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2023年10月22日日曜日

NEWS2023.10


10月4日(水)
私はジャニーズ問題については興味が持てなくてあまり知らないのだが、今回、NoHateTVで取り上げていて、この問題について言及しているのを見ていろいろと思うところがあったので、断片的になるが書き連ねてみようと思う。

まず、日本の奇妙なルールについて。私は日本特有の「業界のルール」だと捉えている。日本の様々な業界は自分たちのルールを作っている。しかし、その業界のルールは建前と本音があって、建前や理念では社会に寄与・貢献するようなことを謳っているが、実際の本音や実質ではその業界の既得権益を守るために新規参入を排除するためのルールであることがほとんどだ。これは安田さんが言っていた芸能記者業界や記者クラブがそれに相当すると思う。日本社会に生きていて働いていれば、それはあらゆる業界にあると分かると思う。

日本のジャーナリズムについて。これはビデオニュースの神保さんが言っていたが、海外のジャーナリストは専門学校程度のジャーナリストの学校の出身であることが多い。一方、日本の大手新聞記者などは一流大学の出身者が多い。しかし、海外のジャーナリストはジャーナリストが知っているべき基本的な知識、法律や考え方などはきっちりと身についている。一方、日本のジャーナリストは経済学部や法学部出身で新聞社に入社してからたたき上げでジャーナリズムを学ぶ。そのため海外のジャーナリストなら知っているジャーナリズムの基本を知らない。結局、日本のジャーナリズムは業界のルールは知っているが、ジャーナリズムそのものはお粗末な知識しかない。

ジャーナリズムは第4の権力といわれる。まず、司法・立法・行政の三権がある。その三権を監視するものとして報道機関がある。(ちなみに最近ではSNSが第5の権力と言われたりしたが、ケンブリッジ・アナリティカ事件でフェイクニュースによってユーザを巧みに狙った政治志向へ誘導するという事例があったので注意せねばならない。)ところが、日本の新聞社は軽減税率の対象になることによって、権力を批判しなくなっている。権力者の機嫌を損ねて軽減税率の対象から外されて新聞社の利益が減らされては困るからだ。しかも、自分たちの業界のルールである記者クラブ制度を作って新規参入を排除して既得権益を守ろうとしている。

形勢が悪くなると途端に掌返しをする日本人。当初は望月記者に批判的であったメディアが形勢が悪くなると途端に手のひらを返したようにジャニーズ側を批判し始めたりする。これは幕末の鳥羽の戦いを思い出す。幕府軍と薩長軍がぶつかったとき、第三者の諸藩は最初は旗色を鮮明にせずに戦いの様子を見守っていた。ところが、薩長軍が優勢だとなると途端に手のひら返しして幕府軍が逃げ込んでこようとするのに門を閉ざしたりする。日本人に大義名分は存在しない。とにかく損得勘定で動くのだ。そもそも倒幕運動も尊皇攘夷で始めたのに倒幕を終わったら、手のひらを返したように開国に180度転換してしまった。日本人というのは信用ならない。

それから都合が悪くなると「子どもたちの前だから」論が出る。社会は大人が責任と主体性を持って形作っていくものだと思うのだが、すぐに子どもをダシにして、見せたくない都合の悪い面を隠そうとする。この番組を子どもに見せなければいいだけの話だ。悪い面はしっかりと糺すべきだ。ちなみに隠そうとするのはその業界の自分たちの権益を守るという意図があるからだ。

ちなみにジャニーズの性暴力はずっと言われきたことで今更という感がある。みんな知りながら今までずっと黙ってきたのだ。だから、まあ、業界全体が腐っているんだと思う。とはいえ、これは芸能業界だけではないと思う。日本のさまざまな業界にそういう腐敗が隠されていると思う。そもそも日本の戦争を誰も止められなかったし、戦後も様々な腐敗を誰も止められなかったと思う。要するに日本人は腐っているのだ。日本人は、善や正義ではなく、損得や欲望を優先する民族だからそうなるのだ。人間は自分が悪であることに耐えられるほど強くはないが、日本人は本音と建前を使い分けることでその弱さを克服している。建前と本音によって他人も自分も騙すのだ。そして、悪といってもアイヒマン的な小悪党的な卑小な悪人にしかなれないのだ。ただし、その悪は陰険にひとをとことんまで追い詰める陰湿な悪であったりする。また、集団になれば虐殺など残忍な暴走もする。さて、このような民族など滅んでしまった方が良いのではないか?いずれにしても、かなりの多数派がこのような輩ばかりで、改善する可能性は極めてゼロに近い。なので日本から脱する方が良い選択だと思う。

10月8日(日)
今週のマル激は中北浩爾さんを招いて連合(労働組合)についての話だった。大変勉強になった。ただ、私はガラポンしかないと思っていて、90年代から日本は構造改革すべきだとずっと思い続けていて、日本の労働組合も企業別ではなくて産業別・職能別に変わるべきだと思っている。しかし、30年経っても何も変わらなかったので無理だと諦めた。確かに、こんな日本でも時間が経てば変容はするだろうけど、いつもの日本の如く、どんな素晴らしいシステムも換骨奪胎して自分たちに都合の良いようなシステムに変えてしまうだけだと思うので、それを外から眺めるしかないと思うようになった。つまり、外に立脚点を持つ方が手っ取り早いと思うのだった。

また、冒頭に神保さんがジャニーズ問題を取り上げていてジャニーズの資産の継承について言及していて興味深かった。日本の芸能事務所って、タレントを育成して送り込む代償に、そのタレントが売れてもその報酬を長期に渡り吸い上げるという仕組みじゃないかと思う。もう育成とか止めてエージェント制にすれば良いんじゃないかと思う。タレントをわざわざ育成しなくても自分たちで鍛錬して上がってくるんじゃなかろうか?ちなみに韓国ではそうなってなかったっけ?

Netflixオリジナルドラマ『セックス・エデュケーション』がシーズン4で完結した。シーズン4はちょっと肩透かしのようなシーズンだったが、このドラマ自体は大変面白かった。個人的にはシーズン1とシーズン2が好きで、シーズン3はぐちゃぐちゃで、シーズン4はシーズン3のぐちゃぐちゃを回収せずにリセットしてとりあえず取り繕ってドラマを締めくくったという感じが私はしている。そんなわけで前半に比べて後半は少し面白さが下がったかもしれないけど、性に関する話題をこんなに面白く取り上げたドラマはなかなか無いので、Netflixのお薦めの名作ドラマとしてずっと残して欲しいと思うし、多くのひとに見てもらいたいと思う。

10月14日(土)



悲劇。しかし、さらなる悲劇が始まる。当面、この悲劇は避けられないのだろう・・・。この悲劇の原因は何か?ハラリの言う通りで、政治に問題があり、イスラエル国民がネタニヤフのような人物を選んだことが問題だ。ただし、民主主義の所為にはしたくない。民主主義が悪く作動したからといって、民主主義の代わりに独善的な独裁や全体主義国家になればもっと悪くなると思うからだ。結局、私たちはもっと学ばねばならない。そして民衆が賢くなって世界をより良くする知恵を身につけなければならない。

今週は安田浩一さんが病気のためにNoHateTVが休みだったので寂しい一週間になってしまった。しかもポリタスTVとのコラボ企画回だったのに延期になってしまって、とても残念だった。なんともマイナーな番組らしい感じで、ここぞというときに病欠するというお粗末さだった。いや、ちょっと失礼な言い草になってしまった。でも、NoHateTVのファンとしてはマイナーであり続けて欲しいという気があって、NoHateTVのマニアックさは『タモリ倶楽部』的な感じがあって世間一般のひとは知らないけど自分は知っている的な楽しさがある。

そうそう、自分で書いて思ったけど、NoHateTVって、政治・社会ジャンルの『タモリ倶楽部』というのが一番近いイメージだ。そして、NoHateTVのテーマは差別で、人種差別、ジェンダー差別、障害者差別と、あらゆる差別を取り上げる番組だと思う、いや、そうあって欲しいと思う。それで思ったのだが、セックスワーカー差別というのがあって、リベラル系の番組でセックスワーカー差別を取り上げることができるのが、唯一、NoHateTVだと思う。ポリタスもデモクラシータイムスも、その他の番組も、表立ってセックスワーカー差別は取り上げられないと思う。なぜなら、もしそれらの番組でセックスワーカー差別を取り上げたら女性視聴者の支持を大きく失うからだ。だから、なかなか表立って取り上げられないのだと思う。しかし、NoHateTVは元々失うものはそんなに無いと思うから(笑)、セックスワーカー差別もしっかり取り上げるべきだと思う。他の番組はお金をかけて見せかけをどんどんキレイにしていくんだけど、NoHateTVは見せかけよりもリアリズムを大事にして欲しいと思う。

10月16日(月)

結局、原因はメモリ不足だったそうな。

Colaboに関しては、私自身は事業内容がかなり怪しいと今でも思っている。領収書を出さないとか視察を入れないとか「なぜ?」と思うことが多いからだ。通常はどちらも義務だと思う。被支援者を守るためという建前らしいが、被支援者を守りつつ会計や事業内容を明らかにすることは十分できると思う。それに実質的な意味で被支援対象者にアウトリーチできているかという疑問もある。Colaboは実質よりは形式だけ繕っているように見えるのだ。そして、Colaboはおおよそラディフェミの思想に基づいて行動していると思う。つまり、セックスワーク否定論だ。私はラディフェミのセックス観は偏った偏狭なセックス観だと思っている。その狭いセックス観の小さな枠組みに他者を抑え込むのは間違っていると思う。そもそもラディフェミと同じ思想の女性はセックスワークには近づかないと思う。仮にどうしても経済的な理由でセックスワークを始めても長続きしないし、目的の金額に達すればすぐに辞めてしまうと思う。むしろ上手く利用していると言えるかもしれない。多くの場合、セックスワーカーは自分にとって昼の仕事よりも夜の仕事の方が楽で稼ぎが良いと捉えているのではないだろうか。昼の仕事の方が夜の仕事に比べて苦痛で割に合わないと。つまり、セックスワーカー自身はあまりセックスワークそのものを蔑んでいないのではないか。酷い客を蔑みはしても。結局、ラディフェミのやっていることはセックスワークに対する偏見や差別意識を助長しているのではないかと思う。そして、本当にアウトリーチを必要する人はどのくらいいるのか、実際はかなり少数ではないかという気がしている。さらにその必要な人に対するケアも選択肢を示すだけで十分な場合が大半ではないだろうか。つまり、アウトリーチ事業そのものがそんなに必要なんだろうかと思う。ただ、暇空氏はそもそもは別の理由でColaboとの闘争を始めたことだと思う。とはいえ、事業に対する疑問は疑問で住民監査請求など法的な手続きをとって争うのは自由だとは思う。その中で名誉毀損があれば訴えられるだろうし、それを見た外部の支援者が現れるのはそれも自由だと思う。こういったことにエネルギーを消費するのはColaboにとっては徒労だろうが、不鮮明だったり杜撰だったりする会計や事業内容に原因があるとも思う。ただ、コロナ給付がセックスワークは不健全だという理由で除外されるなど当事者が疎かにされるのはそれこそ本末転倒ではないかと思う。

10月17日(火)
この市長は古い考え方で不登校について何も勉強していないのだなと思う。

10月18日(水)
今回は1時間半遅れてスタート。先週、安田さんが病欠で番組が無かったので楽しみにしていたが1時間半も遅れて待ちくたびれてしまった。ところが、野間さんもスタートした時点でかなり疲労していて1回休めばよかったのにとも思った。やはり、先週、ポリタスTVの準備をしたために設定がいろいろと変わったためだろうかと推察。さて、内容は日本保守党結党の話、暇空vsColabo裁判の話、仲岡弁護士脅迫事件の話、松村・台東区議のLGBT差別発言の話、名古屋入管による救急車追い返しの話、クルド人ヘイトの話、Dappi裁判の話などでした。途中、猫が浴室に閉じ込められる案件が発生したのが記憶に残っている。また、最後に安田さんがビジネスホテルの大浴場に間に合いそうで良かったという話だった。ポリタスだと津田さんと青木さんが入浴後のさっぱりした感じで浴衣でのんびりムードで談話するのに対して、NoHateTVは対照的だった。クルド人に関しては今後取り上げてくれるそうで勉強になりそうで楽しみである。もちろん、ヘイトは楽しみではないのだが。それから、暇空vsColaboの件だが、上記で述べたが私自身はColaboに対しては懐疑的である。そして、Colaboはフェミとはいえラディフェミに近い。ここはややこしいので見極めは注意しなければならないと思う。

10月19日(木)
アイヌ差別で札幌法務局に差別認定された杉田水脈議員が、今度は在日コリアンに対しても大阪法務局から差別認定された。今更ではあるが。ちなみに松野官房長官の発言で「不当な差別的言動」とあるが「正当な差別的言動」があるのかと思う。いや、あるわけない。「不当な」という形容詞は不要だ。「差別発言は許されない」というべきだ。

アマゾンがMicrosoftと契約。Microsoft365、強いなあ。

10月20日(金)
どうなんでしょうなあ。かつてエルピーダメモリがすったもんだの挙げ句、米国マイクロンの子会社になったが、キオクシアもそういう末路を辿るということだろうか?電子立国ニッポンと言われた時代が懐かしいなあ。

10月21日(土)
今回は高橋和夫さんをゲストに招いて緊迫するパレスチナ情勢の話で大変勉強になる話だった。イスラエルとサウジアラビアの正常化交渉の話でイランがでてきてハッとした。

10月24日(火)
杉田水脈は参議院議員であるので公人だ。なので人権侵害があったら公にされて当然だ。また、非公表なのは被害者の側であって、加害者である杉田水脈に対してではない。杉田水脈は加害者であるにも関わらず、反省するどころか公表されて不快感を示すとはモラルが欠如している。政治家としての資質が無い。さらに、今回は公表されたが、もしかしたら圧力をかけて非公表にしている前科があるかもしれない。そして、そもそも杉田水脈のこれまでの発言は差別発言に溢れており、日本を代表する差別主義者であることは多くのひとが知っていることだと思う。杉田水脈に投票する有権者や彼女を党から除名しない自民党のモラルを疑う。

10月25日(水)
イスラエルのガラント国防相の「動物のような人間」発言には驚く。これは大変危険な発言だ。虐殺の寸前に来ている。とにかく、停戦してほしい。

10月26日(木)
ふむ。レズビアンのカップルが精子提供を受けて子どもをもうけたりするが、性同一性障害も同様ではなかろうか?生殖能力が残せるなら残した方が良いのでは?

不審死ではないのだろうか?なんとも言えないが。中国、大丈夫か。

10月28日(土)
一体、何人、死ぬんだろう。悲劇。