2022年9月30日金曜日

NEWS2022.09

 
9月4日(日)
あっ!やっぱり、ヘイトクライムの法整備が必要なんだよね。

9月5日(月)
政治的に思想や目的があるひとではなさそう。上昇志向があるだけって感じがするなあ。ま、どうなることやら。

9月6日(火)
先の東京オリンピックが始まる前は史上最も費用のかからないオリンピックとなるはずが、終わってみれば史上最も費用のかかったオリンピックになったからねぇ。国葬終了後に経費を示すでは信用できないよねぇ。

9月7日(水)
日本の凋落が止まらない。以前なら円安は輸出が伸びると喜んでいたかもしれないが、今は家電や半導体などの輸出産業がダメになったから売るモノが激減してしまった。逆に原油高・材料高で暮らしが苦しくなる。

補助金が無くなれば、リッター200円くらいになるのだろうか?以前は110円くらいだったはずだから、2倍になるってことかな。となると、輸送コストも製造コストも高くなる。

勉強になった。写真があるとイメージしやすいので良かった。


9月8日(木)
第一印象では多いなと思ったが、山谷えり子など何人か入っていないらしい。実際はこれよりも多いのでは。鈴木エイト氏ももう少し多いんじゃないかと言っていたようだし。想像以上に根深い。

国会を開かないのは良くないが、閉会中審査に出席したのは良い。国葬なら国会を通すべきだし、政府は国葬儀とかいう屁理屈をこねるべきではない。ただ、なんとなく感じるのは、岸田首相は党内ばかりを見ていると思う。岸田首相としては統一教会問題で清和会を叩いて自民党内における影響力を弱め、一方でゴリ押しで決まった国葬に対して首相として矢面に立って形式上は清和会や麻生派への義理を果たしているというのが見て取れる。岸田首相は最大派閥ではないから党内バランスをいかにとるかに苦心している。もちろん、派閥争いを上手く利用したいのだろう。岸田首相としては任命責任を問われて辞職に追い込まれるのが一番嫌なところだろう。しかし、今のところ、仮に点検漏れがあった場合、自己責任で当該の議員が辞任すれば済むという形になる。岸田首相にまで累が及ばずに済みそうだ。概ね辞任しそうな可能性が高いのは清和会系だ。そうやって清和会を削っていける。支持率が低いのも岸田首相にとってはかえって好都合だ。自民党議員自らが解散を望まなければ、岸田首相は政権の座から追われることはないからだ。そういう中長期の見通しが立てば、岸田派になびく議員も出てくるだろう。支持率が下がれば下がるほど、次の選挙を考えれば閣僚ポストが欲しくなるだろうし。そんなわけで岸田首相としては、政権維持を目的とするならば、上手くやっていると言える。しかし、本当は、日本経済が大変苦しい状況にあるのだから、それをどう問題解決するかを目的としてもらいたいのだが。

9月9日(金)
韓国はトカマク型なのか。ふむ。

安倍晋三が亡くなってメディアが忖度しなくなってきたのが感じられる。まだまだ不十分ではあるが、今までが異常だったのだ。ただし、メディアがジャーナリズム精神を持っているかというとそこは甚だ疑問で、基本的には金儲けがベースにある。また、ネットの普及で旧メディアの影響力が少しずつ弱くなってきているのが感じられる。それから、さすがに頭の悪いネトウヨも安倍晋三と統一教会の蜜月関係には説明がつけられないでいるように思う。もちろん、根底的な彼らの保守性は変わらないが。ネトウヨたちは見たいものしか見ないようにしているのだろう。それでもかつてよりは停滞しているようで、リベラルとしては彼らの停滞は良いことだと思う。リベラルとしては、今のうちに地固めをしたいところ。啓蒙が大事だ。英国のガーディアンみたいな新聞が日本にあれば良いのだがなあ。それとリベラルとて一枚岩である必要はないと思う。例えば、反ポルノ・反売買春のようなラディカルフェミもリベラルの中にあっていいと思う。それはリベラルの多様性につながる。もちろん、私自身は彼らの主張には反対だが、彼らの頑固な主張は幾ら批判しても変えられないとも思う。世の中、一様にはならないものだ。ところで、SNSというツールに対して人々が慣れてきたような気がする。第5の権力と言われたSNSだが、メッキが剥がれて、その特性がだんだん人々にも分かってきたのではなかろうか。SNSには良い面もあれば悪い面もある。SNSに過度に振り回されてはいけないと気づき始めたのではないか。SNSの虚実の嵐に対して現実と繋ぐアンカー(錨)をそろそろ意識し始めるのではないかと思う。

9月12日(月)
とりあえず、玉城氏が当選して良かったでござる。

ううむ。なんだか凄い。夢のエネルギーが実現するかもしれない。

9月13日(火)
何年か前のビデオニュースでも指摘されていたが、稚魚まで獲ってしまう日本の漁業が間違っている。政治家がリーダーシップを発揮してちゃんと調整しないといけないのに、それができないでいるから、資源がどんどん枯渇してゆく。もちろん、漁業者が取り尽くすのも悪いわけだが、彼らからすれば生活がかかっているわけで。しかし、それではいずれ資源が枯渇する。

私はゴダール監督作をあまり知らない。いつか勉強がてら見なくては。

この問題、ちょっと難しい。インクルーシブにした方が社会には障害者も存在するんだということが健常者にもより実感できると思う。障害者が目に触れない所にいると社会があたかも健常者だけで構成されていると勘違いしやすい。健常者の視野・思考が狭い狭量なものになってしまう恐れがある。障害者を人種に置き換えると分かりやすいかもしれない。白人と黒人を分離するのは人種差別だから問題だよねというのはすぐ分かるし、白人だけで社会が構成されていると勘違いされると恐い。ただ、日本の教育は詰め込み式で悪くいえば視野狭窄的になりやすいのだが、障害者がその教育環境に適応できるかどうかは考えねばならない。いずれにしても、完全に分離してしまうと社会の多様性に気づかない視野狭窄な人間になってしまう危険がある。だから、健常者と障害者が交われる機会を増やすことが重要だし、そこでは必ずいろいろと摩擦が起こって問題が生じるだろうけど、じゃあ、その問題解決のためには何が良いことかを考え行動する経験になると思う。実はそれが重要な経験で、それは若いうちにした方が良いと思う。日本は事なかれ主義になりがちだが、この場合、事が起こること、問題が起こることが大事だ。

自民党は民主党政権時代を”悪夢の民主党政権”というけれど、実際は民主党政権の方が経済は良かったんだよなあ。ところが、日本の有権者にはそれが分からないんだよなあ。ホント、不思議だよなあ。結局、キャッチコピーしか見ていなくて、数値では見てないんだよなあ。ほんとに日本人ってアホだよなあ。

9月14日(水)


9月17日(土)
鬼の十則、懐かしい。聞いたことはある。法人営業とかやってると確かに学ぶべき点はあると思う。ただ、過労死するまで働くのは違う。ともかく、電通ってよく知らなかったので勉強になった。そういえば、小泉純一郎以来、自民党がT2とかいう電通のチームと関係があったと思うのだが、あれはどうなったのだろう?そもそもあれはどんなチームなんだろう?私のイメージではB層にターゲットを絞った選挙戦略を展開したというのがT2のイメージなのだが、本当のところはどうなんだろう?

日常生活でインフレがじわじわと実感できるようになってきた。年末頃にはもっと厳しくなっているのかもしれない。たまたまテレビを付けたときにインフレを話していたワイドショー番組があったのだけど、すごい余裕な雰囲気で話してて驚いた。いや、そこは余裕かましてる場合じゃないと思わず叫びたくなった。私が子どもの頃は日本は資源のない国だから技術で稼がないと日本はとても貧しくなってしまうと教え込まれていた。今や、その技術も他国に抜かれてしまっている。「どうするんだ!」と思わず語気を荒らげてしまいたくなる。本当に真剣に考えた方がいい。ただし、工業立国に後戻りは難しい。なぜなら米国や中国が許すわけがない。せいぜい低賃金労働国に貶められるだけだ。だから、日本は知識社会化しなければならないけど、知識社会も決して生易しいものではない。たぶん、それはそれで過酷な社会になる可能性が高い。いずれにしても個人は諦めずに学び続けてスキルを上げていくことだ。

9月19日(月)
核融合は手の届く所にある 設計、材料、制御…主要な課題に解決の見通し 何としても日本の手でやり遂げ新たな基幹産業に
どの国も核融合を自国で達成したいと思っているよね。中国なんかは月への進出を進めていて、核融合の燃料になるヘリウム3の採取を目論んでいると思う。日本にはそんな深慮遠謀な戦略はできないよね。そもそも日本には戦略そのものが無いのよ。これは戦前からそうだと思う。石原莞爾が東条英機を批判して言ってた。「東条とは議論できない。なぜなら東条には、そもそも戦略そのものが無いから(笑)」って。

9月21日(水)
黒人の女の子が喜んでいる姿を見て思わず落涙するほど感動してしまった。まさかNoHateTVを見てこんなに感動させられることがあるとは思わなかった。さて、日本人には白人崇拝とアジア人蔑視の2つの人種差別があると思う。いつからかはよく分からないけど戦後からかもしれないし、脱亜入欧と言って文明を称揚してた明治以後からかもしれない。でも、戦争が始まったら鬼畜米英とか言ってたから途中で違ってた時期もあったかもしれない。この間、たまたま少女漫画雑誌の創刊号の表紙を見たら、『マーガレット』も『フレンド』も金髪の白人少女だった。この頃から刷り込みがあったのかもしれない。ただ、ディズニーはもう随分前から多種多様な人種を起用してたと思うし、それを見て感心もした。グローバルなマーケティングを考えると、世界中の子ども達に届くような作品にするためには多種多様な人種を起用するのは当然だとも思う。ただ、その頃から日本人の観客には違和感を訴える人がいたのも事実だ。私が覚えいているのは映画『シンデレラ』(2015)で王子の親しい重臣役が黒人だったのだが、それに違和感や不快感を唱える日本人がいた。そもそもシンデレラはおとぎ話だから人種は関係ないはずなのに、それに異論を挟むのだ。やはり、根底には白人崇拝があると思う。そういえば、『家畜人ヤプー』も白人崇拝だったっけ(笑)。勘弁してほしい。ちなみに『ハムレット』(1996)の映画でも確か侍女役かなにかで黒人女性が出演していたことがあったように思う。記憶が不確かだが。ハムレットはデンマークが舞台なんでそのときは不思議に思った記憶がある。ところで、富野由悠季のガンダムシリーズなんかは割りと多人種世界で感心したことがある。人種の問題ってなかなか難儀で、ホワイトウォッシュとかはあまり言い過ぎるのはどうかと思うが、かといってそれを看過していると人種問題がいっこうに解決する方向に向かわないというデメリットもある。人種差別的だからという理由で『風と共に去りぬ』を一切見せないというのもどうかと思うし、一方で、SNSで俳優の起用とかで人種差別的発言が横行するのも問題だ。いずれにせよ、人種差別問題は非常に根深い問題で一朝一夕には解決しない問題で、差別意識はないと思っていても実は無意識に差別意識が刷り込まれている場合もあって、やはり、この問題に対しては意識的になっておいた方が良いと思う。

9月23日(金)
非常にシンプルなロジックで分かりやすい話だった。ところで国葬問題に時間を費やすのはもったいない。円安など日本経済の問題の方が非常に重要なので。

9月24日(土)
今回のマル激、とても良い回だった。これは多くのひとに見てもらいたい。それにしても、宮台真司さんの知的な懐の深さを感じる回でもあった。

今月は国葬問題で揺れた一ヶ月だった。英国のエリザベス女王が8日に亡くなったことも重なった。エリザベス女王に関しては、私の印象としては、王室経営のためだと思うが、ヘッジファンドに多額の出資をしていて、パナマ文書にもその名を連ねていたというニュースがあったと思う。(今はパナマ文書ではなくパラダイス文書と呼ばれているのかもしれないが。ちなみにパナマ文書絡みでジャーナリストが殺されたと思う。)それから、米国の女優でスーザン・サランドンが以前、エリザベス女王の近くに同席したことがあって、そのとき彼女は女王に挨拶として握手を求めにいったと思う。膝を曲げるカーテシーとかいうお辞儀が通常なのだが、共和主義者は君主に膝を屈しないのだろう、彼女はカーテシーをせずに対等な握手の挨拶をしにいったと思う。そのとき女王は少し怪訝な表情を見せたと思う。私もスーザン・サランドンに賛成だ。人間は、本来、対等だ。貴賤など設けるべきではない。まあ、敬礼したい者は敬礼すればいいが、敬礼したくない者は敬礼しなくていい。それは個人の自由だ。さて、国葬だが、そもそもが国葬儀という変化球というか屁理屈を日本政府は投げてきた。いい加減にしてほしい。ただし、これは議論するほど重要な問題ではない。今、大事なのは円安問題だ。この円安は回復しそうにない。おそらく、年末頃にはそれがもっとハッキリして人々の生活に如実に表れてくると思う。防衛費を倍増なんかしている場合ではない。というか、もってのほかだ。国民の生活が目に見えて困窮してくるだろう。一体、そに対して日本政府はどうするつもりだ。いや、セーフティネットを強化するしかないのだが。ただし、それは根本的な解決ではない。今まで安易な円安政策や金融緩和でお茶を濁して、根本的な解決策である産業構造改革に手をつけてこなかったツケだ。今から手をつけても遅すぎるかもしれないし、一朝一夕にV字回復することなど見込めないわけだが、それでもやるべきだ。日本は最早、経済大国でもなんでもない。そんな見栄はかなぐり捨てて、国民を飢えさせないために日本政府はロシアにケチをつけるのも止めて、米国に無料で追随するのも止めて、経済優先でやり繰りするべきだと思う。もはや日本は瀕死の小国になりつつある。生き残るために、国民を死なせないために必死にやりくりすべきだ。

9月26日(月)


9月27日(火)
結局、昼間なので全然見てないし、テレビも見ないのでネットのニュースで少し見たくらいだった。もちろん、反対なんだけど、それ以前に興味が無かった。

9月28日(水)
自転車による撮影で国葬儀の周辺の様子が分かって興味深かった。ただ、なんだろうなあ、イベント化してて、死者を悼むというのが日本人にはできなくなってきたのかなという気がしている。日本のナショナリストって、どこかリバタリアンな感じがする。私はナショナリストは嫌いだけど、日本のナショナリストは本来のナショナリストとは少し違う感じがして、商売としてナショナリストをやっている感じがすごくする。端的に言えば、程度の低いナショナリストに思える。私はリベラルなんだけど、ナショナリズムがそんなんでいいのかなと他人事ながらちょっと心配になった。

9月30日(金)
正直、Googleには呆れている。アプリなどのサービスなら分かるが、小売のサービスで儲からないからすぐに止めるというのは消費者側としてGoogleを信用できない。GooglePlayMusicのときもそうだ。サブスクに替えるからといって単体の音楽販売を止めてしまうのは正直がっかりした。もちろん、視聴者の視聴の仕方が変わって音楽はサブスクで聴くのが当たり前になる可能性もあるが、それはまだハッキリしていない。今後、恐ろしいのは書籍と映画だ。特に映画はGooglePlayMovieはGoogleTVとの統合を図る際にサブスクや他のサブスクサービスの上位のプラットホーム化を担おうという意図が感じられて、その結果、単体の映画販売から撤退する可能性が見える。音楽と違って映画のサブスクは全作品を網羅するのは難しい。一定期間をサブスクで視聴可能にしてその期間が過ぎれば視聴できなくなってしまうという形態になる可能性が高い。そうなるとある作品を見たいときに見るというのができなくなってしまう。だから、映画は単体で購入可能にしないとダメだと思う。しかし、Googleにはその意識が見えない。いつかアッサリと撤退しますなんてなりかねない。もし、そうなるとAmazon一強になってしまうかもしれない。それは避けたいと個人的には思っている。一社が独占するのは市場経済として絶対に健全ではないと思うからだ。しかし、このままの流れだとAmazonが小売で独占する可能性が高くなってきた。Googleには小売り関係のビジネスは粘り強く続けてもらいたいと思うのだが。ただ、Googleのビジネス自体はネットの広告業で、それだけに絞った方が利益率は高くなるのだろうと思う。企業としてはその方が効率的なのだろう。しかし、かつてのGoogleは単なる営利企業では無かった。Googleマップなど世界のインフラを提供する、まるで世界政府のような企業だった。すでに創業者たちは一線から身を引いてしまったから、後を継いだ経営者がどう進めていくか。かつてのような普通の企業ではない、Google特有の運営というのが難しくなっていくのではないかと残念に思っている。

まとめ
今月は、世間は国葬で揺れた月だったように思う。しかし、もっと重要な問題があって、円安で日本経済がとうとう崖っぷちに立っているのが明らかになってきた月だった。おそらく、この円安は回復しない。むしろ、さらに円安が進む可能性が高い。その上、原油高だ。ウクライナ紛争が原因のひとつではあるが、円安も原油高の一因になっている。年末頃には円安・原油高がもう10円から20円進行しているかもしれない。1ドル155円、ガソリン価格が現在は補助金で抑えられているが補助金は段階的に無くしていくから、1リットル180円くらいになるかもしれない。1ドル144円から155円、1リットル165円から180円へ上がるわけだ。ザックリだが、そうなるとすべての価格が1.5倍くらいの価格にならざるをえない。もちろん、当面は賃金は上がらない。そうなると、生活は苦しくなる。特に低所得層は今でも生活がキツいのにさらにキツくなる。コロナの影響で失業した人が増えて自殺者が増加している。年末から新年以降、さらに増えるだろう。おそらく、日本人の意識も変わってくると思う。悪い意味で危機意識が高まると思う。要はさもしくなる可能性が高いと思う。ほとんどの人たちが政治や社会に無関心だったから、政治や社会を変えることに関心が向かず、むしろ自分自身のことだけをさらに考えるようになると思うからだ。下り坂を下り始めたら、多くのことが悪い方向に変わると思う。治安が悪くなってセキュリティを強化する必要が増えて生産効率が悪くなるだろうし、皆、利潤を得ようとしていちいち交渉が増えてスムーズに物事が進みにくくなると思う。それは劣化以外のなにものでもない。光熱費や燃料費も増えるから夏や冬に生活環境が厳しくなる。しかし、日本の財政を考えるとまだこの程度の円安でも甘いとも思える。債務残高がGDPの260%くらいあるはずだ。ということは、債務残高をGDPの100%程度に抑えようとすれば2.6倍までインフレを進めなければならないからだ。考えただけでも恐ろしい。ソ連が崩壊したときにハイパーインフレになったが、ソ連の年金生活者たちがその後どうなったか。卵が高くて買えないと嘆いていた老人たち。彼らはその後どうなったか。今度は日本人がそういう立場になりつつある。確か、マグロか何かの海産物で日本が買い負けしたというニュースを見たが、円安が進めば食品価格も上がってくる。世界の人口が増えているので、食料価格の高騰にさらに拍車をかけるだろう。これからの日本人は生活に精一杯で文化とかに消費を費やす余裕がどんどん減っていくと思う。日本は戦後の高度経済成長で物質的に豊かになったが、文化などの面で欧州のような蓄積して積み上げていくことをしてこなかった。それでも例えば日本の出版文化はアジアでは飛び抜けて素晴らしかったと思うが、今後はそれすらも期待できなくなるように思う。多くのひとが生活でつつ一杯で知識などにお金をまわせなくなる。本来は知識社会に向かうべきなのに、日本は工業社会から知識社会に乗れなかったために、結局、下請け国になる可能性が高い。中国は先進技術を奪われるような間抜けなことはしないだろう。韓国や台湾も小国ゆえにそこは絶対に手抜かりがないように注意するだろう。となると、日本はやはり下請け国に甘んじるしかないように思う。特に日本人は物事を本質で考えることができないから、上からの命令に忠実に従う国になりやすい。「それはおかしいだろ」って言えないのだ。上から「理屈じゃねぇんだよ」って言われたら、「ハイ、承知いたしました」って素直に従うんだと思う。日本人は理不尽な要求に対しても、内心不満に思いつつも隷属するんだと思う。そして、それは日本人の中でさらに上下関係を作って下へ下へと押し付けていくんだと思う。でも、そういう日本を日本人は変えようとはしないと思う。むしろ、変えようとすると出る杭は打たれるというようにかえって叩かれると思う。とまあ、そんなわけで、結局は早く見切りをつけて日本から脱出した方が一番良いような気がする。

























2022年8月31日水曜日

NEWS2022.08


8月1日(月)
GAFAMの中からフェイスブックが脱落しそう。SNSでフェイスブックの存在は理解できるのだけど、個人情報を企業に利用されるとなればどこまでフェイスブックに依存していいかユーザとしては警戒するのは当然。クラウドに様々な個人のファイルを保存するだけであればGoogleやAppleの方が安全安心な気がする。また、メタバースについてはゲームとシンクロするだろうから、フェイスブックが支配的な立場になるのはちょっと違うと思う。メタバースはマルチバース化すると思うし、そこはカオスになるように思うのだが。個人的にはツイッターとメッセージアプリがメールサービスみたいに標準化されてプラットフォームに依存しないサービスになってくれたらいいのにと思う。ともかく、フェイスブックはGAFAMの中では最後尾になりそうな予感がする。

8月3日(水)
「ヘイトスピーチをした個人商店に対して、大挙して抗議デモを行うのはいかがなものか?」という日本人にありがちな誤った感覚に陥りやすい案件だと思う。(←ただし、実際には大挙というほどの大人数ではないと思う。数人程度のように見受けられる。)しかし、「個人商店であればヘイトスピーチを許容しても良いのか?」という問いに対して答えは否だと思う。「とはいえ、店主に対して大勢で押しかけて店頭で抗議して晒し者にするのはどうか?」と言い返してくるかもしれないが、「ヘイトスピーチは悪いことです。謝罪して訂正して下さい」と言っても店主がそれに応じないのであれば、「それなら抗議します」というのは当然の流れだと思う。こういうヘイトスピーチという悪を為しておきながらそれを悪と認識できず、あるいは居直って謝らないというのは日本人にありがちな誤った考え方だ。似ているものに「いじめ」がある。「いじめ」は許されない悪であるのに、日本人は「いじめ」を許容する誤った考え方をしている輩が多い。「いじめられる方も悪い」という誤った考え方をしている。相手がどうであろうが、「いじめ」という行為そのものが悪いのに彼らにはそれが理解できないのだ。彼らはいじめを許容するようにヘイトスピーチも許容してしまうのだろう。しかし悪は許されない。抗議している人に文句をいう人は、まず先に店主に対して「悪いのはあなただから、いい加減謝ったらどうですか?」と詰め寄るべきだと思う。ところで、日本人の心には「いじめ」という悪の心が巣食っていて、学校などで悪の心が醸成されやすい。社会人になってさえ「いじめ」をする輩がいる。そして「いじめ」と「差別」はとても似ている。日本人の心の醜さが「いじめ」にはある。日本人は心が醜くならないように、心に悪が巣食ってしまわないように、気をつけねばならない。

統一教会に関する様々なニュースが大手メディアでも徐々に取り上げられるようになった。特に名称変更問題では下村博文がだんだんコメントを変えてきた。霊感商法対策弁護士連絡会が事前に変えないように申し入れしていたのだから下村博文は言い逃れできないと思う。統一教会が事前に詐欺を働くなんて想像できなかったというようなことを言っているが連絡会が申し入れしているんだからそれは通用しないだろうし、ある一定の年齢以上で統一教会の悪行を知っている者たちの常識から考えても名称変更はありえないと思う。名称変更を許した罪は大きい。それから、山谷えり子が出てこないのはなぜだろう?以前の公安のトップであり、統一教会と関係が深いと言われているのに一向に表に出てこない。また、現在の公安委員長の二之湯智も統一教会と関係が深そうだ。そもそも霊感商法の被害総額が1千億円を超えており、おそらく実際にはもっと多くのお金(数千億円あるいは1兆円超)が韓国の統一教会本部に送金されているだろう。それらのお金は霊感商法や献金強要で集められたもので、そんなことは断じて許されるものではない。悪質な犯罪だ。それなのに日本の警察は動いていない。これをこのまま野放しにして良いはずがない。まず、諸悪の根源である統一教会を日本から一掃するように政府は警察に要請するべきだ。

8月9日(火)
彼女の『Soul Kiss』というアルバムが好きでよく聴いてた。合掌。

Netflixのゲーム業界への進出、どうなんかなあ。Netflixは映画やTVドラマの世界で十分じゃないかという気がしているんだが。ゲームはまた別だと思うんだけど、ただコンテンツを提供する立場ではある。だからいっそゲーム業界まで進出した方がメディアミックス的に良いんではという考えだと思うけど、そこは境界線を引いた方がいいと思うんだが。あくまでストーリーやドキュメンタリーのコンテンツにとどまるべきじゃないかと思う。ニュースを手掛ける方向もあるけど、これも難しい気がする。まあ、難しい判断だね。

Netflixの映画もそうなんだけど、オリジナルコンテンツは別として、流通している映画はずっと見られるわけじゃない。一定期間が過ぎると無くなるコンテンツもある。それじゃあ、いつでも見たいと思うユーザーは別途購入した方が良いと思う。そのときはAmazonやGoogleなんかになるんじゃないかな。まあ、実際はほとんどAmazonになっちゃいそうだけど。Googleで残念だったのは音楽をサブスクにしてしまったこと。単体での販売であったGoogleミュージックをやめちゃったこと。ただ、音楽の場合はサブスクに加入しとけば全部永久に聴けるけど。でも、やっぱり別途購入で自分のコレクションを持ちたいとも思うがなあ。なんかサブスクだと作品に対する愛着が沸かない気がするんだが。自分だけだろうか?

8月10日(水)
「エコロジーは実はナチスから始まった」という話。昔、『神々と獣たちーナチ・オカルティズムの謎』という本で似たような話を読んだような気がするが違っているかもしれない。話が逸れるけど優生運動と関連があって、日本ではハンセン病の対応で優生運動が関係していると聞かされたことがある。ところで、日本の漫画って主人公の正統性を重視する傾向が強いと私は感じていて、それって遺伝子をすごく重視していると感じている。で、それってどうかと思うことがある。日本人は遺伝子重視し過ぎって思うのだ。経験から形成されるものをもっと重視した方が良いんじゃないかと思うのだが。さらに話が逸れるけど『スターウォーズ』のレイの出自問題で『最後のジェダイ』と『スカイウォーカーの夜明け』の間で設定が変えられたんじゃないかと私は思っている。『最後のジェダイ』ではレイは何者でもない捨て子として描かれていたと思う。ところが『スカイウォーカーの夜明け』ではレイはパルパティーンの孫娘にされてしまったと思う。前者はフォースが目覚めるのは出自が特別な者ではない、むしろ、どこにでもいる捨て子のような者でもその力を秘める者がいるという設定だったと思う。ところが、後者では特別な出自を持つ者に変えられてしまった。これはとても残念なことだと思う。話を戻そう。自然に還れ運動は文明社会が進むとその反作用として出てくるものだと思う、いつの時代も。日本でも文明批判の答えとして自然に還れ運動がその都度起こっていると思う。宮崎駿なんかも中世の農村に還れみたいに受け取られかねない面がある。人類学なんかも文明批判の対照として未開社会を紹介したりしていたと思う。ここはとても難しい問題でどちらか一つを選択するというのはできない問題だと思っている。人類は自然の脅威で様々な困難や悲劇に直面してきて、その結果、現在の文明が築かれたともいえる。文明が無かったために壊滅した村々なんてのがザラにあったわけだし。文明に過剰適応してしまうのも問題だけど、単に文明を否定するのも問題だと思う。とにかく、今は参政党のような表面上はソフトな極右が出現してくるリスクがあることを知っておくことが大事だと思う。また、グローバリゼーションは間違いではない。今はグローバリゼーションの途上にある。人々の意識が地球規模に適応できるまで、意識が変化するまでの時間が必要なのだと思う。

8月11日(木)


8月12日(金)
トランプは一体何をやっているのかと思う。大統領にしてはいけない人物を大統領にしてしまった米国の悲劇。

8月13日(土)

昨今の内閣改造は論功行賞・派閥調整のためのものであって、行政改革的な意味はない。ただ、今回は統一教会と関係のある人物を閣僚から外すという表向きの意味はあったはずだった。しかし、蓋を開けてみるとそうはいかなかったようだ。理由は最大派閥の安倍派に考慮した結果、統一教会に関係した議員も入れざるを得なかったということだと思う。現在の日本の政治家は日本を良くしようとか困難な課題を乗り越えようという考えはない。単に権力を手中に収めたい、手中にした権力をできるだけ長く維持したいという考えだけで動いていると思う。だから、反社会的な犯罪組織である統一教会とも手を組めるのだと思う。国民を食いものにしようが知ったことではないということだと思う。自分たちにとって利益があるならかまわないということだろう。一方、有権者も政治に対するコストをもっと払うべきだと思う。権力をウォッチすること、また政治にもっと人材が集まるようにコストをかけることだと思う。結局、シチズンリテラシー、民度が低いことが問題だと思う。さて、個別な話にすると、山際大志郎は大臣就任前までは統一教会との関係をウヤムヤにしておきながら、大臣就任が決まったら関係があったと認める始末。このひとのモラルはどこにあるのか驚く。恥知らずにもほどがある。そして、加藤勝信がまた厚労大臣になっている。ご飯論法で有名な不誠実な人物なのにまた大臣とはため息がでる。そして、杉田水脈が総務大臣政務官に就いている。統一教会と関係していても「関係していない」と平気でウソをつく。ウソをついても全然平気で驚く。その他にも数々の問題発言をしていて、しかもかなり悪質な問題発言ばかりで、人間的にかなり問題がある人物だ。こういう人物を選ぶ有権者も悪いのだが。こういう人物に権力を持たせるのはかなり危険だと思うのだが。

安倍晋三氏が亡くなって一ヶ月が経った。自民党の最大派閥の安倍派の長が亡くなったことで自民党の権力バランスが大きく変わる可能性が出てきた。また、日本の保守勢力内でも一種の空白期間になっているのではないだろうか。特に安倍晋三が統一教会と深く関わっていたことが次第に明らかになってきて、保守勢力の深いところで動揺が生じているのではないかと思う。参院選で自民や保守政党が大勝して暗澹たる気持ちでいたが、安倍晋三氏が亡くなったことで、再び時代が動く可能性が出てきた。それが吉とでるか凶とでるかは今のところ分からない。しかし、5.15事件や2.26事件では軍が事件を起こしたが、軍部の力が削がれるどころか逆に軍部の力が増す方向に動いた。なので安倍晋三が亡くなったことで更なる右傾化が進むことだって十分にありうる。実際、参院選の結果を見れば保守が勢力を増大する方向に動いたわけだし。とにかく、この国の政治は筋道通りには進まない。無意識の雲に覆われていて、一部の権力志向者の権力欲と大衆の無意識が政治を動かす。日本を真っ当にしようとしても徒労に終わる可能性が高い。日本からはエクソダスするのが正気な日本人の真っ当な生き方ではないかという気がしている。


ウクライナ情勢




ウクライナがクリミアを攻撃しているらしい。遠方からの攻撃である可能性が高い。ドローンや破壊工作の可能性もあるだろうけど、地対地ミサイルであるATACMS(戦術ミサイルシステム)である可能性が高いようだ。ロシアとしてはクリミアをウクライナに奪還させることなど絶対に許容できないことだと思うし、ウクライナがクリミアを奪還できる軍事力も無いだろう。ということは、嫌がらせの攻撃としか言いようがない。もちろん、ロシアによるウクライナ侵攻を鈍らせるための戦力を削ぐための攻撃とはいえる。しかし、ロシアも黙ってはいまい。ロシアとしては空爆などさらなる攻撃を加えることになると思う。結局、戦争の泥沼化といえる。一方、ウクライナを支援する側の軍需産業としては、ウクライナが荒廃しようとも高額なミサイルを買ってもらえるので特需で喜んでいることだろう。人々はシリアの廃墟となった街並みを思い出すべきだ。こんなことを続けていては人も街もどんどん荒廃していくだけだ。これ以上、ウクライナ人もロシア人も死んで欲しくない。プーチンの悪口を言って溜飲を下げている場合でもない。早く手打ちをして戦争を止めるべきだ。仮に戦争が終わってもゲリラやテロなど死者は出るだろうけど、今はとにかく戦争を終わらせることが先決だ。

8月15日(月)
杉田水脈が平気で嘘をつくのに呆れる。彼女がこれまで差別発言を繰り返してきたことは明白だ。それなのに差別発言をしたことはないと平気で嘘を言う。杉田水脈には嘘をつくことに対する羞恥心や罪悪感もないし、モラルもないのだろう。そして差別発言を繰り返すことから人権を守ろうという意識も無いのだろう。ただ、杉田水脈が改心することは不可能だろう。いくら杉田水脈本人に言っても手遅れだと思う。とはいえ、今後も彼女は差別やヘイトを繰り出してくるだろうから、面倒でもその都度、批判せねばならない。とにかく、こういう人物を政治に関わらせてはいけない。こういう人物を議員にしてはならないし、内閣に入れてもいけない。彼女を支持した有権者は恥を知るべきだ。有権者は杉田水脈は政治に関わらせてはいけない問題ある人物だと周知せねばならない。

8月16日(火)
萩生田光一は統一教会とかなり深い関係にあったようだ。結局、広告塔として利用されて被害者が出ても彼はそんなことは知ったことかという考えなのだろう。安倍元首相が統一教会に恨みを持った山上容疑者に殺害されても、痛恨の思いではなくて、少し思いが足りなかっただけなのだろう。

8月17日(水)
時間が長過ぎるでござる。さすがに全部見れない。冒頭の安田さんがなんか痩せてたような疲れ気味のような印象。休ませてあげてと思った。

杉田水脈に関しては、ニヤつきながら差別やヘイト発言をする醜悪な心の持ち主であるのはこれまでの映像で十分に感じてきた。杉田水脈自身、自分の映像を見ても醜悪だとは感じないのか不思議ではある。それに気付かない時点で杉田水脈はダークサイドに落ちた、人として終わった人間なのだろうと思う。

8月20日(土)
山本朋広議員はスマホを持っていないのか?いや、以前のVTRでは確か持っていたはず。ならば、名前の読み方くらいググればすぐに分かるはず。花束を渡す相手の名前の読み方くらいすぐに調べられるはず(そのくらいググレカスと言われてしまいそうだが)。とにかく、必死に言い訳を考えた挙げ句にこのような回答を思いついたのだろう。しかし、本来は素直に謝ればいいのではないのか?もちろん、質問自体がややおちょくるような意味合いがないでもない。しかし、問題はそのような呼び方をするほど統一教会と深い関係なのではないかという疑惑があるからであって、山本議員は素直に謝って今後は一切関係を持たないと謝罪するのが筋だと思うのだが。

杉田水脈議員と雑誌『女性自身』とのやりとりの件
女性自身が杉田水脈に取材を申し込んだところ、「統一教会と無関係と証明してもらわないと取材受けられない」と回答して取材を拒んだらしい。どうやら杉田水脈の言い分としては、統一教会関係者が一人でも講演会に混じっているだけで統一教会と関係があると言われてしまうので、それならばメディアに対してそちらも統一教会と関係がないと証明できないなら取材を受けるわけにはいかないと強弁しようとするつもりらしい。なぜなら、仮にもし統一教会と関係があるメディアなら、また「統一教会と関係したと言われてしまうではないか」というつもりらしい。まったく呆れてしまう。まず、女性自身が統一教会と関係があるかどうかだが、統一教会の関連団体リストがあるから、そのリストに女性自身が入っていなければ関連団体ではないことになる。常識的に考えて、わざわざリストに照らし合わさなくとも女性自身が統一教会と関係ないことは自明なのだが。そもそも杉田水脈がツイッターで「統一教会に支援してもらうことは問題ない」と発言していることが発端だ。この発言は問題だ。言うまでもないことだが、反社会的組織である統一教会に政治家が支援してもらうことは問題なのだ。政治家は統一教会と関係を持つべきではない。それなのに杉田は問題ないと言っている。となると、杉田は実際に支援してもらっているのではないか、と疑念を持つのは当然だ。しかも杉田は「統一教会に支援してもらっている」と正直にいうと面倒になるから「関係ありません」と答えることにしているとまで言っている。ますます怪しいとなる。そもそも政治家はウソを言ってはいけない。もちろん、人間はウソをついてはいけないのだが、議会で国の意思決定に関わる政治家はなおのことウソを言ってはいけないのだ。実際、国会で虚偽答弁をすれば罪になる。だからこそ有権者の疑問に対して政治家は誠実に答えなければいけない。それなのに、杉田はこの調子だ。いまさら言うまでもないことだが、杉田水脈は政治家としても人間としても非常に問題のある人物だ。

8月22日(月)
岸田首相が統一教会に対する言い方をだんだんと変えてきた。自民党の最大派閥の清和会をあからさまに敵にするわけにはいかないから、世論から批判を受けて次第に清和会を締めつけていくという戦術かもしれない。まあ、次の選挙まで3年間もあるから支持率はあまり気にしなくていいだろうから。

茂木幹事長も変えてきた。まあ、世論の批判が激しくなってきたから火消ししないといけないだろうというところか。

8月24日(水)
東日本大震災の悲劇を忘れたのか。それに廃炉にかかる費用だってかなりの額になる。どう考えても割に合わないはずだ。古くなった原発を使い続けることは言うまでもなく危険だ。何より地震大国の日本に原発はあまりにリスクが高すぎる。事故が起こったときの損失も。いい加減に原発からは撤退すべきだ。

バカニュース特集、良かった。有田芳生さんが出演した回で「今日はバカニュース無いの?」って聞いてて、ちょっとクスッとしたんだけど、やっぱりバカニュースって大事だなと思う。ところで、日本のお笑い文化と差別意識はなんかリンクしていると思う。いじめを肯定するところなんかも一部の日本のお笑い文化にはある。BPOが頑張って変えようとしている部分があるけど、一部のお笑い好きのひとはそれに反発さえしている。彼らにはいじめ容認・差別容認は軽いものであるらしい。あるいはマジョリティ側だから痛くも痒くもないという意識があるのかもしれない。それで笑いの自由を奪われることに反発するらしい。私などはそれが笑っていいものかどうか選別する意識が働いているが、多くのひとは深く考えずに観客の笑い声に乗せられて一緒に笑っている。それとお笑い文化はテレビの知的レベルを低下させたと思う。フジテレビ全盛期に小学校低学年に設定されてしまった。それまではもっと多様だったと思う。昨今は業界不振で安上がりに作れるお笑いが蔓延するようになったのだろうと思う。テレビを久しく見なくなったからちょっと間違ってるかもしれないが。お笑い文化がこれほど浸透する前は日本人はもっと真面目だったと思う。政治や社会についてもっとコミットしていたと思う。ところが、東西冷戦が終わり論壇誌が無くなったりして日本人は加速度的にそういったジャンルの知的レベルが低下してしまった。日本人はそろそろお笑いから卒業して、真面目に生きたらどうかと思う。

ユーチューバーが儲かり、次はTiktokが流行っているらしいのだが、以前はブロガーが流行っていた。要は広告収入で儲かる職業であった。で、ブログは衰退したように思われて久しいけど、最近、思うのはブログが再び一定の地位を取り戻すのではないかという気がしている。これからは知識社会になる。そのとき、専門知も大事だが、昔でいう教養も大事だ。多少は浅くとも広い知だ。ただし、昔の教養とはちょっとニュアンスが違ってくると思う。というのはあまりにも知識の量が増えたからだ。おそらく、知識を吸収するための勉強は生涯続けなければならないだろう。それでも人によって知っている知識が異なってくると思う。なぜならあまりにも広範囲だからだ。さらに増えすぎた知識はすぐにはリロードしずらくなるだろう。思い出せなくなる。知識の補助ツールが必要になってくる。これにはクラウドと情報端末が活躍する。話を戻すと、そういった知識を吸収しつづける人は簡単に言えば、読書家ということになる。で、読書家にとって大事なのはブログだと思う。知識社会で生涯学び続ける人々、読書家はその媒体としてブログを尊ぶ。ダニエル・カーネマンが言うところのシステム2(スロー)で考える。逆に深く考えずに短絡的に考える人はシステム1(ファスト)で考えている。そういう人には短時間のユーチューブやTiktokが向いているかもしれない。いずれにしても、人々はそろそろ気づくはず。ブログやユーチューブやポッドキャストが出現してきたが、それぞれに長所短所、向き不向きがあることに。そして、知識社会で自分がどのような学びのスタイルをとるかでどれが適しているかに。(もちろん、動画にもすぐれた学習素材はあるから一概にシステム2に不向きとはいえない。細かくはケースバイケースだろう。)とにかく、知識社会で学びが大事であること。そして、学びは生涯続くこと。そして、学ぶためには時間が必要なこと。日本社会のような長時間労働でかつ同調圧力の強い社会では学びをおろそかにしやすい。しかし、それでは知識社会に対応できる人材には育たない。日本社会の空気に流されずに、個人の能力を伸ばすような生き方にそろそろ変えるべきだ。

8月27日(土)
古い音楽を聴く人が増えたから、音楽の進歩が停滞するのだろうか?むしろ、音楽自体が行き詰まっているという感じがする。音楽はこれまで様々なジャンルに展開して進化してきたが、それがそろそろ行き詰まりつつあるってことじゃないだろうか?サブスクサービスはむしろ古い音楽を聴きやすくしたことによって音楽の進化を加速させる力を持っていると思う。Jポップなんかをカバーする外国のミュージシャンが増えたのもそれがあると思う。ところが、音楽自体が展開し尽くして、これ以上進化しにくくなってきたんじゃなかろうか?いずれにしても、音楽の歴史を学ぶのにサブスクサービスは非常に便利だ。しかし、同時に音楽の数を多すぎて、全部をゆっくりじっくり聴くだけの時間がないかもしれない。聴ける数が少ない方が繰り返し聴いて音楽に対する愛着があったかもしれない。でも、音楽とは何かを考えるときに様々なジャンルをたくさん聴いて、音楽のイデアに思いを馳せるのも悪くはない。

島田雅彦さんの小説『パンとサーカス』が大変面白そうだった。それと米国の民主党が「トランプと闘う方が勝ちやすいという算段から、共和党の予備選でトランプ候補が勝ちやすいように隠れて宣伝していている」という話はかなり危うい話だと思った。そのままトランプ勢力が勝ったら目も当てられない状況になってしまう。宮台氏のネオリベの話は大変勉強になった。

知識社会になったらパラダイスが待っているわけではなくて、激しい競争に勝ち抜かねばならないという前提がある。当然、それからこぼれ落ちる人が出る。いや、たくさん出る。大半がこぼれ落ちる。解決策としては、ひとつは多様性だろうとは思う。都市が大脳化して多種多様な機能を持ち、そこで人々は様々な生きる術を持ち得る。でも、それも限界があるだろうけど。富裕層のゲーテッドコミュニティとそれを取り囲む都市のスラム。さらにその都市にも住めない、都市の外の住民。そういう階層になってしまうかもしれない。そこで自閉した精神はメタバースのゲームの世界に向かうかもしれない。それは少しやりきれない。私は文明と自然の往還を唱えていて、都市や都市外の住民でも中間層的なライフスタイル、要は生涯学習する人にはなれると思っていて、さらに人生の時期によっては文明の外の自然にも一時的に暮らす生き方ができるのではないかと思っている。昔の狩猟採集を生業とする先住民のような暮らしだ。かなり妄想めいているが、文明だけを是とする考えは人間として不十分だと思うのだ。文明だけに適応してしまうのも問題だと思うのだ。とにかく、インターネットの普及によって人類社会の活動が地球規模になって成熟しつつあると思う。宇宙に活動領域を広げるようになれば、またその形態は変わるかもしれないが、とりあえず、地球圏だけに限れば人類社会は成熟しつつあると思う。そして、そのとき国よりは個人が尊重され、全体主義ではなく、多様な社会で個人の自由が尊重されるという価値観が選ばれるべきだと思う。全体主義vs自由主義の戦いが待っているかもしれないが、自然に自由主義に移行してくれることを望む。

8月29日(月)
防衛大臣が勝手に一個人の家族葬に儀仗隊を派遣するとか驚く。自衛隊は安倍一族の私兵なのか。自衛隊としては防衛大臣の命令だから仕方ないのかもしれないが、防衛大臣がそんなことを勝手にするとか間違っている。

東芝のおかしな事例のひとつ。成長部門を売って低迷部門を残すというトンチンカンな経営、その事例の一つ。

8月30日(火)
稲盛和夫氏が亡くなった。『アメーバ経営』は読んだと思う。堅実な経営とか、簿記の大切さを学んだような記憶がある。

NoHateTVで言及されていた事件だったので、減刑されることなく求刑通りに出たので良かったと思う。ただし、裁判ではヘイトクライムと認定するような判決文になっていなかったのがやや不満が残った。もしかしたら、判例としてそういう文言を入れることに何らかの法的な問題があるのかもしれないと思った。そもそもヘイトクライムという判例が今まであるのかも知らないし、法的枠組みもあるのかも知らない。もしかしたら、法改正が必要なのかもしれない。

8月31日(水)
歴史的人物が亡くなった。ペレストロイカ、グラスノスチなどを思い出す。ロシアの中では西欧派だったと思う。開明的な人物、今風でいえばリベラル派な人物だったと思う。ソ連の社会主義の信奉者にとってはソ連を崩壊に導いた最悪な人物という評価もあるだろう。私自身は緩やかにソ連が改革されてゆくと当初は思っていたが、1991年にクーデターが起きてあれよあれよという間にソ連が崩壊してしまって、ただただ呆気にとられてしまっていた。エリツィンなんか大統領に選ばれないと思っていたら、彼が大統領になって、もう何がどうなるか全然分からなくなって、ソ連の経済が最悪になってどん底を見ていたら、プーチンが大統領になって、就任式で颯爽と歩く映像を見て、再び強いロシアになるんだろうかと見守っていたら、新興財閥が生まれたかと思うと、プーチンに粛清されたりとか、混迷を極めていたら、プーチンの変な強い男パフォーマンスのあたりからロシアがだんだん保守化するのが見えてきて、現在に至るという感じか。当時、ゴルバチョフはレーガンなんかより余っ程知的に見えたのだが、いかんせん、他のロシア人がどうしようもなかったように見える。

どうやら「賛同会員」というのが実際にあるらしい。私はてっきり口からでまかせで言ったのかと思っていた。いずれにしても、「退会しました。はい、おしまい」というのはどうかと思う。少なくとも、大いに反省している旨を言うべきではなかろうか。


関東大震災朝鮮人虐殺事件の現場をルポした話。残虐で衝撃的な内容だった。勉強になった。デマによる人種差別に基づく虐殺は世界で数多く見られる。白人女性が黒人にレイプされたというデマで黒人の集落が襲われて虐殺されたとか、同じくユダヤ人がロシア人をレイプしたというデマで数多くのユダヤ人が虐殺されたとか、似たような事例が世界には数多くある。なので、デマというのは大変危険なものであるということ、人間というのはこういう残虐な一面を持っているということを肝に銘じておくべきだと思う。つまり、歴史として記憶しておくべきだ。暗い過去だから忘れたいという気持ちに人はなりやすい。しかし、それでは再び同じ過ちを繰り返してしまう危険がある。だから、嫌でも覚えておかなければならないし、忘れないためにもその都度、思い出さなければならない。

まとめ
安倍晋三が死んで2ヶ月近くが経とうとしている。日本の歴史が動き始めた感じがする。暗殺によって歴史が動くなどということは認めたくないが、見ているとどうも歴史が動き始めたように感じられる。逆に言えば、今後、リベラル派の政治家が暗殺されれば歴史が動いてしまうことだって起こりうるということだ。ただ、歴史が動き始める理由としては、彼が独裁者だったからという理由や日本が法治主義ではなく後進的な人治主義だからという理由が挙げられるかもしれない。もしそれが本当ならそれはそれで嘆かわしいことではある。やはり、日本人にはシチズンシップ教育が必要だと思う。日本人にはあまりにもシチズンシップが欠けていると思う。ついでに性教育も不十分だと思っている。この二つ、シチズンシップ教育と性教育がこれからの日本人には必要な教育だと思う。学校教育でこれを教えるべきか、それとももっと別の機会を作って教えるべきか、思案が要る。

そして、1990年代からずっと課題になっている日本経済の問題、構造改革の課題がある。日本はもう後がない。これから構造改革してもバラ色の未来が待っているわけではない。成功する場合もあるが、失敗する場合も多々あるだろう。しかし、何もせずに既得権益層だけ優遇する今の経済政策を続けていたら、多くの日本人は不幸になる。今からでも構造改革をやるべきだ。

世界は米中経済戦争の様相を呈してきた。ウクライナがあるのでロシアも問題ではあるが、マクロな目で見れば、米中対立の方が重要だろう。一方、米国内でのトランプ勢力の台頭も目が離せない。東海岸や西海岸の知識社会に乗れなかった人々がトランプを支持しているのだろうと思う。それはそれで理解はできる。しかし、議事堂占拠事件など民主主義を揺るがすような後退は理解に苦しむ。工業社会から知識社会への移行の苦しみではなかろうか。とはいえ、知識社会というのもバラ色ではありえない。どんな米国社会が待っているのか、まだ先は見えない。一方、中国はデジタル全体主義へ進みつつある。元々、中国人は全体主義に親和性が高いのだろう。日本だってそうだ。日本の場合は天皇制で空気で全体主義に向かうが、中国はもっと理知的だと思う。そして、究極的には、国家権力、ゲバルトが幅を利かすのだと思う。ともかく、中国では自由な精神の持ち主は生きづらくなるように思う。米国と中国の対立が、東西冷戦のような世界を二分する体制にするかもしれない。可能ならば、自由主義の側にいたいものだ。ただし、自由主義の中とて自由とは限らない。第二次大戦時に日系アメリカ人は収容所に収容されてしまったわけだし、トランプ勢などを見ているとそういうことをやりかねない気がする。まあ、不安要素を上げればキリがない。この対立を乗り越えた先に人類社会の明るい未来が待っているのを期待したい。

2022年7月31日日曜日

NEWS2022.07


7月1日(金)
酷い。職業差別だ。

7月2日(土)
スマホが使えなくて難儀したでござるの巻。

7月6日(水)
真面目に、明日は我が身と思う。



7月8日(金)
安倍元首相死す。合掌。

7月11日(月)
自民が改選過半数。維新が野党第一党。福島瑞穂、辻元清美当選。有田芳生、要友紀子落選。森ゆうこ落選。投票前からリベラルは議席を減らし、保守は議席を増やすとは思っていたが案の定だった。


7月12日(火)-7月17日(日) 山上容疑者関連ニュース








次々と明らかになる統一教会の霊感商法による被害。

7月13日(水)

過去の動画も参考に貼っておこう。



安倍元首相暗殺事件について思うこと。一応断っておくと、現在、公になっている情報からの推測になる。私は山上容疑者の私怨による犯行だと考える。統一教会の霊感商法によって家族と人生を破壊された恨みから犯行に及んだと考える。ただし、犯行の対象が教祖ではなく、日本における最も影響力のあるであろう統一教会の広告塔である安倍元首相であったことが特殊である。断っておくと安倍元首相は信者ではないだろう。また、最も影響力のある広告塔となったのも結果としてそうなったとも言える。したがって、安倍元首相が統一教会とグルになって霊感商法に加担したと立証するのは難しいと思う。最大の問題は安倍元首相にあるのではないと思う。諸悪の根源は統一教会にあると私は考える。事件が解明されるにつれて明らかになってきたのは統一教会の悪質な霊感商法だ。これはもはや犯罪である。統一教会がカルト教団で社会問題だというのは30年以上前から明らかだったと私などは知っている。オウム真理教事件があってからマスコミで取り上げられることが少なくなったと思っていたので、みんな、カルト宗教には注意したので自然消滅したのかと思っていたが実際はそうではなかったらしい。弁護士連絡会の話によれば、30年以上前からの霊感商法による被害総額が累計1千億円を超えているというではないか!統一教会は危険だというのは誰しも分かっているものとばかり思っていたのにいまだに騙されるひとがいるのに大いに驚いた。いくらなんでもこれは酷い話だ。さすがに警察も把握していたはずだ。それなのに警察は統一教会を30年以上ずっと放置してきた。これは許しがたい怠慢だと思う。単にサボっていたというわけではなく、政治的な圧力があったとも確かに考えられる。しかし、統一教会が悪であるのは明白だ。今からでも遅くないので警察はすぐに統一教会を一斉に検挙して日本から統一教会を一掃するべきだ。そのことに政治が介入してくるようであれば、その政治家こそ統一教会のシンパであることが判明するだろう。そのときは、その政治家を白日の下にさらせば済むことだ。国民は統一教会シンパの政治家を決して許さないだろう。なので、警察は恐れずに統一教会を退治することだ。諸悪の根源は統一教会であり、リベラルも保守も関係なく、統一教会を一掃することに賛同すると思う。もし、リベラルや保守の中から統一教会を守ろうとする者があれば、その者もまた統一教会のシンパであるということだろう。それも同様に白日の下にさらして一掃すれば良い。安倍元首相暗殺事件が端緒になって明らかになったのは、諸悪の根源、倒すべき悪は統一教会だということだ。日本がこれ以上統一教会に蝕まれるのを決して許してはならない。

山上容疑者の手紙全文が無くなってたので、忘れないようにメモしておこう。

7月19日(火)
野口悠紀雄さんがずっと言い続けてきた警鐘。貧しい日本がついにやってくる。私たちが若い頃は「資源の無い国・日本は技術力で豊かになるしかないんだ」と言っていたのだがなあ。既得権益保護のために政治家が規制したことと「日本、凄い!」とか言って現実を見なかった日本人の慢心が招いた凋落だと思う。なりふり構わずもっと必死に努力すべきだったし、変わることを恐れてはいけなかった。まあ、既に90年代に言われ続けたことだけど。たぶん、もう手遅れだけど。他国に差をつけられ過ぎたし、財政がこれだけ悪いと経済的余力もない。もうどうしようもないよね。労働時間は最も長いのに少しも豊かにならない不思議な国になるんじゃないかな、日本は。でも、日本人自身は何が悪いのか自分たちでは気づかないんだよね。その上、自分たちを食いものにする政治家に投票したり、あるいは国会に全然出席しない政治家に投票したりするんだよね。要は阿呆だよね。

7月20日(水)
ウフフ。

名称変更に関わっていたのでしょうな。まあ、本人は認めないだろうけど。仮に官僚が勝手にやったのなら、政治家は「それはダメだ。すぐに戻せ」と言わないといけないはずなんだけど。

なんもかもムチャクチャやん。暴力団やん。


深沢潮さんという作家さんを知らなかったので大変勉強になった。韓国や在日の人たちのことをあまり知らないので深沢さんの作品を読んで勉強しようと思う。(一応断っておくと、中公新書や岩波新書などを読んだりしたけど、どうも分かった気にならないので。隣国のことなのに、また戦争でいろいろ関係があるのによく知らないというのは恥ずかしい話なんだけど。他にも、「日本の民俗学の柳田や折口は日本のルーツを探ろうとすれば朝鮮半島をやらなあかんのに全然やってないんとちゃうか」というような批判を歴史ブロガーの弓木さんがかつてしていて、そりゃあそうだと思ったことがあったけど、そのまま朝鮮半島の文化を知らないままで宿題になってた。まあでも今回は近代史やからちょっと違うけど。)

7月22日(金)
いずれ半導体は米国と中国に二分されるのかもしれないなあ。かつて日本は301条をチラつかせた米国の圧力でCPUは諦めてメモリの半導体を主軸にしたけど、中国は米国の圧力に屈せずに、米国とは別にコンピュータを独自で開発するようになるんだろうなあ。


統一教会と政治家との癒着が次々とあきらかになっていった一週間だった。とはいえ、大手メディアではかなり控えめだったと思う。記者が統一教会との繋がりを自民党の政治家に問うときも恐る恐る聞いていて記者の方が腰が引けている。普通、逆だろうに。救いなのは有田芳生さんや江川紹子さんだけど、二人はしっかりと発言しているのだが、他のメディアがどうも腰が引けていて、空白の30年の間に統一教会が政治に根深く浸透しているんだと感じさせられた。警察はいつまで統一教会を野放しにしているんだろう?また、ネトウヨも統一教会シンパの政治家をどう思ってるんだろう?日本はアダム国家たる韓国に貢ぐエバ国家だとか言われたら、ネトウヨなんか激怒する案件だろうに。いや、実際に日本から韓国の統一教会本部に累計で1千億円以上貢いでいるわけだし、一体どう思ってるんだろうか?


どう考えても下村博文が名称変更を指示したとしか思えない。


7月24日(日)
自民党の改憲案が酷いのは知っていたが、出どころが勝共連合とはなあ。恐ろしい話。

混乱。どうなっているのか。戦争とはそいうものかもしれないが。



7月25日(月)
なんでこういうことをするのか。残念過ぎる。

AIの最先端で何が起こっているのか。かつてはオープンで邪悪にならないマインドを持っていたグーグルだが、人工知能の倫理研究者を解雇した頃から何かおかしくなっていないか?

7月27日(水)
恐いなあ。

結局、クラブ活動から教員が手を引くしかないと思う。しかし、それを代わりに引き受ける地域社会が多くあるわけではない。残念だけどそこはある程度諦めるしかないと思う。

現在のアイヌヘイトの話。勉強になった。

7月28日(木)
安全保障上の措置としか思えない。米中が対立しているため仕方ないと言えば仕方ない。しかし、こういうことをすると技術の進歩は鈍化する。それに中国陣営と米国陣営に世界が割れる。

合掌・・・。


今週も統一教会と政治家の関わりが取り沙汰された一週間だった。統一教会は霊感商法で人々を引っ掛けるために政治家を広告塔として利用し、政治家はその見返りに選挙の手伝いを無償でしてもらうという関係。非常に酷い話だ。さらに政策にも統一教会の意向が少なからず反映されている。なんという恐ろしい話だ。政治家は国民が霊感商法で不幸になっても自分たちが権力の座に就ければそれで良いと思っているようだ。それだけでなく、より良い社会にしようなどとも思っていないのだろう。政策にも統一教会の意向を反映させるなんて、政治家には理想や志は無いのだろう。単に権力を手に入れたいだけ、権力の座に長くいたいだけなんだろう。なんとも酷い話だ。

日本経済がどんどん奈落に落ちているのに、日本は一体何をやっているんだろうと思う。

まあ、日本なんて、見限る方が得策なんだろう。

まとめ
7月を振り返ると、安倍元首相殺害事件が一番のニュースだった。そして、その背景に統一教会と日本政治との間に深い関係があったことに驚かされた。端的に言えば、統一教会は政治家を広告塔として利用し、政治家は統一教会信者を選挙スタッフとして利用するという持ちつ持たれつの関係だった。統一教会が霊感商法などの犯罪組織であると知りながら、それを利用する日本の政治家のモラルの無さに驚き呆れた。一方、安倍元首相が亡くなったことで日本の政治は大きく変わる可能性が出てきた。安倍派はトップを失ったのだから、求心力を失い分解さえするかもしれない。とりあえず、現職である岸田首相にとって有利な展開になる。

参院選は予想通りだった。保守の大勝、リベラルの敗北だった。いや、そもそも現在の日本にはリベラル政党が無くなった。有権者の政治に対する無関心や不勉強が問題だ。しかし、もう手遅れだろう。後の世代が苦労するし、そう遠くない未来で日本人は皆後悔するだろう。

安倍元首相殺害と統一教会の問題というのは、実はツマラナイ問題でもある。カルトが政治に影響するなんて、実に程度の低い話だからだ。今、日本が置かれている状況を考えれば、そんな問題にかかずらっている場合ではないはずなのだ。90年代からずっと残された日本の課題。産業構造改革の問題があるのだ。

世界は今、米国と中国に分かれて経済的に戦いつつある。しかし、そんな中で日本は取り残されている。かつては日本は技術大国だったが、今はどんどん遅れつつある。日本が大国の狭間で生き残っていくためには再び技術力で存在感を出すしかないと思う。そのためにも産業構造改革を成し遂げて知識社会に移行しなければならない。ただ、もう無理かもしれないとも思う。そもそも日本が技術力で敗北したのも日本人が知識社会に不向きだからだとも言える。物事の本質を捉えるのが日本人は苦手だ。しかし、知識社会では大量の情報を扱いながら、それでいて物事の本質を捉えて情報を捌いていかなければならない。しかし、日本人は物事の本質を捉えるのが根本的に苦手だ。無理ではないかという気がしている。とはいえ、グローバル化が進む中で個人が生き残るためにも、個人は知識を日々蓄えて知性を深化していかなければならない。深化はディープラーニングをイメージするといいかもしれない。SNSがあるために人々は浅薄になりやすいが、知識社会で重要なのは実は知性の深化だ。地味に思えるかもしれないが、人々は日々知識を吸収して深化していくべきだと思う。現在は情報ツールがあるので以前よりは深化しやすい環境になった。人間の脳は学習に時間がかかる。地味だけどコツコツと積み重ねていくしかない。派手で浅薄な連中に惑わされずに、地味で遅く見えようともコツコツと日々積み重ねていくしかない。






2022年6月30日木曜日

NEWS2022.06

5月31日(火)
まず、遠藤誉さんが健在だったことは嬉しい驚きだった。それとウクライナのもう1つの見方に考えさせられた。オリバー・ストーン監督のことも。ここでは米国とロシアの大国の思惑だけが取り上げられていたように思う。また、ウクライナのネオナチの危険性と。ただ、ウクライナの国民はどうなんだろう。おそらく、単純に割り切れないのだろうとは思うが。

良いニュースと悪いニュース。日本は経済大国では無くなった。そして、それを理解していない者たちによる陰湿ないじめが弱者に精神的な打撃を与える。一方で、日本の右傾化が進行している。もはや誰にもこの流れは止められないだろう。結局、日本人は戦前と変わっていない。それを踏まえた上で個々人は考え行動するしかない。

歴史の勉強になった。


6月2日(木)
う~ん、こういう結果になったか。

国税庁の職員が詐欺を行うまでになったか。

室井さんは偉いなあ。黙ってないでちゃんと言ってくれるから。

要は反ポルノ・反売買春の団体なのね。フェミニズムのことはよく知らないのだけれど、これらの支持者たちはラディカル・フェミニズムというカテゴリーでいいのかしら?

さて、参院選挙が近づいてきた。しかし、前回の衆院選で日本のリベラルは終わった。あれだけの条件でリベラルが勝てないのだから日本でリベラルが政権をとることは不可能だろう。そして、リベラル敗北の結果、日本にリベラル政党は残っていない。立憲は保守になってしまった。維新や国民は極右だし、れいわは山本太郎の個人政党でリベラルとは言い難い。したがって、リベラルな私としては投票先が無いのである。ちなみに岸田政権の支持率は高い。これは日本の有権者は保守の傾向が強いことを意味している。珍しいことだが日本人は大半が保守なのだ。ちなみに投票率が低いので投票しない有権者はおそらくリバタリアン層と政治にまったくの無関心層である可能性が高いと思っている。したがって日本ではリベラルはかなりのマイノリティなのだと思う。

さて、今後の日本経済は右肩下がりだ。まず世界で競争力のある産業が無い。競争力のある企業はどんどん減っていくだろう。日本はどんどん貧しくなる。それに対して政治は富裕層を保護する政策をするだろう。ますます格差が広がる。そして、日本に社会は存在しなくりつつある。日本人は自分の所属する集団に忠実になる。つまり、勤めている企業に対してだ。社会ではなく企業が彼らの生きる世界であり、そこでは損得で行動する。モラルは無いに等しい。所属する組織にとって損か得か、自分にとって損か得かが思考と行動の指針になる。あとは無意識の日本的規範がある。これはそのときの時流で変わる可能性がある。自分の頭で考えて選択するというよりは、みんながそうしているから自分もそうする、になる。こういう人たちばかりになる。それでは世界に勝てるはずがないし、善き自我が形成されることもない。ネットで世界とつながっていても、なぜか日本は島国根性を持った国民性になると思う。結論をいうと、日本は政治、経済、社会がダメだ。そして、個人としてのヒトがダメだ。というわけで、日本に未来はない。さらに悪いことに右傾化が進んでいる。偏狭で不合理な連中が幅を利かせる国になる。正直、こんな日本に関わりたくない。日本を建て直そうなどと時間と労力をかけるのは、人生の無駄遣いに思える。どちらかというと、外から眺めたい。人類学者的な視点で、日本人の生態について珍しい民族として観察したい。早く日本から脱出したい。

6月8日(水)
最初、会見で番組は削除されないと主張していたので「あれれ?」と思っていたが、その後の野間氏の解説で「番組を削除するか、謝罪文を掲載するかのどちらかを選べ」という条件を聴いてようやく判決を理解できた。

6月12日(日)
ちゃんと読んでないけど、SNSの功罪ってことかしら。かつて第5の権力といわれたSNSだが、「人々にじっくりと物事を考える」ということをSNSはさせなくしたということかもしれない。

歯痛などでいろいろと忙しかった。ニュースのチェックもできていない。テレビもほとんど見なかった。テレビはニュースか映画くらい(たまにドキュメンタリー)しか見なくなっていたのだが、最近は輪をかけて見なくなった。さすがにニュースをチェックできていないのはちとマズイ。

とにかく、日本は衰退するしかないと諦めている。そういった沈没の渦に個人が巻き込まれないようにするにはどうすればいいかをボンヤリと考えている。

ちなみに日本の衰退の原因を作ったのは政権与党であってリベラルではない。それなのにリベラルが悪いというのはバカげているとしか言えない。悪いのは保守やリバタリアンであり、そういった連中を支持した有権者だ。大多数の有権者が愚かだったのだ。まあ、沈没する船に乗っている連中は悪者探しをして、自分は悪くないと言いたいがためにリベラルを悪者に仕立てるのだろう。しかし、もう日本にはリベラルは存在しない。まあ、後世の歴史家から頭のおかしさを失笑されるがいい。


6月13日(月)


6月14日(火)


6月17日(金)


今週のニュースは、日本がヘイト国家だということが分かるニュースだった。日本人は外国人も同じ人間なのに人権に格差をつけるのを当然と思っているのだろう。推測だが、白人に対してはへりくだるが、非白人の外国人に対しては高飛車で人権を軽視するのだと思う。日本人が人権を理解するのは無理なんだろう。

この国は、日本は終わった国だと思う。文明が永久に繁栄し続けることは無い。日本は衰退期に入った。そして、おかしなことに、人類社会の歩む道とは少々異なる道を歩み始めた。おそらくそれはナチスに近い。似ているのは中国だ。中国も中国中心の全体主義的な中華文明を築きつつある。似ているが日本は中国を憎悪している。中国はもはや日本など歯牙にもかけていない。国力において大差をつけたからだ。こういう日本だからおそらくかなり変な国になる。正気な者はできるだけ日本から離脱することを考えておくべきだ。もし戦前の軍国主義の日本に生まれていたら同じように離脱を考えただろう。それと同じだ。

6月19日(日)
もんじゅがダメになったから、フランスにお願いしてプルトニウムを取り出してもらって、残りのさらに有害な放射性廃棄物は日本で引き取るという、いろいろダメダメな結果がもたらしたダメダメな顛末。もう何もいうことないわ。

6月20日(月)
残念な判決。

繰り返されるけど、注意しておかないといけない案件。

6月24日(金)
米国が一歩後退した。

笑ってしまった。異世界ファンタジーや歴史改変SFのような。日本のビジネス誌もファンタジーになってきたんだなあ。

6月25日(土)
ささやかだけど、超党派で銃規制が強化されたのは良いことだ。ただ、ヘイトクライムが増えているのが気になる。

日本は本当に周回遅れの国になってしまったんだなあ。

NoHateTV Vol.172 - 銃乱射事件と西村博之


今週は残念なニュースが多かった。大阪地裁で同性婚訴訟が請求棄却されたり、米国で中絶の権利を認めた判決が覆されたりしたからだ。あきらかに世界は後退している。オバマ大統領のときに前進したのに、トランプが後退させた。バックラッシュというべきなのか。とにかく、前進と後退を繰り返す。だが、徐々にLGBTQに対する理解は世界に広がっていると思いたい。映画やリベラル系のメディアや活動家たちの啓蒙の賜物だと思う。一方で、保守たちはそういったものは見ないから変わらない人たちも一定数存在するだろう。それにしても、保守はなぜLGBTQのような他人のことに口出しするのか理解に苦しむ。彼らの好きにさせてやればいいのに。それで自分たちの権利が侵害されるわけでもないのに。

参院選が徐々に近づいてきた。公示もされた。しかし、日本にリベラル政党は存在しなくなったので、私には選挙の意味がほとんど無い。と思っていたら、要由紀子さんが比例区で立候補されたらしい。比例区で「かなめゆきこ」さんと投票すれば、全国どこからでも彼女に票が入るらしい。そんなわけで、少し希望が持てた。


それにしても、日本の政党は保守ばかりになってしまった。いや、保守というより極右政党と言った方がいい政党もある。公明党もだんだん自民党みたいな政策になってきたし。もうなんか、末期って感じ。東芝が半導体を売って原発を残すって言ったとき正気を疑ったが、いまや日本人全体の正気を疑う感じになってきた。というか、諦めました。日本は衰退して保守が実権を握るヘンテコな国になるのでしょう。日本人のメンタルは外から見れば変なメンタルになる。なので、リベラルな日本人はディアスポラするしかないと思う。日本沈没でリベラルな日本人は世界に四散するしかないと思う。そして、外部から日本を笑ってやればいい。

ただ、懸念材料が少しある。一つは米国も欧州も後退していること、もう一つは中国がますます強大になって全体主義的な中華文明を世界に広げることだ。しかし、米国や欧州はそういった課題を乗り越えられると信じている。人類社会の未来は米国や欧州が提示すると思う。なので、日本人がディアスポラになる場合、米国、EU、英連邦あたりが良いように思う。

6月29日(水)
日本の最高裁は信用できない。

まとめ
日本の衰退が明白になってきた。政治、経済、社会がダメになってきた。安倍政治が酷かったのも原因のひとつだ。だが、それを見過ごしてきた国民にも責任がある。結局、政治家と国民がともに日本をダメにしてしまったのだと思う。そして、さらに右傾化が進行している。ダメな国にふさわしい、ダメな思想が蔓延しつつある。

中国は中国文明が古来から続けてきた全体主義を再び復活させるだろう。いや、さらにITを加えたより高度な全体主義国家を実現すると思われる。一方、日本は日本独特の全体主義国家を構築すると思う。それは空虚な中心である天皇制を核とする、理屈ではない、無意識の感情に左右される、いわば土人国家のような特殊な全体主義を実現すると思われる。外国人から見れば、どのようなロジックで物事を進めるか分からない国に見えるだろう。当の日本人にも道理では分からないだろう。ただ、無意識的な感情、いわゆる空気によって物事を進める国になるだろう。それは滑稽でナンセンスな国になると思われる。21世紀の文明社会の中では日本はかなり特異な国になると思われる。

欧米でもトランプ現象のような右傾化と愚民化の波が押し寄せている。しかし、欧米はこれを克服すると思う。なぜなら、グローバル化とIT化は人々を知的にするからだ。より多くの人々が知性を持つようになり、知識社会化していく。それに乗り切れない人も出るが、そういった人々はメタバース、つまりゲーム世界に没入して取り込まれていくと思う。彼らにとってはその方が幸せじゃないかと思う。

グローバル化とIT化で世界が知識社会化に向かう。いや、リベラルな都市ではというべきか。そこには地球惑星的な教養が必要だと思う。人類社会共通の教養が。地球市民としての教養。リベラルな市民が目指すところはそういう地球型人類の知性だと思う。ただ、日本ではリベラルは当分は育たない。リベラルな日本人はディアスポラするしかない。日本の方舟とならなければならない。


















2022年5月29日日曜日

NEWS2022.05


5月1日(日)
こういう不正が行わるように社会が変わってきたんだと思う。嘆いているというわけではなくて、知識社会への移行がこのような不正を生じさせるようになったのだと思う。

5月4日(水)


5月7日(土)
見田宗介教授の追悼番組。ゲストは大澤真幸氏。見田宗介教授のことはあまりよく知らないので勉強になった。ただ、私の本棚にはちくま文庫版の『気流の鳴る音』が一応あるでござる。

5月11日(水)

5月13日(金)




5月14日(土)
沖縄返還の際に日本政府が沖縄の基地を自由に使用して良いと容認した密約を米国と結んでいた話。そして、当時の政治的事情や日本のジャーナリズムの話。

私が印象に残ったのは、トークの最後の方で宮台氏が語った日本は差別的な国であるという話。差別に無自覚であること、沖縄を差別をしていることの話。

私は日本人についてはほぼ諦めの気持ちでいる。かつて経済的に繁栄したけれど、そこから立派な市民になれるかと期待したけれど、残念ながらそうはならず、物事の本質や意味が捉えられない、道理ではなく空気で意思決定してしまう烏合の衆から日本人は抜け出せなかった。ただし、そこに巣食う日本型権力者たちがいて、彼らは彼らの利権を守るシステムを構築しており、その利権システムを守るために陰湿に人々を囲い込んで反抗できないようにする圧力を持っている。彼らは反抗的な異端者は徹底して叩く。だから、日本を内側から変えるのはほぼ不可能に近い。日本人のオカシさに気づいた人は脱日本人化するに限る。立脚点を外に持つこと。外から日本のオカシさを言うしかないと思う。

5月18日(水)
凄くね?でも、一方で民業圧迫になりそう。




5月19日(木)
この力を技術的に可能にすれば、みんな、モテモテになれるんじゃ?いつかバオーなれるかもしれんなあ。

うむむ。高いなあ。これって正しいんだろうか?どうなんだろう?

5月21日(土)
戦争研究所の話は大変勉強になった。ネオコンが生き続けていることも分かって良かった。いや、ネオコンは嫌いだが、脅威が過去のものでないことが分かったのが良かったという意味で。それにしても、世界が後退しているように感じるのは私だけだろうか?

ところで、私のツイッターの界隈ではAV新法でいろいろともめているようなのだが、このニュースはちゃんとトレースできていないので、よく分からないでいる。私自身はポルノは必要だと思うし、一方でポルノに出演することで傷つくひとがいることも理解できる。どこかで線引する必要があるんだろうとは思う。ただし、ポルノを悪と決めつけるのは間違っていると思う。ポルノはセックスライフを豊かにするものでもあるからだ。基本的に性教育が最も重要なのだと思っている。それと私たちの性に関する知識がまだまだ貧しいのだと思う。性に関する知識が貧しいから、ポルノの製作者が間違いを犯したり、法律を作って取り締まろうとするフェミニストが間違った認識で取り締まろうとするのだと思う。

5月25日(水)
特集は2022年バッファロー銃乱射事件について。様々な言葉や数字の意味など野間さんの解説がとても勉強になった。西村博之氏の日本社会の扱い方がおかしいのじゃないかという野間さんの指摘も確かにその通りだと思った。


まとめ
マリウポリが陥落した。しかし戦争が終結する兆しが見えない。私はマリウポリが陥落すれば戦闘は終わるのではないかと希望的観測をしていたが、予想は外れたようだ。どうもロシアはドンバス地方の領土をもっと拡大したいようだし、ウクライナとその支援国はそれを阻止しようとしているようだ。戦闘が長引くほど憎悪が増大する。そうなればますます流れる血は増える。そうならないように、どこかの国が早期停戦(手打ち)のために間に入らないものかと思う。(戦いを長引かせること、ウクライナの軍事支援をすることで、兵器産業が儲かってるんじゃないかと思ったりもする。)

イーロン・マスクによるツイッター買収の件、どうなっているのか分からなくなってきた。トランプのような人物を勢いづかせるSNSでもあるのでウォッチしておかなければいけないと思っているのだが。

今月は『教育と愛国』が印象的だった。愛国教育はボディーブローのように効いてくるので看過できないのだが、おそらく、数年後には日本の若者のネトウヨ化を増進していることだろうと憂鬱に思う。

それとAV新法が今月は目立ったトピックだった。しかし、私自身はどういった経緯になっているか、よく分かっていない。私はポルノはセックスライフの充実に必要なものだと思うし、一方でポルノに出演したことで傷つくひとがいることも理解できる。ただし、ポルノ産業を悪であるとして一方的に叩くやり方は問題だと思っている。ポルノは必要だし、ポルノに出演したことで傷つくひとが一定数出てくることも自然だと思う。「自分は出演しても大丈夫だと思っていたら、実際に出演してみたら大丈夫ではなかった」ということは人間だからありうることだ。人間は間違える生き物だからだ。そういった場合のケアの体制を整えることだと思う。

セックスワーカーについても、当人たちが自由意思で決定したのなら、問題ないと思う。人間には性欲があって、必ずしもセックスと愛がセットでなければならないと決めてしまうのは間違っていると思う。セックスと愛を切り離して、単にセックスだけを楽しむための関係があってもいいと思う。むしろ、買春の側に人権感覚が欠如していることが問題だと思う。サービスを買っているのであって人間を買っているのではないのに、あたかも人間の尊厳を傷つけるような感覚を持っている場合がある。プレイとしてそういう遊びは許容されるけど、それは事前に双方が同意した上で決めるプレイであって、あたかも現実がそうだと勘違いしてはいけない。日本人に勘違いしている人が多いのは日本社会で権力が上下関係として幅を利かせていることが多いからではないかと推測する。上に媚びへつらう輩は逆に下に対して頭を下げろと要求することが多いと感じる。日本人は権力に飼い慣らされている家畜のような人間が多いのだと思う。彼らは自己と相手の互いの尊厳を尊重する対等な人間関係を持てないのだと思う。

沖縄本土復帰50年も印象に残ったトピックだった。そして、日米地位協定を思い知らされた。かつての枢軸国ですら米国と対等になっているし、かつて日本だった韓国すら、米国と対等なのではないかと思う。それなのに日本と米国の関係を比較した場合、日本は米国の下に位置づけられる。米国から見れば、韓国の方が日本よりも地位が高いことになるんじゃなかろうか。保守はこの事実をどう考えるのだろう?日本国憲法前文には「われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる」とあるが、日本は自国の主権を維持してるのかと疑問に思ってしまう。保守はこの前文も変えたいのだろうなあ。もちろん、皮肉だが。