2010年4月2日金曜日

ネオアカの方針 その2

ネオアカのいう人類知の構築は、乱暴に単純化して言えば、

世界的な教養を構築する

ことです。

いまや世界はネットやグローバリゼーションという国際分業によって1つになりました。しかし、未だに世界の知は言語や文化の違いやその国の教育政策によって分断されたままです。そこで、ネオアカは世界の知の積集合として世界全体・地球全体・人類全体で通用する人類知の構築を目指しています。ただし、世界の知をたった1つにまとめようと言うのではありません。多様性を保ちつつも、1つの共通項を提示できればと考えています。多様性の部分はそれぞれの知の拠点で強化すれば良いと考えており、それだからこそ、多様な知の拠点が存在する意義もあるのだと思っています。

また、今、世界は知の後退局面にあります。世界中をテクノロジーが覆い、文明社会が浸透してきたのに、知はアカデミズムからも追われ、大衆においては知は生活の中から忘れ去られようとしています。このままでは知は大きな断絶を向かえてしまいます。ネオアカは知が少しでも多くのひとに継承されるように努めたいと考えています。

2010年4月1日木曜日

ネオアカの方針 その1

最初ですので、ネオアカの方針について簡単に書いておこうと思います。まず、ネオアカがやろうとしていることは何かを説明します。ネオアカが実現しようとしていることです。ネオアカの主なミッションは全部で3つあります。1つめは人類知の構築です。これがネオアカの主たるミッションになります。2つめは公平な批評です。ネオアカでは市場や国家に左右されない公平な批評を目指しています。3つめは知のネットワーク作りです。これはネオアカ以外の知の拠点との連携です。以下、各ミッションの説明です。

1.新しい知の構築
ネオアカは世界から知がアカデミズムや社会から消滅の危機にあると考えています。同時にネットの出現によって世界はかつてないほどにグローバル化したと考えています。ネオアカはアカデミズムの外部に知の拠点を作ることで知の存続を図り、同時に世界のグルーバル化に対応できる新しい知の構築を目指しています。

2.公平批評
批評は市場や国家の影響にさらされています。売るために批評が歪められている場合があります。ネオアカは公平な批評を模索しています。

3.知の拠点とネットワークの構築
ネオアカは現代という知にとって経済的に厳しい時代に人類の知の系譜が途絶えないように知の拠点を構築して、その拠点をネットワークで繋ぐことによって、知の継承が途絶えないようにすることを目指しています。

詳しくは下記のネオアカのミッションとプロジェクトを読んでいただければと思います。
http://www.neoaca.com/mission1
http://www.neoaca.com/project

さて、ネオアカは以上のようなミッションを掲げ、プロジェクトによってミッションを具体化してゆきます。その中で雑誌の役割としては、新しい知の論文や公平な批評を掲載してゆきます。また、ネオアカの各プロジェクトも雑誌外で進行していますが、雑誌でも途中経過など随時発表してゆくことになると思います。以上がネオアカがやろうとしていることです。