2025年7月31日木曜日

NEWS2025.07

 
7月4日(金)
全部は見てないが、参政党について勉強になった。 「非科学・極右・排外・陰謀・差別」というキーワードが掲げられていたが、的を得ていると思う。ただし、知的レベルの低い人には参政党はウケると思う。日本人には陰謀論を真剣に信じる人がいて私も時々驚かされる。当人たちが黙っているから気付かないが、話させると実は陰謀論者だったりする。だから、意外と参政党支持者は多いと思う。冷戦が終焉する前は政治に関心がある層がいて、それなりに勉強する人がいたが、冷戦が終焉した後は政治に無関心な層が増えて、なおかつ勉強するための資料も不足気味になった。そのため、政治に対する知的レベルが低下したと思う。昔は迷信を信じる人がいたものだが、今は迷信に代わって陰謀論を信じるようになってしまった。宗教の世界ではオウム真理教というカルト教団が悪い事例として歴史に名を残したが、政治の世界では参政党というカルト政党が悪い事例として歴史に名を残すかもしれない。(そう言えば、統一教会と自民党安倍派との癒着はどうなったのだろう?)
 
今週は暑くて暑くて生きているだけで精一杯だった。ニュースのチェックどころではなかった。当分、この調子が続く感じだ。 
 
最近、ブログサービスの閉鎖が多いように思う。1995年からネットの時代が始まって、ホームページの時代、ブログの時代、YouTubeの時代に移り変わってきたと思う。ちなみに裏ではポッドキャストの時代が並走していたと思う。ポッドキャストは政治や宗教のジャンルが強いようで、日本ではマネタイズがまだ難しいのかもしれない。日本のブログのマネタイズは始めは広告収益だったが、今はnoteという有料記事に移り変わったのかもしれない。ところで、ネット時代以前の日本では、書籍や雑誌による出版の時代が長らく続いていて、多様な読者層を形成していたと思う。 その後、テレビの時代が到来して一億総白痴化とか言われたが、テレビ自体も次第に多様化していったと思う。しかし、日本経済が衰退しはじめると、テレビの多様性も縮小していった。なお、ラジオは細々と続いているが、ポッドキャストとの境界が曖昧になりつつあるように思う。さて、Z世代はYouTubeやTikTokのような動画の世代だ。書籍や雑誌、テレビやラジオ、ブログをあまり知らない世代ではなかろうか?日本の強みは書籍や雑誌のような出版の世界があって、知の多様性を確保していたことだと思う。しかし、出版の世界も経済の衰退によって縮小しつつある。テレビは広告収入をネットに奪われて、お笑いで安上がりに作るようになって多様性はどんどん失われていった。YouTubeは確かに便利ではある。動画で見せられる方が分かり易いものもある。しかし、動画だけでは深く理解できないものもある。そういう意味では書籍や雑誌やブログといった文字メディアも絶対に必要だ。YouTubeなどの動画メディアだけに偏るのではなく、ホームページやブログや書籍や雑誌やポッドキャストやラジオやテレビなど多様なメディアがあった方が良いと思う。確かにブログ運営会社はボランティアでやっているわけではないので、赤字が続いているのにブログ運営を続けていくわけにはいかないだろうけれど、かといってブログが消滅してしまっていいというのも違うと思う。エシカル消費ではないが、人々は知の基盤を守るためにも、もっとブログを活用するように意識して欲しいと思う。
 
 
7月8日(火)
参院選を挟んでいるから交渉はどうなるのか?交渉は参院選の結果が出てからか、もしくは産業界からの要請があるか否かかもしれない。
 
 ネット時代になって選挙でデマが広く流布するようになってしまったなあ。誰かを悪者にして溜飲を下げるという悪い構造。スケープゴート。
 
7月10日(木)
「参政党は極右だ」とハッキリ言っているのは正しい。 
 
 
 今週も暑くてキツかった。ニュースのチェックもまったく出来なかったが、私のYouTubeで見る限り、リベラルは参政党に関する話が多かった。参政党に対する私の印象はオーガニック極右だったが、彼らの憲法草案は極右そのものだった。まあ、私に言わせれば、天皇制がある限り、日本はいつでも極右政権・全体主義国家になりうると思っている。逆に天皇制が無くなって初めて日本は国民主権の民主主義国として動き始めると思う。しかし、日本から天皇制が無くなることはないと思う。第二次大戦が終わったときに天皇制を廃止していれば良かったのだが、米国はそうはしなかった。もし天皇制を廃止できるとすれば、第二次大戦と同じく外国勢力が日本を打倒したときだと思う。日本自らが天皇制を廃止することは不可能だと思う。そういう意味では、日本は保守的な国で、民主主義からは程遠い国、全体主義国家に向かいやすい国なのだと思う。だから、日本のリベラル派は日本政治で与党になるなんてことは極めて低い可能性だということを心得ておかねばならない。結局、リベラル派は野党として、どれだけ保守勢力の暴走に対して足止めできるかが、リベラル派の役割だと認識せねばならないと思う。それから、天皇制を廃止できないまでも、天皇制を換骨奪胎する裏技としては、欧州の王室と婚姻関係を結ぶことかもしれない。例えば、英国王室からパートナーを迎え入れて新しい人種の血を入れれば、少しは変わるかもしれない。まあ、でも、さすがにそれは絵空事過ぎるが。ともかく、日本人は排外主義的・人種差別的な人が多いのは事実だと思う。それとデマや陰謀論を信じる人も相当多いと思う。昔は迷信を信じるひとが多かったが、今はデマや陰謀論を信じるようになってしまった。日本人は核心部分が空っぽな人が多いのだ。日本では哲学や基礎科学は生まれなかった。応用はするんだけれど。要は物事の本質に無関心だったり無理解だったりするのだ。「土用の丑の日」のように無根拠なものでも信じて定着してしまう国なのだ。
 
7月14日(月)
中国らしい一斉摘発。政権の意向でいかようにでも変わるのがなんとも全体主義国家。酷いよなあ。 そういえば、なぜ女性はBLを好むのか、いまひとつ分からない。いつか研究書を読んでみたいなあ。
 
今日は参院選の日。投票はお昼頃に済ませた。ニュースによると投票率は高いらしい。恒例だが、私の応援した候補はいつも落選になる。まあ、住んでる地域が保守王国だから仕方ない。 ところで今回はNoHateTVの影響で比例の投票先をいつもと変えた。なので、落選しちゃうかもしれない。まあ、ガタガタ言わずに夜の開票結果を待つことにしよう。
 
 参院選の結果について。保守の勝利、リベラルの敗北。既存政党の敗北、新政党の勝利。公明党の敗北は池田大作の死去が大きな原因だろうか?同時にそれは自民党を支えてきた公明党の弱体化が今回の自民党敗北の遠因だろうか?自公の過半数割れというが、得票を伸ばしたのは参政党や国民民主であって、それは保守を意味する。参政党などは自民党よりもさらに右よりだ。国民民主は目先の風向きに敏感なだけで確たる信念はない。立憲は伸びてない。横ばいだ。共産や社民は議席を減らしている。全体の投票率はほぼ同じようだ。ということは無党派層の傾向としては右傾化ということだろうか。まあ、そもそもこの国の多数派は保守が大半だということだろう。リベラルは少数派なのだ。
 
今週も暑くてニュースをチェックできなかった。ちなみに「石破首相が退陣する」という誤報があったらしい。逆に「石破、辞めるな」デモもあったらしい。今週も私の興味としては参政党に関するニュースをYouTubeで見ることが多かった。私の結論としては、参政党はオーガニック極右ということになる。そして、日本には参政党を支持する有権者が一定数いるということも分かった。ひと昔前にスピリチュアル系が大流行したことがあった。細木数子や江原啓之らの書籍が書店を賑わしていた。要はオーガニック極右を支持する人たちは、そういったスピリチュアル系が好きな人たちだと思う。私には、なぜ細木数子や江原啓之が人気があるのかサッパリ分からなかったが、根底には日本人の独特な宗教的な素養があるのだと思う。現在の日本は古くからある伝統的な宗教は力が弱くなってしまったが、新興のスピリチュアル系が代わりに大きな力を持つようになったのだと思う。そして、それは装いを変えている。ニセ科学や陰謀論などに装いを変えている。デマを信じるというのもそれに類すると思う。小難しい理屈よりも、分かりやすい耳障りのよい物語に惹かれるのだと思う。そういったスピリチュアル系の人々は時代や世代によって増減はあるだろうけれど、一定数を占めるのだろうと思う。そして、そういったスピリチュアル系の人々は基本的に保守に流れやすいと思う。ただ、参政党についてちょっと気になるのは、その思想があまりにも安倍派に似ていることだ。いや、もっと言えば、統一教会に似ていることだ。参政党のさや氏が「私をお母さんにしてください」と言ったそうだが、この感覚はまさに統一教会そのものではないかと思う。統一教会は、今、自民党からは締め出されているだろう。だが一方で、統一教会から見れば、日本市場は大きな稼ぎ頭であることに違いはない。統一教会にとって日本は大変大きな収入源であるはずだ。だから統一教会が日本市場からみすみす撤退するというのはあり得ないように思う。今までと同じようにいくつものダミー組織を通じて日本市場に働きかけてくるのではなかろうか?だから、参政党の背後に統一教会が蠢いていてもおかしくはないと私は思う。この考えは陰謀論めいていてあまり好ましくはないが、しかし、統一教会に関しては警戒を怠ってはならないと思う。
 
さて、一方、リベラルは今回の参院選でどうなったかというと、立憲は横ばい、共産・社民は減少。リベラル全体では下降傾向だ。ひと昔前は「風を吹かせる」といって、選挙で無党派層が投票に行けば、自民党が得票を減らし、民主党が得票を伸ばすと信じられていた。しかし、今回の参院選で分かったのはもはやそうはならないということだと思う。たとえ風が吹いたとしても、得票を伸ばすのは保守の新興政党だったりする。そもそも参政党に投票するような有権者はリベラルには変わりそうにない。一度や二度はそのときの気分でリベラルに投票するかもしれないが、継続的にリベラルに変わるとは思えない。 リベラルは今まで支持者を増やすのに、主に風を吹かす的なアプローチをしてきたが、そういったアプローチではリベラル派を増やすのは難しいのではないかと思う。もっと違ったアプローチが必要なのではないかと思う。それはもっと地味で地道なアプローチになると思う。保守のような派手だったりノリが良いというようなアプローチでは、リベラルは増やせないと思う。保守のようなやり方は一挙に大量に保守派を増やせるかもしれない。しかし、リベラルが同じような手法をとっても一時的には増えるかもしれないが、すぐに他所へ行ってしまう浮動票にしかならないと思う。リベラル派を増やすのは、バーニー・サンダースなどがやってきたような地味で地道な啓蒙活動になると思う。リベラル派を性急に増やすことはできない。歩みは遅いが一人ひとりが強固なリベラル派になるような増やし方しかないと思う。
 
今月は暑くてニュースのチェックができなかった。とにかく、参院選と参政党が今月の話題だった。参政党は極右なので要注意なのだが、雨宮処凛さんが言っていたが、「神谷宗幣の表情管理が完璧だ」という言葉が印象的だった。参政党を支持するような人たちは言葉の意味よりも外見に影響されるような人が多いのだろうなと思った。また、参院選の結果から立憲・社民・共産がますます先細りしそうで心配になった。それから、石破おろしについては、特に興味が無かった。「石破辞めるなデモ」は意外だったが、その気持ちは分かる。 「夏は石破おろしではなくて、大根おろしだろう」とつい言いたくなった。
 
最後に忘れてはならないのは、イスラエルによるパレスチナ人の虐殺がますます酷くなっている。しかし、いくらイスラエルを非難しても、イスラエルがその非道を止めるとは思えない。人命が最優先ならばパレスチナ人の難民を一人でも多く受け入れるべきだと思う。