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2022年9月30日金曜日

NEWS2022.09

 
9月4日(日)
あっ!やっぱり、ヘイトクライムの法整備が必要なんだよね。

9月5日(月)
政治的に思想や目的があるひとではなさそう。上昇志向があるだけって感じがするなあ。ま、どうなることやら。

9月6日(火)
先の東京オリンピックが始まる前は史上最も費用のかからないオリンピックとなるはずが、終わってみれば史上最も費用のかかったオリンピックになったからねぇ。国葬終了後に経費を示すでは信用できないよねぇ。

9月7日(水)
日本の凋落が止まらない。以前なら円安は輸出が伸びると喜んでいたかもしれないが、今は家電や半導体などの輸出産業がダメになったから売るモノが激減してしまった。逆に原油高・材料高で暮らしが苦しくなる。

補助金が無くなれば、リッター200円くらいになるのだろうか?以前は110円くらいだったはずだから、2倍になるってことかな。となると、輸送コストも製造コストも高くなる。

勉強になった。写真があるとイメージしやすいので良かった。


9月8日(木)
第一印象では多いなと思ったが、山谷えり子など何人か入っていないらしい。実際はこれよりも多いのでは。鈴木エイト氏ももう少し多いんじゃないかと言っていたようだし。想像以上に根深い。

国会を開かないのは良くないが、閉会中審査に出席したのは良い。国葬なら国会を通すべきだし、政府は国葬儀とかいう屁理屈をこねるべきではない。ただ、なんとなく感じるのは、岸田首相は党内ばかりを見ていると思う。岸田首相としては統一教会問題で清和会を叩いて自民党内における影響力を弱め、一方でゴリ押しで決まった国葬に対して首相として矢面に立って形式上は清和会や麻生派への義理を果たしているというのが見て取れる。岸田首相は最大派閥ではないから党内バランスをいかにとるかに苦心している。もちろん、派閥争いを上手く利用したいのだろう。岸田首相としては任命責任を問われて辞職に追い込まれるのが一番嫌なところだろう。しかし、今のところ、仮に点検漏れがあった場合、自己責任で当該の議員が辞任すれば済むという形になる。岸田首相にまで累が及ばずに済みそうだ。概ね辞任しそうな可能性が高いのは清和会系だ。そうやって清和会を削っていける。支持率が低いのも岸田首相にとってはかえって好都合だ。自民党議員自らが解散を望まなければ、岸田首相は政権の座から追われることはないからだ。そういう中長期の見通しが立てば、岸田派になびく議員も出てくるだろう。支持率が下がれば下がるほど、次の選挙を考えれば閣僚ポストが欲しくなるだろうし。そんなわけで岸田首相としては、政権維持を目的とするならば、上手くやっていると言える。しかし、本当は、日本経済が大変苦しい状況にあるのだから、それをどう問題解決するかを目的としてもらいたいのだが。

9月9日(金)
韓国はトカマク型なのか。ふむ。

安倍晋三が亡くなってメディアが忖度しなくなってきたのが感じられる。まだまだ不十分ではあるが、今までが異常だったのだ。ただし、メディアがジャーナリズム精神を持っているかというとそこは甚だ疑問で、基本的には金儲けがベースにある。また、ネットの普及で旧メディアの影響力が少しずつ弱くなってきているのが感じられる。それから、さすがに頭の悪いネトウヨも安倍晋三と統一教会の蜜月関係には説明がつけられないでいるように思う。もちろん、根底的な彼らの保守性は変わらないが。ネトウヨたちは見たいものしか見ないようにしているのだろう。それでもかつてよりは停滞しているようで、リベラルとしては彼らの停滞は良いことだと思う。リベラルとしては、今のうちに地固めをしたいところ。啓蒙が大事だ。英国のガーディアンみたいな新聞が日本にあれば良いのだがなあ。それとリベラルとて一枚岩である必要はないと思う。例えば、反ポルノ・反売買春のようなラディカルフェミもリベラルの中にあっていいと思う。それはリベラルの多様性につながる。もちろん、私自身は彼らの主張には反対だが、彼らの頑固な主張は幾ら批判しても変えられないとも思う。世の中、一様にはならないものだ。ところで、SNSというツールに対して人々が慣れてきたような気がする。第5の権力と言われたSNSだが、メッキが剥がれて、その特性がだんだん人々にも分かってきたのではなかろうか。SNSには良い面もあれば悪い面もある。SNSに過度に振り回されてはいけないと気づき始めたのではないか。SNSの虚実の嵐に対して現実と繋ぐアンカー(錨)をそろそろ意識し始めるのではないかと思う。

9月12日(月)
とりあえず、玉城氏が当選して良かったでござる。

ううむ。なんだか凄い。夢のエネルギーが実現するかもしれない。

9月13日(火)
何年か前のビデオニュースでも指摘されていたが、稚魚まで獲ってしまう日本の漁業が間違っている。政治家がリーダーシップを発揮してちゃんと調整しないといけないのに、それができないでいるから、資源がどんどん枯渇してゆく。もちろん、漁業者が取り尽くすのも悪いわけだが、彼らからすれば生活がかかっているわけで。しかし、それではいずれ資源が枯渇する。

私はゴダール監督作をあまり知らない。いつか勉強がてら見なくては。

この問題、ちょっと難しい。インクルーシブにした方が社会には障害者も存在するんだということが健常者にもより実感できると思う。障害者が目に触れない所にいると社会があたかも健常者だけで構成されていると勘違いしやすい。健常者の視野・思考が狭い狭量なものになってしまう恐れがある。障害者を人種に置き換えると分かりやすいかもしれない。白人と黒人を分離するのは人種差別だから問題だよねというのはすぐ分かるし、白人だけで社会が構成されていると勘違いされると恐い。ただ、日本の教育は詰め込み式で悪くいえば視野狭窄的になりやすいのだが、障害者がその教育環境に適応できるかどうかは考えねばならない。いずれにしても、完全に分離してしまうと社会の多様性に気づかない視野狭窄な人間になってしまう危険がある。だから、健常者と障害者が交われる機会を増やすことが重要だし、そこでは必ずいろいろと摩擦が起こって問題が生じるだろうけど、じゃあ、その問題解決のためには何が良いことかを考え行動する経験になると思う。実はそれが重要な経験で、それは若いうちにした方が良いと思う。日本は事なかれ主義になりがちだが、この場合、事が起こること、問題が起こることが大事だ。

自民党は民主党政権時代を”悪夢の民主党政権”というけれど、実際は民主党政権の方が経済は良かったんだよなあ。ところが、日本の有権者にはそれが分からないんだよなあ。ホント、不思議だよなあ。結局、キャッチコピーしか見ていなくて、数値では見てないんだよなあ。ほんとに日本人ってアホだよなあ。

9月14日(水)


9月17日(土)
鬼の十則、懐かしい。聞いたことはある。法人営業とかやってると確かに学ぶべき点はあると思う。ただ、過労死するまで働くのは違う。ともかく、電通ってよく知らなかったので勉強になった。そういえば、小泉純一郎以来、自民党がT2とかいう電通のチームと関係があったと思うのだが、あれはどうなったのだろう?そもそもあれはどんなチームなんだろう?私のイメージではB層にターゲットを絞った選挙戦略を展開したというのがT2のイメージなのだが、本当のところはどうなんだろう?

日常生活でインフレがじわじわと実感できるようになってきた。年末頃にはもっと厳しくなっているのかもしれない。たまたまテレビを付けたときにインフレを話していたワイドショー番組があったのだけど、すごい余裕な雰囲気で話してて驚いた。いや、そこは余裕かましてる場合じゃないと思わず叫びたくなった。私が子どもの頃は日本は資源のない国だから技術で稼がないと日本はとても貧しくなってしまうと教え込まれていた。今や、その技術も他国に抜かれてしまっている。「どうするんだ!」と思わず語気を荒らげてしまいたくなる。本当に真剣に考えた方がいい。ただし、工業立国に後戻りは難しい。なぜなら米国や中国が許すわけがない。せいぜい低賃金労働国に貶められるだけだ。だから、日本は知識社会化しなければならないけど、知識社会も決して生易しいものではない。たぶん、それはそれで過酷な社会になる可能性が高い。いずれにしても個人は諦めずに学び続けてスキルを上げていくことだ。

9月19日(月)
核融合は手の届く所にある 設計、材料、制御…主要な課題に解決の見通し 何としても日本の手でやり遂げ新たな基幹産業に
どの国も核融合を自国で達成したいと思っているよね。中国なんかは月への進出を進めていて、核融合の燃料になるヘリウム3の採取を目論んでいると思う。日本にはそんな深慮遠謀な戦略はできないよね。そもそも日本には戦略そのものが無いのよ。これは戦前からそうだと思う。石原莞爾が東条英機を批判して言ってた。「東条とは議論できない。なぜなら東条には、そもそも戦略そのものが無いから(笑)」って。

9月21日(水)
黒人の女の子が喜んでいる姿を見て思わず落涙するほど感動してしまった。まさかNoHateTVを見てこんなに感動させられることがあるとは思わなかった。さて、日本人には白人崇拝とアジア人蔑視の2つの人種差別があると思う。いつからかはよく分からないけど戦後からかもしれないし、脱亜入欧と言って文明を称揚してた明治以後からかもしれない。でも、戦争が始まったら鬼畜米英とか言ってたから途中で違ってた時期もあったかもしれない。この間、たまたま少女漫画雑誌の創刊号の表紙を見たら、『マーガレット』も『フレンド』も金髪の白人少女だった。この頃から刷り込みがあったのかもしれない。ただ、ディズニーはもう随分前から多種多様な人種を起用してたと思うし、それを見て感心もした。グローバルなマーケティングを考えると、世界中の子ども達に届くような作品にするためには多種多様な人種を起用するのは当然だとも思う。ただ、その頃から日本人の観客には違和感を訴える人がいたのも事実だ。私が覚えいているのは映画『シンデレラ』(2015)で王子の親しい重臣役が黒人だったのだが、それに違和感や不快感を唱える日本人がいた。そもそもシンデレラはおとぎ話だから人種は関係ないはずなのに、それに異論を挟むのだ。やはり、根底には白人崇拝があると思う。そういえば、『家畜人ヤプー』も白人崇拝だったっけ(笑)。勘弁してほしい。ちなみに『ハムレット』(1996)の映画でも確か侍女役かなにかで黒人女性が出演していたことがあったように思う。記憶が不確かだが。ハムレットはデンマークが舞台なんでそのときは不思議に思った記憶がある。ところで、富野由悠季のガンダムシリーズなんかは割りと多人種世界で感心したことがある。人種の問題ってなかなか難儀で、ホワイトウォッシュとかはあまり言い過ぎるのはどうかと思うが、かといってそれを看過していると人種問題がいっこうに解決する方向に向かわないというデメリットもある。人種差別的だからという理由で『風と共に去りぬ』を一切見せないというのもどうかと思うし、一方で、SNSで俳優の起用とかで人種差別的発言が横行するのも問題だ。いずれにせよ、人種差別問題は非常に根深い問題で一朝一夕には解決しない問題で、差別意識はないと思っていても実は無意識に差別意識が刷り込まれている場合もあって、やはり、この問題に対しては意識的になっておいた方が良いと思う。

9月23日(金)
非常にシンプルなロジックで分かりやすい話だった。ところで国葬問題に時間を費やすのはもったいない。円安など日本経済の問題の方が非常に重要なので。

9月24日(土)
今回のマル激、とても良い回だった。これは多くのひとに見てもらいたい。それにしても、宮台真司さんの知的な懐の深さを感じる回でもあった。

今月は国葬問題で揺れた一ヶ月だった。英国のエリザベス女王が8日に亡くなったことも重なった。エリザベス女王に関しては、私の印象としては、王室経営のためだと思うが、ヘッジファンドに多額の出資をしていて、パナマ文書にもその名を連ねていたというニュースがあったと思う。(今はパナマ文書ではなくパラダイス文書と呼ばれているのかもしれないが。ちなみにパナマ文書絡みでジャーナリストが殺されたと思う。)それから、米国の女優でスーザン・サランドンが以前、エリザベス女王の近くに同席したことがあって、そのとき彼女は女王に挨拶として握手を求めにいったと思う。膝を曲げるカーテシーとかいうお辞儀が通常なのだが、共和主義者は君主に膝を屈しないのだろう、彼女はカーテシーをせずに対等な握手の挨拶をしにいったと思う。そのとき女王は少し怪訝な表情を見せたと思う。私もスーザン・サランドンに賛成だ。人間は、本来、対等だ。貴賤など設けるべきではない。まあ、敬礼したい者は敬礼すればいいが、敬礼したくない者は敬礼しなくていい。それは個人の自由だ。さて、国葬だが、そもそもが国葬儀という変化球というか屁理屈を日本政府は投げてきた。いい加減にしてほしい。ただし、これは議論するほど重要な問題ではない。今、大事なのは円安問題だ。この円安は回復しそうにない。おそらく、年末頃にはそれがもっとハッキリして人々の生活に如実に表れてくると思う。防衛費を倍増なんかしている場合ではない。というか、もってのほかだ。国民の生活が目に見えて困窮してくるだろう。一体、そに対して日本政府はどうするつもりだ。いや、セーフティネットを強化するしかないのだが。ただし、それは根本的な解決ではない。今まで安易な円安政策や金融緩和でお茶を濁して、根本的な解決策である産業構造改革に手をつけてこなかったツケだ。今から手をつけても遅すぎるかもしれないし、一朝一夕にV字回復することなど見込めないわけだが、それでもやるべきだ。日本は最早、経済大国でもなんでもない。そんな見栄はかなぐり捨てて、国民を飢えさせないために日本政府はロシアにケチをつけるのも止めて、米国に無料で追随するのも止めて、経済優先でやり繰りするべきだと思う。もはや日本は瀕死の小国になりつつある。生き残るために、国民を死なせないために必死にやりくりすべきだ。

9月26日(月)


9月27日(火)
結局、昼間なので全然見てないし、テレビも見ないのでネットのニュースで少し見たくらいだった。もちろん、反対なんだけど、それ以前に興味が無かった。

9月28日(水)
自転車による撮影で国葬儀の周辺の様子が分かって興味深かった。ただ、なんだろうなあ、イベント化してて、死者を悼むというのが日本人にはできなくなってきたのかなという気がしている。日本のナショナリストって、どこかリバタリアンな感じがする。私はナショナリストは嫌いだけど、日本のナショナリストは本来のナショナリストとは少し違う感じがして、商売としてナショナリストをやっている感じがすごくする。端的に言えば、程度の低いナショナリストに思える。私はリベラルなんだけど、ナショナリズムがそんなんでいいのかなと他人事ながらちょっと心配になった。

9月30日(金)
正直、Googleには呆れている。アプリなどのサービスなら分かるが、小売のサービスで儲からないからすぐに止めるというのは消費者側としてGoogleを信用できない。GooglePlayMusicのときもそうだ。サブスクに替えるからといって単体の音楽販売を止めてしまうのは正直がっかりした。もちろん、視聴者の視聴の仕方が変わって音楽はサブスクで聴くのが当たり前になる可能性もあるが、それはまだハッキリしていない。今後、恐ろしいのは書籍と映画だ。特に映画はGooglePlayMovieはGoogleTVとの統合を図る際にサブスクや他のサブスクサービスの上位のプラットホーム化を担おうという意図が感じられて、その結果、単体の映画販売から撤退する可能性が見える。音楽と違って映画のサブスクは全作品を網羅するのは難しい。一定期間をサブスクで視聴可能にしてその期間が過ぎれば視聴できなくなってしまうという形態になる可能性が高い。そうなるとある作品を見たいときに見るというのができなくなってしまう。だから、映画は単体で購入可能にしないとダメだと思う。しかし、Googleにはその意識が見えない。いつかアッサリと撤退しますなんてなりかねない。もし、そうなるとAmazon一強になってしまうかもしれない。それは避けたいと個人的には思っている。一社が独占するのは市場経済として絶対に健全ではないと思うからだ。しかし、このままの流れだとAmazonが小売で独占する可能性が高くなってきた。Googleには小売り関係のビジネスは粘り強く続けてもらいたいと思うのだが。ただ、Googleのビジネス自体はネットの広告業で、それだけに絞った方が利益率は高くなるのだろうと思う。企業としてはその方が効率的なのだろう。しかし、かつてのGoogleは単なる営利企業では無かった。Googleマップなど世界のインフラを提供する、まるで世界政府のような企業だった。すでに創業者たちは一線から身を引いてしまったから、後を継いだ経営者がどう進めていくか。かつてのような普通の企業ではない、Google特有の運営というのが難しくなっていくのではないかと残念に思っている。

まとめ
今月は、世間は国葬で揺れた月だったように思う。しかし、もっと重要な問題があって、円安で日本経済がとうとう崖っぷちに立っているのが明らかになってきた月だった。おそらく、この円安は回復しない。むしろ、さらに円安が進む可能性が高い。その上、原油高だ。ウクライナ紛争が原因のひとつではあるが、円安も原油高の一因になっている。年末頃には円安・原油高がもう10円から20円進行しているかもしれない。1ドル155円、ガソリン価格が現在は補助金で抑えられているが補助金は段階的に無くしていくから、1リットル180円くらいになるかもしれない。1ドル144円から155円、1リットル165円から180円へ上がるわけだ。ザックリだが、そうなるとすべての価格が1.5倍くらいの価格にならざるをえない。もちろん、当面は賃金は上がらない。そうなると、生活は苦しくなる。特に低所得層は今でも生活がキツいのにさらにキツくなる。コロナの影響で失業した人が増えて自殺者が増加している。年末から新年以降、さらに増えるだろう。おそらく、日本人の意識も変わってくると思う。悪い意味で危機意識が高まると思う。要はさもしくなる可能性が高いと思う。ほとんどの人たちが政治や社会に無関心だったから、政治や社会を変えることに関心が向かず、むしろ自分自身のことだけをさらに考えるようになると思うからだ。下り坂を下り始めたら、多くのことが悪い方向に変わると思う。治安が悪くなってセキュリティを強化する必要が増えて生産効率が悪くなるだろうし、皆、利潤を得ようとしていちいち交渉が増えてスムーズに物事が進みにくくなると思う。それは劣化以外のなにものでもない。光熱費や燃料費も増えるから夏や冬に生活環境が厳しくなる。しかし、日本の財政を考えるとまだこの程度の円安でも甘いとも思える。債務残高がGDPの260%くらいあるはずだ。ということは、債務残高をGDPの100%程度に抑えようとすれば2.6倍までインフレを進めなければならないからだ。考えただけでも恐ろしい。ソ連が崩壊したときにハイパーインフレになったが、ソ連の年金生活者たちがその後どうなったか。卵が高くて買えないと嘆いていた老人たち。彼らはその後どうなったか。今度は日本人がそういう立場になりつつある。確か、マグロか何かの海産物で日本が買い負けしたというニュースを見たが、円安が進めば食品価格も上がってくる。世界の人口が増えているので、食料価格の高騰にさらに拍車をかけるだろう。これからの日本人は生活に精一杯で文化とかに消費を費やす余裕がどんどん減っていくと思う。日本は戦後の高度経済成長で物質的に豊かになったが、文化などの面で欧州のような蓄積して積み上げていくことをしてこなかった。それでも例えば日本の出版文化はアジアでは飛び抜けて素晴らしかったと思うが、今後はそれすらも期待できなくなるように思う。多くのひとが生活でつつ一杯で知識などにお金をまわせなくなる。本来は知識社会に向かうべきなのに、日本は工業社会から知識社会に乗れなかったために、結局、下請け国になる可能性が高い。中国は先進技術を奪われるような間抜けなことはしないだろう。韓国や台湾も小国ゆえにそこは絶対に手抜かりがないように注意するだろう。となると、日本はやはり下請け国に甘んじるしかないように思う。特に日本人は物事を本質で考えることができないから、上からの命令に忠実に従う国になりやすい。「それはおかしいだろ」って言えないのだ。上から「理屈じゃねぇんだよ」って言われたら、「ハイ、承知いたしました」って素直に従うんだと思う。日本人は理不尽な要求に対しても、内心不満に思いつつも隷属するんだと思う。そして、それは日本人の中でさらに上下関係を作って下へ下へと押し付けていくんだと思う。でも、そういう日本を日本人は変えようとはしないと思う。むしろ、変えようとすると出る杭は打たれるというようにかえって叩かれると思う。とまあ、そんなわけで、結局は早く見切りをつけて日本から脱出した方が一番良いような気がする。