2025年11月29日土曜日

今月読んだ本2025.11

インド』(近藤正規)
インドについて大変勉強になった。モディ首相についてもっと知りたくなった。現在のインドの繁栄は彼によるところが大きいのだろう。また、初代首相のネルーの娘さんがインディラ・ガンディーで、結婚するときにマハトマ・ガンディーにガンディー姓をもらったのでガンディー姓になっただけで、ガンディーとは血縁関係はないということを初めて知った。それから、安倍晋三元首相がインドの発展に大変貢献しており、モディ首相からも大変感謝されていることを初めて知った。安倍晋三の功績としてインドがあるんだと驚いた。
 
 
BL塾』(阿部裕華・石橋悠)
「腐女子が夢中になっているというBLとは何ぞや?」という疑問から本書を読んでみた。基本構造、攻めキャラ、受けキャラ、略史、ジャンル、自分に合った作品の選び方などが分かりやすく書かれていた。(先月読んだ『官能小説案内』と構成が似ている。)しかし、なぜBLに惹かれるのかは私には今ひとつよく分からなかった。単にイケメンが好きなだけではないかとさえ思えた。ただ、BLが好きな女性でも作品によって好き嫌いの差がかなりあるらしいことは分かった。どうもそれが女性の特徴ではないかと思う。

エロマンガの歴史やジャンルについて解説されていた。私が知っているのは三流劇画までで、その後の美少女系エロマンガは知らない。というか、エロマンガだけでなく普通の漫画も読まなくなったのは、店頭に美少女系風の表紙の漫画が多くなって、それが嫌で書店の漫画コーナーに行かなくなったのだが、要はそういう傾向の絵を私は嫌悪していた。ちなみに三流劇画を読まなくなったのはエロ本からAVにシフトしたからだと思う。AVが普及する前はまだエロ本があったと思う。さて、本書の後半はジャンルについて解説だが、基本的に美少女系エロマンガがベースになっていると思う。で、個人的にはそれらは病的だと感じる。日本ではロリコンが多いのだが、それと共通する何かがあるように思えてならない。ただ、逆説的なのだが、「ジェンダーの混乱」の章だけは日本におけるトランスジェンダーやアナルセックスの先駆けであって有意義に思えた。
 
 
 

2025年10月31日金曜日

NEWS2025.10


10月1日(水) 
良いことだと思う。
 
10月2日(木)
やはり、先の選挙で参政党が日本人ファーストと言って排外主義を煽ったことで、再び外国人嫌悪の風が吹きはじめたのだと思う。ただ、NoHateTVによると今までのネトウヨとは出自が違うらしい。
 
10月4日(土)
怖い人が総裁になってしまった。しかも彼女のスピーチを聴いていると何か違和感を感じる。恐怖政治が始まらなければいいのだが・・・。 
 
夏の疲れが出ている。ニュースのチェックが出来ていない。政治が何やら悪しき方向に動き始めた気配がする。タモリが「新しい戦前」と言ったが、それに似た傾向が出てくるのではないかと心配している。とにかく、日本だけでなく、世界中がそういう傾向に向かっている感じがする。なんか怖い。 
 
10月10日(金)
正直、驚いたが、嬉しいニュースだった。しかし、参政党が躍進するような世情であるから、世間は右傾化しているであろうから、自民党がこの逆境から人気を博して右翼が飛躍するようになってしまったとしたら、これまで公明党という足枷で右傾化に歯止めがかかっていたのが、今度は足枷が無いので、思いっきり右傾化したら怖いなとも思う。
 
「戦後80年所感」が出たこと自体は良かった。内容についてはまだちゃんと読めていないのでコメントはできない。 
 
10月12日(日)
どうなるんやろうなあ。
 
とにかく、夏の疲労が出ている。とにかく、疲れているためかよく寝る。なので、ニュースのチェックはできていない。 
 
 
10月15日(水)
公明党が連立から離脱した結果、野党右派が高市自民党と結びつくことになりそうだ。保守大連立政権になりそうだ。最も恐れていたことだ。 
 
10月16日(木)
米国でも恐ろしいことが進行している。一歩間違えれば、米国も独裁国家になる。米国人は黙って見守っている人たちばかりではないから、内戦になっても不思議ではない。ヤバい状況になってきた。 
 
政治状況がどんどん悪化している。かなり危険な方向に進んでいる。仮にこのような状況で危険な人物が権力を握ったら、とんでもない事態に陥るかもしれない。要注意だ。
 
10月21日(火)
これって経営者ウケが良いんだろうなあ。経営者に顔が向いている政治家はすぐにこれを言い出すもん。
 
10月22日(水)
もう選択的夫婦別姓で良いんじゃないの?
 
差別主義者を入閣させてしまった。炎上狙いもあるだろうから、あまり騒がぬ方が良いのかもしれないが、要注意人物としてウォッチしていかねばなるまい。 
 
10月23日(木)
地獄内閣!ネーミングが良い。
 
10月26日(日)
なんで支持率がそんなに高いのか不思議・・・。 
 
10月は寝てばかりだった。本当によく寝た。夏の疲れが10月に出る。さて、いよいよ高市政権が始まった。トランプのご機嫌をとるためにまたまた防衛費を増額する可能性が高い。 日本人の生活がどんどん苦しくなっていく。さて、どうなることやら。
 
10月27日(月)
なんでそこまで米国に媚びねばならないのか?どんな弱みがあるのか? 本当によく分からない。そして、こんなに防衛費を増やす必要はあるのか? いや、あるわけがない。国民の生活がどんどん犠牲になっていく。
 
10月29日(水)
強者に媚びる者は弱者には頭を下げろと要求してくると思う。こういう人物は怖い。 それにしても、このはしゃぎようは違和感を感じる。これは、後々、日本が米国に金銭を巻き上げられたと分かったら、絶対イジられるだろうなあ。
 
10月30日(木)
とりあえず、会ったのが成果。 それ以上でもそれ以下でもない。可もなく不可もなく。
 
最近のヘイトデモが変わってきているらしい。一方で、川口市では河合悠祐に代表されるようなクルド人に対する排斥運動もあるんじゃないのだろうか? 最近のヘイトデモはふんわりした感じなんだろうか?オーガニックな、あるいは、安倍昭恵的な感じだろうか?初期の参政党のような感じかもしれない。ただ、そういうのはあんまり長続きしないような気もする。
 
10月31日(金)
とりあえず、会ったのが成果。それ以上でもそれ以下でもない。可もなく不可もなく。 
 
10月はあっという間だった。寝てばかりだった。仕事以外の時間はほとんど寝てばかりだった。夏の疲れで本当によく寝た。ただ、これだけ寝てもまだ完全に疲れがとれていない。 さて、今月は石破政権が倒れ、高市政権が誕生した。そして、自公連立政権が終わり、自維連立政権が誕生した。ただし、維新は閣外協力とやらで、閣僚には入っていないらしい。維新にとっては、なんのための連立かよく分からない。高市政権が今後どう動くかはまだ見えてこない。ただし、トランプへの土産を作ってしまったので、その尻拭いとして国民にツケが回ってくるだろうことは予想できる。ところで、米国もオカシクなっている。報道がオカシクなっている。自由の国・米国はどうなってしまうのだろうか?心配だ。
 
結局、中産階級の減少が根本原因だと思う。リベラルが不人気なのも、中産階級が減少して、多くの人々が貧しくなったからだと思う。余裕があればリベラルでいられるが、余裕が無くなったので人々は自分に分け前をよこせと要求してくる。あるいは、自分たちと異なる他者を排斥しようとする。中産階級の減少はトマ・ピケティが指摘しているように、戦後すぐには中産階級が増えるが、その後はだんだんと資本家が富み、労働者階級は取り分が減るのだろう。今回は東西冷戦が終わり、グローバル化とIT化が進んでいったん先進国は潤ったが次第に収束して、製造業が新興国に奪われて、先進国の労働者階級は次第に貧しくなった結果だと思う。資本主義の仕組み上、仕方のないことかもしれない。しかし、戦争ともなれば犠牲の方が遥かに大きいし、現代のようなハイテク戦争では犠牲者はさらに悲惨なことになる。だから、戦争は不可能だと思いたい。となると、労働者階級は地味に個々で努力するしかないのかもしれない。あるいは、社会福祉政策を重視するような政党を選ぶこともできるが、中産階級の減少は、それだけ労働者階級の知的レベル低下を促す。なぜなら知的レベル向上に使える可処分所得が減るから、必然的に知的レベルは低下せざるをえない。労働者階級の衆愚化は防げない。リベラルにとっては冬の時代になる。振り返れば、オバマ政権時代がリベラルの最盛期ということになるかもしれない。日本も一億総中流の時代が終わり、安い日本に成り下がってしまい、文化も停滞するのだろう。例えば、日本の出版文化はあれだけ多様だったけれど、今後はますます縮小するのではなかろうか?とにかく、この大きな流れは変えようがないように思う。リベラルは絶滅しないように箱舟を作って後世にリベラルの種を残すしかないのかもしれない。
 
 

2025年10月30日木曜日

今月読んだ本2025.10

 
ワイマル共和国』(林健太郎)
 第一次世界大戦後からナチスが政権をとるまでの歴史。大変面白かった。ナチスに似たような右翼政党はあったが、ナチスの方がより馬鹿で過激だったから政権をとれたということらしい。今の時代に読んでおくと大変参考になると思う。
 
 
 『教養としての官能小説案内』(永田守弘) 
日本の官能小説の略史とジャンル解説。ジャンルには流行り廃りがあるらしい。日本の官能小説の特徴としては時代官能小説がわりと分厚く存在することだと思う。それと性器などの名称が独特の言葉で表現されていること、さらにオノマトペが大変発達していることだと思う。
 
 
 『お尻の文化誌』(ヘザー・ラドケ)
お尻に関する歴史の話。サラ・バートマンに始まり、バッスル、フラッパー、フィットネスなど大変勉強になった。キム・カーダシアンやマイリー・サイラスなどあまり知らなかった人物についても勉強になった。なお、お尻に関する名著としては、山田五郎さんの『百万人のお尻学』 がある。洋尻と和尻の違いが分かって長年の謎が解けて大変感動したのを覚えている。
 
 

2025年9月30日火曜日

NEWS2025.09

今週も暑さと疲労でニュースのチェックができなかった。 夏の疲れがそろそろ出てくる頃で仕事を休むひとが出始めるし、仕事のミスも増え始めた。ところで、新米がそろそろ出始めるようだ。しかし、米の価格は高止まりしそうだ。さすがに値段が高くて家計的に苦しいのでカリフォルニア米を買わざるを得ない。栄養価や安全性が気がかりだ。
 
9月7日(日)
石破を辞めさせたい側としては選挙で連敗しているのが、辞めさせる大義名分だったろう。実質的には総裁選の前倒しが武器になったのだろう。というのも総裁選には金がかかるということだと思う。麻生は金があるが、石破は金が無い。だから総裁選となれば石破の負けは確定的だ。ただし、選挙費用に金がかかるというよりは、議員の買収に金がかかるということだと思う。 まあ、自民党内の選挙なので買収が違法というわけでもないのだろうけど。家が資本家の議員ならともかく、そんなに裕福でもない議員はどうやって金を工面するんだろう?まあともかく、権力闘争は金次第なんだろう。
 
9月11日(木)
米国では政治家にならなくとも政治活動が立派な商売になるようだ。 日本ではなかなか難しいと思う。
  
今週も暑くてニュースをチェックできなかった。特に疲労が貯まってきた感じがする。 さて、ニュースをチェックできなかった所為か、だんだん政治への関心が薄れてきている。まあ、リベラル政党が日本には無いようなものだし、政治家も有権者も目先の風向きばかりで動いているだけだし、かといって、日本が変われるのかというと変われそうにないしで、もう政治に関心を寄せてもムダになるばかりで、もっと他のことに自分の時間と労力を投資した方が有用に思えてきたからだ。まあ、完全な無関心ではないが、あまり細かいことまでトレースしても意味無い気がして、おおざっぱな流れだけ追ってればいいかなと思えてきた。
 
9月17日(水)
イスラエルにとっては既定路線だと思う。国際社会がいくら非難してもイスラエルは止まらないと思う。人命を最優先に考えれば、パレスチナ人の難民受け入れを国際社会が加速するしかないと思う。それにしても、これほどの非道をやってのけるとは本当に恐ろしいことだ。 
 
 夏の疲れが出始めている。土曜日は1日中寝ていた。よく寝たものだと思うが、疲れているのは自分でも分かる。それにしても、トランプのアメリカはまるで独裁国家のような体を成しつつある。あの自由の国アメリカでそんなことは不可能だと思っていたのだが、どうやら不可能では無かったようだ。嫌な世の中になってきた。正義が必ず勝つわけではないので、対応策を練らねばなるまい。とはいえ、いずれ歴史が断罪する。そのとき恥じないように道を選択せねばならない。
 
9月21日(日)
英国は偉い。カナダや豪州も。 
 
9月22日(月)
米国は一体どうなってしまったんだろう?こんなこと民主主義国がしちゃいかんと分かるはずなのに。本当に心配だ。 
 
9月23日(火)
とりあえず逮捕されて良かった。統一教会は日本を食いものにしてきたカルト団体で、日本の政界に対して人員を無償提供することで官憲からの追及を逃れてきたと思う。早く無くなればいい。とはいえ、日本市場は統一教会にとって最高に旨味のある市場だから、そう簡単に撤退するとは思えないが。
 
9月26日(金)
へずまりゅうを筆頭とするネトウヨのデマに乗っかった発言だと思う。有名政治家がこの酷いデマに乗っかるというのが恐ろしい。自民党総裁候補が排外主義を煽るのだから本当に自民党というのは酷い政党だと思う。
 
夏の疲れがピークに達している。いや、これからさらに疲れが出るのかもしれない。ただ、なんとなく今年は早めに疲労がとれそうな予感がする。いろいろと工夫をしたのだが、その成果が出るかも。さて、そんなわけでニュースはろくにチェックできていない。米国がおかしいことと、韓総裁が逮捕されたニュースは大きかった。「外国人がシカ蹴った」デマの件は、へずまりゅうが市議会議員に当選していることがおかしい。奈良市民は何を考えているのか。そして、そのへずまりゅうのデマに乗っかる政治家もどうなっているのかと思う。あきらかなレベル低下を感じる。「社会を壊そう、社会を悪くしよう」としているとしか思えない。ヤケをおこしたか、ふざけて投票している有権者が多いとしか思えない。そして、それに乗っかるポピュリズム政治家も酷い。 そんなことをすれば社会が悪くなるに決まっている。自分で自分の首をしめるようなものだ。後の世代のことも考えて行動してほしい。
 
 

2025年9月28日日曜日

今月読んだ本2025.09

 
革命と戦争のクラシック音楽史』(片山杜秀)
 ベートーヴェンをクライマックスに置いたクラシック音楽史。また、フランス国歌『ラ・マルセイエーズ』の解説がとても勉強になった。
 
 
ナポレオン』(杉本淑彦)
ナポレオンの生涯を扱った新書。副題の「最後の専制君主、最初の近代政治家」が鍵概念だろう。ただ、ナポレオンの人となりについては、今ひとつだったかもしれない。それは史実を重視するために、あえて人となりを描かなかったのかもしれない。人となりを知るために、まとまったナポレオンの伝記を読んでみたくなった。


ハーレクイン・ロマンス』(尾崎俊介)
ハーレクイン・ロマンスなるものを書店で時々目にすることがあったが、中身は全然知らなかったので、何気なく知りたくなったので本書を読んでみた。ハーレクイン・ロマンスの歴史や界隈の構造が分かって勉強になった。面白かったのは、ハーレクイン・ロマンスを読む女性読者の気持ちが分かったのが良かった。また、作家の創作ルーチンも面白かった。それと人工知能を使ってハーレクイン・ロマンスを書こうと思えば書けるが、人工知能だと作家と読者の交流が生まれないので、結局、人間が書かないと売れないという話も面白かった。


ファニー・ヒル』(ジョン・クリーランド)
18世紀英国の性愛小説とのこと。両親を亡くした娘フランセス・ヒルが仕事を求めてロンドンに出てきて、ひょんなことから娼婦になって、様々な性体験を経て、幸せな家庭を築くという物語。 とにかく、ポジティブシンキング、セックスポジティブで暗さを感じさせない物語だった。最後に悪徳よりは美徳が優れているのだと自説を主張して終わる。しかも節制も説いたりする。とにかく、主人公のアッケラカンとした明るさがあって、楽しい読書体験だった。