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2021年5月30日日曜日

NEWS2021.05


 5月2日(日)
売れていると聞いてはいたが、斎藤幸平さんの『人新世の「資本論」』は未読だったので大変参考になった。人口の3.5%が動けば社会が変わるという数値はとても参考になった。オルタナティブの可能性として、こういう動きは大歓迎だ。日本の場合、私塾としてスタートするのが良いような気がする。

日本に欠けているのは、独立した第三者機関だと思うようになった。それは原子力村が分かりやすい事例だと思う。原子力業界に限らず、日本はあらゆる業界で独立した第三者機関が無い。皆、業界の利益のために足並みを揃えてしまっている。ジャーナリズムなど本来チェック機関であるべきなのに、日本ではそうなっていない。様々な業界を中央集権型から分権分散型に変えて、それぞれの業界を独立機関がチェックすべきなんだが、日本ではとてもじゃないが不可能に思えてくる。そして、独立機関を突き動かすのは内から湧き上がる徳なんだと思うが、やはり、日本人にはとても無理に思える。案外、明治維新のときに日本は英国の支配下になっていた方が良かったのかもしれない。そうすれば香港の若者のような民主派が日本に育っていたかもしれないからだ。日本だけで今の日本を改革するのは不可能なように思う。戦後の高度経済成長が日本の頂点だし、そこが日本の限界だと思う。日本は観察対象としてはユニークだとは思う。悪い意味でのオルタナティブになりうる。もっとも中国だって共産党独裁の全体主義国家になるだろうけど、日本はその下の従属国になるかもしれない。一番下には一番しわ寄せがきてしまい、悲劇的になるものだが。『日本沈没』後のように流民として世界に分散した方が個人としては良いかもしれない。

5月4日(火)
大富豪の離婚。一昔前の財閥と現代は違うみたい。何が原因かよく分からないけど、いずれにしても個人の自由だし、夫婦のことは当人たち以外は分からないんだろうと思う。

5月10日(月)
ふむ。どうも基準を満たしていないそうな。本当にそうなのかよく分からないでござる。

ランサムウェアなんだ。サイバー攻撃が普通の時代なんだなあ。

5月11日(火)
ニューヨークは太っ腹だなあ。

5月12日(水)
姑息。

世界と日本におけるコロナワクチンの普及の違いに唖然とする。それにしても、あまりコロナが長引くと変異のリスクが高まって、それこそ東京ウイルスなんてことにならないだろうか?そんでもって東京ウイルスのワクチン製作が困難なしろもので日本を筆頭に世界に猛威を奮って日本の人口が激減なんてことになったりしないだろうか?ただ、高齢者が激減した結果、年金をはじめとする社会保障が大幅に抑制されて財政難が緩和されたりなんかして。まあ、それはブラックな想像ではあるが。

そういえば、入管法改悪のニュース、ちゃんと追えていない。入管が酷いのはのりこえネットTV(いまはCRACtube)の頃から言われているので、気にはしているのだけれど。ChoseTVやポリタスTVでも番組を組んでたのは知っているのだけれど。人権に関わるとても大事な問題。いや、人命に関わる大事な問題だし。

5月15日(土)
おかまいなしなイスラエル。

5月18日(火)
とりあえず良かった!どういう意思決定過程があったのか不明だが。また、今後も出してくる懸念もある。

5月20日(木)
速くGoogleリーダーを復活させてほしい。そもそもSNSだけで情報収集しようというのがオカシイ。SNSはあくまで目安だと思う。

払ってたのか。う~む。

Microsoft Edgeは今後もあり続けるんだよね?NetscapeNavigatorを潰した歴史を忘れない一方で、Explorerにもお世話になったりもした。

TVを見なくなったんだね。一方で音楽よりもゲームの方が市場が大きくなりつつあるし。文化の地殻変動が起こりつつあるような。

この制裁のやり方はその是非についていろいろと考えさせられる。もちろん、人権侵害は問題なのは当然なんだけど、その方法として制裁が効果的かどうか。


5月21日(金)
元々、日本って機密情報を守るのって難しいような気がする。文書で残さない文化があって、人が伝達しているからその人が漏らしたら即お手上げな気がする。

圧倒的な軍事力の差があるので、なんか一方的な衝突だったのではと思うのだが。

コロナのワクチン接種(の予約)が私の周辺でも聞こえるようになってきた。とはいえ、高齢者ばかりだが。まだまだ時間がかかりそう。一方でコロナ疲れの声も聞かれる。

オリンピックの存在意義は起源を考えれば分かるように平和の祭典なので、世界平和が大前提で基本的にはスポーツマンのためのものではない。だから、意味を考えればオリンピックをやるかやらないかは自ずと判断できる。経済的な理由というのはまさに「欲に目がくらんだ」考え方であって、それは大義名分にならない。日本人は物事の意味を考えることが本当に苦手だということが、非常時にくっきりと表れる。非常時には一度立ち止まって物事の意味を考えて決断せねばならないからだ。ところが、日本人は物事の意味を考えるのが苦手なために右往左往してしまう。一旦、道が定まればそのレールに沿って進むのだが。ただし、その一方で一旦走り出したら止まらないという悪弊もある。日本人は意思決定についてもっと真っ当にならないとヤバい。

5月23日(日)
とても重要な話。が、私の頭が追いつかない。学ばねば。

5月25日(火)
そうなってしまったか。

5月27日(木)
日本人が運営している組織で日本の政府に逆らう組織なんて考えにくい。みんな、権力になびくと思う。むしろ、忖度して自分から権力に情報提供しそうなくらいだ。それが日本。

千田有紀氏の例のトランス女性のトイレ風呂問題を想起。シス女性の意識の問題だと思うのだが。

当然な流れだと思う。むしろ、以前にLegendaryが中国の企業に買収されたことの方が気になっている。昔、SONYがコロンビアを買収したけど、Legendaryはアメリカらしさが残るだろうか?ともかく、大筋としては6大映画スタジオとGAFA、そのストリーミングの覇権争い。ただし、中国の伸びもある。アニメとかの。

まとめ
世界は動いている。しかし日本はまだ迷路を彷徨っているかのようだ。個人レベルで世界の変化に対応していくしかなさそうだ。

個人的には今月は信田さよ子さんの著書を読むことが多かった。DVや虐待、母娘問題などの家族、そして不登校という具合に興味が移っていった。現在は教育に興味が移っており、オルタナティブ教育やモンテッソーリ教育に焦点が絞られつつある。その先には、生涯学び続けることということで、学びの基本形である独学について、自分に最適な方法を模索することに繋がりそう。

コロナ対策や五輪を見ると日本政府の意思決定が実にお粗末なことが見えてくる。同時に日本政府をチェックする監視組織(ジャーナリズムなど)もお粗末だし、それを看過する日本国民もお粗末なんだろうと思う。経済が右肩上がりに安定的に成長しているときは何も考えずにその流れに乗っているが、いざ先行きが見えない変化が訪れると途端にどこに行けば良いか分からなくなる。そして解決策を模索することができない。おそらく、極端な言い方をすると、失敗を恐れて模索することもできない、がんじがらめになっている感じだ。

日本はEUのように知見を蓄積していくようにはできないと思う。また、英米のように変化に対応できるような余力や意思決定力も持てないと思う。独立心とか分権・連邦とか日本人には無理な気がする。また、中国のような強力な国家権力を振りかざすことも難しいんじゃないかと思う。独裁国家の核となる権力の強力な中枢を形成することができないと思うからだ。(アジアや南米にあったような軍事独裁政権や警察国家になる可能性は皆無ではないだろうけれど、それらは杜撰で長続きしないか、長続きするとしても不幸を山積みして延命しているにすぎない。)なので、日本は相変わらず掘っ立て小屋的な動きに終始するように思う。戦後の高度経済成長のような安定が二度と訪れないから、変化に翻弄されて右往左往すると思う。結局、個人とか少数精鋭の少人数でやってくのが一番望ましいんじゃなかろうか。