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2023年6月30日金曜日

NEWS2023.06


6月5日(月)
日本は呆れるほど補助金依存になっていると思う。補助金に依存するようになると市場競争で生き残ろうと努力しなくなる。そんな努力など止めて補助金に依存していれば楽に儲かるからだ。そして、日本がここまで落ちたのは技術力で負けたからだ。IT革命に対して日本は適応できなかった。大企業が幅を利かす垂直統合型で、新興企業が自由に競争・活動する水平分散型になれなかったからだ。日本の歪んだ血統主義が背景にあると思う。この問題はずっと指摘されつづけてきた。にもかかわらず、それでも変われなかった。だから、今後も変わらないだろう。したがって、日本がかつてのような繁栄を取り戻すことはない。

6月7日(水)
仲岡しゅんさんという方を初めて知った。なんとも凛々しい会見で見入ってしまった。また、野間氏がターフをようやくヘイターとして扱うようになった。さて、ではコラボはどうなんだろう?ちなみに私は松沢呉一さんと同じでコラボに対して懐疑的である。

6月14日(水)
先週に引き続き、野間氏がLGBTQを差別するフェミニストも敵認識した回だった。さらに差別がすべて同じだというのも納得だった。人種差別・ジェンダー差別・障害者差別の3つ。それにしても、日本はいかにマイノリティを差別する国であるかだ。「日本人はみんな同じ」という感覚が強い。多様性を認められない。植物に例えれば、日本人はみんな「稲」だと思っているフシがある。ところが、自然はジャングルで、樹木があれば、シダやコケやキノコもある。ところが、みんな、「稲」のように生きろと押しつける。他者がシダやコケやキノコのようなライフスタイルをとることを容認できないのだ。しかし、それは自然に反する。だから、みんな、窮屈になる。「稲」であることが合っている者と「稲」を利用する者だけに都合の良い社会になる。だが、そのようなモノカルチャーでは社会は痩せ細っていく。江戸時代の人々が身体が小型だったように、いずれ日本社会も豊かさのない貧しい社会になっていく。しかし、残念ながら、日本人にはそれが分からないのだ。文明が衰退するとき、愚かなことをやっているなと外からは分かったりする。外の人々は中の人はなぜそんな愚かな行為をしたのか、愚かさに気づかないのが不思議に思ったりするものだ。今、日本に起こっているのはそういう内部の衰退現象だ。

6月16日(金)
「LGBT理解増進法」は、実際はマジョリティが不快にならないようにLGBTが配慮するように促すという「LGBT差別増進法」になってしまった。そもそもG7から日本のLGBT差別を解消するように促されて、岸田首相は今回の法案を急いで成立させたわけだが、真逆の法案を作ってしまっている。名称だけ「理解増進」と謳っていれば、岸田首相はG7を騙せると思っているのだろうか?日本人は本当に物事の本質を理解する能力が欠けているとつくづく思う。これでは日本人とはまともに話し合いができないではないか。それにしても、もはや日本は先進国では無いのだと思う。むしろ中国やロシアと同じだ。LGBTに対して差別的な法律を定めてしまったわけだから。結局、日本は先進国には成れなかったのだと思う。明治の頃から脱亜入欧などと言って日本は文明国に成りたがっていたが、結局、理解できなかったのだ。

日本の経済が衰退するのはもはや免れない。技術力も低下する一方だろう。おそらく、日本は企業が支配する社会になる。企業も世襲が大半になっていく。日本には社会というものが存在しなくなっていく。いや、元々、日本には世間はあっても社会は希薄だったのだが、それがさらに加速する。江戸時代は能力がなくても家柄だけで貧富が決まったが、それに近くなるだろう。人々から活力が失われ、暮らしは窮屈になっていく。金持ちの横暴が当たり前になって、人権が軽視されて、ある種の身分社会が形成されていくと思う。幕末の頃はそういった風潮に嫌気がさして、下級武士は剣術に走ったり洋学で実力をつけようとしたりした。そして幕府を打倒して明治政府を樹立したが、今度はそうはならないだろう。嫌気がさしてチャンスと能力がある者は海外へ脱出するだろうからだ。だが、チャンスも能力もない者はこの日本ですり潰されていくのだろう。虐げられた者は精神を悪しき固定観念に縛られて生涯をすり減らしていくしかないのだろう。今は高度経済成長期の遺産があるから豊かに見えるが、もうじきそういった遺産も寂れていくだろう。残念だけど仕方がないと思う。明治維新で日本が東アジアの中で先駆けて繁栄したことや戦後も日本が高度経済成長を成し遂げたことは本当に奇跡的だったのだと思う。日本の時代は終わったのだ。日本は再び東アジアの貧しい国に戻る。それが本来の姿なのだろう。ただ、高度成長期を経験した日本人は幸運に恵まれていたといえる。当時の貧しい国々を押しのけて、高い位置から多くを見ることができたのだから。そういった日本人は日本から飛び出して活躍する道を模索すべきだ。日本は国としてはもはや繁栄することはないが、個人としてはまだ世界に飛び出していける者もいるはずだ。このまま不自由な日本で人生を棒に振ることはない。日本を飛び出して人類社会の本流と合流すべきだ。

6月18日(日)
雑談できないひとが増えたのは感じる。でも、私の周囲の環境はちょっと特殊だからなあ。

6月19日(月)
ちょっと前のニュースだけど、最近、石川温さんのポッドキャストで知った。半導体に力を入れても国内に半導体を使うメーカーがいなくなればダメじゃないかという話だった。確かにそうだと思う。ちなみに記事内でも指摘されているが、シャープは親会社がフォックスコンだから日本の企業ではない。いつまでシャープを国内企業だと言うつもりだろう。

6月21日(水)
ツイッターでちらほら見かけた森奈津子を初めて映像で見た。また、維新の高石康なる人物を初めて知った。

6月24日(土)



今週は日本がとても差別的な国だというのが分かるニュースが多かった。海外の白人至上主義者が日本を理想というのも分かる。日本人の差別意識は無意識に刷り込まれているので、「日本人が差別的だ」と言われると心外だと怒り出す。ところが、実際はとても差別的な国民だ。例えば白人と黒人のトイレを分けるのは差別だと分かるかもしれないが、シス女性とトランス女性のトイレを分けるのは差別だとは気が付かないのだ。在日韓国朝鮮人が公職に就くことが無いのも日本人は差別だとは考えない。それで当然だと思っている。だからナイキのコマーシャルで差別を指摘されると憤慨したりする。障害者の強制赴任も同様だ。障害者には生殖の権利がないと思っている。日本人は自分たちが気付かないだけで、実際はとても差別的な人たちなのだ。

維新が支持を広げている。今の日本に相応しい。日本の劣化が著しいが、それに相応しい政党だ。戦前、多くの国民が軍国主義を後押ししたが、結局、日本人は戦前と同じで変わらない。

繰り返しになるが、心ある者は日本から脱却することだ。劣化する日本に固執しても時間と労力のムダになる。それよりは外部に足場を作ることだ。もう1つはコミュニティを作ることだ。このコミュニティは外部に脱却のための集合知を形成するのにも役立つだろうし、内部に対しては日本の劣化に少しでもブレーキをかけるのに役立つだろう。ただ、劣化を推める保守たちもコミュニティで対抗するだろうから、この内部への闘争は無意味になることも多いだろう。そして、何より大多数の日本人自身が無思想で損得勘定で動くから、変わり身が早い。それはプラスに作用する場合もあれば、マイナスに作用する場合もある。だが、根本は物事の本質を見極める能力が欠如しており、信念に欠け、目先の損得勘定で行動するから所詮は利己的な烏合の衆に過ぎない。この国民性はどうやったって変わらないだろう。日本人は人類の文明社会の歩む道から外れた島国の特殊な独特の人たちになるだろう。したがって、冒頭に戻るが、心ある者は日本から脱却することが一番の処方箋になる。

6月28日(水)