2010年8月19日木曜日

中国五分の計

1.日本の対中国戦略
かつて中国の三国時代に活躍した軍師・諸葛亮孔明は魏・呉・蜀の三国に中国を三分する計略『天下三分の計』を提示したという。私もそれにならって、中国を五分する計略『中国五分の計』を提示しようと思う。

2.中国五分の計
中国を次の5つの国家に分割する。

①北京を首都とする東北部
②上海を首都とする中部
③広州を首都とする東南部
④西安を首都とする北西部
⑤重慶を首都とする南西部


大きな地図で見る

要は沿岸部を3分割、内陸部を2分割の合計5分割だ。ただし、武漢や長沙などの大きな都市もあるので、これらを組み入れて、若干、入り組んだ5ブロックに変えても良い。いずれにしても、少なくとも5分割以上に中国を分割すべきだと思う。

3.チベットとウイグル
また、チベット自治区や新疆ウイグル自治区は、元々、中国ではない。それぞれ独立国として中国から完全に切り離すべきだと思う。中国五分の計以前にこのチベットと新疆ウイグルを独立させるべきだ。これら2つを中国五分の計に換算すると中国は7つのブロックに分割されて、中国七分の計になる。

4.過去の対中国戦略
かつて日本は石原莞爾の戦略でアジアの覇権を握るために中国を侵略支配しようとした。だが、満州を建国して成功したかに見えたが、国力を蓄えぬままに日中戦争に突入したために、日中戦争は泥沼化して、太平洋戦争の敗北とソ連侵攻によって、あっけなく失敗に終わった。いや、たとえ、武力による侵略で中国支配に成功していたとしても、名ばかりの五族協和で、その実、日本人による他民族支配に過ぎなかった。そのような強引な力による他民族支配はいずれ失敗していただろう。したがって、今後、武力侵攻による日本の大陸進出は二度とありえない。

5.これからの対中国戦略
では、日本の対中国戦略は、今後、どのようなものにすべきだろうか?それは英国が欧州大陸に対して取った戦略と同じだ。英国は欧州大陸に突出した強国を作らせなかった。日本も同じで中国大陸に巨大な統一国家を作らせないことだ。すなわち、中国を複数の国家に分裂させることである。少なくとも5個以上の国家に分割するのが望ましい。

以上が中国五分の計である。