2020年12月26日土曜日

NEWS2020.12

 
12月1日(火)
日本の差別を取り上げた良い話。

話がズレるが、AIが人間を超えはじめた。逆に人間の性質も分かりはじめた気がする。ともかく、将来、科学を更新するのは人間ではなくAIになってしまうかもしれないなあ。

12月2日(水)
中国の国家権力の恐ろしさ。

12月3日(木)
振り返ってみると、検察庁法改正案の攻防が実に大きな分岐点だったのかもしれない。もし改正されていたら、日本は恐怖政治になっていたかもしれない。

12月4日(金)
とりあえず、核融合を起こせる高温にまで達せられることに成功したということだと思うのだが。とはいえ、それはとても凄いことだと思う。

12月7日(月)
Googleには邪悪になってほしくないのだが。最近のGoogleはどうしちゃったんだろう。

12月10日(木)
クリーンミートがまたひとつ進歩したみたい。凄い。

12月13日(日)
本筋とは少しズレるが、最後の方で話されたデンマークの教育の話が意外と興味深かった。宮台氏の多幸感と幸せの違いの話はとてもスッキリと理解しやすくする良い話だった。

うわぁ!

引き上げた方がいいよね。13歳は心身ともに未成熟だ。

12月15日(火)
Googleのサービスが使えなくなるのは、かなり実害が出るのを実感した。

いろいろな側面で考えさせられる案件。

12月16日(水)
寂しい話。

12月17日(木)
宮台真司さんが”加速主義”をいうときの意味するところがよく分かる話だった。


2020年の振り返り
今年を振り返ると世界的な話題のナンバー1はコロナではあるが、日本経済に言及すると、今年は日本が韓国に抜かれた年でもある。一人当たりのGDP、最低賃金、平均賃金のすべてにおいて、日本はとうとう韓国に抜かれた。世界で成長している企業を考えると、それは至極当然なことだと分かる。数年後には日本は中国や韓国の後塵を拝することは確定している。そのことに注意を喚起しないメディアも問題だし、現実に気づけない日本人も問題だ。1990年代以降、日本の経済・財政はどんどん落下しつづけ、日本はどんどん地獄に突き進んでいる。問題が消えたわけではないのに問題を直視しないことであたかも問題が無くなったかのように勘違いしている。

セックスに関して振り返るとNetflixのドラマ『セックス・エデュケーション』第2シーズンが大変良かったし勉強になった。そして、なんといっても助産師のシオリーヌさんによる性教育YouTubeチャンネルが革命的に良かった。さらに年末に刊行された彼女の著書『Choice』が性教育の教科書として普及してくれると嬉しい。それから、津田大介さんのポリタスTVの緊急避妊薬の回で知った遠見才希子さんも収穫だった。日本の中絶で掻爬法なるものが行われていることに驚いた。彼女の話を聞かなかったら知ることができなかった。他にも女芸人のバービーさんもYouTubeで再発見した。正しい性知識を啓蒙するのに彼女も大いに貢献していると思う。海外に目を向けると米国の最高裁でLGBTを理由に解雇することは違法という判断が出たことは嬉しい驚きだった。だが、その後、ギンズバーグ判事が死去して後任に就いたバレット判事が性的嗜好発言してガッカリした。トランプの残した忌まわしい遺産だ。とにかく、日本で性の多様化がもっと進展してほしいと願っている。たぶん、願うだけじゃなくて、ちゃんと闘わなきゃいけないんだろう。

そういえば、千田有紀氏による『「女」の境界線を引きなおす――「ターフ」をめぐる対立を超えて』問題が春先にあった。難しい問題だが、トランスジェンダーを排除するのは良くない。次第に社会の認識が変わっていくものと思うし、フェミニズムも認識を変えていくと思う。

政治に関して振り返ると安倍首相が辞任したことが大きい。ただし、これは現在も続いている政府と検察による権力闘争の意味合いがあるように思う。これについて言及すると大変長くなるのでここでは控えたい。とにかく、リベラルの勝利というわけではないが、安倍首相が辞めたことは喜ばしい。その後を継いだ菅政権は日本学術会議任命拒否問題でいかにレベルが低いかがすぐに露呈してしまった。菅首相も早く退陣してほしいものだ。しかし、日本では、保守>リバタリアン>リベラルくらいの順で保守層が多いから、選挙をしてもリベラルが勝てるかは微妙だと思う。また、リバタリアンは保守と相性が良くて、逆にリベラルを嫌っているから、リバタリアンの多くは保守に投票する。なので、リベラルはもっとリベラル派を増やさないといけない。しかし、日本の大衆は政治に無関心だから、なかなか難しい。

日本の貧困問題が顕著になってきた。子ども食堂が必要な時代だ。貧困が原因の悲惨な事件を目にするようになった。ところが、私の周囲だけかもしれないが、人々は日本の貧困問題に目を向けない。貧困など無いかのように思っているか、見ても不快なので見たくないので見ないのか、見て気づいても自己責任で他人事として知らんぷりをしているかのいずれかのように思う。日本人の物心両面の貧しさを感じる。

中国の問題。香港とウイグル。かつてチベットで繰り広げられた弾圧がウイグルでさらに進歩して行われている。香港でもついに民主派の弾圧に踏み切った。そういう一年だった。世界は米国と中国の二大覇権国になるのかもしれない。中国的全体主義と米国的自由主義。その一方で、ロシアはロシアで独自の独裁国家になりつつあるように思うし、EUはEUルールを確立しつつあるように思う。日本は統制経済で戦後やってきたがそれが破綻しつつある。再び全体主義に向かうのか、あるいは米国にならって自由主義の後につらなるのかは分からない。そもそも日本は真っ当にそれらになりえたことはない。常にズレる。ただ、今度は経済力が無くなっているので、力でねじ伏せられることになるとは思う。

米国の問題。今年は大統領選が大きかった。ようやくトランプが負けた。バイデンに満足しているわけではないけれど、トランプと比べたら100万倍もマシだ。ただ、最高裁判事でリベラル派が劣勢におかれたのは残念だ。大統領選ではスッタモンダがあって、ハラハラしたが、とりあえず事前の予想通りにバイデンが勝ったので良かった。ただし、米国内の分断が大きいことを改めて思い知らされた。また、Qアノンや米国版ネトウヨなど非常に低レベルの人たちがある程度の影響力を持っていることに驚かされた。ちなみに分断自体は悪いことではないと思っている。なぜなら、人それぞれだから。むしろ、国民一丸となる方がファシズムのようで怖い。問題は課題が解決されないでいることだと思う。課題先進国である日本では課題は解決されないままずっとここまで来ている。米国はきっと解決の道を見つけると思う。

大阪都構想の終焉

学術会議任命拒否問題


2020年に影響を受けた人物やメディア
宮台真司・神保哲生(ビデオニュース・ドットコム)、津田大介(ポリタスTV)、野間易通・安田浩一(ノーヘイトTV)、荻上チキ(Session)、Netflix、町山智浩(たまむすび)、郷原信郎、三木由希子、木村草太、石川健治、野口悠紀雄、北丸雄二、雨宮処凛(マガジン9)、シオリーヌ(性教育YouTuber)、遠見才希子、バービー、要友紀子、大沢真理、山口二郎、上西充子、ChooseLifeProject、デモクラシータイムス、せやろがいおじさん、ハフポスト、毎日新聞、朝日新聞などなど。