2025年6月22日日曜日

NEWS2025.06

 
6月3日(火)
新しい韓国大統領が決まった。李在明(イジェミョン)という人らしい。よく知らないが、理想主義者というよりは叩き上げ的な印象がある。 私としては、リベラルにもっと他の人材がいなかったのかなあという気がしている。
 
長嶋茂雄が亡くなった。私自身は彼の現役時代を知らない。まだ幼かったので見たかもしれないが分かっていない。一方、王貞治は記憶に残っている。756号ホームランもTV放送で生で見たように思う。 長嶋茂雄については監督時代を少し知っているくらいで、打って勝つチーム作りで、ここぞというときは勝負に出る感じで、観客が見ていて面白いゲームをしようとしていたように思っている。それまでの巨人はとにかく勝つことが第一で面白さは二の次だったように感じていたから、それ自体は良かったように思う。ともかく、日本人には珍しいタイプの人物だった。合掌。
 
6月5日(木)
天皇が沖縄を訪問。愛子さんも同伴とのこと。一泊二日の日程。ふむ。 
 
6月6日(金)
いずれは仲違いするだろうと、みんな思っていたと思う。ただ、この手のひとたちは利害が一致すればすぐに手を結ぶから、今後、どうなるかは分からない。ただ、周囲のひとたちは振り回されるだろうと思う。生活がかかっている職員などにとっては迷惑だろうと思う。 
 
 
6月10日(火)
『Family Affair』とかが有名らしい。 
 
6月11日(水)
これは玉木氏が酷い。ただ、山尾氏も政治家を引退すると宣言したはず。 まあ、誰しも心変わりはあるから仕方ないけど、有権者が果たしてそれをどう評価するか。不倫については私は特に問題視はしていない。ただ、不倫相手の妻が自殺している。そういった経過があるので、政治家をするのは辛いと感じる。
 
戦争の反省に基づいて作られた日本学術会議がこういう形で終わっていく。 
 
支出を削ろうとしているとしか思えないなあ。 
 
6月12日(木)
内戦にならなければいいが。ただし、悪いのはトランプ。
 
トランプなんかに負けるな、カリフォルニア! 応援しているぞ!
 
合掌。 
 
移民・税関捜査局(ICE)の酷さが分かって大変勉強になった。 
 
6月13日(金)
大手メディアがファクトチェック機能を作るのは良いことだと思う。
 
6月14日(土)
イスラエルが、ネタニヤフが悪いのだが、戦争して喜ぶのもネタニヤフだろう。なんか、嫌な展開だ。 
 
 
今週は音楽業界の超有名人が二人亡くなった。スライとブライアン・ウィルソン。音楽に疎い私でも少しは知っている。
 
トランプのカリフォルニアへの派兵が気になる。カリフォルニアといえば、リベラル勢力の牙城だ。トランプはそこを狙って何やら画策するのではないかと注意が必要だ。
 
イスラエルはパレスチナを潰す気なのだろう。世界は手をこまねいているしかないのか。私は人命を最優先してパレスチナ人を受け入れるべきだと思っている。イスラエルはパレスチナの土地を奪う気なのは分かりきっている。しかし、土地を奪われまいとして抵抗しても人命が失われては元も子もない。世界や日本はパレスチナの難民・移民を受け入れるべきだと思う。 
 
6月15日(日)
酷い。
 
6月17日(火)
もうG7は要らん。 
 
6月21日(土)
イスラエルは人を殺すことを躊躇しない。何なんだろう?
 
今週は体調を崩してしまったが、それでも仕事はやり遂げた。でも、ニュースのチェックとか全然出来ていない。まだ6月だというのに、かなり疲労が蓄積している。このまま夏モードに突入するのかと思うとちょっと不安だ。 
 
 
 
 

2025年5月31日土曜日

NEWS2025.05

 
5月8日(木)
酷いなあ。昔の自民党と比べると今の自民党は変わってしまったなあ。まあ、安倍晋三に責任の一端があるとは思うが、それだけではなくて、皆、自ら進んで変わってしまったんだと思う。
 
核保有国同士の戦争は怖い。
 
5月10日(土)
とりあえず、停戦して良かった。インドとパキスタンが戦争して喜ぶのは中国かもしれないなあ。 

Netflixでもアニメの人気は高いのではなかろうか?動画のサブスクサービスがアニメ業界の救世主になるかもしれない。
 
 
トランプ政治が一進一退しているような印象を受ける。ただ、問題の核心は中国によって製造業を奪われた米国がどうやって製造業(あるいは経済力)を奪い返すかという問題だと思う。ただし、製造業を奪われたのは米国だけではなくて、欧州や日本も同じだ。かつては日本が欧米から製造業を奪っていたのだが、2000年に中国がWTOに加盟してから中国が世界の工場になって経済成長を遂げたのが原因だ。さて、トランプは関税によって製造業の復活を目論んだようだが、上手くいくかどうかは不明だ。経済原理からいって難しいだろう。ただ、少しはそのスピードを緩める作用はあるかもしれない。日本が躍進していた頃も欧米は同じような苦しみに喘いでいた。そして、IT革命によって米国は挽回したと思う。もっと古くは1930年代の大恐慌のときも似ているかもしれない。そのときはルーズベルト大統領がニューディール政策で公共投資をしてなんとか立て直そうとしたが、第二次世界大戦が起きるまでやはり苦しい状況は続いたと思う。結局、この問題は普遍的な問題だと思う。簡単な解決策はないように思う。小さな一つの方策としてはエシカル消費が上げられるかもしれない。消費者自体が自国の製品や消費者自身が好ましいと考える企業の商品を多少割高になっても買うというものだ。とはいえ、全体としては微々たるものにならざるをえないと思う。ただ、エシカル消費の下地として、多様な社会が大前提にあると思う。ところが、トランプの政策は多様性を排除するもので、その点は真逆な方向に向かっている。他国にとってはこれはチャンスで、日本はダイバーシティを推進する方が経済的にも良い効果をもたらすと思う。リベラルは今は試練のときだが、挫けずにリベラルな社会を目指すべきだ。また、中国も今は我が世の春を謳歌しているが、いずれ成長しきったときに問題を抱えることになる。特にインドなど中国の後続になるような大国があれば、今度はインドが中国の製造業を奪うかもしれないからだ。ただ、中国の政治体制が特殊なので中国人民の個人の自由を奪ってでも、何らかの施策が可能だから国家権力を使った力技を行使するかもしれない。とはいえ、あれだけ巨大な人口を抱えた国だから舵取りは難しいと思う。とりあえず、日本は日本独自の文化を持っているので、それを上手く現代の文明社会に折り合うように入れていけば多少は経済に良い効果を発揮するように思う。
 
5月12日(月)
一言でいえば、トランプは中国に負けたのだ。トランプは関税カードでディールを持ちかけたが、すごすごと引き下がるしかなかったということだろう。でも、何が中国を勝たせたかはよく分からないけど。
 
5月14日(水)
遠藤誉さんは健在だったんだ。しかし、彼女の跡を引き継げるような人材はいないんだろうなあ。
 
米中経済戦争は、結局、世界の工場になった中国に製造業を奪われた米国がどうやったら再び米国に製造業を取り戻せるかという問題だろう。答えは簡単ではない。例えば、米国内に工場を建設してもらうしかないが、それで労働者の賃金が良くて豊かな暮らしができるかどうかは分からない。そして、中国自身も経済成長してしまうと今度はインドなど他国に製造業を奪われるリスクが生じてくる。日本のことを思い出して欲しい。日本も経済成長が最高潮に達したときバブル経済が生じて我が世の春とばかり世界中の商品を買い漁った。そして、バブルが弾け、中国がWTOに加盟して中国に製造業を奪われると、日本の名だたる大企業が次々とその仕事を奪われていった。かつて日本企業が90%を占めていた世界市場のシェアが10%以下に落ち込んだ業界もある。中国は国土も人口も巨大だし、政治体制が社会主義だからどうなるかは分からないが、いずれは経済成長が限界に達するだろう。そのとき、今度は中国が日本のようになるリスクもあるのだ。結局、長い目で見れば、世界はフラットに向かう。したがって、産業構造の多様性こそがその地域に住む人々の雇用を守ることになると思う。
 
それから、80年代後半の米国は経済的には日本に製造業を奪われてリストラが横行して暗黒だった。それが回復したのは情報スーパーハイウェイ構想を始めとするIT革命によってだった。IT革命という技術革新が米国経済を救ったのだ。そして、今もGAFAMというIT企業が米国経済を牽引している。しかし、これが不動の地位かというと必ずしもそうではないかもしれない。中国が日本の轍を踏むとは限らないからだ。中国の技術力をもってすれば、米国を凌ぐIT技術を創出する可能性がある。もし、中国が米国の先端技術を上回れば、世界の覇権は中国になるかもしれない。実際、中国はその支配力を全世界に着々と広めている。米国が先端技術でも中国に抜かれて首位の座を明け渡す日が来るかもしれないのだ。中国のような政治体制の国が世界の覇権を握ったら、自由主義の国にとっては恐ろしいことに違いない。日本のような小国は産業構造の多様性によって細々と生き残るだけではなくて、世界の行く末にも目を配らねばならない。米中の争いは人類社会にとって極めて大きな意味を持つことを心得ておかねばならない。
 
ところで、トランプがやっていることのひとつに反多様性がある。端的に言ってレイシズムだ。結局、何をやっているかというと貧困層のガス抜きをやっている。人種差別やジェンダー差別をすることで、貧困層の人たちが被差別者よりも優位であると示したいのだ。愚かな話だ。自分たちが底辺だと思うと耐えられないので、自分たちよりも底辺を作って、そこを攻撃することで溜飲を下げている。結局、トランプたちは何をやっているのかというと、愚民を生産しているのだ。愚民は民主主義の市民社会を求めていない。愚民は王様を求めている。愚民は事実(ファクト)を見ようとしない。愚民は陰謀論という妄想で気分を高揚させる。愚民は科学を嫌い、教育を嫌い、蒙昧な宗教心で物事を見る。恐ろしいのは愚民は再生産されることだ。愚民の親は愚民の子を生み育てる。時間が経過すれば愚民が増殖する恐れがある。そして愚民がある程度多くなると、現代の王様、すなわち、全体主義のカリスマ指導者を求めるようになる。ヒトラーやムッソリーニ、スターリンや毛沢東がどれだけ悲劇を生んだかは、二十世紀の歴史を振り返れば自明のことだ。たしかにトランプを押し出したのは格差社会で貧しくなった人たちだったのだろう。だが、トランプの進めている政策は愚民を大量に作る政策だ。それは極めて危険だということを肝に銘じておかねばならない。
 
5月23日(金)
WebクリップにPocketを利用していたので、Pocketの終了は痛い。代替サービスを探さねばならないなあ。
 
5月26日(月)
日本の最高裁が職業差別を行った。酷い話だ。 
 
5月29日(木)
通信会社と銀行が一体化するのは、ネットでマネーが流通するようになった現代のネット社会では至極当然のことではある。 これまで楽天だけが楽天銀行で先行していたが、ついにドコモも銀行業に参入することになった。KDDIやソフトバンクも追随するだろう。むしろ、今までの大手銀行が生き残りをかけてどう出るかが気になる。私自身はポイ活とかポイント経済圏とかにまったく興味がないのだが、業界としては系列化していくのだろう。
 
そういえば、農林水産大臣が小泉進次郎に代わったらしい。前大臣はなにやら失言があったために更迭されたらしい。とにかく、米が高騰してしまった。果たして米の価格は以前のように下がるのだろうか?それともこの価格が普通になってしまうのだろうか?ここまで長引いているところを見ると、買い占めだけが原因ではないかもしれない。
 
 
 

2025年5月30日金曜日

今月読んだ本2025.05

NHK-FMで片山杜秀さんがパーソナリティを務める音楽番組『クラシックの迷宮』を聴き始めて1年くらい経った。音楽と歴史の勉強になる大変面白い番組である。それでせっかくだから片山さんの本でクラシック音楽についてちょっと勉強してみようと思って本書を買ってみた。内容は片山さんとそれぞれの音楽家との出会いから始まってその解説に至るというもの。 大変勉強になった。面白かったエピソードに、片山さんが中学生の頃に友達の母親からカラヤンのチケットが余っているので薦められたら「カラヤンなんか聴きません!」といって断った話には思わず笑ってしまった。
  
 
新・ラグジュアリー』(安西洋之・中野香織)
ラグジュアリーというとLVMHなどの高級ブランドのことを思い浮かべるが、本書で扱われているのは新しいラグジュアリーなるもの。ウィリアム・モリスやスローフード運動、エシカル消費の話は大変参考になった。それで、日本で当てはまるもので思い浮かんだのが『美味しんぼ』 で出てくる数々の日本の食文化だった。あるいは陶磁器などの骨董品もそうかもしれない。ところで高価なものでなくても、安い瀬戸物でも日本の器はけっこう味わいがあるよなあ。
 
 
 
江戸の春画』(白倉敬彦)
ドキュメンタリー映画『春の画 SHUNGA』を観て、春画について知りたくなったので本書を読んでみた。春画入門には最適のテキストかもしれない。著者の考えが私的にはやや引っかかる箇所もあったが、春画というものを知るのには概ね良かった。
 
 
 

2025年5月24日土曜日

金環蝕

『金環蝕』(1975年)
 
YouTubeで映画『金環蝕』を観た。
 
実は子供の頃にTVで放送されているのを観たことがあったが、子供だったのでよく分からなかった。政治の汚職事件を扱った映画だというのだけはぼんやりと理解したように思う。

原作は石川達三で、石川は芥川賞(1935年)を受賞しているが、そのとき落選したのが太宰治だった。また、『生きてゐる兵隊』(1938年)では南京事件に関わる記述があったらしくて発禁処分を受けたらしい。本作は1966年に発表された作品で九頭竜川ダム汚職事件という実際にあった汚職事件がモデルになっているらしい。
 
私の父が石川達三作品のファンだったらしくて、それでこの映画も子供の頃に観たのだと思う。ちなみに父は志賀直哉とかも文章が好きだったらしい。でも、織田作之助なんかも好きだったらしく、物置に単行本が何冊かあったように思う。ちなみに太宰治はあまり好きではなかったのではないかと思う。
 
さて、今回、改めて見てみて大変面白かった。
 
政治家、電力会社、建設会社、新聞社などが、持ちつ持たれつで、金まみれで腐敗していて、いかにも日本的で面白かった。
 
物語は古い世代の石原参吉という金貸しと新しい世代の星野官房長官(東大を出て官僚になりその後政治家になるという典型的なエリート)の対決の話だった。
 
石原参吉を宇野重吉、星野官房長官を仲代達矢が演じていて、対照的で大変分かりやすかった。 それから、神谷代議士を演じた三國連太郎もなかなかいい味を出していた。
 
そして、この二人以外も出てくる男たちが、皆、金に汚いだけでなく、女も妾として囲っていて欲にまみれていて面白かった。また、出てくる女性たちが、皆、色気があって良かった。料亭の座敷、芸者など昭和というか、昔の日本の風情というか、良し悪しは別にして、かつての日本の価値観が流れていて興味深い。まあ、でも、こういうのは失わていくのだろう。
 
それから、石原参吉が政治家たちを脅す材料として、”石原メモ” なる資料がなかなか面白かった。ホント、メモって大事。そして、手帳やノートも。
 
このブログ記事を書くために映画のポスターをネットで探していたら、当時のポスターがとても印象的で、本作の本質をよく表していて大変良かった。このポスターの作者は誰だろうと調べてみたが、結局、誰が描いたか分からなかった。推測だが、作者は美術監督を務めた間野重雄という人ではなかろうかと思う。
 
 

2025年5月17日土曜日

マンジャーレ! ノンナのレストランへようこそ


『マンジャーレ! ノンナのレストランへようこそ』(2025年)
 
Netflixでコメディ映画『マンジャーレ! ノンナのレストランへようこそ』を観た。
 
心温まるストーリーで、仕事のストレスで疲れた私の心には、たいへん心地良い映画だった。
 
「ノンナ」 とはイタリア語で「おばあちゃん」という意味らしい。また、「マンジャーレ」はイタリア語で「食べる」という意味らしい。原題は『ノンナ』で、イタリアのおばあちゃんたちがシェフになって家庭料理のレストランを開店して成功するという物語。ちなみに実話に基づくお話で舞台になったニューヨークのスタテン島に実際にあるらしい。
 
 まあ、物語としてはありがちで他愛のない話。良く言えば安心して見ていられるし、悪く言えば退屈かもしれない。ノンナたちのキャラクターもありがちで、特別際立った感じではない。ただ、出てくる料理がとても美味しそうで見ていて飽きない。見終わるとイタリア料理が食べたくなるし、久しぶりに家庭的レストランに行ってみたくなる。
 
強いて言えば、『ミセス・ハリス、パリへ行く』というコメディ映画に似ているかもしれない。 こちらは時代は1950年代で英国の家政婦が美しいドレスに一目惚れしてパリにディオールのドレスを買いに行くという物語。『ミセス・ハリス』が衣服に対して、『ノンナ』は食べ物という違いがあるけど、どちらも心温まるストーリーで癒やされる。