えつつある。まあ、種を撒きつつ、ネットワークを形成するしかあるまい。あとは個々が方舟となって善き種を保存するしかない。

 
要友紀子さんのツイッターで紹介されていたので貼っておこう。読むべし。

菅政権について振り返ってみると、日本学術会議任命問題くらいしか取り上げていない。おそらく、それ以外は安倍政権と同じだったのだろうと思う。安倍前首相の傀儡政権だったのだろう。記憶に残っているのは、広島の原爆式典で読み飛ばしたことくらいかな。あとは記者会見で質問と回答が噛み合っていないことくらいか。コロナに対する政策については、五輪開催は国民の生命ではなく一部企業の利権を優先したと考えているので、大きくマイナス評価だ。一応、コロナ対策は舵取りが難しいので二転三転するのは仕方ないと思うので少々のことは為政者がミスっても甘く評価している。しかし、五輪開催は感染が拡大するのは明らかでありそれで失われる生命があるのも明白なので開催したことは厳しく批判しなければいけない。しかも専門家も五輪に反対していた。犯罪ではないかと思えるほど悪質といわざるをえない。(専門家軽視は学術会議任命問題とも通じるものがある。)

9月8日(水)
内閣の歴史修正主義に応じる教科書会社と文科省。日本もヤバい国になってしまった。

日本の半導体産業が競争で負ける可能性がますます高くなった。

9月10日(金)
トランス女性が女子スポーツに参加できないようにする法案がいくつかの州で可決されていることが最後にちょこっと書かれている。この問題は以前から指摘されていてけっこう難しい問題ではある。しかし、これが差別につながらないようにしたいものだ。

藤田孝典氏のツイートについて
ツイートをいくつか読んだ限りでは、推測だが、藤田孝典氏は売春廃止論者なんだろう。さらにそれだけでなく、ポルノ産業に対しても規制を強化したい考えのようだ。他にも風俗産業に多くの障害者が携わっていることを憂いているようだ。

まず、障害者が風俗に携わっていることについてだが、「障害者がお金に困って仕方なく風俗で働いている」と考えるのはやや短絡的なように思う。むしろ、自ら進んで働いている場合が多いのではないかという気が私にはしている。障害者と接する機会が少ない人には意外に思われるかもしれないが、実際はそういうケースが多いのではないかと思うのだ。障害者と性の問題はずっと放置されていて、障害者がセックスを求めるとき、自ら風俗で働きたいという選択をするひとが多いのではないかと思うのだ。とにかく、この辺りは実際のところを調べてみないとなんとも言えないが、障害者が風俗で食いものにされていると考えるのはちょっと待てと思う。

次にポルノの内容と制作現場について憂いているようなのだが、たしかにそういった側面はあるとは思うが、それはポルノ産業が成長するにつれて制作現場は徐々に改善されいっているのではないだろうか?米国ではインディーズ系が増えたために一時後退したような話を聞いたことはあるが、次第に改善していったのではなかろうか?酷い現場からは人々は去っていくものだから。内容については、まず、性的ファンタジーの表現物であって、基本的には表現の自由になるとは思う。(もちろん、児童性愛などの禁止事項はあるからそれらは許されない。)ただ、侮蔑的暴力的な内容っていかがなものかと思うのはたしかである。そういうものは見ないようにして需要を減らすことで供給を減らしていければと思う。そして、何より性教育をもっと充実させることで、ポルノで描かれるような性的ファンタジーはリアルなセックスとは違うということを周知させることだと思う。日本の場合、ポルノを見てこれを正しい性の知識と誤って考えてしまう者がいるからだ。性教育によってしっかりした性の知識を持った上でポルノを楽しむのなら、それが性的ファンタジーだと分かっているのなら、それで大丈夫ではないかと思うのだが。ちなみに、倫理委員会みたいなものを作って規制しても、結局、アンダーグラウンド化してしまうし、ネットがあるから日本のポルノ産業だけを規制しても意味がないように思う。

さて、最後に売春廃止論だけど、これも売春を非合法化しても、結局、アンダーグラウンド化するだけで、売春そのものが無くなるとは思えない。特に今はネットがあるので、個人売春や非合法な売春が増えるだけだと思う。そうなったとき、被害をこうむるのはセックスワーカーだと思う。もちろん、顧客も被害者になる場合もあるだろうけど。買春禁止法のような北欧モデルは、結局、表面上の売春は減らしているように見えても、実際はアンダーグラウンド化してるだけじゃないかと思う。売春って法律で減ったり増えたりするものではなくて、見えるか見えなくなるかだけで、社会全体として売春の総数は変わらないんじゃないかという気がする。それなら、見えるように合法化した方がセックスワーカーにも顧客にも安全なんじゃないかと思う。

あんまり推敲せずに書いたけど大筋はこんな感じで考えている。

9月12日(日)
かなり具体的な法案で驚く。しかし、けっこう実害があるってことかもしれない。

9月15日(水)
ふむ。

日本共産党とその他の左翼との歴史的な経緯が説明されていて大変勉強になった。

いろいろと考えさせられる。これは日本だけの現象なのだろうか?(もし違うなら、なぜ日本だけそうなったのか?)

9月19日(日)
差別や多様性を考える上で、障害者を考えることは絶対に重要になってくる。人種差別、性差別、障害者差別の重要な要素だ。そして、ダイバーシティな社会というのは実はけっこう大変で、いろんなことを基本に立ち返って考えなければならない。けっこう哲学的な課題であり、しかも現実的な解決を考えなければならない難しい課題だと思う。そのために、今回の番組は参考になる。ちなみに、宮台さんによるサンデルの説明は大変分かりやすくとても勉強になった。



9月29日(水)
「ゴルゴ13」遺志継ぎ継続 さいとう・たかをさん「自分抜きでも」
ついにこの日が来たか。いつも楽しく読ませていただきました。合掌。しかし、作品が続くことは有り難い。

10月1日(金)
鼻をつまんでか・・・。とにかく、これ以上、自公政権を続けさせたくない。権力の腐敗が甚だしい。

10月3日(日)



夏の疲労のためか、このところ週末は何もする気力が無く、ずっと寝込んでいた。なので、ニュースのチェックもできなかった。いつの間にか自民党総裁選が始まり、いつの間にか終わっていた。コロナも少し収束しはじめたらしい。いよいよ、選挙が近くなってきた。


今月のまとめ
藤田孝典氏の売春廃止論が印象に残った。私は基本的にセックスワークは合法化した方が良いと考えているし、藤田氏の売春廃止論は特に目新しくないものに思った。ただ、北欧モデルとされる買春禁止法はよく知らなかったので、調べるキッカケになったのでその点は良かったかもしれない。

菅首相の不出馬の件。選挙で勝てないという理由でさもありなんといった感じだった。この人は一体何だったんだろうという感じが残っている。ディスコミュニケーションでしかなかった。

自民党総裁選の件。高市氏の話に戦慄する。ファシズムではないか。恐ろしい。

選挙が近いので、日本の課題について考えてみた。まず、財政問題。単純化して言うと、債務残高が1200兆円以上、GDPは500兆円。おそらく、債務残高はGDP以上にしてはならないというのが基本なので、仮に経済危機が生じた場合、インフレは単純計算すると20万円の価値が半分の10万円以下になる。しかし、危機が起こらず、このまま放置して債務残高が膨らみ1500兆円になると今度は価値は3分の1になる。ちなみに、日銀と年金機構が株式も買いまくっているので株式市場の6分の1が公的機関に所有されている。経済危機が起こった場合、ドミノ式に破綻が凄いことになりそう。というわけで、財政問題をどうやって解決するか、解決する方向(これ以上借金をしない方向)に向かせるかが課題だ。同時にそれは社会保障問題でもあり、年金問題、生活保護問題になってくる。ああ、気分が滅入る。次に経済成長問題。失われた10年と言われてからさらに失われた30年になってしまった。(誰も失われたと言わなくなったが、ここに日本人の健忘症という愚かさがある。問題は消えたわけではないのに問題がさも無いかのように忘れてしまう。)その30年の間に日本のGDPは世界のGDPの中で相対的に3分の1にまで縮小してしまった。例えば産業のコメと言われた半導体は見る影も無くなった。少なくともメモリでは以前は世界のトップを走っていたのにそれがここまで没落してしまったのは日本のやり方に問題がある。業界トップにいたんだから研究開発にも資源を投入できたはずなのにこの没落はいかに日本が愚かだったかを物語っている。日本が技術立国なんてウソっぱちで、いかに自分たちがダメだったかを認識することから始めなけれならない。しかし、ここまで日本の家電業界がダメになってしまうと復活はほぼ不可能ではないかと思う。中世と同じで中国が繁栄して豊かな国となり、日本は貧乏な国に落ち着く可能性が高い。そもそも日本のポテンシャルは低く、近代の日本が異常に豊かだっただけかもしれない。なので、経済成長も知識社会に合わせた産業構造に変えなくてはならないが、数値的には地味な成果しか出ないと思う。しかし、既得権益だけを優遇して、不合理な規制で富裕層だけが得をするような格差拡大は止めるべきだ。そんなイビツなことをやってる場合ではない。利益を公正に分配しないと大半の国民はすり減っていくばかりだ。貧すれば鈍するで、日本の民度はさらに低下してしまう。最後に政治の腐敗についてだが、日本の権力は三権分立は建前だけで、実際は政権にほぼ集中している。第4の権力であるジャーナリズムも、TVは停波で脅され、新聞は軽減税率で骨抜きにされている。そのため政治家はやりたい放題だ。賄賂も票の買収も見過ごされる。というのも検察も政権とグルになって見てみぬふりだからだ。唯一、検察庁法改正案で人事権を内閣に奪われそうになったので待ったをかけたが、自分たちの権力拡大になるなら政権与党の不正は見過ごされる。今のところ検察は政権から独立した権力を持っている。ちなみに医師会も独立した権力を持っているようだ。日本の場合、原発の電力業界のようにそれらの分立した権力は他からの批判を許さない王国になっている。そして、日本国内だけに通用する神話をでっち上げて自分たちの利益拡大ばかりをやっている。そんなわけで日本の権力はどんどん腐敗してゆく。たぶん、この腐敗は日本の国内勢力では止められない。第二次大戦の敗戦のように外部からガラポンしないと止められないと思う。しかし、本来は他力本願ではなく、国民が政治に関心を持って政治を正すべきなんだ。民主主義国なんだから。それができないのは日本人がいかに政治的に愚かであるかが原因にある。ブラジルは酷いことになっているが、それでも抵抗する人たちが脈々と残っている。それに比べると日本はブラジルよりも数的には酷いと思う。日本の財政問題、経済成長問題、腐敗政治問題、どれも乗り越えるには大きすぎる問題だ。なので日本はその問題にふさわしい国にならざるをえない。したがって、個人はなんとか国の没落に歯止めをかける努力と同時に、国の沈没の渦に巻き込まれない道も考えておかなければならない。










2021年8月29日日曜日

NEWS2021.08

 8月3日(火)
せっかく米国がトランプからバイデンに代わったのに、イランでは超保守派のライシ師なる人物が大統領になるなんて、なんと運の悪い。

残念な話だ。

8月7日(土)
日本の原爆開発に関するドキュメンタリーだが、私はちょっと批判的に見ていた。米国やドイツと比較すると日本の原爆開発(←本当に開発と呼べるものだったろうか?)は実現性に雲泥の差があるので、誇張ではないかという気がしたからだ。ただ、最後の最後で日本学術会議について言及されていたので、「ああ、NHKはこれが言いたかったのか」とちょっとカクンときた。

今週もニュースをチェックできなかった。夏の暑さと仕事の疲労でニュースをチェックする余裕が無かった。連日、コロナの感染者が増えているニュースと東京五輪のニュースを耳にするばかりだ。週末頃に広島の平和記念式典で菅首相が原稿を読み飛ばしたニュースをみかけた。なんでも原稿に糊が付着してめくれなかったそうだ。菅首相は思った以上に能力の低い人物ではないかと少し寒気がした。

コロナの件だが、やはり緊急事態宣言にも関わらず東京五輪を強行しているので、一部の国民はタガが外れたのだと思う。そのため人出が多くなったのだと思う。しかし、感染者数が増えているニュースが周知されれば、そういった人々も自粛に傾くとは思う。とはいえ、こうなることは五輪開催前から分かっていたことなので、五輪開催を強行したために感染して命を落とす人には申し訳ないと思う。ただ、多くの日本人は自分が感染しなければ他人の命など知ったことではない風に五輪を見て喜んでいるようだ。もちろん、それは無自覚・無意識にではあるが。しかし、それはあまりに無知・無邪気で大人の態度には思えない。残念な日本人たちだ。

8月11日(水)


NoHateTVでこの件がまとめられている。韓国の元KCIAである国情院。韓国の保守派。なんかなあ。

私の場合だが、ワクチンの副反応でけっこう倦怠感が辛かったのを思い出さされた。

8月12日(木)
とりあえず良かったと思う。でも、いつ辞めるかは不明らしい。十年先とかだったら嫌だなあ。和解が一番良いのだろうけど、そうは行くまいなあ。

8月14日(土)
ずっと懸念されていた事態がついにやってきた。アフガンは本当に難しい。しかし、悲劇が起こるのは必定。なんとか回避できないものか。

8月15日(日)
コロナに対するに水際対策の話。印象に残ったのは、「検査の頻度が大事」、「検査はレーダー」、「日本人はワクチンは嫌いだが、検査は好き」、「治療薬に期待」という話だった。検査はレーダーと同じという話を聞いて私が思い出したが、第二次世界大戦の大西洋での対Uボートに対する連合軍の戦いと太平洋における米国潜水艦に尽く撃沈された日本の輸送船の件だった。Uボートに対するに連合軍がレーダーを開発できたことは大きかったが、それだけでなく頻繁に哨戒艇を出して見えない敵Uボートをなんとか抑え込んだ体制を作った総合的な知恵だった。一方、日本は兵站を軽視して太平洋戦争での死者は軍人よりも輸送船の民間人の方が多かったというとんでもない失敗をしている。ワクチンのような見えない敵に対するに日本人の戦いはどうも良くないのではないかという懸念がある。特に対潜水艦の体制は省庁をまたぐようなシステムなので、特に日本人には難しいかったのだろうと思う。コロナに対する水際対策は省庁をまたぐようなシステムなのかどうかはよく分からないが。

キアヌ・リーブス、善いひとだよなあ。


YouTuberのDaiGo氏の件もそうだけど、人権に対する意識が日本人は低いんじゃないかなあ。まず、「自分の頭で考えない」、次に「上に決められた通りにする」っていうのが染み付いていて、人権について自分の頭で考えないんとちゃうやろか。そして考え続けることが大事だと思うんだけど。たぶん、人権ってけっこう考え続けないといけない、問い続けないといけない課題な気がする。すでに確立されたものがあって、それに合う、合わないって判断するんじゃなくて、その都度、それはどうなのかを考え続けないといけない課題がする。それから、人権って第二次世界大戦の最大の成果じゃないかと感じる。あの悲惨な悲劇を通して人類が得たものは人権じゃないかと思う。(←世界人権宣言や日本国憲法の基本的人権とか。韓国の憲法もそう。H.G.ウェルズの働きが大きいし、それを世界人権宣言にまで持っていったエレノア・ローズヴェルトの功績は大きい。ちなみにナチスが長いナイフの夜事件などで見せた同性愛者差別、ユダヤ人のホロコーストで大量虐殺した人種差別、優生運動で安楽死させた障害者差別に対する反省として、世界人権宣言があると個人的には思う。ちなみに、とんねるずはウィッキーさんを嘲笑い、挙動不審の知的障害者を嘲笑い、同性愛者を嘲笑いで差別が三拍子揃っていた。)えーと、それから、私もひとのことは言えないんだけど、自然に助けるという行動がとれることが大事。キリスト教の文化圏のひとはなんかそれが自然にできてる気がする。そんなわけで、人権って時間をかけて人生を通して積み上げてゆかなくちゃいけないと思うんだ。

8月17日(火)
入管は一体何をやっているんだ?何を隠しているんだ?

日本人は情に欠けるんだろうと思う。ずっと昔からそう。




アフガニスタンの悲劇が始まった。しかし、誰も止められそうにない。

せめてアフガニスタンからの難民を日本は受け入れてはどうかと思ったが、よく考えてみると日本に来たアフガニスタンの人々が日本で差別によって辛い目に合う可能性が高いので、日本への難民の受け入れは躊躇する。それほど日本人のレイシズムは根深く、外国人を不幸にすると思う。とはいえ、人命救助の観点から言えば救いの手を差し伸べられたらとも思う。


自動車向けの日本の半導体は先細りしそうな気配。

8月18日(水)
謝罪よりも、撒き散らしたヘイトの後始末をしろという話は良かった。そういえば、米国とかで社会奉仕活動をさせられたりすることを思い出した。あれはそういう後始末に近い考え方なんかなと思った。


コロナの件。東京五輪に対する日本政府の対応が多くの日本人のタガを緩めてしまった。その結果、多くの日本人がコロナ対策を怠って、人混みを作り、感染を拡大してしまったと思う。さらにデルタ株の強い感染力が感染拡大に輪をかけた。さらにお盆休み(帰省)によって地方へと感染が広がってしまった。

仮に五輪を中止していれば、日本人のタガも五輪開催に比べれば緩まなかっただろう。そうすれば感染拡大を防げて死なずに済んだひともいただろう。開催前に専門家は五輪中止を提言したのに菅政権はそれを無視して五輪利権のために五輪開催を選んだ。結局、菅政権は国民の生命よりも一部の人たちの利権を選んだのだ。

五輪開催と感染拡大は無関係だと主張する人もいるようだが、そうした人たちは五輪中止を提言した専門家の意見は間違いだというのだろうか?一体このコロナ禍の時期に人命を犠牲にしてまだも五輪を開催する意味はあったのだろうか?経済効果といっても五輪利権の一部の企業だけで、これまで自粛などの忍従を強いられてきた一般企業にまったく波及していないではないか。

コロナワクチンについて。私の周囲にもワクチンを接種しない人がいる。それについて思うのだが、ワクチンを打つ・打たないは個人の自由意志、個人の自由な選択だと思っている。だから、仮にその人が打たない選択をしたらそれは個人の自由だと思うし、個人の自由意志を尊重したい。もちろん、私自身は打った方が良いと思っているので、その理由を述べて打った方が良い旨を提案はする。しかし、それでもその人が打たないという選択をしたなら、それを尊重する。打たない選択をバカにすべきではないように思う。もちろん、その人が感染して周囲に感染を広めてしまうリスクはある。そういったリスクを考えれば多くのひとが打った方が良いだろうとは思う。しかし、あくまで打つ・打たないはそのひと個人の自由だと思う。さらに、打たないひとの理由を聞いたら、非科学的な理由だったりする。しかし、科学はあくまで現実に対しての妥当性であり、決定論的ではないと思う。確率が高いというだけで必ずそうなるとは言い切れない。というのは、現実は人間の想像を超えることがしばしば起こる。コロナワクチンを打たなかったひとが何らかの理由で逆に生き残ることだってありうるかもしれない。ワクチンを打ったひとは全滅するかもしれない。だから、全滅を防ぐためには多少は打たないひとがいても良いと思うのだ。仮に打たないひとが5%くらいいたとすれば、その5%が全滅を防ぐ鍵になるかもしれないし、逆に打たなかったことでその5%のひとが死んでしまったらそれはそれで仕方ないとも思う。打たなかったひとはそういうリスクを含んで打たない選択をしたのだから。ともかく、現実は人間の想像力を超えることがある、人間の知性をあざ笑うかのように。なので、多少、ひとと違う行動をとるひとがいても、それは全滅を防ぐための選択かもしれないので、それはそれで良いと思う。ただ、ちゃぶ台をひっくり返すようだが、種の存続なんてものは自由な個人にとってはどうでも良くて、個人の自由意志の方が大事だと思う。だから、大事なのは、個人の自由意志による選択であり、それは他人が勝手にねじ曲げてよいものではなくて、尊重されねばならないものだと思う。ちょっと支離滅裂な話になってしまったが。

8月23日(月)
日本ってなんでも、本来の目的を見失って形骸化しやすい。これもその典型じゃないのかなあ。




OnlyFansの件。どれが本当の真相なんだろう?いずれにしてもセックスワーカーの収益に悪影響が出るのは必至だ。コロナの時代にこういった収入源が断たれるのはセックスワーカーにとって痛手だろう。ちなみにセックスワーカーのネットビジネスでのビジネスモデルとしてはOnlyFansのようなやり方は比較的真っ当だと思う。

8月24日(火)

8月25日(水)


8月26日(木)
Googleよ、邪悪にならないでおくれ!

ううむ。賠償金1千万円!高いなあ・・・。う~ん、ネタバレと少し関わってくる部分があるかもしれない。もちろん、厳密には区別されるが。私はネタバレは別にかまわない派なんだが。

8月27日(金)
ISの仕業か。

8月28日(土)

8月29日(日)
報復の連鎖が始まるのは当然だが・・・・。なんとかならないものか。


まとめ
7月に東京五輪が始まって8月に終わった。案の定、コロナの感染が広がった。デルタ株であることも原因だが、東京五輪も人々の感染対策を怠らせる原因になったと思う。さらにお盆休みで東京だけでなく地方に感染が広がった。政治家の自粛要請が口先だけで自分たちは好き勝手に会食したりするなどしたために国民は以前ほど自粛しなくなってしまった。

一方で、医療現場が大変なことになっている。病院と政府の間でもっと協力して早期に解決策を見つけられなかったのかと残念に思う。

アフガニスタンがタリバンの手に落ちた。再び悲劇が繰り返されることを悲しく思う。なんとかならないものかと思うが、解決策が見つからない。

様々なニュースを見ていると、いろんな面で韓国が日本を上回りつつあるのを感じた。日本人はバブル以降進歩しなかったんだと思う。日本の劣化やガラパゴス化をひしひしと感じる。たぶん、いろんなことを自分の頭で考えて来なかったんだと思う。その差がだんだん出てきた。経済が強ければそれで良いと思ってたんだろうなあ。ところが、経済も下降しちゃったし、その他の諸々も自分で考えてこなかったから、どんどん世界から遅れてしまった。