Netflixで春画のドキュメンタリー映画『春の画 SHUNGA』を観た。
このドキュメンタリー映画が作られることになったのには若干の経緯があるらしい。発端はそもそも2015年に英国の大英博物館で春画展があったそうで大変好評だったそうな。ところが、日本で同じ春画展を行おうとしたら国内の美術館からはことごとく断られたそうな。どうやら猥褻ゆえに取り締まりの対象になることを恐れたらしい。ただ、その中で永青文庫というところが春画展を開催して大変盛況だったらしい。 で、そういった経緯を描いた『春画と日本人』というドキュメンタリーが2019年に公開されたらしい。そして、そこからさらに映画『春画先生』と本作『春の画 SHUNGA』が製作されたということらしい。
この作品自体は、春画の愛好家たちや版画の彫師や摺師、そして、名作の解説など、春画の世界が描かれている。 名作の解説では、春画が、若干、アニメ化されていて、なかなか見ていて楽しい。春画に書き込まれているセリフも声優によって朗読されていて、それもまたなかなか楽しい。春画入門としては大変優れたドキュメンタリーだと思う。私もちょっと春画について入門書などを読んでみたくなった。